デジタル化

米・ジョージア州立大学図書館、デモ行進“Women's March”関連資料を収集し、オンラインで公開

米・ジョージア州立大学図書館が、2017年2月21日付の同館のブログで、1月21日に首都・ワシントンで行われたWomen's Marchと連携して行われた、“Atlanta March for Social Justice and Women”やその他ジョージア州の住民が参加したデモ行進に関する資料の収集に取り組んでいることを紹介しています。

既に、デモ行進参加者へのオーラルヒストリーインタビューや、写真・動画・エフェメラ類などの寄贈の受付を始めており、コレクションの利用方法などを知らせる“Research Guide”も公開されました。

収集された資料は、同館のデジタルコレクションで利用できるほか、米国アーキビスト協会(SAA)の Women Archivists Sectionが実施している“Women’s March on Washington Archives Project”とも共有されます。

広島大学図書館、教科書コレクション画像データベースで全文画像を公開

2017年2月22日、広島大学図書館が、教科書コレクション画像データベースの公開画像を拡張したと発表しています。

これまで部分画像(表紙、奥付などのみ)公開であった資料のうち、2,368点の全文画像公開を行ったもので、全収録資料5,607点中、3,977点の全文画像が公開となったとのことです。

併せて、本データベースに収録されている約200点の主要資料について、資料の内容や成立背景などを説明した解題の付与を進めているとのことです。

パブリックドメイン資料のオンデマンド電子書籍化プロジェクト“eBooks on Demand”に、フランスの50の図書館が参加

2017年2月20日、欧州の“eBooks on Demand”(EOD)は、トゥールーズ・ミディピレネー大学図書館ネットワーク(Toulouse and Midi-Pyrenees Universities Libraries Network)を通じ、フランスの50の図書館でのサービスの提供を開始したと発表しています。

EODは、パブリックドメインとなった資料について利用者からオンデマンドで注文を受け付け、電子書籍化して提供する欧州の図書館等によるプロジェクトで、オーストリア・インスブルック大学のUniversity and Regional Library of Tyrolが取りまとめています。

これにより、参加50館では、ネットワーク加盟館が所蔵する1904年以前の刊行物の電子書籍化に関する注文ができるようになります。

EODには、現在、欧州12か国の、38の図書館や図書館ネットワークが参加しています。

米国議会図書館、“Chronicling America”に、アフリカ系アメリカ人による新聞55紙を搭載

2017年2月20日、米国議会図書館(LC)が、歴史的な新聞の検索サイト“Chronicling America”に、アフリカ系アメリカ人による新聞55紙を搭載したと発表しています。

Twitter(@librarycongress,2017/2/20)
https://twitter.com/librarycongress/status/833345417458880514

Chronicling America
http://chroniclingamerica.loc.gov/

参考:
米国の歴史的な新聞のデジタルアーカイブ“Chronicling America”に、建国期(18世紀)の新聞が追加される
Posted 2016年9月1日
http://current.ndl.go.jp/node/32440

ウェールズ国立図書館が、クラウドソーシングのためのプラットフォームの開発に着手

2017年2月15日、ウェールズ国立図書館が、クラウドソーシングのためのプラットフォームの開発に着手することを発表しています。

クラウドソーシングにより、国内外のボランティアと協力し同館のコレクションへのアクセスを改善することが目的で、同館では既にクラウドソーシングによる資料のオンライン公開事業を行なってきていますが、今回、Digirati社と連携して、カスタマイズや多様なコレクションへの対応が可能なバイリンガルなプラットフォームを作成するものです。

プラットフォームは、IIIFとW3Cの“Web Annotation Data Model”を基盤に構築され、共有や再利用を可能とする予定です。

NLWでは、同プラットフォームを用いて、「カーディガンシャー第一次世界大戦裁判記録」(Cardiganshire Great War Tribunal records)のテキスト化等を計画しています。

A Crowdsourcing Platform for Wales(NLW,2017/2/15)
https://www.llgc.org.uk/blog/?p=14496

韓国・国会図書館、「資治通鑑綱目」(庚子字本)の完本を国会電子図書館で公開

2017年2月16日、韓国の国会図書館が、中国の上海図書館と協力し、「資治通鑑綱目」(庚子字本)の完本を国会電子図書館で公開したと発表しています。

現在、原本は上海図書館が所蔵しており、国外所在文化財財団の調査で発見されました。

1420年に製造した銅活字(庚子字)で刊行された版本で、同版の伝来が少なく貴重で、蔵書印からは、朝鮮から日本、中国へと伝来した経緯も把握でき、歴史的価値も大きいとのことです。

