デジタル化

京都自治体問題研究所、「京都戦後民主運動 歴史資料アーカイブ」を公開

2017年6月2日、京都自治体問題研究所が、「京都戦後民主運動 歴史資料アーカイブ」を公開しています。

京都自治労連、京都府職労連、京都市職労をはじめとした京都の自治体労働組合の機関紙、宣伝物、雑誌等への掲載等を目的に写されたものを中心に、京都総評から提供された写真を含めて収められているとの説明があります。

また、出版物等については、個人から寄贈された貴重な出版物を今後収集、整理しながら逐次掲載するとのことです。

京都戦後民主運動 歴史資料アーカイブ
http://www.kyoto-jichiken.com/archive/
※新着情報欄に「2017/06/02 京都戦後民主運動 歴史資料アーカイブサイトを公開しました。」とあります。

ゲッティ美術館及びイェール英国芸術センター、IIIFに準拠した画像の公開を発表

2017年6月1日、米国のゲティ美術館(The J. Paul Getty Museum)とイェール英国芸術センター(Yale Center for British Art)が、IIIFに準拠した画像を公開したと発表しています。

ゲティ財団では、ゲッティ美術館が所蔵する作品のうち、パブリックドメインもしくは同財団が権利を保有する資源を無料で提供するプログラム“Open Content Program”収載の3万点の画像をIIIFに準拠(Image API、Presentation APIの実装)して公開したと発表しています。

今後“Open Content Program”に追加される画像は、IIIF準拠で公開されるほか、Getty Research Instituteの所蔵作品についても、2017年末までには公開予定と説明されています。

また、イェール英国芸術センターも、パブリック・ドメインの芸術作品約7万点の画像をIIIFに準拠して公開したと発表しています。

両機関とも、メインのデジタル画像の下に表示されているIIIFのログをクリックすることで、IIIF対応のビューワ“Mirador”から利用することができます。

Google、芸術関連の検索品質の向上を発表

2017年5月31日、Google社が、芸術関連の検索を行なった場合に、より関連が深い検索結果を表示させるようにしたと発表しています。

例えば、作家名で検索すると、検索結果画面の右側に表示されるナレッジパネル内に作家の作品のデジタル画像が掲載され、一部の作品はGoogle Arts & Cultureの高精細画像にリンクされています。

また、ストリートビューに対応している博物館・美術館では、作品の横に作品解説へのリンクが表示され、クリックすると博物館が提供した詳細な解説が表示されるほか、Google Arts & Culture内の高精細の画像へのリンクが用意されています。

Searching for art just got better. Where will you start? (Google,2017/5/31)
https://blog.google/products/search/searching-art-just-got-better-where-will-you-start/

美術史分野の電子化文献の総合検索サイト“Getty Research Portal”に、東京文化財研究所所蔵資料が搭載

2017年5月28日、東京文化財研究所が、Getty Research Institute(GRI)が運営する美術史分野の電子化文献の総合検索サイト“Getty Research Portal”に、東京文化財研究所の所蔵資料が搭載されたと発表しています。

2016年2月に、GRIとの間で結んだ「日本美術の共同研究推進に関する協定書」に基づくもので、今回、

・『みづゑ』1~90号(春鳥会、1901-1912年)
・『第一回特別展覧会目録、第二回特別展覧会目録〔合本〕』(東京帝室博物館:1901年)

が搭載されたとのことです。

今後も提供データを増やしていくと説明されています。

Facebook(東京文化財研究所,2017/5/28)
https://www.facebook.com/NRICPT/posts/1234324509999554

Getty Research Portal
http://portal.getty.edu/

ノルウェー国立図書館、ナイジェリア国立図書館の資料の一部をデジタル化

2017年5月29日、南アフリカのBusiness Day紙は、ノルウェー国立図書館がナイジェリア国立図書館の資料の一部をデジタル化する予定であると報じています。

まずはハウサ語、イボ語、ヨルバ語の資料がデジタル化されます。ナイジェリア側が資料の収集について、ノルウェー側がデジタル化作業について責任を持ち、費用も分担されます。資料の配送料は在ナイジェリア・ノルウェー大使館が負担します。ノルウェー側は、外国語資料を拡充させることができるのでお互いに利益があるプロジェクトであるとしています。

6月10日に合意文書が署名される予定で、このプロジェクトが他の国にとってのモデルとなること、“African digital library”の公開を支援することなどを目的としています。

報道ではまた、ノルウェー語資料のデジタル化についても言及されています。2001年より前に出版されたすべてのノルウェー語資料をデジタル化してオンラインかつ無料でアクセスできるようにする取組は、2017年中に完了する見込みであるとのことです。

京都大学図書館機構、工学研究科建築学専攻が所蔵する重要文化財「ジョサイア・コンドル建築図面」358点を電子化して公開

2017年5月31日、京都大学図書館機構が、同大学の工学研究科建築学専攻が所蔵する重要文化財「ジョサイア・コンドル建築図面」358点を電子化して公開下を発表しています。

