デジタル化

公益財団法人新聞通信調査会、「同盟通信社資料公開サイト 新聞通信調査会デジタルアーカイブ」を公開

2018年11月1日、公益財団法人新聞通信調査会が、「同盟通信社資料公開サイト 新聞通信調査会デジタルアーカイブ」を公開しました。

同財団が保有する、共同通信社・時事通信社の前身組織である同盟通信社関係資料をデジタル化し、インターネット上で公開するウェブサイトです。

今回第1弾として公開されたのは、同盟通信社が全国の新聞社などに配信した記事を冊子形式にまとめた『同盟旬報』と『同盟時事月報』のうち、1937年7月発行の第1号から1940年末発行の第127号までです。

両誌は、第1号から1945年3月発行の第225号まであり、総ページ数は2万6,000ページで、記事は約30万件含まれます。2019年2月には残りの第128号から第225号まで公開される予定です。

公開された資料は自由に閲覧、ダウンロードでき、書籍・雑誌などで引用する場合も提供元が同財団であることを明記すれば、基本的に自由に利用できるとしています。

国立公文書館、ウェブサイト「1889年2月11日 大日本帝国憲法発布の日」を公開

国立公文書館が、ウェブサイト「1889年2月11日 大日本帝国憲法発布の日」を公開しました。

明治150年関連施策及び歴史資料等の収集及び提供事業の取り組みで、大日本帝国憲法の起草、発布、発布前後の社会の様子を紹介するものです。

國學院大學図書館と東京大学法学部附属明治新聞雑誌文庫が所蔵する歴史資料等をデジタル撮影した画像と、同館所蔵資料の画像を活用し制作されています。

国立公文書館 お知らせ
http://www.archives.go.jp/
※「「1889年2月11日 大日本帝国憲法発布の日」サイトを公開しましたnew」とあります。

「1889年2月11日 大日本帝国憲法発布の日」サイトを公開しました(国立公文書館)
http://www.archives.go.jp/news/20181029154830.html

国文学研究資料館・凸版印刷、日本文化関連資料をデジタル化し日本文化の多様性と魅力を発信する共創プロジェクトを開始

2018年10月29日、国文学研究資料館と凸版印刷株式会社は、国文学研究資料館が所蔵する日本文化に関する資料をデジタル化し、そのデジタルデータを活用して日本文化の多様性と魅力を発信する共創プロジェクトの推進に合意したと発表しました。

同プロジェクトでは、国文学研究資料館が所蔵する資料について、凸版印刷が持つAR、VR等の新しいデジタル表現を用いた情報公開の実現を目指すとしています。

国文学研究資料館と凸版印刷、日本文化の多様性や魅力をデジタルコンテンツで再創造し発信する共創プロジェクトを開始(凸版印刷、2018/10/29)
https://www.toppan.co.jp/news/2018/10/newsrelease181029.html

米・メトロポリタン美術館、APIを公開:Googleとの連携も発表

2018年10月25日、米・メトロポリタン美術館(MET)は、APIの公開を発表しました。APIを通じて、同館の40万6,000点の画像を著作権等の制限なしに利用することができます。

あわせて、METではGoogleとのAPI連携を発表し、これまで手作業でGoogle Arts & Cultureに画像(757点)をアップロードしていたところ、新しいAPIを導入することで、20万5千点のパブリックドメインの作品の高精細画像がGoogle Arts & Cultureから公開されたと発表しています。同館がCC0で公開している画像については、ダウンロードボタンが設けられています。Google Arts & Cultureでは初めてとのことです。加えて、同館のウェブサイト上の詳細情報へのリンクである詳細ボタンも設置されています。

また、GoogleのナレッジグラフとのAPI連携も行なわれており、ナレッジパネル内に同館のデジタル画像が表示されるとともに、ナレッジパネルに表示された画像をクリックすると、Google Arts & Cultureで公開されている画像にリンクされます。

上越市立高田図書館(新潟県)、明治・大正期に発行されていた地元紙をデジタル化し、館内で提供開始

新潟県の上越市立高田図書館が、明治・大正期に発行されていた地元紙をデジタル化し、館内のデータベース端末で閲覧できるようにしたと発表しています。

報道によると、閲覧可能となるのは2018年11月4日からです。対象は、両紙とも、創刊号から大正初期までの号で、今後、両紙が第二次世界大戦中の新聞統合により廃刊するまでの号をデジタル化する計画があるとのことです。また、検索機能はないものの、今後、ファイルの階層分けやページのジャンプ機能などの改良を加える予定とのことです。

11月4日には、同館において、デジタル化新聞閲覧複写講習会が実施されます。

デジタル化新聞閲覧複写講習会 読書週間中のもよおしもの(上越市立図書館)
https://www.lib.joetsu.niigata.jp/?page_id=305