국회도서관 보도자료
http://www.nanet.go.kr/libintroduce/bododata/selectBodoDataList.do
※「151 자치통감강목(資治通鑑綱目) 경자자본(庚子字本) 완질, 국회전자도서관에서 공개」とあります

国会電子図書館
http://dl.nanet.go.kr/index.do
※「테마별 collection」のタブを選ぶと「資治通鑑綱目」(庚子字本)を閲覧できます。

関連:
「資治通鑑綱目」完本発見…学界「朝鮮で初めて刊行された版本」(中央日報,2015/1/5)
http://japanese.joins.com/article/868/194868.html

参考:

韓国国立中央図書館、「大韓民国新聞アーカイブ」を公開

韓国国立中央図書館(NLK)が、2017年2月15日に、1950年以前に発行された新聞70タイトル、約192万件の記事を検索できる「大韓民国新聞アーカイブ」を公開すると発表しています。

新聞別検索、主題関係、古新聞トレンド、古新聞年代記、新聞解題といった機能、ページがあり、データはLinked Open Data(LOD)として公開されているので、記事内の人物やキーワード間の関係や時系列を見ることができるようにもなっています。

ウェブサイト構築にあたってはレスポンシブウェブデザインが採用されています。

언제 어디서나 쉽고 빠르게 대한민국 신문 아카이브 본다(NLK,2017/2/14)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8954&notice_type_code=3&cate_no=0

大韓民国新聞アーカイブ
http://www.nl.go.kr/newspaper

参考:
韓国国立中央図書館、韓国言論振興財団と覚書を締結:旧韓末から朝鮮戦争までの新聞を一覧できるデータベースの構築へ
Posted 2016年9月20日
http://current.ndl.go.jp/node/32576

国立国会図書館(NDL)、国際図書館連盟(IFLA)が策定した、貴重書及び手稿コレクションのデジタル化計画に関するガイドラインの日本語訳を掲載

2017年2月13日、国立国会図書館(NDL)は、国際図書館連盟(IFLA)の貴重書・特別コレクション分科会(Rare Book and Special Collections Section)が2014年9月に策定したガイドライン“Guidelines for Planning the Digitization of Rare Book and Manuscript Collections”の日本語訳『貴重書及び手稿コレクションのデジタル化計画のガイドライン』を掲載しました。

資料の保存(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/preservation/index.html

マニュアル・パンフレット・翻訳資料(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/preservation/manual_index.html

貴重書及び手稿コレクションのデジタル化計画のガイドライン(PDF: 445KB)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/preservation/pdf/ifla_guideline_jp_2017.pdf

Rare Books and Special Collections Section(IFLA)

弘前大学附属図書館、 「妙源寺古文書」デジタル版を公開

2017年2月10日、弘前大学附属図書館が、同館が所蔵する 「妙源寺古文書」のデジタル版を公開しました。

愛知県岡崎市大和町所在の真宗高田派妙源寺の所蔵にかかる妙源寺文書原本の忠実な写しと見て間違いないとのことで、約70点の中世文書(多くは戦国期)を収め、同寺にあてた碧海郡・額田郡の土地の寄進状や売券からなります。

1983年に同館が事務部長制に移行した際に、東京大学附属図書館から寄贈された大量の古典籍の中の漢籍の中に紛れていたものと推測され、2005年に、人文学部教授(当時)長谷川成一氏が同館の古典籍を調査した際に発見したものとのことです。

弘前大学附属図書館 お知らせ
http://www.ul.hirosaki-u.ac.jp/
※「 [貴重資料] 「妙源寺古文書を掲載しました。(平成29年2月10日)」とあります。

弘前大学附属図書館貴重資料妙源寺古文書
http://www.ul.hirosaki-u.ac.jp/collection/rare/myogenji/index.html#page=1
http://www.ul.hirosaki-u.ac.jp/collection/rare/rare8.html

弘前大学附属図書館貴重資料一覧

E1884 - 第27回保存フォーラム「デジタル時代の資料保存」<報告>

2016年12月7日,国立国会図書館(NDL)は,東京本館において第27回保存フォーラム「デジタル時代の資料保存」を開催した。保存フォーラムは資料保存の実務者による知識の共有,情報交換を意図した場である(E1642E1761参照)。...

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