研究図書館

欧州研究図書館協会(LIBER)、欧州の研究図書館におけるデジタル人文学への取り組みに関する小調査の結果を公開

2018年8月27日、欧州研究図書館協会(LIBER)が、欧州の研究図書館を対象に実施した、図書館におけるデジタル人文学(DH)への取り組みに関する小規模調査の結果を公開しています。

この調査は2018年4月から7月にかけ、行われたもので、回答館は22館でした。集計結果が公開されているほか、データ公開に同意した17館については個別の回答データも公開されています。

調査ではDH活動への取組の概要、財源、用いているコレクションの種類(ボーンデジタルか否か、自身がデジタル化したものか外部のコレクションか、あるいはメタデータのみか)やライセンスの状況、研究者との協働の状況等が扱われています。

北米研究図書館協会(ARL)、SPEC調査プログラムの終了を発表

2018年8月22日、北米研究図書館協会(ARL)が、11月の報告書シリーズ“SPEC Kit”第361号の刊行をもって、1973年から45年にわたって図書館の政策や実践に関するデータの収集・普及を行なってきたSPEC調査プログラムを終了させると発表しました。

2017年に、ARLの今後の評価のためのプログラムに関するタスクフォース(Assessment Program Visioning Task Force)が、現在の評価関連サービスの再検討を要請し、その中で、ARL会員館の専門知識を活用・共有することで会員館を支援することが提言されたことを受け、そのためのリソースを割くために終了することになったものです。

ARLでは、ベストプラクティスとなるケーススタディを集めて普及させるための新しい方法を設計・実行するためのパイロット事業を実施中です。

【イベント】第1回 SPARC Japan セミナー2018「データ利活用ポリシーと研究者・ライブラリアンの役割」(9/19・東京)

2018年9月19日、東京都千代田区の国立情報学研究所(NII)において、第1回 SPARC Japan セミナー2018「データ利活用ポリシーと研究者・ライブラリアンの役割」が開催されます。

「国立研究開発法人におけるデータポリシー策定のためのガイドライン」の位置づけや経緯を踏まえ、どのようにしてデータポリシーを策定するか、また図書館の提供サービスにおいてデータポリシーをどのように活用できるかを検討する事を目的としています。

参加費は無料ですが、定員は70人で、事前の申込が必要です。
申込受付は8月24日より開始予定で、当日は動画中継も予定されています。

主な内容は以下の通りです。

・「研究データ管理・利活用ポリシー策定ガイドライン」の概要とめざすもの
赤池伸一氏(科学技術・学術政策研究所 上席フェロー / 内閣府 政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付参事官)
林 和弘氏(科学技術・学術政策研究所)

・国立環境研究所データポリシーとデータ公開に向けた試み
白井知子氏(国立環境研究所 地球環境研究センター)

米国の大学図書館における「データ・ライブラリアン」とは?(文献紹介)

2018年8月にマレーシアのクアラルンプールで開催される第84回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会での発表資料として、米・ノーステキサス大学情報科学部のHammad Rauf Khan氏及びYunfei Du氏による“What is a Data Librarian?: A Content Analysis of Job Advertisements for Data Librarians in the United States Academic Libraries”と題する文献が公開されています。

複数のオンラインの就職掲示板上での米国の大学図書館のデータライブラリアンに関する求人広告を調査することで、データライブラリアンの中核要件や、データライブラリアンに要求されるスキル・職責・資格の最新動向を明らかにしようとしたもので、図書館情報学のカリキュラムを雇用者のニーズを満たすよう改善することが目的です。

米国大学・研究図書館協会(ACRL)、メディア資料に関するガイドラインの改訂版を公開

2018年8月2日、米国大学・研究図書館協会(ACRL)が、2012年に策定した研究図書館においてメディア資料の扱う際のガイドラインの改正版を公開しました。

教育・学習・調査・研究に用いられた進化した技術を取り入れた改訂版では、大学図書館におけるメディア資料の管理とサービスのための新しい課題と機会を取り扱っています。

改訂の目的は、大学図書館がメディア資料・サービス・プログラムを開発するにあたって考慮し、解決する必要がある主要な課題を提示することにあり、同ガイドラインでは、図書館の所蔵するメディア資料を教員や学生の教育・学習・調査に取り入れるためのベストプラクティスを示しているとしています。

