デジタル化

交通文化振興財団、財団所蔵の交通関係資料を公開するデジタルアーカイブ構築を目的にクラウドファンディングを実施中

公益財団法人交通文化振興財団が、2017年12月22日まで、クラウドファンディング「明治からの膨大な交通に関わる歴史資料を公開し、後世に残す。」を実施しています。

同財団事務局の交通資料調査センターが所蔵する、交通に関わる写真や絵葉書、文書、印刷物、乗車券、錦絵などの歴史資料を閲覧できるデジタルアーカイブシステムの構築が目的です。目標金額は400万円です。

クラウドファンディングに挑戦します((公財)交通文化振興財団 事務局ブログ,2017/10/20)
http://blog.canpan.info/koutsubunka/archive/53

クラウドファンディング始まりました!((公財)交通文化振興財団 事務局ブログ,2017/10/23)
http://blog.canpan.info/koutsubunka/archive/54

米国デジタル公共図書館(DPLA)、オクラホマ州のサービス・ハブからのコンテンツ提供を開始

2017年12月5日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、オクラホマ州のサービス・ハブ(州単位で複数機関のデータを集約する連携先)である“OK Hub”からのコンテンツの提供を開始したと発表しています。

“OK Hub”は、オクラホマ大学とオクラホマ州立大学が、オクラホマ歴史協会やオクラホマ州立図書館(Oklahoma Department of Libraries)とも連携して運営しているサービス・ハブです。ネイティブアメリカンの歴史や文化、同州の過去の環境や農業、同州に居住した人々の生活を示すコンテンツなど、10万点のコンテンツがDPLAから閲覧できるようになりました。

Oklahoma Hub Collections Now Discoverable in DPLA(DPLA,2017/12/5)
https://dp.la/info/2017/12/05/oklahoma-hub-collections-now-discoverable-in-dpla/

「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」が正式公開:同学附属図書館所蔵資料の電子化画像が自由に利用できるように

2017年12月1日、「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」が正式公開されました。

12月1日現在、3,719タイトルの資料の電子化画像を公開しています。正式公開に伴い、最大辺2,000ピクセルの大きさのJPEG画像がダウンロードできるようになりました。

また、12月1日より、インターネット上で公開している同学附属図書館所蔵資料の電子化画像は、利用申請・利用料の支払手続きをすることなく、自由に利用できるようになりました。同館が提供する画像データであることを明示すること、加工・変形等の操作を行った場合はその旨を明示することなどの条件をすべて満たす場合、特別な手続きを経ることなく無償で複製、加工、出版物やウェブサイトへの掲載等を行うことができるとしています。

京都大学貴重資料デジタルアーカイブを正式公開しました(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ, 2017/12/1)
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/news/2017-12-01

欧州文化遺産デジタル化統計調査プロジェクトENUMERATE、第4回統計調査の結果報告書を公開

欧州における文化遺産のデジタル化に関する統計調査プロジェクト“ENUMERATE”による第4回調査の結果をまとめた報告書“Report on ENUMERATE Core Survey 4”が、調査を担当したオランダのDEN財団のウェブサイトで公開されています。

同調査は、EuropeanaのDSI-2のプロジェクトのもと隔年で実施されているもので、2011年の初回調査、2013年の第2回調査、2015年の第3回調査に続く今回の調査は、約1,000機関を対象に、2015年5月から2015年7月にかけて実施されました。

2017年11月21日付けのEuropeanaの記事では、デジタル化戦略を持つ機関の増加、82%の機関が所蔵資料のデジタル化を実施、文化遺産機関の所蔵資料の平均22%がデジタル化済といった調査結果の内容が紹介されています。

“ENUMERATE”では、今回の結果が、概ね前回調査の内容と一致していることから、調査の間隔を4から5年とすることを勧告するとともに、文化遺産が一般の人々に与える影響について把握する調査方法について検討するとしています。

米・ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校図書館、同館所蔵の中世手稿類の断片をデジタル化して公開

米・ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校図書館(SBU Libraries)が、教育者で書籍販売業者であったエゲー(Otto F. Ege)氏によって断片化された中世手稿類の「断片」をデジタル化し“Otto F. Ege: Fifty Original Leaves from Medieval Manuscripts”として2017年11月に公開したと発表しています。

エゲー氏により作成されたポートフォリオの写真集“Fifty Original Leaves from Medieval Manuscripts, Western Europe, XII-XVI Century”に掲載されたNo.19とNo.40にあたるポートフォリオのセットを同館が所蔵しており、それらをデジタル化することで、研究者による断片化された手稿類の「再構成」を支援することを目的に行なわれました。

