デジタル化

英国図書館(BL)、スルタン・バイバルスのコーラン全ページをデジタル化してオンラインで公開

2018年5月8日、英国図書館(BL)が、スルタン・バイバルスのコーラン(Sultan Baybars’ Qur'an)をデジタル化してオンラインで公開したと発表しました。

マムルーク朝時代の1304年から1306年頃に、後にスルターンとなったムザッファル・バイバルス(バイバルス2世:在位1309年から1310年)の依頼によりカイロで作成された7巻からなるコーランで、2002年に“Turning the Pages”プロジェクトの一環で、一部のページがデジタル化されましたが、今回全ページをデジタル化して公開したものです。

Over 2,000 pages in gold: Sultan Baybars’ Qur’an now online(BL,2018/5/8)
http://blogs.bl.uk/asian-and-african/2018/05/over-2000-pages-in-gold-sultan-baybars-quran-now-online.html

近畿大学、IIIFに対応した「近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ」の公開を予定

近畿大学は、IIIFに対応した「近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ」を2018年5月7日に公開します。

「近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ」は、IIIFに対応しているNTTデータグループのクラウド型デジタルアーカイブサービス“AMLAD”を採用しています。

同アーカイブには、これまでウェブサイトで公開されていた、同大学の中央図書館所蔵の「エジプト誌」や「西洋古版 日本・アジア地図」などの貴重書画像に加え、インキュナブラである「ニュルンベルク年代記」や豊臣秀頼が出版した秀頼版と称される古活字版の「帝鑑図説」も閲覧可能になります。今後も貴重資料のデジタル化を進め、希少性の高いものや利用頻度の高いものから順次公開していくとしています。

NEWS RELEASE(近畿大学)
http://www.kindai.ac.jp/news-pr/
※「2018.05.01 貴重資料デジタルアーカイブ公開開始 近畿大学所蔵の貴重な資料をウェブサイト上で公開」とあります。

京都大学図書館機構、「富士川文庫」の電子化を完了し、京都大学貴重資料デジタルアーカイブにて全点公開

2018年4月26日、京都大学図書館機構は、同学附属図書館が所蔵する医学分野の貴重資料コレクション「富士川文庫」の1,647点を含む1,924点の資料を京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開したと発表しました。

同コレクションは1998年に電子化を開始し、2016年度に約2,000点、2017年度に約2,700点を電子化し、今回1,647点を公開したことにより、全点の電子化と公開が完了しました。

「富士川文庫」は、医学博士・文学博士の富士川游氏が寄贈した、明治時代以前の和漢の医書と、主に幕末期の西洋医学書の翻訳書のコレクションで、同氏の著作『日本醫學史』の編纂の参考資料として収集されたものです。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 京都大学附属図書館が所蔵する医学分野の貴重資料コレクション「富士川文庫」全点の電子画像を公開しました(京都大学図書館機構,2018/4/26)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1378296

米国議会図書館(LC)・フランス国立図書館(BnF)、フランス系アメリカ人の歴史に関するデジタルコレクション構築のための共同事業の実施を発表

2018年4月25日、米国議会図書館(LC)とフランス国立図書館(BnF)が、フランス系アメリカ人の歴史に関するデジタルコレクション構築のための共同事業を実施すると発表しました。

同事業では、16世紀から19世紀にかけてのフランスと北米(特に米国)間の文化的・歴史的つながりに焦点を当てることとなっており、BnFが英・仏二か国語のウェブサイトを構築・運営し、LCが両館の書籍・地図・文書等から関連資料を選定し高精細画像でデジタル化します。実施にあたっては、米国国立公文書館(NARA)等米国内の機関の支援も受けます。

フランスのマクロン大統領及び同夫人のブリジット氏のLC訪問に合わせて発表されました。

Library of Congress and Bibliotheque Nationale de France Announce Collaboration on International Digital Content(LC,2018/4/25)
https://www.loc.gov/item/prn-18-052/

山形県新庄市、「新庄デジタルアーカイブ」を開設 掲載写真は自由にダウンロード・利用可能

山形県新庄市が、保有する歴史的に価値のある写真をデジタル化し、公開したサイト「新庄デジタルアーカイブ」を公開しました。

同サイトには新庄市の歴史的価値のある写真が二千点以上掲載されており、新庄の昔の街並、風景、イベント、伝統工芸などを閲覧できるとのことです。さらに、全ての写真はダウンロード可能で、自由に素材として使用することができる、とされています。提供元が新庄市であることが明記されていれば、商業利用も自由とのことです。

自由に閲覧・ダウンロード・利用可能! 史料写真公開サイト「新庄デジタルアーカイブ」開設(PR Wire、2018/4/23付け)
https://kyodonewsprwire.jp/release/201804203181

