研究図書館

米国大学・研究図書館協会(ACRL)及び米国アーキビスト協会(SAA)の承認を受け「アーカイブ資料や特別コレクションによるサービスのための評価基準」が公開

2018年1月25日、米国大学・研究図書館協会(ACRL)と米国アーキビスト協会(SAA)が、アーカイブ資料や特別コレクションによるサービスのための統計的評価基準“Standardized Statistical Measures and Metrics for Public Services in Archival Repositories and Special Collections Libraries”を公開しました。

ACRLの貴重書・手稿部会(RBMS)と米国アーキビスト協会(SAA)の合同タスクフォースによって策定されたもので、2017年10月のACRLの理事会での承認の後、2018年1月のSAAの理事会でも承認され、今回、公開されました。

E1988 - COAR Asia Meeting 2017<報告>

2017年12月4日から6日にかけて,ネパールの首都カトマンズにおいて,オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の主催するAsia OA Meeting 2017“Moving to higher ground - from open access to open science in Asia”が開催された。COARによる,アジア地域を主眼とした国際会議は,2016年3月の日本,同11月のマレーシア(E1898参照)に続き,第3回目となる。今回の会議は,オープンアクセス(OA)・オープンサイエンス(OS)の国際動向およびアジア各国の活動に係る情報共有を図ると同時に,開催国であるネパールの活動を発展させる一助となることを目的としていた。日本からは,国立情報学研究所(NII)および鳥取大学から計4人が参加した。

OCLC Research、文献レビュー“Toward a New Understanding of American Higher Education Institutions”を公開

2018年1月19日、OCLC Researchが、文献レビュー“Toward a New Understanding of American Higher Education Institutions: Focus of Educational Offer, Mode of Provision”を公開しました。

高等教育が変化するなかでの研究図書館の未来をテーマとしたIthaka S+Rとの共同研究プロジェクト“University Futures; Library Futures”を支援するためにOCLC Researchが開発した高等教育機関の分類の、背景・文脈を説明するためのもので、高等教育機関の既存の分類や、高等教育機関の主な組織的特徴等といった内容の文献のレビューが行なわれています。

フィンランドのコンソーシアム“FinELib”とElsevier社が契約締結で合意

2018年1月17日、フィンランドの大学・研究機関・公共図書館からなるコンソーシアム“FinELib”が、Elsevier社と契約を締結したと発表しています。

契約期間は3年間で、13の大学、11の研究機関、11の応用科学大学から、Science Directに搭載された1,850誌へのアクセスを可能とする内容となっています。

また、同国の研究者が、Elsevier社のジャーナル(購読誌約1,500誌、OA誌約100誌)で学術成果をオープンアクセス(OA)で公表する際のAPC(論文処理加工料)を半額とする内容も含まれています。

韓国の大学コンソーシアムが長期間の交渉の末、エルゼビア社と契約締結 ScienceDirectへのアクセス遮断直前

2018年1月15日付けのScience誌記事で、韓国の大学コンソーシアムが長期間にわたったこう着状態の末、エルゼビア社とScienceDirectの契約締結に至ったと報じています。エルゼビア社がScienceDirectへのアクセス遮断を実行するとしていた2018年1月12日の直前に、同意に至ったとのことです。

韓国では2017年5月に300以上の大学図書館から成るコンソーシアムが組まれ、42のデータベース等に関する契約交渉が行われていました。ScienceDirectについては、2019年度分について、前年比4.5%の値上げを要求するエルゼビア社に対し、コンソーシアム側はパッケージ中に多くの小規模な、あまり読まれない雑誌が含まれているとし、譲歩を要求していました。最終的に3.5~3.9%の値上げで両者は合意しました。

米国大学・研究図書館協会(ACRL)、研究図書館でメディア資料を扱う際のガイドラインの改正案への意見を募集中

2018年1月11日、米国大学・研究図書館協会(ACRL)が、2012年に策定した研究図書館においてメディア資料の扱う際のガイドラインの改正案への意見募集を開始しました。

期限は2018年3月2日までです。

Guidelines for Media Resources in Academic Libraries Draft Revision Feedback(ACRL,2018/1/11)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/15102

カナダ研究図書館協会(CARL)がOpenAIREとの連携を発表

2018年1月9日、カナダ研究図書館協会(CARL)がOpenAIREとの連携を発表しています。

OpenAIREのサービスを活用して、カナダが助成している研究成果のオープンアクセス(OA)コンテンツを把握し、同国がオープンサイエンスの最新の議論に参加できるようにすることを目的としています。

同事業では、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)による調整のもと、カナダのリポジトリ、ジャーナル、助成機関にとって必要な、著者・助成機関・研究機関といった情報をメタデータに含めるための取組が行われます。OpenAireでは、これらの情報をデータベースに集約するとともにカナダの助成機関や研究機関と連携して分析等を実施します。

CARL Announces Collaboration with Major European Open Science Initiative, OpenAIRE(CARL,2018/1/9)
http://www.carl-abrc.ca/news/collaboration-with-openaire/

OCLC Research、研究データ管理の実態に関する調査報告書シリーズの第3弾“Incentives for Building University RDM Services”を公開

2018年1月4日、OCLC Researchが、研究データ管理(RDM)の実態に関する調査の報告書シリーズの第3弾“Incentives for Building University RDM Services”を公開しました。

同報告書では、大学でのRDMサービス構築にあたって、4つの研究大学(英・エジンバラ大学、米・イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、豪・モナシュ大学、蘭・ヴァーヘニンゲン大学)のRDMに関する機能を獲得するにあたって影響を与えたインセンティブについて調査したもので、それらのインセンティブを形成した一般的なパターンと文脈に依存した条件について記述しています。

News(OCLC Research)
http://www.oclc.org/research/news.html
※「The Realities of Research Data Management Part Three: Incentives for Building University RDM Services 04 January 2018」とあります。

北米研究図書館協会(ARL)、“Research Library Issues”292号を刊行:失敗することの意義について特集

2017年12月20日、北米研究図書館協会(ARL)の“Research Library Issues”292号が刊行されました。

実験のためや知見を得るための、失敗することの必要性について特集しており、図書館コミュニティの文化を、リスクを避けることから、リスクを取って革新にむかうように変える方法を探究しています。

7人の著者による失敗することの意義に関する小文と、4つの事例研究が掲載されています。

OCLC Research、研究情報管理における永続的識別子の役割に関する現状調査報告書を公開

2017年12月7日、OCLC Researchが、報告書“Convenience and Compliance: Case Studies on Persistent Identifiers in European Research Information Management”を公開しました。

大学図書館や研究図書館の管理職者に対して、欧州における研究情報管理(RIM)分野で新たに発生した実務や基盤に関する情報を提供することを目的に作成されたもので、特に、個人及び組織の永続的識別子の現在及び将来の役割について扱ったものです。

具体的には、フィンランド・ドイツ・オランダの大学、国立図書館、情報通信技術関連組織の実務者・関係者への調査及び半構造化インタビューを通じて、RIMの実践や、集団規模でのRIM活動やデータ集約促進のための永続的識別子の役割を調べたもので、欧州研究図書館協会(LIBER)との共同研究の一環として行われました。

報告書は、最新研究情報(CRIS)システムが、多くの種類のデータや出版物に関する情報を集約し、大規模で複雑な学術コミュニケーションという現状の中で、相互運用のための重要な結節点としての機能を果たしているという、急速に変わりゆくRIMの現状を示しています。

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