オープンアクセス

欧州における多分野の灰色文献を収録したリポジトリ“OpenGrey”にフランス語の学位論文が追加

2014年2月17日、欧州における多分野の灰色文献を収録したリポジトリ“OpenGrey”にフランス語の学位論文の書誌情報約20万件が追加されたとのことです。フランスの大学図書館の総合目録“Sudoc(Systeme Universitaire de documentation)”からのデータ提供によるものとのことです。

Research informationの記事によると、2000年以降の学位論文が収録されており、Sudocの対応するデータへのリンクにより、ILL利用のための所蔵情報などが利用できるとのことです。また、12,000件のデータについては、電子版の学位論文のフルテキストにリンクしているとのことです。

OpenGrey
http://www.opengrey.eu/

OpenGrey repository adds French theses(Research information, 2014/2/26付)
http://www.researchinformation.info/news/news_story.php?news_id=1508

参考:
欧州における多分野の灰色文献を収録したリポジトリ“OpenGrey”
Posted 2011年6月22日
http://current.ndl.go.jp/node/18475

PASTEUR4OAプロジェクトのキックオフミーティング開催

2014年2月20日から21日、PASTEUR4OA(Open Access Policy Alignment Strategies for European Union Research)プロジェクトのキックオフミーティングがポルトガルで開催されました。PASTEUR4OAは、欧州におけるオープンアクセスとオープンデータの政策の発展促進をサポートするプロジェクトで、欧州研究図書館協会(LIBER)やEIFL等、欧州全体から15の組織が参加しているとのことです。また、今回のミーティングは、FOSTER(Foster Open Science Training for European Research)プロジェクトとの合同開催だったとのことです。

PASTEUR4OA/PASTEUR4OA Kick-off meeting (PASTEUR4OA)
http://www.pasteur4oa.eu/news/25

PASTEUR4OA kicks-off in Guimaraes, Portugal (LIBER, 2014/2/21)
http://www.libereurope.eu/blog/pasteur4oa-kicks-off-in-guimaraes-portugal

FOSTER

PLOSが新たなデータ公開方針へ 論文に関わる全てのデータの公開を要求

2014年2月24日付けの米PLOS ONEのブログで、2014年3月3日からPLOS発行雑誌は新たなデータ公開方針を施行することが発表されました。新方針では、著者に対して研究上の発見に関わるすべてのデータを、論文公開後すぐに、誰もが制限なく利用できるようにすることを求めています。著者は論文の冒頭に、データがどこで、どのようにして利用可能かを示した”Data Availability Statement”を書くように求められるとのことです。なお患者情報等のプライバシーに関わるデータや絶滅危惧種に関するデータ、第三者が保有するデータなど、データ公開の例外を認める場合もあるとされています。

このデータ公開方針は2013年12月に案が示され、コメントが受け付けられていたものです。最終的な方針は2014年3月1日に公開予定とされています。

PLOS’ New Data Policy: Public Access to Data(EveryONE The PLOS ONE Community Blog、2014/2/24付け)
http://blogs.plos.org/everyone/2014/02/24/plos-new-data-policy-public-access-data/

オープンアクセス出版社BQFJが査読サービスRubriqと連携、査読の委託へ

2014年2月18日、査読実施サービスRubriqが、オープンアクセス誌プラットフォームQScience.comを運営するカタールのオープンアクセス出版社Bloomsbury Qatar Foundation Journals(BQFJ)と連携することを発表しました。

Rubriqは研究者から依頼を受け、雑誌への投稿前に論文を独自に査読し、査読者からの点数とコメント、おすすめの投稿先雑誌の情報等を伝えるサービスを有料で実施している企業です。今回の連携により、QScience.comの各オープンアクセス雑誌は査読をRubriqに直接委託することになります。なお論文の掲載可否については、Rubriqから送られる査読コメントや点数に基づいてQScience.comの各誌の編集委員が決定するとのことです。

QScience selects Rubriq to provide peer review for its 15+ journals(Rubriq Blog、2014/2/18付け)
http://blog.rubriq.com/2014/02/18/qscience-selects-rubriq-to-provide-peer-review/

