ブラジル

ブラジル・リオデジャネイロ州の図書館、オリンピック・パラリンピックの選手団やジャーナリストに各国の代表的な文学作品の寄贈を呼びかけ

ブラジル・リオデジャネイロ州の図書館、Biblioteca Parque Estadual (State Park Library)が、オリンピック・パラリンピックの選手団やジャーナリストに書籍の寄贈を呼びかけています。

同州では、異文化交流を目的に、世界各国の代表的な文学作品の寄贈を受け付ける“Livros do Mundo”(本の世界)を行なっており、寄贈を受けた書籍は、Biblioteca Parque Estadualの、世界各国の言語で書かれた書籍のコレクション“Espaco Mundo”(世界の空間)に加えられます。

選手村やメディアセンターに書籍を寄贈する場所が設置されているとのことです。

Seção "Espaço Mundo" da Biblioteca-Parque Estadual recebe doações de delegações olímpicas(リオデジャネイロ州文化局,2016/8/3)
http://www.cultura.rj.gov.br/materias/secao-espaco-mundo-da-biblioteca-parque-estadual-recebe-doacoes-de-delegacoes-olimpicas

State Park Library(リオデジャネイロ州文化局)

ブラジル国立図書館、オリンピック・パラリンピック開催期間中の館内ツアーを拡充:ブラジル手話・独語・英語・西語・仏語でも実施

リオデジャネイロに所在する、ブラジル国立図書館が、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック開催期間中、平日に行なっている館内ツアーの回数を6回に増やすとともに、ポルトガル語に加えて、ブラジル手話(libras)、ドイツ語、英語、スペイン語、フランス語でも実施すると発表しています。

Biblioteca Nacional aumenta numero de guias durante Olimpiada(Portal Brasil,2016/7/20最終更新)※ポルトガル語
http://www.brasil.gov.br/cultura/2016/07/biblioteca-nacional-aumenta-numero-de-guias-durante-olimpiada

Guided Visit(ブラジル国立図書館)※英語(通常のガイドツアーの案内)
https://www.bn.br/en/visit/guided-visit

参考:
国立国会図書館調査局の『レファレンス』No.778で「近代オリンピックと文化プログラム―2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて― 」を刊行
Posted 2015年11月19日
http://current.ndl.go.jp/node/30012

マラケシュ条約、2016年9月30日に発効:批准国が20か国に到達

世界知的所有権機構(WIPO)は、2016年6月30日、カナダがマラケシュ条約(盲人,視覚障害者及び読字障害者の出版物へのアクセス促進のためのマラケシュ条約)を批准したことにより、発効に必要な批准国数20か国に到達したと発表しています。

マラケシュ条約は、2016年9月30日に発効することになります。

批准20か国は、インド、エルサルバドル、アラブ首長国連邦、マリ、ウルグアイ、パラグアイ、シンガポール、アルゼンチン、メキシコ、モンゴル、韓国、オーストラリア、ブラジル、ペルー、北朝鮮、イスラエル、チリ、エクアドル、グアテマラ、カナダです。

関係団体もコメントを発表しています。

Canada’s Accession to Marrakesh Treaty Brings Treaty into Force(WIPO,2016/6/30)
http://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2016/article_0007.html

WIPO-Administered Treaties
Contracting Parties > Marrakesh VIP Treaty (Treaty not yet in force)

ラテンアメリカにおけるオープンアクセス Jeffrey Beall氏への反論(記事紹介)

COARのウェブサイトにおいて、2015年8月17日付けで「ラテンアメリカにおけるオープンアクセス:他の地域にとっての模範」(”Open Access in Latin America: A paragon for the rest of the world”)と題した記事が公開されています。この記事は米コロラド大学の図書館員Jeffrey Beall氏がブログ”Scholarly Open Access”で2015年7月30日付けで公開した記事「SciELOは出版の貧民街か?」(”Is SciELO a Publication Favela?”)に対する反論として、COARのKathleen Shearer氏や米SPARCのHeather Joseph氏ら9名の署名入りで公開されたものです。

Beall氏のブログ記事ではブラジルやラテンアメリカ諸国を中心とするオープンアクセス(OA)の電子ジャーナルプラットフォームSciELOと、メキシコを中心とする同じくOA電子ジャーナルプラットフォームRedalycについて、商業出版社の電子ジャーナルプラットフォームに比べビジビリティも低く、多くの北米の研究者は収録誌を聞いたこともないと批判しています。

研究図書館センター(CRL)のLatin American Materials Project(LAMP)、ブラジルの新聞“ Diario de Pernambuco”をデジタル化して公開

研究図書館センター(CRL)で、ラテンアメリカ地域の研究資料を収集・保存し、貴重なマイクロフィルムやデジタル化資料のメンテナンスを行い、メンバーに提供するプロジェクトである“Latin American Materials Project(LAMP)”が、フロリダ大学が所蔵するマイクロフィルムからブラジルの新聞“ Diario de Pernambuco”をデジタル化し公開したと発表しています。

