パキスタン

E1949 - 東南・南アジアにおけるOAの現状:Asia OAの報告書から

2017年6月,オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の地域コミュニティであるAsia OA(E1898参照)が,近年,多数の学術成果を生み出しているアジア地域のオープンアクセス(OA)の現状を把握することを目的に行った調査の報告書“Asia Open Access Regional Survey”を公開した。

Times Higher Education社、アジアの大学ランキング2017年版を公開

2017年3月16日、Times Higher Education社(THE)が、アジアの大学ランキング2017年版を公開しました。

2016年の上位200位から拡大して上位300位まで発表されましたが、シンガポール国立大学が2016年に続いて1位で、2位は北京大学(中国)、3位は清華大学(中国)となっています。日本では東京大学の7位が最高です。

ランキングで多数を占めるのは日本の大学で69機関を数えるものの、2016年以降、多くの大学が順位を落としており、中国、香港、インドの大学の増加が続いている事、中国や韓国に続いて、マレーシア、インドネシア、パキスタン、タイが、将来的に高等教育の拠点となりうることが示唆されることが指摘されています。

ランキングは、アジアの大学の特徴に合わせて調整した上で、世界大学ランキングと同様の方法に基いて算出されています。

研究図書館センター、南アジア研究のデジタルリソース創出を目的とした“SAMP Open Archives initiative”を創設

2016年2月29日、北米の研究図書館センター(CRL)の South Asia Materials Project (SAMP)が、“SAMP Open Archives initiative”を創設したと発表しています。

南アジア研究に関連するデジタルリソースが不足している現状への対処と、北米の研究者はもとより世界の研究者に対してアクセス可能なコレクションを創出することを目的としており、対象とする分野は人文学から自然科学に及び、研究の価値、有用性、独自性、環境や政治・社会的なリスク、他のリソースとの補完性を鑑みてデジタル化の優先度を決めるとのことです。

デジタル化されたリソースは非商用のオープンアクセスとして自由に利用できるとのことです。

現在のところ、北米、インド、ネパール、パキスタンの図書館から約20機関が、このイニシアチブへの参加を表明しているとのことです。

パキスタンの大学図書館員がファカルティ・ステイタスを得ることへの捉え方は?(文献紹介)

The International Information & Library Review誌に、パキスタンの大学図書館員に対してファカルティ・ステイタスを得ることについての捉え方を調査した結果をまとめたレポートが掲載されています。

アブストラクトによると、イスラマバードやラーワルピンディーの18の大学図書館のチーフ格の大学図書館員15人に対してインタビューを実施しその結果をまとめたものです。調査の結果からは大学図書館員にファカルティ・ステイタスについての理解があいまいになっている状況等が明らかになっているようですが、その地位を与えることの可能性や課題を模索するものとなっているようです。

調査の背景には、博士課程につながるコースや継続教育等により、資格を満たすような図書館員が輩出されてきている状況があるようです。

南アジアのオープンアクセス事情に関するレポート

ユネスコのニューデリーオフィスが、南アジアのオープンアクセス事情に関するレポート(事例紹介)を刊行しています。インドとパキスタンの2か国で行われている17の電子図書館イニシアチブ、6つのオープンコースウェアイニシアチブ、6つの電子ジャーナルイニシアチブ、5つのメタデータハーベスティングサービス(Open J-Gateなど)、6つの国家レベルのリポジトリ、19の機関リポジトリが紹介されています。

UNESCO publishes a book on Open Access to Knowledge in South Asia: UNESCO-CI
http://portal.unesco.org/ci/en/ev.php-URL_ID=26397&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html

参考:
E527 - インドのオープンアクセス事情