QSceince.com
http://www.qscience.com/

英国王立協会、オープンアクセス誌“Royal Society Open Science”を創刊

英国王立協会(The Royal Society)が、2014年2月18日、同協会からは初めてのオープンアクセス誌となる“Royal Society Open Science”の創刊を発表しました。

生命科学、物理化学、数学、工学、コンピュータ科学を扱う査読誌で、オープン・ピアレビューもオプションとして提供する予定であるとのことです。2014年に正式公開されるとのことです。

また、ScienceInsiderの記事によると、AAASの“Science Advances”と同様、著者支払い型のオープンアクセス雑誌となるとのことです。

World’s first scientific publisher launches new open access journal(The Royal Society, 2014/2/18付)
http://royalsociety.org/news/2014/royal-society-open-science

Royal Society Open Science
http://royalsocietypublishing.org/royal-society-open-science

E1535 - Europeana 1914-1918:第一次世界大戦の記憶を共有する試み

 2014年1月28日,欧州のデジタル文化遺産のポータルサイトであるEuropeanaが,“Europeana 1914-1918”を公開した。第一次世界大戦の開戦から100年を機に,国立図書館等のコレクションに加え,これまで国立図書館等の蔵書にはされてこなかった,第一次世界大戦に関するさまざまな資料を公開し,新たな観点を提示するものである。...

E1534 - 公共図書館で学術文献を:英国の試み“Access to Research”

  2014年2月3日,英国の公共図書館で,オンラインの学術雑誌記事150万件を無料で提供する2年間のプロジェクト“Access to Research”が始まった。...

ジンバブエ共和国におけるオープンアクセスの現況(文献紹介)

“Library Hi Tech”誌の第32巻第1号(2014年)にジンバブエ大学のLovemore Kusekwa氏、Aston Mushowani氏による“The Open Access Landscape in Zimbabwe: the case of university libraries in ZULC”という記事が掲載されています。

ジンバブエ共和国の大学におけるオープンアクセス(OA)の現況について、OAを推進する機関リポジトリの質的調査を行った結果をまとめたものとのことです。

ジンバブエ共和国の大学図書館コンソーシアムに参加する12の大学を対象に、OAの機関リポジトリの状態、コンテンツの見つけやすさ、OA方針、OAの利点、機関リポジトリの将来計画などについて尋ね、8校から回答があったとのことです。調査に協力した大学の大半でOAを推進するための機関リポジトリの構築が進められているとのことです。

Lovemore Kusekwa, Aston Mushowani, (2014) "The Open Access Landscape in Zimbabwe: the case of university libraries in ZULC", Library Hi Tech, Vol. 32 Iss: 1

カナダ政府の2014年予算に”Open Data Institute”の設立補助が盛り込まれる(カナダ)

2014年2月11日、カナダ政府の2014年予算の中に、”Open Data Institute”をウォータールー大学(University of Waterloo)に設立するための補助を行うことが盛り込まれたと報じられました。

新たに設立されるOpen Data Instituteは政府や学術機関、民間企業と協力してOpen Governmentやオープンデータに関わる課題に取り組むことを目的とするものです。カナダにおける研究データの保存・活用の促進につながることが期待されています。

Federal budget provides funding to create Open Data Institute(Canadian Digital Media Network、2014/2/12付け)
http://www.cdmn.ca/federal-budget-provides-funding-to-create-open-data-institute/

CARL welcomes Budget 2014’s commitment to university research(Canadian Association of Research Libraries、2014/2/12付け)

AAASが新たなオープンアクセス雑誌”Science Advances”の創刊計画を発表

Science誌などを刊行する米国科学振興協会(AAAS)が、2014年2月12日、新たにオンライン版のみのオープンアクセス雑誌”Science Advances”を創刊する計画を発表しました。

AAASのプレスリリースによれば、Science AdvancesはScienceと同じく幅広い分野を対象とし、論文出版加工料(APC)によって運営する著者支払い型のオープンアクセス雑誌とする予定である、とのことです。2015年中の創刊が目指されています。

AAAS Expands the Science Family of Journals with the Launch of Science Advances(AAAS、2014/2/12付け)
http://www.aaas.org/news/aaas-expands-science-family-journals-launch-science-advances

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