ブラジル

中国・テンセント、ブラジル国立博物館と協力しデジタル博物館を構築することを発表

2018年11月16日付けの中国・人民網の記事によると、同日、中国のインターネット関連企業であるテンセントが、火災被害を受けたブラジル国立博物館と協力し、デジタル博物館を共同構築すると発表しました。

デジタル化により同館の再建を支援する取組であり、あわせて中国国民に対し、以前に同館を訪問した際のデジタル記録があればその提供を呼びかけるとしています。

腾讯携手巴西国博共建“数字巴西国家博物馆”(人民網, 2018/11/16)
http://world.people.com.cn/n1/2018/1116/c1002-30405692.html

テンセントとブラジル国立博物館がデジタル博物館に関して協力(PR Wire, 2018/11/20)
https://kyodonewsprwire.jp/release/201811200592

Wikipedia、ブラジル国立博物館の火災被害を受け、Wikimedia Commonsへの同館コレクションの写真のアップロードを呼びかけ

2018年9月5日、Wikipediaが、ブラジル国立博物館(Museu Nacional)の火災により同館のコレクションに被害が出たことを受け、同館コレクションの写真を持つ人に対し、Wikimedia Commonsへのアップロードを呼びかけています。

@Wikipedia(Twitter,2018/9/5)
https://twitter.com/Wikipedia/status/1037066123869483008

関連:
NOTA AO PUBLICO (Museu Nacional)
http://www.museunacional.ufrj.br/destaques/notaimprensa.html
※火災を受けてブラジル国立博物館が発表したプレスリリース(ポルトガル語)

“2018 IFLA/Systematic Public Library of the Year”の受賞候補5館が発表される

2018年6月28日、“2018 IFLA/Systematic Public Library of the Year”の受賞候補5館が発表されました。

新築館もしくは図書館以外の建物を改築した公共図書館を対象に、19か国の35館のなかから、デジタル開発・地域文化・持続可能性・利用者の要望への対応状況といった基準をもとに選出されたもので、受賞館1館は8月のIFLAの年次大会で発表されます。

ノミネートされたのは以下の5館です。

・オースティン中央図書館(米・テキサス州):自家発電及び雨水循環システム、インテリアデザインや家具の高い柔軟性

・ヴィラ・ロボス公園図書館(ブラジル):明るく開放的な環境による、魅力的な空間

・KopGroep Bibliotheken (School 7)(オランダ) :地域や地元の劇場・カフェ・大学との統合における成功や、新旧の建物の調和

・Deichman Biblo Toyen(ノルウェー):インテリアデザインにみられる利用者の関与や、地元の団体や専門家と連携しての弱い立場の若者のための取組の実施

Library Publishing Coalition(LPC)、大学・研究図書館の出版活動に関するダイレクトリーの2018年版を公開:データベースもあわせて公開

2017年12月6日、図書館による出版活動を進める大学図書館のイニシアティブ“Library Publishing Coalition”(LPC)が、“Library Publishing Directory”の2018年版を公開しました(PDF版、EPUB版)。

米国・カナダ・英国・オーストラリア・ブラジル・ドイツ・アイルランド・スウェーデンの125の大学・研究図書館での出版活動について、各館ごとの担当部署、ウェブサイト、出版活動の概観、職員数、予算、OAのタイトル数、出版媒体、分野、査読誌の割合、APCが必要な学術雑誌の割合、出版プラットフォーム、デジタル保存戦略等がまとめられています。

また、2018年版の公開にあわせ、ダイレクトリー掲載情報を検索できるオンラインデータベースが新たに公開されました。オンラインデータベースには公開時点で2017年と2018年のデータが搭載されており、今後2014年から2016年までのデータが追加される予定です。

世界17か国のインターネットユーザーの読書状況調査

2017年3月23日、ドイツの市場調査会社GfKが、インターネットユーザーに対して行った読書調査の結果を発表していました。

17か国(英国・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン・ベルギー・オランダ・ロシア・カナダ・米国・メキシコ・ブラジル・アルゼンチン・中国・日本・韓国・オーストラリア)を対象に実施されたもので、調査結果の概要によると、インターネットユーザーの多数(59%)が、毎日もしくは少なくとも週1回は読書をしているという結果が得られたとのことです。

国別では、中国70%、ロシア59%、スペイン57%の順で読書をすると回答した割合が多く、また、低所得世帯(24%)より高所得世帯(35%)が、男性(27%)より女性(32%)が読書をする傾向が高いという結果が紹介されています。

また、読書をしないと回答したインターネットユーザーの割合が最も高かった国はオランダと韓国(16%)で、ベルギー(14%)、カナダ・フランス・日本(11%)と続きます。

報告書の閲覧には、名前とメールアドレスの入力が必要です。

ブラジル・リオデジャネイロ州の図書館、オリンピック・パラリンピックの選手団やジャーナリストに各国の代表的な文学作品の寄贈を呼びかけ

ブラジル・リオデジャネイロ州の図書館、Biblioteca Parque Estadual (State Park Library)が、オリンピック・パラリンピックの選手団やジャーナリストに書籍の寄贈を呼びかけています。