新庄デジタルアーカイブ
https://www.shinjo-archive.jp/

【イベント】日本図書館研究会情報組織化研究グループ2018年6月月例研究会「国際社会の中での日本のデジタルアーカイブ:新日本古典籍総合データベースの海外ユーザー調査から」(6/23・吹田)

2018年6月23日、大阪府吹田市の大阪学院大学2号館において、日本図書館研究会情報組織化研究グループの2018年6月月例研究会「国際社会の中での日本のデジタルアーカイブ:新日本古典籍総合データベースの海外ユーザー調査から」が開催されます。発表者は井原英恵氏です。

開催案内によれば、「本研究会では、国文学研究資料館が提供する新日本古典籍総合データベースを事例に、日本のデジタルアーカイブを海外ユーザーの視点から考えたい。まず、発表者が2017年に行った該当データベースの海外ユーザー調査に基づいて、インターフェースや機能、広報等に関する課題を検討していく。その上で、国際社会における文化資源のデジタルアーカイブの意義についても考察したい」とされています。

情報組織化研究グループ月例研究会のご案内
http://josoken.digick.jp/meeting/news.html#201806

佐賀大学、「小城藩日記データベース」をCC BY-NC-SA 4.0ライセンスで公開:書誌データはLOD型式・画像はIIIFに対応

2018年4月23日、佐賀大学が、「小城藩日記データベース」を公開しました。

同館所蔵の小城藩の業務日誌である「小城藩日記」の記事を要約した「日記目録」(江戸時代の作成)をデータ化し、記事の検索および当該記事の画像の表示を可能としたものです。

データベース内に収納されている、外部リンクを除く全デジタルコンテンツは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「表示-非営利-継承 4.0 国際」(CC BY-NC-SA 4.0)のもとに公開されています。

日記記事の全書誌データは、CSV形式の内容に加えて、書誌項目の構造まで記述したLinked Open Data(LOD)の形式でも利用可能となっているほか、画像データはIIIFに対応しています。

同大学の地域学歴史文化研究センターと国立歴史民俗博物館の協力協定に基づく研究成果で、データベースの作成にあたっては同大学の総合情報基盤センターが、公開にあたっては、附属図書館が協力しています。

米国議会図書館(LC)、作曲家・指揮者のレナード・バーンスタインの手稿譜等関連資料約3,700点をデジタル化しオンラインで公開:コンサート・展示会・映画上映会など関連イベントも開催

2018年4月10日、米国議会図書館(LC)は、作曲家で指揮者のレナード・バーンスタインの生誕100周年を記念して、同館所蔵のバーンスタインコレクション40万点に含まれる同氏の手稿譜、スクラップブック、写真、書簡、音声記録など約3,700点をデジタル化してオンラインで公開したと発表しています。

公開された資料には、「ロミオとジュリエット」と題された初期の粗筋を含むミュージカル「ウエストサイドストーリー」の素案・粗筋・ノートや同作品のオーディション時のノート、ミュージカル「キャンディード」の楽曲の譜面等が含まれます。

LCでは、関連して、5月12日から19日に開催される春の催しにおいて、同氏のミュージカルやオペラ作品から抜粋した楽曲を聴く夕べや、貴重な資料の展示、同氏が作曲を担当した映画「波止場」の上映会を開催します。

Library Launches Leonard Bernstein Centennial Celebration with Thousands of Bernstein Items Online (LC,2018/4/10)
https://loc.gov/item/prn-18-038/

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)、IIIFコンソーシアムに加盟

2018年4月20日、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)は、デジタル画像の相互運用のための国際規格であるIIIFのコンソーシアムに2017年12月14日付けで加盟したことを発表しました。

関西大学KU-ORCASはIIIFコンソーシアムに参加しました(KU-ORCAS,2018/4/20)
http://www.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/news/20180420_85/

IIIF Consortium(IIIF)
http://iiif.io/community/consortium/

参考:
E1967 - 関西大学アジア・オープン・リサーチセンターの目指すもの
カレントアウェアネス-E No.336 2017.11.02
http://current.ndl.go.jp/e1967

エイブラハム・リンカーン大統領図書館・博物館、同大統領関係文書をオンラインで公開

2018年4月19日、エイブラハム・リンカーン大統領図書館・博物館が、同大統領関係文書をオンラインで公開したと発表しました。

公開されたのは、米国大統領であった同氏の1809年の出生から1842年までのものです。同大統領によって書かれた文書及び同大統領に向けた文書340点と、同大統領が弁護士や州議会議員として直面した問題に関わる文書4,839点が含まれます。文書は文字起こしされ、注釈が付されています。

この公開は、同大統領関係の全ての文書を注釈や参考情報と共に提供するという同館の目標への第一歩であるとされ、全ての文書の公開が完了すれば、文書は15万から17万5,000点になるとされています。

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