Revised Guidelines for Media Resources in Academic Libraries(ACRL insider,2018/8/2)
https://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/16156

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、「学術図書館の動向と統計」の2017年版を刊行

2018年7月31日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、2017年版「学術図書館の動向と統計」(2017 Academic Library Trends and Statistics)を刊行したと発表しています。

1,719の学術図書館のコレクション(冊子体・電子書籍)、職員数、支出額(資料費、人件費)、サービスといったデータがまとめられています。

本文は有料ですが、プレスリリースにおいて、授与可能な学位別に、平均図書館資料購入費、図書館の総支出額中の人件費の割合、図書館員の昇給制度の教員との一致割合といったデータが紹介されています。

2017 Academic Library Trends and Statistics(ACRL insider,2018/7/31)
https://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/16149

Library Publishing Coalition(LPC)、図書館における出版活動の倫理的枠組みに関する文書を公開

2018年7月24日、図書館による出版活動を進める大学図書館によるイニシアティブ“Library Publishing Coalition”(LPC)が“Ethical Framework for Library Publishing”のVersion 1.0を公表しました。

図書館における出版活動に対して、多様な分野における重要な倫理的考慮事項を提供するとともに、倫理的な学術出版のための具体的な提言を行なっています。

今後も、同文書は更新・拡張を行なっていくとしています。

An Ethical Framework for Library Publishing, Version 1.0(LPC,2018/7/24)
https://librarypublishing.org/new-publication-ethical-framework-version-1-0/

米・ITHAKA S+R、図書館における書籍の購入傾向を分析した予備調査報告書を公開

2018年7月19日、米・ITHAKA S+Rが、図書館における書籍の購入傾向を分析した予備調査報告書“Library Acquisition Patterns: A Preliminary Report with Data From OCLC’s WorldShare Management Services”を公開しました。

販売業者の売上高に関する情報が不十分であることから、図書館の収集業務の現状を、統合図書館システム(ILS)内のメタデータを基に分析を試みたもので、OCLCのWorldShare Management Servicesを利用している54の図書館が2017年度に購入した約18万冊の書籍のデータを分析しています。

北米研究図書館協会(ARL)、加盟図書館員の給与調査レポートの2016-2017年度版を公開

2018年7月17日、北米研究図書館協会(ARL)が、124の加盟館を対象とした図書館員の給与調査レポートの2016-2017年版“ARL Annual Salary Survey 2016-2017”を公開しました。

114の大学図書館に勤務する1万245人と、10の非大学系図書館に勤務する5,357人が対象で、総合図書館・健康科学図書館・法律図書館に分けて報告されています。

・北米の加盟館の職員の給与がインフレ率を上回る上昇。
・米国の加盟館のマイノリティの図書館員の割合は15%であるが、管理職では割合が低い。
・マイノリティ職員の67.5%が女性。
・加盟館の女性職員の給与は男性の94.8%。

等が指摘されています。

北米研究図書館協会(ARL)、加盟館・医学図書館・法律図書館の2015-2016年度版統計を刊行

2018年7月17日、北米研究図書館協会(ARL)が、2015-2016年度の3種類の統計を公開しました。

いずれも、コレクション、スタッフ、予算、サービス等に関する統計がまとめられていて、それぞれ、米国とカナダのARL加盟館124機関、医学図書館58機関、法律図書館72機関が対象となっています。

ARL Statistics 2015–2016 Publications Released(ARL,2018/7/17)
http://www.arl.org/news/arl-news/4571-arl-statistics-2015-2016-publicati...

ARL Statistics 2015-2016
https://doi.org/10.29242/stats.2015-2016

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