LIBER(欧州研究図書館協会)

欧州研究図書館協会(LIBER)、Plan Sの実現にかかる手引きに関する声明を発表

2018年12月6日、欧州研究図書館協会(LIBER)のOpen Access Working Groupは、オープンアクセス(OA)推進の10の原則“Plan S”実現のための手引きについて声明を発表しました。

声明では、大学図書館がPlan Sを支援するために必要なこととして、次の5点を挙げています。

・OAにかかる条件等を変革するような契約を結べるよう、出版者と交渉すること。
・Plan Sでの新たな要件について把握し、研究者がPlan Sの基準を満たせるよう研修等を行うこと。
・Plan Sを支援する機関リポジトリを開発し、研究者と学生がリポジトリを利用するよう勧めること。
・DOAJ(Directory of Open Access Journals)等の国際的なOAインフラに協力すること。
・アクセスや長期保存等のために情報をキュレーションするよりもむしろ、情報を出版する側になりOAを直接的に促進すること。

LIBERは、2018年9月に同協会の戦略計画やオープンサイエンスのロードマップの方針と一致するとしPlan Sを支持する声明を発表しています。

欧州研究図書館協会(LIBER)、研究データリポジトリの“FAIRness”の実態に関するアンケート調査を実施中

2018年11月27日、欧州研究図書館協会(LIBER)の研究データ管理に関するワーキンググループが、研究データリポジトリの“FAIRness”の実態に関するアンケート調査の実施を発表しています。

同調査は、リポジトリや搭載されているデータの“FAIRness”に関する分析、FAIR原則遵守のための勧告リストの作成、FAIR原則の定義や遵守に関する誤解の分析、リポジトリ関係者にとってのFAIR原則の遵守と重要性が複雑であることの分析が目的とされています。

リポジトリ管理者や図書館員向けの40項目からなるアンケートと、リポジトリの開発や保守を担当する技術スタッフ向けの25項目からなるアンケート2種類が実施されています。

〆切は2018年末までとなっており、2019年1月にデータの統合・分析が行われます。

Data Repository Survey: Please Share Your Views(LIBER,2018/11/27)
https://libereurope.eu/strategy/digital-skills-services/

欧州の19機関、人文・社会科学分野におけるオープンクラウドエコシステム構築のためのプロジェクトSSHOCを開始

2018年9月20日、欧州研究図書館協会(LIBER)は、欧州の他の18機関とともに、人文・社会科学分野(SSH)におけるオープンクラウドエコシステム構築のためのプロジェクトSSHOC(Social Sciences & Humanities Open Cloud)を2019年1月から開始すると発表しています。

Horizon 2020の枠組みのもとで構築されるプログラムで、人文・社会科学分野のデータ利用者が活用できる、データ・ツール・トレーニングを提供し、機密データの共有・利用のための安全な環境を促すことで、オープンサイエンスのための課題と、 European Open Science Cloud (EOSC)の実現に貢献することを目的としています。

欧州研究図書館協会(LIBER)、欧州の研究図書館におけるデジタル人文学への取り組みに関する小調査の結果を公開

2018年8月27日、欧州研究図書館協会(LIBER)が、欧州の研究図書館を対象に実施した、図書館におけるデジタル人文学(DH)への取り組みに関する小規模調査の結果を公開しています。

この調査は2018年4月から7月にかけ、行われたもので、回答館は22館でした。集計結果が公開されているほか、データ公開に同意した17館については個別の回答データも公開されています。

調査ではDH活動への取組の概要、財源、用いているコレクションの種類(ボーンデジタルか否か、自身がデジタル化したものか外部のコレクションか、あるいはメタデータのみか)やライセンスの状況、研究者との協働の状況等が扱われています。

欧州研究図書館協会(LIBER)、オープンサイエンスに関するロードマップを公開

2018年7月3日、欧州研究図書館協会(LIBER)が、オープンサイエンスに関するロードマップを公開しました。

オープンサイエンスは社会に肯定的な影響を与える力を持っているものの、まだ一般的に行なわれていないとして、研究図書館としてその実現を支援できるよう作成されたものです。

