デジタル化

米国議会図書館、米・サンボーン社の火災保険地図2万5千点をオンラインで公開

2017年5月25日、米国議会図書館(LC)が、1900年までに作成された、米・サンボーン社の火災保険地図2万5千点をオンラインで公開したと発表しています。

現在は、アリゾナ州、アーカンソー州、コロラド州、デラウェア州、アイオワ州、ケンタッキー州、ルイジアナ州、ミシガン州、ネブラスカ州、ネバダ州、ノースダコタ州、サウスダコタ州、バーモント州、ウィスコンシン州、ワイオミング州のものが公開されており、アラスカ州については、1960年代初頭のものまで含まれます。

今後毎月追加され、2020年には、すべての州の、1880年代後半から1960年代初頭までの総計50万枚の火災保険地図が公開される予定です。

Sanborn Fire Insurance Maps Now Online(LC,2017/5/25)
https://www.loc.gov/item/prn-17-074/

美術館長協会(AAMD)、著作権のある美術作品や美術関連資料を美術館が利用する際のガイドラインを公開

美術館長協会(Association of Art Museum Directors:AAMD)が、2017年3月29日付けで、著作権のある美術作品や美術関連資料を美術館が利用する際のガイドラインを公開しました。

美術作品の展示や展示図録の作成、オンラインコレクションの利用などの際に留意すべき事項や具体例、フェアユースなどについて解説しています。具体例のひとつとして、“lV. Specific Examples”に“E. Archives and Other Special Collections”が挙がっており、所蔵するアーカイブや特別コレクションの全体をデジタル化する際の問題について解説されています。

Standards & Practices(AAMD)
https://www.aamd.org/standards-and-practices

“PHAROS Art Research Consortium”、芸術作品の写真アーカイブ2,500万点分の公開を計画

2017年5月16日、米・ニューヨークに所在する美術館フリック・コレクション (Frick Collection) は、世界の関係機関と連携しての、未発表の芸術関連のドキュメントを含む2,500万点の芸術作品の写真アーカイブ公開の計画を発表しています。

フリック・コレクションでは、自館を含む世界の14機関とコンソーシアム“PHAROS Art Research Consortium”を結成し、写真アーカイブへのアクセスの革新のためのデジタル研究プラットフォームを構築しており、2020年までに現在の参加機関からの700万点分の写真アーカイブの公開を計画しています。

現在の参加機関は以下の14機関で、今後の参加館の拡大も計画されています。

横浜市鶴見区、同区の古い街並みを写した写真を募集中:つるみ歴史写真アーカイブ事業

横浜市鶴見区が、「つるみ歴史写真アーカイブ事業」において、同区の古い街並みを写した写真を募集しています。

鶴見区制90周年記念事業の一環で、明治・大正・昭和期の同区を写した写真を広く募集し、鶴見区制90周年記念事業や区の広報事業に活用することを目的としたプロジェクトです。

2017年12月31日まで随時受け付けられており、提供された写真は同区のウェブページ内でも紹介していくとされています。

つるみ歴史写真アーカイブ(横浜市鶴見区)
http://www.city.yokohama.lg.jp/tsurumi/90syuunen/90th-photo-archive.html

参考:
横浜市立旭図書館、「よみがえる昭和の街並み 旭区風景写真アーカイブ」を公開
Posted 2017年3月17日
http://current.ndl.go.jp/node/33678

米・デラウェア美術館、同館所蔵のアーカイブズ資料をデジタル化して公開

2017年5月11日、米・デラウェア美術館が、同館所蔵のアーカイブズ資料を、デラウェア州の図書館担当部局が運営する“Delaware Heritage Collection”を通じて公開したと発表しています。

同館のHelen Farr Sloan Library&Archivesが所蔵するジョン・フレンチ・スローンや、ラファエル前派の芸術家の手稿などのアーカイブズ資料500点が含まれ、今後も資料が追加されていく予定となっています。

DELAWARE ART MUSEUM PUTS OVER 500 RARE ARCHIVES ONLINE(DELAWARE ART MUSEUM,2017/5/11)
http://www.delart.org/press-room/delaware-art-museum-puts-over-500-rare-archives-online/

