デジタル化

市民参加型翻刻プラットフォーム「みんなで翻刻」がリニューアル公開:AIによる「くずし字」自動認識機能を搭載

2019年7月22日、国立歴史民俗博物館、京都大学、東京大学が連名で、古文書史料の市民参加型翻刻プラットフォーム「みんなで翻刻」を同日にリニューアル公開することを発表しました。

「みんなで翻刻」は、国立歴史民俗博物館・京都大学古地震研究会・東京大学地震研究所のメンバーを中心に開発が進められています。今回のリニューアルの概要として、以下の点が挙げられています。

・IIIFに対応したことにより、国立国会図書館や国文学研究資料館など、さまざまな機関が公開するデジタル史料を「みんなで翻刻」で扱うことが可能となったこと

・「東寺百合文書」や、東京大学附属図書館が所蔵する地震史料のコレクション「石本コレクション」を公開し、市民と協働で翻刻を進めるとともに、翻刻されたテキストはオープンデータとして公開すること

・AI による「くずし字」の自動認識機能を搭載し、「くずし字」に慣れない初心者でも、AI の支援を受けながら翻刻作業に参加できるようにしたこと

県立長野図書館、一般財団法人長野県文化振興事業団長野県信濃美術館と連携協定を締結

県立長野図書館が、2019年7月23日に、一般財団法人長野県文化振興事業団長野県信濃美術館と連携協定を締結すると発表しています。

県民向けの講座・展示等のプログラム企画の協働のほか、所蔵資料の相互利用、所有する資料(収蔵作品)・情報をデジタル化して保存・公開するシステムの実現に向けて相互に連携・協力し、新しいサービスを実現することが目的です。

主な連携・協力事項として、以下の5点が挙げられています。

1.県立長野図書館業務システムによる蔵書管理の統一化に関すること

2.資料の相互利用に関すること

3.参考調査に関すること

4.利用者向け講座・展示等のプログラム企画に関すること

5.県内地域情報のデジタルアーカイブのポータル構築研究・実現に関すること

尾道市立図書館(広島県)、デジタルアーカイブを公開

2019年7月12日、尾道市立図書館(広島県)は、デジタルアーカイブの公開開始について発表しています。

尾道の古地図2枚、作家・林芙美子氏の自筆草稿「新淀君」を公開しているほか、2020年度以降も貴重な資料を順次デジタル化するとあります。

「デジタルアーカイブ」スタート!!(尾道市立図書館, 2019/7/12)
https://www.onomichi-library.jp/?p=6510

デジタルアーカイブ(尾道市立図書館)
https://www.onomichi-library.jp/archive/

九州大学附属図書館、「福岡城下町・博多・近隣古図」のデジタル化画像を高精細化

2019年7月11日、九州大学附属図書館が、公開していた「福岡城下町・博多・近隣古図」のデジタル化画像を高精細化したと発表しています。

同画像はパブリックドメインのため、事前の利用申請は不要であり、無償で、改変・商用利用も含めた自由な利用が可能です。

「福岡城下町・博多・近隣古図」のデジタル化画像を高精細化しました(九州大学附属図書館,2019/7/11)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/news/26383

参考:
九州大学附属図書館、貴重書等デジタル化画像を追加公開
Posted 2015年11月25日
http://current.ndl.go.jp/node/30055
※[福岡城下町・博多・近隣古図]が公開

琉球大学附属図書館、同館所蔵の「原忠順文庫」をデジタル化し、「琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ」で公開

2019年7月9日、琉球大学附属図書館が、同館所蔵の貴重資料「原忠順文庫」のうち164点をデジタルし、「琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ」で公開したと発表しています。

「原忠順文庫」は、初代沖縄県令鍋島直彬のもと、行政事務を統括した原忠順の旧蔵資料で、原の日記、鍋島や県政関係者との書簡をはじめとする書簡類、辞令書、典籍、写真等から構成されています。

原忠順文庫をデジタル公開しました(琉球大学附属図書館,2019/7/9)
http://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/?p=22768

