デジタル化

米国議会図書館(LC)、ウィルソン大統領文書をオンラインで公開

2018年5月15日、米国議会図書館(LC)が、1913年から1921年にかけて第28代米国大統領を務めたウッドロウ・ウィルソンの文書群をオンラインで公開しました。

同氏が学者・ニュージャージー州知事を務めた時代のものも含む28万点の文書をデジタル化した62万点の画像を公開したもので、「十四か条の平和原則」「国際連盟憲章」の草案や、パリ講和会議関連の文書、女性参政権運動指導者キャリーチャップマンキャットからの手紙等が含まれます。

同文書群はイーディス大統領夫人が1939年にLCに移管し、その後1954年に寄贈したものです。米・プリンストン大学にもウィルソン大統領文書が所蔵されています。

Papers of President Woodrow Wilson Now Online(LC,2018/5/15)
https://www.loc.gov/item/prn-18-071/

米・カリフォルニア大学バークレー校フィービー A.ハースト人類学博物館、ポータルサイト“Hearst Museum Portal”を公開

2018年5月10日、米・カリフォルニア大学バークレー校のフィービー A.ハースト人類学博物館が、ポータルサイト“Hearst Museum Portal”を公開しました。

ポータルサイトには、同館の遺物・写真・フィルム・音源等といった人類学に関するコレクションや関連文献が約300万点搭載されています。

New Window Opened onto Vast Anthropological Collections(Phoebe A. Hearst Museum of Anthropology,2018/5/10)
https://hearstmuseum.berkeley.edu/new-window-opened-onto-vast-anthropological-collections/

米国国立医学図書館(NLM)による人体に有害な成分を含む図書の電子化作業(記事紹介)

米国国立医学図書館(NLM)の医学史に関する貴重な資料を紹介するブログ“Circulating Now”の2018年5月7日、5月9日、5月11日付けの記事において、NLMが行なった、1874年刊行の図書“Shadows from the Walls of Death: Facts and Inferences Prefacing a Book of Specimens of Arsenical Wall Papers”のデジタル化作業を紹介しています。

4点のみ現存している同書は、ヒ素による顔料の使用中止を普及するために作成されたもので、ヒ素による顔料で着色された壁紙のサンプル84点を含んでいます。

2017年8月11日に行なわれたスキャン作業は、専門家による作業環境調査のもと、防護服・ニトリル製手袋・防塵マスクを装着し、V字形ブックスキャーナーを用いて行われました。いくつかのページでめくるのが困難であったものの、作業自体は容易で、数時間で終了したと紹介されています。

また、作業環境調査の結果として、作業中の手袋の着用と、作業後の機器の徹底的な拭き取りを強く推奨しています。

福井県立図書館において、「没年調査ソンin福井」が開催(5/26・福井)

2018年5月26日、福井県立図書館において、「福井ウィキペディアタウンin足羽山」の前夜祭として、「没年調査ソンin福井」が開催されます。

主催は、自主勉強会県庁アゴラ「チーム福井ウィキペディアタウン」です。国立国会図書館(NDL)での没年調査について学んだあと、福井県立図書館が所蔵する郷土資料等を利用してひたすら調査が行われます。調査対象は、NDLのデジタル化資料の著作者で、没年が不明または没年調査を行っていないもののうち、福井県にゆかりのある人物です。

没年調査ソンin福井 (福井ウィキペディアタウンin足羽山 前夜祭)(Facebook)
https://www.facebook.com/events/388166654926400/

参考:
E1847 - 没年調査ソン in 京都 Vol.1<報告>
カレントアウェアネス-E No.312 2016.10.06
http://current.ndl.go.jp/e1847

スコットランド国立図書館(NLS)・スコットランド国立美術館(NGS)、1840年代から1940年代にかけてのスコットランドの生活を撮影した写真コレクションを購入:今後展覧会の開催やデジタル化を予定

2018年5月14日、スコットランド国立図書館(NLS)及びスコットランド国立美術館(NGS)は、スコットランド政府・Art Fund・文化遺産宝くじ基金(HLF)からの助成を得て、同国における初期の写真家の作品を含む、1840年代から1940年代にかけてのスコットランドの生活を写した1万4,000点を超す写真コレクションを購入したと発表しています。

写真愛好家で、1980年代に写真現像店チェーンの経営で成功したマキノン(Murray MacKinnon)氏が収集したもので、マキノン氏から購入したコレクターが所蔵していたものを取得したものです。

2019年度にNGSにおいて展覧会が行われ、引き続き国内で巡回展が開催されるほか、今後3年をかけてデジタル化しオンラインで公開されます。

100 years of Scottish life in photographs(NLS,2018/5/14)
https://www.nls.uk/news/archive/2018/05/mackinnon-photographic-collection