東京国立近代美術館フィルムセンターBDCプロジェクト、「映画の孤児著作物のデジタル利用に関する法制度報告書」を公開

2017年5月17日、文化庁の文化芸術振興費補助金(美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業)の交付を受けて実施している、東京国立近代美術館フィルムセンターの「映画におけるデジタル保存・活用に関する調査研究事業(BDCプロジェクト)」が「映画の孤児著作物のデジタル利用に関する法制度報告書」を公開しました。

映画を保存するアーカイブ機関でのデジタルアーカイブ構築のためには、映画作品をめぐる複雑な著作権等の権利を適切な形で処理する必要があり、いまだ多くの課題が伴うことから、関連する法制度の現状を正しく把握し、今後の活動の基礎となる法的知識を広く共有するため、五常法律会計事務所へ委託し調査したものです。

報告書では、現在の日本の法環境において、アーカイブ等が保存する映画や孤児作品(著作権者等権利者不明の作品)を適法にデジタル利用するためにはどのような方法が考えられるのか、現状の法制度の可能性と限界を軸に、法律家の視点から考察を加えつつ、解説しているほか、オランダ及び英国のフィルムアーカイブ実務と法制度に関する事例も紹介しているとのことです。

味の素食の文化センター、食の文化ライブラリーが所蔵する食に関する古典籍をデジタル化し、「新日本古典籍総合データベース」で公開

2017年5月16日、公益財団法人味の素食の文化センターが、同センターの「食の文化ライブラリー」が所蔵する、食に関する古典籍約300点をデジタル化し、国文学研究資料館が試験公開している「新日本古典籍総合データベース」で公開したと発表しています。

画像データは、CC BY-SA 4.0の条件で提供されています。

味の素食の文化センター お知らせ
http://www.syokubunka.or.jp/news/
※「2017.05.16 江戸の図書を公開しました」とあります。

江戸の図書(古典籍)(味の素食の文化センター)
http://www.syokubunka.or.jp/library/edo-books/

カナダ放送協会、アーカイブコレクションの大規模デジタル化事業を開始

2017年5月11日、カナダ放送協会(CBC/Radio-Canada)が、公共放送のアーカイブコレクションの大規模デジタル化事業を2018年冬から開始すると発表しています。

5年が予定されている同事業では、CBCでは72万件の、Radio-Canadaでは65万点の物理媒体をデジタル化する計画です。

デジタル化にあたっては、専門知識を持つ、カナダ国立映画制作庁(National Film Board of Canada:NFB)の協力を得るとのことです。

Archive digitization: a coordinated effort by CBC/Radio-Canada to preserve and showcase our heritage(カナダ放送協会,2017/5/11)
http://www.cbc.radio-canada.ca/en/media-centre/2017/05/11/

オバマ財団・米国国立公文書館、オバマ大統領の記録の保存と利用に関して発表

2017年5月3日、オバマ財団と米国国立公文書館(NARA)が、オバマ大統領の記録の保存と利用に関して発表を行なっています。

オバマ財団が、オバマ政権時に作成された未分類の全ての大統領記録のデジタル化に対して資金提供するとの声明に従うもので、NARAは大統領記録の国家管理者としての役割を果たすものの、これまでの大統領のように記録保存のための大統領図書館をオバマ大統領センター内には建設せず、代わりにデジタルアーカイブを構築します。

オバマ大統領の記録は、デジタル化された後、NARAの既存の書庫で管理され、オバマ大統領センター内のオバマ博物館等での展示の際に貸し出すなどして利用されます。

米国議会図書館、日系アメリカ人が収容所内で発行した新聞をデジタル化して公開

2017年5月5日、米国議会図書館(LC)が、米国内の日系アメリカ人の強制収容所内で第二次世界大戦中に発行されていた新聞をデジタル化して公開したと発表しています。

13の収容所で発行され、のちにLCがマイクロフィルム化した4,600点を超す、英語もしくは英語・日本語併記の新聞がデジタル化されています。

Journalism, Behind Barbed Wire(LC,2017/5/5)
https://blogs.loc.gov/loc/2017/05/journalism-behind-barbed-wire/

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