図書館が、組織内外でオープンサイエンスを支援するために取り得る行動を概観しており、「学術出版」「FAIRデータ」「研究インフラとEOSC」「指標と報奨」「オープンサイエンスの技術」「研究の完全性」「シチズンサイエンス」の7つの重点領域における課題、機会、実践的な手順が述べられています。

LIBER Launches Open Science Roadmap(LIBER,2018/7/3)
https://libereurope.eu/blog/2018/07/03/liber-launches-open-science-roadmap/

欧州研究図書館協会(LIBER)、研究図書館のための学術指標の提言をまとめた報告書を公開

2018年6月28日、欧州研究図書館協会(LIBER)のInnovative Metrics Working Group が、報告書“Scholarly Metrics Recommendations for Research Libraries: Deciphering the Trees in the Forest”を公開しました。

同報告書では、研究図書館や情報基盤による学術指標の取り扱い方法や、そのことを支えるサービスの開発を始める方法について、“Discovery and Discoverability”“Showcasing Achievements”“Service Development”“Research Assessment”の4つに分類して提言しています。

また、欧州諸国の状況が多様であることに配慮し、提言は、初級・中級・上級の3つのレベルにわけて構成されており、各館では、現在の学術指標への関与度に基づいて提言を選択することが可能となっています。

欧州研究図書館協会(LIBER)、Linked Open Dataに関するワーキンググループを設置

2018年5月22日、欧州研究図書館協会(LIBER)が、Linked Open Data(LOD)に関するワーキンググループ(WG)の設置を発表しました。

フィンランド国立図書館のMatias Frosterus氏が議長を務め、LODの原則にのっとり、セマンティックな相互運用性を重視したオープンな図書館データのためのガイドライン、ベストプラクティス、ツールの作成を目的としています。

Introducing LIBER’s Linked Open Data Working Group(LIBER,2018/5/22)
https://libereurope.eu/blog/2018/05/22/new-linked-open-data-working-group/

大学・研究図書館協会の国際的な連合体IARLA、行動規範(values statement)を発表

2018年3月5日、カナダ研究図書館協会(CARL)・オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)・欧州研究図書館協会(LIBER)・英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)による大学・研究図書館協会の国際的な連合体“International Alliance of Research Library Associations” (IARLA) が、行動規範(values statement)を発表しました。

研究や学習のための公共財であること、研究や学習のための情報へのグローバルなアクセスを第一に考えること、公共財として情報資源の管理・生産・保存を重視すること、学問の自由・知的自由を原則とすること、多様性・包摂性を重視すること、職務基準・倫理基準を遵守すること、を掲げています。

図書館が、研究や学習に役立つ一連のサービスを実施する最良の機関であることを示すことも目的としており、全ての研究図書館が、キャンパス内の関係者や他の研究機関等との交渉において利用することを推奨しています。

欧州研究図書館協会(LIBER)、デジタル人文学の文献リストを公開

2018年1月29日、欧州研究図書館協会(LIBER)が、デジタル人文学の文献リストを公開しました。

これは、LIBERのDigital Humanities & Digital Cultural Heritage Working Groupが収集した文献をもとにしています。それぞれ特定の分野に焦点を当てた4チームがリストを作成しており、最初となる今回公開されたのは、デジタル人文学関連のポリシー策定やプロファイル作成の参考となる文献のリストです。デジタル人文学が研究図書館の関心を集める理由や、デジタル人文学を日々実践していくための方法に関する文献を紹介しています。

A Digital Humanities Reading List: Part 1(LIBER, 2018/1/29)
http://libereurope.eu/blog/2018/01/29/digital-humanities-reading-list-part-1/

欧州研究図書館協会(LIBER)、研究データのあるべき管理指針について定めたFAIR原則を履行するためのヒントをまとめたファクトシートを公開

2017年12月8日、欧州研究図書館協会(LIBER)の研究データ管理ワーキンググループが、研究データのあるべき管理指針について定めたFAIR原則を積極的に推進していない図書館が、同原則に着手するためのヒントをまとめたファクトシート“Implementing FAIR Data Principles: The Role of Libraries”を公開しました。

Implementing FAIR Data Principles: The Role of Libraries(LIBER,2017/12/8)
http://libereurope.eu/blog/2017/12/08/implementing-fair-data-principles-role-libraries/

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