同州では、異文化交流を目的に、世界各国の代表的な文学作品の寄贈を受け付ける“Livros do Mundo”(本の世界)を行なっており、寄贈を受けた書籍は、Biblioteca Parque Estadualの、世界各国の言語で書かれた書籍のコレクション“Espaco Mundo”(世界の空間)に加えられます。

選手村やメディアセンターに書籍を寄贈する場所が設置されているとのことです。

Seção "Espaço Mundo" da Biblioteca-Parque Estadual recebe doações de delegações olímpicas(リオデジャネイロ州文化局,2016/8/3)
http://www.cultura.rj.gov.br/materias/secao-espaco-mundo-da-biblioteca-parque-estadual-recebe-doacoes-de-delegacoes-olimpicas

State Park Library(リオデジャネイロ州文化局)

ブラジル国立図書館、オリンピック・パラリンピック開催期間中の館内ツアーを拡充:ブラジル手話・独語・英語・西語・仏語でも実施

リオデジャネイロに所在する、ブラジル国立図書館が、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック開催期間中、平日に行なっている館内ツアーの回数を6回に増やすとともに、ポルトガル語に加えて、ブラジル手話(libras)、ドイツ語、英語、スペイン語、フランス語でも実施すると発表しています。

Biblioteca Nacional aumenta numero de guias durante Olimpiada(Portal Brasil,2016/7/20最終更新)※ポルトガル語
http://www.brasil.gov.br/cultura/2016/07/biblioteca-nacional-aumenta-numero-de-guias-durante-olimpiada

Guided Visit(ブラジル国立図書館)※英語(通常のガイドツアーの案内)
https://www.bn.br/en/visit/guided-visit

参考:
国立国会図書館調査局の『レファレンス』No.778で「近代オリンピックと文化プログラム―2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて― 」を刊行
Posted 2015年11月19日
http://current.ndl.go.jp/node/30012

マラケシュ条約、2016年9月30日に発効:批准国が20か国に到達

世界知的所有権機構(WIPO)は、2016年6月30日、カナダがマラケシュ条約(盲人,視覚障害者及び読字障害者の出版物へのアクセス促進のためのマラケシュ条約)を批准したことにより、発効に必要な批准国数20か国に到達したと発表しています。

マラケシュ条約は、2016年9月30日に発効することになります。

批准20か国は、インド、エルサルバドル、アラブ首長国連邦、マリ、ウルグアイ、パラグアイ、シンガポール、アルゼンチン、メキシコ、モンゴル、韓国、オーストラリア、ブラジル、ペルー、北朝鮮、イスラエル、チリ、エクアドル、グアテマラ、カナダです。

関係団体もコメントを発表しています。

Canada’s Accession to Marrakesh Treaty Brings Treaty into Force(WIPO,2016/6/30)
http://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2016/article_0007.html

WIPO-Administered Treaties
Contracting Parties > Marrakesh VIP Treaty (Treaty not yet in force)

ラテンアメリカにおけるオープンアクセス Jeffrey Beall氏への反論(記事紹介)

COARのウェブサイトにおいて、2015年8月17日付けで「ラテンアメリカにおけるオープンアクセス:他の地域にとっての模範」(”Open Access in Latin America: A paragon for the rest of the world”)と題した記事が公開されています。この記事は米コロラド大学の図書館員Jeffrey Beall氏がブログ”Scholarly Open Access”で2015年7月30日付けで公開した記事「SciELOは出版の貧民街か?」(”Is SciELO a Publication Favela?”)に対する反論として、COARのKathleen Shearer氏や米SPARCのHeather Joseph氏ら9名の署名入りで公開されたものです。

Beall氏のブログ記事ではブラジルやラテンアメリカ諸国を中心とするオープンアクセス(OA)の電子ジャーナルプラットフォームSciELOと、メキシコを中心とする同じくOA電子ジャーナルプラットフォームRedalycについて、商業出版社の電子ジャーナルプラットフォームに比べビジビリティも低く、多くの北米の研究者は収録誌を聞いたこともないと批判しています。

研究図書館センター(CRL)のLatin American Materials Project(LAMP)、ブラジルの新聞“ Diario de Pernambuco”をデジタル化して公開

研究図書館センター(CRL)で、ラテンアメリカ地域の研究資料を収集・保存し、貴重なマイクロフィルムやデジタル化資料のメンテナンスを行い、メンバーに提供するプロジェクトである“Latin American Materials Project(LAMP)”が、フロリダ大学が所蔵するマイクロフィルムからブラジルの新聞“ Diario de Pernambuco”をデジタル化し公開したと発表しています。

デジタル化されたのは1825年11月から1924年9月までの276リールのマイクロフィルムとのことです。

フロリダ大学はブラジル国立図書館を除いて同紙の完全なセットを所蔵している図書館とのことで、相互貸借や研究者の滞在利用が多かったとのことで、研究者がアクセスしやすくし、マイクロフィルムの取り扱いを減少させるため、同大学図書館職員からLAMPに対してデジタル化してオンライン公開するように提案があったとのことです。

LAMP digitizes Brazilian newspaper Diario de Pernambuco(CRL,2015/9/1)
http://www.crl.edu/news/lamp-digitizes-brazilian-newspaper-diario-de-pernambuco

Diario de Pernambuco

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