デジタル化

カリフォルニア大学図書館、3つの蔵書大規模デジタル化プロジェクトと交わした契約書を公開

Google Book Search、Microsoft Live Book Search、Open Content Allianceと、3つの図書館蔵書大規模デジタル化プロジェクトに参加しているカリフォルニア大学図書館が、大規模デジタル化プロジェクトに関するウェブページを立ち上げました。FAQ、各々のプロジェクトと交わした契約書などが公開されています。

UC Libraries Mass Digitization Projects
http://www.cdlib.org/inside/projects/massdig/

April 15th, 2008付けDigitalKoansの記事

OCLC、図書館向けデジタルアーカイブサービスを開始

OCLCが4月15日、図書館のデジタルコンテンツのワークフロー全体をサポートし、デジタルコンテンツのオリジナルファイル/マスターファイルを長期保存するデジタルアーカイブサービスを開始すると発表しました。

Digital Archive - OCLC
http://www.oclc.org/digitalarchive/default.htm

OCLC offers Digital Archive service for long-term storage of libraries' digital collections
http://www.oclc.org/news/releases/200810.htm

CURL、19世紀のパンフレットをデジタル化するプロジェクトに着手

英国の研究図書館コンソーシアム(CURL)が、英国の研究図書館に所蔵されている19世紀のパンフレットをデジタル化するプロジェクトに着手することが発表されました。19世紀の英国において、パンフレットは公開討論の重要な手段で、当時の政治問題、社会問題、経済問題などをカバーしており、19世紀の英国社会を研究する上で見逃せない一次資料となっています。今回デジタル化されるのは、政治問題、社会問題、経済問題を取り上げたパンフレットのおよそ100万ページで、デジタル化後はCURLの総合目録であるCOPACや協力した大学のOPACで検索できるようになるほか、Googleなどの検索エンジンからも検索可能になる予定だということです。

オックスフォード大学図書館、ProQuest社とのPPPにより"The John Johnson Collection"へのアクセスを全英の図書館に無償で提供

英オックスフォード大学(University of Oxford)は、ProQuest社とのPPP(public-private partnership)によって、ボドリアン図書館(Bodleian Library)所蔵の"The John Johnson Collection(近代英国の一枚もの印刷物のコレクション)"をデジタル化し、全英の大学図書館・公共図書館・学校図書館に無償でアクセス可能にするというプロジェクトを進めています。

現時点では、劇場のチラシ、出版見本、犯罪・裁判の記録、広告といった資料6300点がデジタル化され公開されており、最終的には65000点(150000点の画像)がデジタル化・公開される予定とのことです。

Public-private partnership delivers thousands of images for free

デジタル岡山大百科で昔話の音声を公開

岡山県立図書館が、岡山県立博物館が所蔵するレコード「岡山の昔話」をデジタル化し、デジタル岡山大百科で公開しています。1960-70年代に県内のお年寄りから収録した昔話約120話を聞くことができます。

岡山昔話の音声をHPで公開 お年寄りから採集 岡山県立図書館 - 山陽新聞
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2008/03/28/2008032808474062002.html

岡山県立図書館
http://www.libnet.pref.okayama.jp/

参考:
第2回デジタル岡山グランプリの受賞作品
http://current.ndl.go.jp/node/6932

文書をデジタル化してウェブで共有可能な“iPaper”へ

個人所有の文書や資料をデジタル化し、ウェブで共有できる“iPaper”にするサービスの構築を目指している米国のScribd社が、文書のスキャニング、ウェブへの公開を無料で行うプロジェクトを開始しました。このプロジェクトへの参加を希望する人は、文書をメールでScribd社へ送信するだけでよいそうです。スキャニングなどにかかる費用は、公開される文書に付された広告によって相殺される仕組みだということです。

Scribd
http://www.scribd.com/

Convert Your Paper to iPaper
http://www.scribd.com/paper

英米が協同でシェークスピアの全戯曲をデジタル化へ

英国の情報システム合同委員会(JISC)と米国の全米人文基金(NEH)とが今年から創設した大西洋横断(transatlantic)デジタル化共同基金の助成を経て、英国オックスフォード大学ボドリヤン図書館と米国フォルガー・シェークスピア図書館(実業家フォルガー氏の寄付による研究/教育図書館)とが協同して、1641年以前に刊行されたシェークスピアの全戯曲75点を2008年4月から1年間でデジタル化し、無料公開すると両館から発表されました。

The worldwide collection of Shakespeare Quartos will become available online - Oxford University Library Service
http://www.ouls.ox.ac.uk/news/2008_mar_26

JISC、2007デジタル化会議のブリーフィングを公開

英国情報システム合同委員会(JISC)が2007年7月に英国ウェールズのカーディフで開催した、デジタル化に関する国際会議のブリーフィングを公開しています。

JISC Digitisation Conference 2007 briefing
http://www.jisc.ac.uk/Home/publications/publications/bpdigiconf07.aspx

スコットランド国立図書館、映画のデジタルアーカイブを公開

スコットランド国立図書館はHeritage Lottery Fundからの助成を受けて、所蔵する映画フィルムの修復・デジタル化に取り組んできましたが、このほど、その成果をデジタルアーカイブ“Scottish Screen Archive”で公開しました。

このScottish Screen Archiveは、20世紀のスコットランドの社会・文化・産業の歴史を映し出した3万2,000点の映画フィルム(私的に撮影されたものも含む)の書誌情報と、そのうちデジタル化が済んだ1,000点以上の動画を収録しています。

Scottish Screen Archive
http://ssa.nls.uk/

Scottish Screen Archive - National Library of Scotland
http://www.nls.uk/ssa/index.html

歴史資料や文化遺産をデジタル化する意義とは?

2007年3月10日付の“New York Times”紙に、デジタル化される資料/されない資料という振り分けが、将来の世代への歴史的資料や文化遺産の継承において与える影響について、紹介している記事が掲載されています。現時点では、貴重な資料であっても、技術や著作権や資金などの問題で、デジタル化できる資料の量には限りがあり、デジタル化されなかった貴重な資料が、「なかったもの」として将来へ継承されない危険があると指摘しています。例えば米国議会図書館(LC)では、資金の問題から、1億3,200万点ある資料のうち、近い将来デジタル化が見込まれているのはほんの10%に過ぎないとうことです。こうした苦境に対し、LCはGoogleと提携してデジタル化を進めるなど、対処していますが、専門家は事態はそう簡単に打開できないとしています。

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