米・ナショナルジオグラフィック協会、ナショナルジオグラフィック誌掲載地図をデジタル化しソーシャルメディア等で日次で紹介

2018年5月11日、米・ナショナルジオグラフィック協会が、1888年のナショナルジオグラフィック誌創刊号以来の同誌に掲載された地図のデジタルコレクションを作成したと発表しています。

デジタルコレクションには6,000点を超す地図が含まれており、そこから選ばれた地図は、同協会のウェブページ“ All Over the Map”のほか、Twitter、Instagram、Facebookといったソーシャルメディア(@NatGeoMaps)で日次で紹介されます。

Discover Fascinating Vintage Maps From National Geographic's Archives(National Geographic,2018/5/11)
https://news.nationalgeographic.com/2018/05/map-of-the-day-cartography-vintage-archive-culture/

広島大学図書館、教科書コレクション画像データベースで全文画像を追加公開

2018年5月11日、広島大学図書館が、教科書コレクション画像データベースにおいて、公開画像の追加を行ったと発表しています。

これまで部分画像(表紙、奥付などのみ)公開であった資料のうち、1,628点の全文画像公開を行ったものです。

教科書コレクション画像データベースを拡張しました(広島大学図書館,2018/5/11)
http://www.lib.hiroshima-u.ac.jp/index.php?key=joj6ga1kf-619#_619

広島大学図書館教科書コレクション画像データベース
http://dc.lib.hiroshima-u.ac.jp/text

琉球大学附属図書館、矢内原忠雄植民地関係資料データベースを琉球大学学術リポジトリに移管しパブリックドメインで公開

2018年5月9日、琉球大学附属図書館は、矢内原忠雄植民地関係資料データベースを琉球大学学術リポジトリに移管し、パブリックドメインで公開したことを発表しました。

同データベースは、東京大学名誉教授の矢内原忠雄氏(1893年-1961年)が収集した南洋群島を中心とした植民地関係の原資料群をデジタル化したものです。2005年度に作成され、LDFという画像フォーマットで公開していましたが、閲覧用プラグインの開発終了に伴い、サムネイル画像しか表示できない状態でした。

2017年度に、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)研究データタスクフォースの協力を得て、画像データをPDF形式にして琉球大学学術リポジトリに移行し、未公開資料6点を追加して公開したものです。また、パブリックドメインで公開することを全点にわたって明示しています。

琉球大学附属図書館
http://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/
※「図書館からのお知らせ」に「2018.5.9 矢内原忠雄植民地関係資料データベースの琉球大学学術リポジトリへの移管について」とあります。

英国図書館(BL)、スルタン・バイバルスのコーラン全ページをデジタル化してオンラインで公開

2018年5月8日、英国図書館(BL)が、スルタン・バイバルスのコーラン(Sultan Baybars’ Qur'an)をデジタル化してオンラインで公開したと発表しました。

マムルーク朝時代の1304年から1306年頃に、後にスルターンとなったムザッファル・バイバルス(バイバルス2世:在位1309年から1310年)の依頼によりカイロで作成された7巻からなるコーランで、2002年に“Turning the Pages”プロジェクトの一環で、一部のページがデジタル化されましたが、今回全ページをデジタル化して公開したものです。

Over 2,000 pages in gold: Sultan Baybars’ Qur’an now online(BL,2018/5/8)
http://blogs.bl.uk/asian-and-african/2018/05/over-2000-pages-in-gold-sultan-baybars-quran-now-online.html

近畿大学、IIIFに対応した「近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ」の公開を予定

近畿大学は、IIIFに対応した「近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ」を2018年5月7日に公開します。

「近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ」は、IIIFに対応しているNTTデータグループのクラウド型デジタルアーカイブサービス“AMLAD”を採用しています。

同アーカイブには、これまでウェブサイトで公開されていた、同大学の中央図書館所蔵の「エジプト誌」や「西洋古版 日本・アジア地図」などの貴重書画像に加え、インキュナブラである「ニュルンベルク年代記」や豊臣秀頼が出版した秀頼版と称される古活字版の「帝鑑図説」も閲覧可能になります。今後も貴重資料のデジタル化を進め、希少性の高いものや利用頻度の高いものから順次公開していくとしています。

NEWS RELEASE(近畿大学)
http://www.kindai.ac.jp/news-pr/
※「2018.05.01 貴重資料デジタルアーカイブ公開開始 近畿大学所蔵の貴重な資料をウェブサイト上で公開」とあります。

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