デジタル化

知的財産推進計画2008

内閣の知的財産戦略本部が2008年6月18日、「知的財産推進計画2008」を発表しました。

図書館に関するものとしては、第4章「コンテンツをいかした文化創造国家づくり」の中で、「国立国会図書館(NDL)のデジタルアーカイブ化と図書館資料の利用を進める」として、NDLにおける蔵書のデジタル化の推進に必要な法的措置を2008年度中に講ずること、NDLと他の図書館等との連携や利用者への資料提供の在り方について関係者間の協議を促進し2008年度中に一定の結論を得ることが記載されています。

知的財産推進計画2008
http://www.ipr.go.jp/sokuhou/2008keikaku.pdf
知的財産戦略の進捗状況(知的財産推進計画2008 参考資料)
http://www.ipr.go.jp/sokuhou/2008siryou.pdf

アジア経済研究所図書館、出版物アーカイブを公開

日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所図書館が2008年6月12日、同研究所の出版物を公開する「アジア経済研究所出版物アーカイブ 『AIDE - Archive of IDE Publications』」の提供を開始しました。

アジア経済研究所では、1960年の創設以来、1,700点を超える出版物を刊行しており、このうち、1990年以後に刊行された全494冊6,092論文のうち、4,574論文が全文公開されています。刊行後、10年以上経過したものについては、インターネット経由で無料で利用でき、その他のものは賛助会法人会員、または同館およびJETROビジネスライブラリー内のみ無料で利用できます。今後も準備が整ったものから順次公開していくとされています。

『AIDEアジア経済研究所出版物アーカイブ』約500冊に及ぶ出版図書の全文を一挙公開 - アジア経済研究所図書館

過去の大学新聞デジタル化で過去の悪事が明るみに。名誉毀損にあたるか?

コーネル大学が図書館のデジタルアーカイブのコンテンツとして公開していた大学新聞のバックナンバーの記事により、過去の窃盗事件が明るみに出、名誉が毀損されたとして、現在は弁護士を開業する卒業生が、大学に対して100万ドルの賠償を求める訴えを起こしていました。
この訴えに対し、連邦地方裁判所は、「記事は公共の利益に関するものであり、個人に対する刑事訴訟に関して、公的な記録のなかで真実である情報を報告することは、米国憲法修正第1項(言論の自由、表現の自由などに関する条項)によって保障されている」として、男性の訴えを退ける判決を下しました。

英Times紙、1785年以来のコンテンツを期間限定無料公開

英国のTimes紙とその日曜版であるSunday Times紙を提供しているウェブサイトTimes Onlineが、1785年の創刊以来のコンテンツをデジタルアーカイブとしてウェブで一般公開しました。2008年6月16日現在のところ、1985年までの本文の全文を検索することができます。1985年以後の記事は、来月以後追加していくとのことです。

表示されるのは、画像データおよび記事の全文テキストデータで、画像データはドラッグすることで隣の記事等も見られます。終了時期は明示されていませんが、期間限定での無料公開とのことです。

Times Archive
http://archive.timesonline.co.uk/tol/archive/

What is the Times Archive?: Frequently asked questions

「フランス語圏電子図書館」IFLAケベック大会でプロトタイプをお披露目

フランス国立図書館(BnF)が、世界のフランス語圏の国立図書館と協力関係を築き、書籍のデジタル化等を進めていくという「フランス語圏電子図書館」のスケジュールを発表しています。ポータルサイトのプロトタイプ構築を担当しているのはケベック州立図書館・文書館で、同館が2008年8月のIFLAケベック大会でプロトタイプをプレゼンテーションするとのことです。

La Bibliothèque numérique francophone : un projet qui se concrétise
http://www.bnf.fr/pages/presse/communiques/bibli_num_fr.pdf

参考:
「フランス語圏電子図書館」の計画
http://current.ndl.go.jp/node/3706

フランス国立図書館、大規模デジタル化の様子を紹介する動画を公開

フランス国立図書館(BnF)が、2008年から開始している蔵書の大規模デジタル化事業の様子を紹介する動画を、ウェブサイトで公開しています。同館は2010年までに40万点以上、合計6千万ページ以上の図書・雑誌をデジタル化する予定とのことです。

La numérisation de masse à la BnF
http://www.bnf.fr/pages/zNavigat/frame/catalog.htm?ancre=num_masse.htm

Gallica, Bibliothèque nationale de France digital library
http://gallica2.bnf.fr/
(※BnFのデジタルライブラリー“Gallica”)

E792 - Microsoft,書籍デジタル化事業等から撤退

2008年5月,Microsoft社は,2006年から提供してきた書籍検索サービス“Live Search Books”(E581参照)および学術文献検索サービス“Live Academic Search”(E473CA1606参照)を終了すると発表した。あわせて, 出版社や図書館と協同して実施してきた,“Live Search Books”向けの書籍デジタル化事業も終了することになった。...

カナダ国立図書館・文書館、官報バックナンバーをデジタル化して公開

カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、官報“Canada Gazette”のバックナンバー(1841~1997年)をデジタル化しています。1998年以後のものは、すでに政府のウェブサイトで公開されていますが、LACはそれ以前のものを対象にしています。2009年にデジタル化完了見込みとのことですが、デジタル化済みのものはすでに検索できるようになっています。

なおこのCanada Gazetteを検索できるウェブサイトは、Canada Gazetteに関する電子展示の一部として、2008年5月に構築されています。

A Nation's Chronicle: The Canada Gazette
http://collectionscanada.ca/canada-gazette/index-e.html

Canada Gazette

JISC、2007デジタル化会議のレポートを公表

英国情報システム合同委員会(JISC)が2007年7月に英国ウェールズのカーディフで開催した、デジタル化に関する国際会議のレポートを公開しています。エグゼクティブ・サマリーでは、会議の場で最も表面化した5つのテーマとして、以下が挙げられています。

・ユーザの再統合
・コンテンツの大量集積
・Google、YouTubeの影
・ビジネスモデルと持続可能性
・コラボレーション(協同)の増加

JISC Digitisation Conference 2007 report
http://www.jisc.ac.uk/Home/publications/publications/digiconference07finalreport.aspx

参考:
JISC、2007デジタル化会議のブリーフィングを公開

ミシガン大学図書館、Googleがデジタル化した蔵書の全文検索機能をOPACに実装

米国ミシガン大学図書館が、Google Book Searchの図書館蔵書デジタル化プロジェクトでデジタル化された同館蔵書の全文を検索できる機能を、同館のOPACに実装したと発表しています。最初の検索では書誌事項を検索し、ヒットした書誌の詳細情報を表示する画面から、デジタル化された書籍については全文検索ができるようになっています。

Mirlyn: Library Catalog of the University of Michigan Ann Arbor
http://mirlyn.lib.umich.edu/

Full-Text MBook Searches from the Library Catalog - [BLT] Blog for Library Technology

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