ドイツの女性運動に関するデジタルアーカイブが公開される

ドイツの女性運動に関するデジタルアーカイブ“Digitale Deutsche Frauenarchiv”(DDF)が公開されています。同データベースには、ドイツの女性運動に関する図書や雑誌、書簡類、写真、音声資料、フェミニストの先駆者の遺贈資料等をデジタル化したものが登録されています。

同データベースでは、レズビアンや女性に関する資料を所蔵する、ドイツ、オーストリア、スイス、ルクセンブルク、イタリアのアーカイブや図書館、文書館など約40機関が連携し資料のデジタル化を進めています。ドイツの連邦家族・高齢者・女性・青少年省の助成により同データベースは整備・拡充されました。

プレスリリースによると、フェミニストに関する資料を所蔵する機関が共同して、ドイツの女性運動に関するポータルサイトを公開するのは今回が初めてであるとしています。

米・シカゴ美術館、所蔵作品の画像をCC0ライセンスで公開

2018年10月22日、米・シカゴ美術館(Art Institute of Chicago)が、ウェブサイトのリニューアルを発表し、あわせて、5万2,438点の所蔵作品の画像をクリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC0ライセンスのもと公開しました。

公開画像は定期的に追加するとしています。

Behind the Scenes of the Website Redesign Welcome to the launch of the museum’s redesigned website!(Art Institute of Chicago,2018/10/22)
https://www.artic.edu/articles/713/behind-the-scenes-of-the-website-redesign

千葉大学、改築中の附属図書館松戸分館でのオンライン「園芸植物ライブラリー」開設と市民公開スペース設置のためのクラウドファンディングを開始:アカデミック・リンク松戸プロジェクト

2018年10月24日、千葉大学が、附属図書館松戸分館(園芸学部図書館)でのオンライン「園芸植物ライブラリー」開設と市民公開スペース設置のためのクラウドファンディングを開始した事を発表しています。

園芸学部では、2019年5月完成予定で図書館の改築を行なっており、あわせて、園芸に関する最新の知と歴史的な知を社会と共有するための基盤形成を目指す「アカデミック・リンク松戸プロジェクト」を始めています。新図書館では、オンライン「園芸植物ライブラリー」の開設と、伝統ある庭園とひとつながりの開放的なスペースを使いながらサイエンスカフェなどにより地域との交流を図ることが予定されており、そのための資金調達を目的に実施されるものです。

期間は11月30日までで、目標金額は100万円です。

米国国立公文書館(NARA)、オンラインカタログで1860年から1862年までの日米間の外交記録“Japan Regarding the Treaty of Yedo, 1860-1862”を公開:公開されたデジタル画像の翻刻・英訳への支援を呼びかけ

米国国立公文書館(NARA)が、2018年10月18日付けの“Catalog Newsletter”において、NARAのオンラインカタログに、1860年から1862年までの日米間の外交記録“Japan Regarding the Treaty of Yedo, 1860 - 1862”が追加されたことを紹介しています。

ニュースレターでは、今回公開された記録には、将軍・徳川家茂からブキャナン大統領に宛てた親書や、使節団(万延元年遣米使節)のメンバーのサインのアルバム等のデジタル化画像が含まれていることが紹介されています。

また、記録には、英訳とオランダ語訳のものも含まれているが、多くは漢字で書かれている事などが紹介されています。

NARAの公式ツイッターでは、「市民アーキビスト(Citizen Archivist)」に対して、公開された記録の翻刻・英訳への支援を呼びかけています。

米国議会図書館(LC)、クラウドソーシングのためのプラットフォームCROWD(BETA)を公開

2018年10月24日、米国議会図書館(LC)が、クラウドソーシングのためのプラットフォームCROWD(BETA)を公開しました。

LCが所蔵している歴史的資料のデジタル画像を、クラウドソーシングによるテキスト化等を行なうことで、検索性や読みやすさを向上させることが目的です。視覚障害者が用いるスクリンリーダーとの互換性もあると説明されています。

現在、テキスト化等の対象となっているのは、リンカーン大統領やメアリー・チャーチ・テレルの文書、クララ・バートンの日記、ブランチ・リッキーによる野球選手の評価レポート、南北戦争で障害を負った退役軍人の回顧録です。そのうち、リンカーン大統領文書のテキスト化に関する“ Letters to Lincoln Challenge”では、2018年末までの1万点の画像のテキスト化完了が呼びかけられています。11月19日には、同事業の推進のため、リンカーン大統領によるゲティスバーグ演説から155年を祝うイベントが開催されます。

今後、ローザ・パークス、女性参政権運動、南北戦争の退役軍人、米国の詩人、米国の精神医学史に関する文書の追加が予定されています。

あわせて、クラウドソーシングのためのソフトウェアもGitHub上でオープンソースとして公開されています。

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