デジタル化

20世紀初頭のチベットの写真等を大学図書館がデジタル化・公開(米国)

米国ウィスコンシン大学ミルウォーキー校図書館が、世界初となるラサのポタラ宮殿の写真を含む、1900年から1901年と1932年から1937年にそれぞれ撮影された、チベットの写真約900点と、19世紀末から20世紀初頭のチベットの地図10点をデジタル化し、ウェブサイトで公開しています。これらの資料は、米国地理学会の図書館が保管しているもので、1900年から1901年に撮影された写真は、当時のチベットを訪れたモンゴル人仏教徒によるもの、1932年から1937年に撮影された写真は、米国人の写真家・冒険家フォルマン(Harrison Forman)氏によるものだということです。20世紀初頭のラサは、外国人が足を踏み入れることを禁じていたため、これらの写真は非常に貴重なものとなっています。

BnF、デジタル図書館“Gallica2”に1,200タイトルの雑誌・新聞を追加

フランス国立図書館(BnF)が提供している電子図書館“Gallica2”に、Figaro紙の1876~1929年刊行分(間に抜けている年代あり)をはじめ、雑誌・新聞1,200タイトルを追加したと発表されています。

Gallica, Bibliothèque nationale de France digital library
http://gallica2.bnf.fr/

adbs-info - INFO : Gallica 2 : 1200 titres de presse et de revues librement consultables - arc
http://listes.adbs.fr/sympa/arc/adbs-info/2008-07/msg00138.html

7 août 2008付けProsperの記事

貴重書・特別コレクションのデジタル化が教育・研究に及ぼす影響への認識が必要-OCLCがシンポジウム報告を刊行

OCLCが2008年6月に開催したシンポジウム「デジタル化と人文学:図書館と特別コレクションへの影響」についてのレポートを刊行しています。このシンポジウムは、貴重書・特別コレクションについて、紙/デジタル版をどのように教育・研究で利用しているかを大学教員に発表してもらい、図書館側の発表とあわせて、将来について議論していくというものでした。これを受けたレポートでは、図書館や文書館が、教育・研究での利用も意識してデジタル化事業を進めていくよう呼びかけています。

The Impact of Digitizing Special Collections on Teaching and Scholarship: Reflections on a Symposium about Digitization and the Humanities

豪国立図書館、デジタル化した歴史的な新聞を公開するウェブサイトを開設

オーストラリア国立図書館(NLA)はこのほど、1803年から1954年に発刊された歴史的価値の高い新聞をデジタル化し、公開するウェブサイト”Australian Newspaper's site”(ベータ版)を開設しました。今のところ、コンテンツの量はそれほど多くないということですが、今後追加されていく予定だということです。

”Australian Newspaper's site”
http://ndpbeta.nla.gov.au/ndp/del/home

参考:
家で眠っている古新聞、募集中(オーストラリア国立図書館)
http://current.ndl.go.jp/node/7438

4世紀ごろの聖書の写本「シナイ写本」がオンラインで無料公開

新約聖書全体、旧約聖書の70人訳聖書(Septuagint)を含む、4世紀ごろの聖書のギリシャ語写本「シナイ写本(Codex Sinaiticus)」がデジタル化され、その一部が2008年7月、オンラインで無償公開されました。これは、シナイ写本の一部を分け持っている英国図書館(BL)、ロシア国立図書館(サンクトペテルブルク)、ドイツのライプチヒ大学、エジプトの聖カタリナ修道院による国際協同プロジェクトによるもので、BLとライプチヒ大学がデジタル化・提供しています。2008年7月で公開されたものは全体の25%で、今後第2弾が2008年11月に、第3弾(全体)が2009年7月に公開される予定とのことです。

Codex Sinaiticus
http://www.codex-sinaiticus.net/

The world’s oldest Bible goes online

リヨン市立図書館のGoogleブック検索参加について、Google・リヨン市も公式発表

先日、フランスのリヨン市立図書館とGoogle社が、同図書館の蔵書をGoogle Book Searchプロジェクトでデジタル化することで合意、ということが報じられましたが、この件に関し、Google社、リヨン市も公式発表を行っています。

A first for France: the City of Lyon and Google partner up to digitize book
http://booksearch.blogspot.com/2008/07/first-for-france-city-of-lyon-and.html

500 000 livres en ligne - Site Officiel de la Ville de Lyon

UCSF図書館、「健康」に関する日本の木版画コレクションをウェブ公開

カリフォルニア大学サンフランシスコ校 (UCSF)図書館では、病気の予防、妊娠の段階、薬の広告など、「健康」に関する日本の木版画コレクションおよそ400点をウェブで公開しています。版画の大半は19世紀後半のもので、美しく彩色された浮世絵も多く含まれています。

UCSF Japanese Woodblok Print Collection
http://asian.library.ucsf.edu/

リヨン市立図書館がGoogleブック検索に参加-フランスからは初

2008年7月11日、フランスのリヨン市立図書館とGoogle社が、同館が所蔵する45~50万冊のパブリックドメインの書籍を、Google Book Searchプロジェクトでデジタル化することで合意したと報じられています。このプロジェクトに参加する図書館はフランスからは初めてで、フランス国立図書館(BnF)に次ぐ規模ともされる同館の方針に、注目が集まっています。BnFのラシーヌ(Bruno Racine)館長は、「欧州デジタル図書館の方向性は逆戻りすることはなく、この合意について恐れることはない」「Googleがデータを開放してくれれば、欧州デジタル図書館の中に取り込みたい」とインタビューに答えています。

Google numérisera 500 000 ouvrages de la Bibliothèque municipale de Lyon - Livres Hebdo

BLのデジタル化事業における最大の難点は著作権処理

英国図書館(BL)は現在、ヴィクトリア朝時代の文学作品、19世紀の新聞、歴史的な録音資料、敦煌文書、学院論文、国勢調査、議会資料などさまざまな資料のデジタル化を行っています。この中には、英国情報システム合同委員会(JISC)の助成やMicrosoft社との共同プロジェクトによるものも含まれています。これらのデジタル化事業において、最も負担となっているのが著作権処理であり、次に何をデジタル化するかの計画立案でも、これがネックになっているようです。著作権のあり方を見直すための委員会にメンバーを出したり、ロビー活動なども行ったりしているBLの取り組みについて、Information World Review誌がインタビュー記事を掲載しています。

Scan and Deliver - Information World Review

CRLとNewsBank社、世界の新聞デジタルアーカイブ構築へ

米国・カナダの研究図書館・大学図書館のコンソーシアムである研究図書館センター(CRL)と、米国の歴史的な新聞データベース(サービス名はReadex)を提供しているNewsBank社とが、CRL参加館や主要な新聞リポジトリサービスが所蔵している世界の新聞マイクロ資料をデジタル化して提供するサービスを立ち上げると発表しています。

CRL libraries and NewsBank will digitize international newspapers. 6/26/08
http://www.crl.edu/content.asp?l1=1&l2=53#wna

Readex partners with Center for Research Libraries to create Web-based World Newspaper Archive

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