原忠順文庫(琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ)
http://manwe.lib.u-ryukyu.ac.jp/d-archive/s/list?col=117

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、デジタル研究と研究図書館の役割に関する報告書“Digital scholarship and the role of the research library”を公開

2019年7月1日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が、報告書“Digital scholarship and the role of the research library”を公開しました。

この報告書は2019年1月から4月にかけて、RLUKが加盟館に行ったDigital scholarship(デジタル研究)に関する調査で得られた知見を示したものです。

【イベント】考古学・文化財データサイエンス研究集会「考古学ビッグデータの可能性と世界的潮流」(9/10-11、奈良)

2019年9月10日から11日にかけて、奈良文化財研究所本庁舎において、同研究所主催の考古学・文化財データサイエンス研究集会「考古学ビッグデータの可能性と世界的潮流」が開催されます。

この研究集会はワシントン大学教授のBen Marwick教授による考古学・文化財分野における研究データ管理・分析ツールや、オープンサイエンスの動向に関する講演とワークショップを中心に、奈良文化財研究所所属の研究者らの発表も交えて開催されます。ワークショップの中では「発掘調査・整理作業を通じて取得された遺物データ(分類、素材、計測値、位置座標等)をもとに、Rを利用して、透明性・再現性の担保された表・グラフを作成し、Gitにより公開・共有する手順」を学ぶ、とのことです。

考古学・文化財データサイエンス研究集会「考古学ビッグデータの可能性と世界的潮流」(全国遺跡報告総覧)
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/event/332

英・Jisc、文化遺産に関する分野横断合同会議“Discovering Collections, Discovering Communities(DCDC)”の主催メンバーに加わる

2019年6月24日、英国国立公文書館(TNA)と英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、英国のJiscが新たに文化遺産に関する分野横断合同会議“Discovering Collections, Discovering Communities(DCDC)”の主催メンバーに参加したことを発表しました。

DCDCは英国最大の文化遺産に関する分野横断合同会議で、英国・欧州はじめ各国から毎年400人以上のアーキビスト、図書館員、研究者等が参加して、コレクションの影響力からデジタル変換まで文化遺産に関わる様々の問題が検討されます。

今年度の会議DCDC19はTNA、RLUK、Jiscの主催により“Navigating the digital shift: practices and possibilities”をテーマとして、2019年11月12日から11月14日までバーミンガムで開催され、DCDCのウェブサイトで参加登録の受付が開始されています。

京都大学貴重資料デジタルアーカイブ、文学研究科所蔵の重要文化財「大日本史編纂記録」の第1冊から第5冊までを公開:修復・電子化事業の成果

2019年7月1日、京都大学貴重資料デジタルアーカイブは、文学研究科所蔵の重要文化財「大日本史編纂記録」の第1冊から第5冊までを公開したと発表しています。

同大学の文学研究科と総合博物館が進めてきた、文学研究科が所蔵する重要文化財「大日本史編纂記録」の修復・電子化事業において修復・電子化が完了した第1冊から第5冊までを、京都大学図書館機構が運営する京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開したものです。

「大日本史編纂記録」は、徳川光圀による『大日本史』編纂にかかわって、水戸・江戸の彰考館や京都の出張所などの間で交わされた往復書簡(6,000点以上)の控え等を中心とする資料です。江戸時代の綴装や修復の杜撰さが否めない状態のため、長期の保存を確保し、綴じ込まれて見ることができないのど部分の記述を明らかにするために、文学研究科と総合博物館により修復・電子化事業が実施されています。

今後も引き続き事業を推進し、その成果は、随時京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開されます。

札幌市中央図書館、『新札幌市史』のデジタルアーカイブを公開

2019年7月2日、札幌市中央図書館が、歴史資料検索閲覧システム「ADEAC」にて、『新札幌市史』のデジタルアーカイブを公開したと発表しています。

新札幌市史のデジタルアーカイブ公開について(札幌市の図書館,2019/7/2)
http://www.city.sapporo.jp/toshokan/info/201907sinsapporosisi.html

札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ
https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C0/WJJS02U/0110005100

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