“Guidelines: Technical Guidelines for Digitizing Cultural Heritage Materials”に基づきデジタル化が行われ、メタデータはダブリンコアとVRA Coreの標準に準拠しています。

米・フロリダ大学出版局、絶版となったフロリダ・カリブ海地域の名著をOAで提供する“Florida and the Caribbean Open Books Series”を開始

2017年11月29日、米・フロリダ大学出版局は、米・フロリダ大学図書館とのインプリント(ブランド名)である“LibraryPress@UF”から、フロリダ州やカリブ海地域の絶版となった名著39冊をオープンアクセス(OA)で出版する“Florida and the Caribbean Open Books Series”の提供開始を発表しています。

全米人文科学基金(NEH)とアンドリューW.メロン財団による絶版となった人文学の名著をOAで公開する“Humanities Open Book”プログラムの助成を得て公開されたもので、現在21作品のpdf版が無料で利用できるほか、冊子体やePub版を購入することもできます。

@floridapress(twitter,2017/11/30)
https://twitter.com/floridapress/status/935887794345521152

米国政府印刷局、連邦官報の1970年から1979年発行分をデジタル化して公開

2017年11月29日、米国政府印刷局(GPO)は、国立公文書館連邦官報事務局(OFR)と共同で、1970年から1979年までに発行された連邦官報(Federal Register)をデジタル化して公開したと発表しています。

これにより、1970年以降の連邦官報が、連邦政府の情報を利用できるデータベース“govinfo”から閲覧できるようになりました。

1936年の創刊号からのデジタル化計画の一環です。

GPO Issues Digital Release of Federal Register for the 1970S (GPO,2017/11/29)
https://www.gpo.gov/who-we-are/news-media/news-and-press-releases/gpo-issues-digital-release-of-federal-register-for-the-1970s/

Google Arts & Culture、古代マヤ文明をテーマとした“Preserving Maya Heritage”を公開

2017年11月29日、大英博物館とGoogle社は、Google Arts & Cultureにおいて、古代マヤ文明をテーマとした“Preserving Maya Heritage”を公開したと発表しています。

大英博物館が所蔵する、古代マヤ文明の研究に貢献したモーズリー(Alfred Percival Maudsla)氏が収集・撮影した、古代マヤ文明の遺跡やモニュメントのガラス乾板写真のデジタル化画像や石膏や紙による「型」(キャスト)の3Dスキャン画像、ティカルやキリグアといった遺跡の360°のバーチャルツアー、古代遺跡や博物館のストリートビューといったコンテンツが掲載されています。

@britishmuseum(twitter,2017/11/29)
https://twitter.com/britishmuseum/status/935814192887750658

ウィキペディアンによく引用される米・ルイジアナ州の文化遺産機関が公開しているデジタルコンテンツは何か?(文献紹介)

2017年11月28日、Journal of Web Librarianship誌のウェブサイトで、米・ルイジアナ州ニューオーリンズにあるロヨラ大学ニューオリンズの図書館に勤めるケリー(Elizabeth Joan Kelly)氏による論文“Use of Louisiana's Digital Cultural Heritage by Wikipedians”が公開されました。

利用者ニーズを把握し、蔵書構築・デジタル化の優先順位の方針を確定させる事を目的に、Wikipediaの記事に引用されたルイジアナ州の文化遺産機関が公開しているデジタルコンテンツの種類やそのWikipediaの記事内容の分析を試みたものです。

文献では、デジタルライブラリのアイテムやアーカイブ資料の調査手引きである“finding aids”へのリンクが多いことや、特に、ルイジアナ固有の社会・社会科学・文化・芸術に関する記事にリンクが多いとの結果が紹介されるとともに、得られた知見に基づいて、蔵書構築・デジタル化の優先順位方針を決定するためのいくつかの有力な戦略も述べられています。

【イベント】漢字文献情報処理研究会第二十回大会特別セッション「デジタルデータの利活用と長期保存:大学図書館および人文・社会系研究者の役割」(1/20・京都)

2018年1月20日、花園大学において、漢字文献情報処理研究会第二十回大会が開催されます。

特別セッションでは、学術資料のうち特に図書館資料に焦点を当て、図書館資料(特に大学図書館資料)のデジタルコンテンツとしての特性、その利活用と保存におけるデジタル化の意義、図書館員や人文・社会系研究者の考える利活用と長期保存、の3点について特に注意を払って討論します。

大会ではその他、慶應義塾大学経済学部の千田大介氏による「中国学研究・教育オープンプラットフォームのためのデータ構築」、大東文化大学外国語学部の上地宏一氏による「大規模漢字集合の文字検索を自作する」の発表が予定されています。

入場は無料、参加も自由ですが、事前登録への協力が求められています。

特別セッションのプログラムは次のとおりです。

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