デジタル化されたのは1825年11月から1924年9月までの276リールのマイクロフィルムとのことです。

フロリダ大学はブラジル国立図書館を除いて同紙の完全なセットを所蔵している図書館とのことで、相互貸借や研究者の滞在利用が多かったとのことで、研究者がアクセスしやすくし、マイクロフィルムの取り扱いを減少させるため、同大学図書館職員からLAMPに対してデジタル化してオンライン公開するように提案があったとのことです。

LAMP digitizes Brazilian newspaper Diario de Pernambuco(CRL,2015/9/1)
http://www.crl.edu/news/lamp-digitizes-brazilian-newspaper-diario-de-pernambuco

Diario de Pernambuco

ブラジルにおける、農業等に関する情報の普及と啓発を図る“Mini Libraries”プロジェクトの取組み(記事紹介)

2015年8月に開催される予定の第81回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会の資料として、IFLAのウェブサイトに、 Fábio Lima Cordeiro氏らによる“Dissemination and democratization of information access in rural communities: the role of librarians in the Mini Libraries project”と題した記事が公開されています。

記事では、ブラジルの農牧供給省の後援を受け、ブラジルにおける食料生産量の増加等を目的に、同国独自の熱帯農業及び畜産モデルの開発に取り組んでいるEmbrapa(Empresa Brasileira de Pesquisa Agropecuária)社における“Mini Libraries”プロジェクトが扱われています。

“Mini Libraries”とは、地域における農業や畜産の発展に有用な情報を含んだ本やブックレット、ビデオや音声といったコンテンツをまとめたキットを配付する取組みで、Embrapa社が農村における情報へのアクセスを向上させるために、社会発展飢餓対策省などとともに2003年ごろから、開始したようです。

SciELO、SciELOブラジルコレクションにおいて、プラットフォームにReadCube Connectを導入

2015年5月26日、SciELOは、SciELOブラジルコレクションにおいてReadCube ConnectのインタラクティブなPDFビューアを285以上の科学的なジャーナルと280,000以上の記事に組み入れたと発表しています。

ReadCubeは、注釈ツール、ハイパーリンクされたインラインでの引用、著者名からクリックできるといったようなインタラクティブ性と関連したコンテンツでpdfが強化されるものとのことです。

Open Access Collaborative Program SciELO Partners with ReadCube to Enhance Scholarly Articles(PRWEB, 2015/5/26)
http://www.prweb.com/releases/2015/05/prweb12735433.htm

SciELO Partners With ReadCube(Information Today,2015/5/28)
http://newsbreaks.infotoday.com/Digest/SciELO-Partners-With-ReadCube-104218.asp

国際日本文化研究センター、「海外邦字新聞データベース」を公開

2015年4月23日、国際日本文化研究センターは「海外邦字新聞データベース」を公開しました。

4月現在、公開されているのは1917年から1952年のブラジルにおける邦字新聞(『伯剌西爾時報』)3000件あまりで、今後戦前期や他の南米諸国、北米、ハワイの邦字新聞などのコンテンツも登録される予定とのことです。

国際日本文化研究センター 海外邦字新聞
http://db.nichibun.ac.jp/ja/category/kaigai-hoji.html

国際日本文化研究センター(※2015/4/23付で「『海外邦字新聞データベース』を公開しました」とあります。)
http://topics.nichibun.ac.jp/

オープンアクセス単行書のダイレクトリ”Directory of Open Access Books”が2,500の新タイトル追加とSciELOとの連携を発表

2015年3月2日、オープンアクセス(OA)単行書のダイレクトリ”Directory of Open Access Books”(DOAB)は、新たに2,500タイトルのOA単行書を登録したことを発表しました。これにより、2015年3月2日時点でDOABに登録されているOA単行書の数は2,761タイトルになりました。

また、ブラジルのOAプラットフォームであるSciELO(Scientific Electronic Library Online)と連携を開始したこともあわせて発表されています。SciELOとの連携により登録されたOA単行書は300タイトル近くに及ぶとのことです。

Collaboration SciELO and over 2500 books in DOAB(DOAB、2015/3/2付け)
http://www.doabooks.org/doab?func=news&nId=20&uiLanguage=en

Collaboration SciELO and over 2500 books in DOAB
http://us4.campaign-archive2.com/?u=314fa411ba5eaaee7244c95e1&id=14a8d28d9a

参考:
オープンアクセスの単行書のダイレクトリ“DOAB”、ベータ版公開

ブラジルのSciELOの15年のオープンアクセスの取組みをまとめた書籍が刊行

オープンアクセスで電子ジャーナルを提供するSciELO(Scientific Electronic Library Online)が、開始から15年を迎え、その経緯や意義をまとめた書籍“SciELO - 15 years of Open Access”がユネスコから刊行されました。Epub形式で無料で全文のダウンロードが可能です。

SciELOは、現在では、ブラジルを中心に、ラテンアメリカの国々の電子ジャーナル約1,200タイトルをオープンアクセスで提供しています。

UNESCO and SciELO launch a new publication on 15 years of Open Access(UNESCO, 2015/1/27)
http://www.unesco.org/new/en/communication-and-information/resources/news-and-in-focus-articles/all-news/news/unesco_and_scielo_launch_a_new_publication_on_15_years_of_open_access/

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