オープンアクセス推進事業の一環として、国立大学改革強化推進補助金の経費で行われたもので、今年8月には、IIIFに準拠した画像配信システムで、より高精細な画像として公開する予定とのことです。

重要文化財「ジョサイア・コンドル建築図面」358点の電子化・公開について(京都大学図書館機構,2017/5/31)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1375135

米・ハーバード大学、ジョン・F・ケネディ元大統領の在学時のスピーチをデジタル化して公開

米・ハーバード大学が、今年で生誕100周年のジョン・F・ケネディ元米国大統領が、ハーバード大学在学時の1937年に、英語の授業“English F”において、当時論争となっていたヒューゴ・ブラック氏の最高裁判所の陪席判事への任命をテーマに行ったスピーチを公開しています。

大学アーカイブズ所蔵の、1920年代から教え子の音声を録音をしていた同大学の教授パッカード(Frederick Clifton Packard Jr)氏の関連資料に含まれていたアルミ製のフォノグラフに録音されていた音声を、同大学で開催されている展覧会“JFK's Harvard/Harvard's JFK”にあわせて復元・デジタル化したものです。

ボストンにある、ジョン・F・ケネディ大統領図書館・博物館には、1940年のラジオインタビュー以前の音声資料は所蔵されていないことから、同大学では、同大統領の最も古い音声資料と考えているとのことです。

東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門、漢籍・碑帖拓本の高精細画像をFlickrで公開:CC BY-NC-SA 4.0で提供

2017年5月30日、東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)が、東京大学総合図書館所蔵資料及び同アジア研究図書館所蔵予定資料のなかから選定した漢籍・碑帖拓本(ひじょうたくほん)資料の高精細デジタル画像を、Flickr上で、クリエイティブ・コモンズ 表示-非営利-継承 4.0 国際 ライセンス(CC BY-NC-SA)」 の条件で公開したと発表しています。

各アルバム (album) 内に資料1冊分の画像がアップロードされており、複数冊からなる資料は複数のアルバムに分載されています。

また、公開にあたっては、漢籍・碑帖拓本資料の複雑な属性を可視化できるよう、U-PARLで独自にメタデータ項目を考案し、Flickrのdescription欄に、この項目にしたがった当該資料の書誌が記載されています。

U-PARL What's New
http://u-parl.lib.u-tokyo.ac.jp/
※「東京大学総合図書館・アジア研究図書館の漢籍・碑帖拓本資料の高精細デジタル画像をFlickrに公開しました。 30.May.2017」とあります。

福井県文書館、学校向けアーカイブズガイドを公開:資料解説シートはCC BY 4.0で提供

2017年5月30日、福井県文書館が、同館ウェブサイトで、学校向けアーカイブズガイドの公開を開始しました。

高校の日本史B教科書(山川出版社)に準拠する形で、教材として活用できる福井県の地域資料の情報や画像を同館所蔵資料を中心に紹介するものです。

資料の解説シートと、教科書のどこで使えるかを示した対応一覧表を掲載しており、解説シートや画像等は、授業プリントや掲示資料として活用できるようになっています。

資料解説シートおよび資料画像は、利用の際の申請は不要で、編集、改変も自由ですが、出典の明記が求められています。資料解説シートは、オープンデータとしてCC(クリエイティブコモンズ)ライセンスにおけるCC BY4.0準拠で提供され、資料画像については著作権の保護期間が満了したものを中心に公開しているとのことです。
 
準備が整い次第、内容は随時更新の予定とのことです。

英国図書館、古浄瑠璃の孤本「越後國柏崎弘知法印御博記」をデジタル化して公開:同館での上演にあわせ

英国図書館(BL)が、2017年5月29日付のアジア・アフリカ研究部のブログ“Asian and African studies blog”で、浄瑠璃本「越後國柏崎弘知法印御博記」をデジタル化して公開したと発表しています。

近松門左衛門に先立つ時代の「古浄瑠璃」に分類される作品で、日本では長く失われていたものですが、同館において、6月2日と3日に、越後角太夫氏と西橋八郎兵衛氏によって人形浄瑠璃(文楽)として再演されるのにあわせて、公開されたものです。

同書は、オランダ商館付の医師として日本に滞在したケンペルが購入し、ケンペルの死後、大英博物館の所蔵となったものですが、1770年に、博物館において、他の中国や日本の書籍とともに調査された際に、中国史の書籍と誤って分類され、大英博物館図書室に所蔵されてきました(1973年にBLに移管)。

1962年に、早稲田大学の鳥越文蔵教授が同作品の孤本と認定し、日本では、1966年に刊行(影印・翻刻)、復活上演(2009年)されています。

ページ