研究図書館

独・De Gruyter社とスウェーデン・Bibsamコンソーシアム、オープンアクセス出版等に関する契約で合意

2018年5月3日、De Gruyter社が スウェーデン王立図書館(NLS)と、Bibsamコンソーシアムにおける同社の電子ジャーナルの閲覧とオープンアクセス(OA)出版に関する契約を締結したと発表しています。

NLSは、Bibsamコンソーシアムを代表してライセンス契約の交渉を行っており、今回の締結内容は、同コンソーシアム加盟機関(2018年は、ストックホルム大学、ヨーテボリ大学、セーデルトーン大学、チャルマース工科大学、スウェーデン王立工科大学)に所蔵する著者の100%のOA出版を保証するものです。

De Gruyter and Bibsam Consortium sign agreement for access and open access(De Gruyter,2018/5/3)

参考:
オランダ大学協会と独・De Gruyter社、オープンアクセス出版について合意
Posted 2016年6月14日
http://current.ndl.go.jp/node/31792

北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第358号を公開:アクセシビリティ・ユニバーサルデザインがテーマ

2018年5月2日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書シリーズ“SPEC Kit”第358号を刊行しました。

アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン(Accessibility and Universal Design)がテーマで、障害者のアクセシビリティへのニーズに会員館がどのように対応しているかを調査したものです。

図書館での福祉機器への対応状況、障害者サービスの内容、同サービスのための職員配置や人材育成、同サービスのためのリソース、同サービスに関する組織のポリシー等に関する情報を収集しているほか、ユニバーサルデザインに関する内容も含まれています。

次期JAIRO Cloud開発共同タスクフォース、報告書「次期JAIRO Cloud開発共同タスクフォース報告~次世代リポジトリの機能に関する提案~」を公表

2018年5月1日、次期JAIRO Cloud開発共同タスクフォースが、報告書「次期JAIRO Cloud開発共同タスクフォース報告~次世代リポジトリの機能に関する提案~」を公表しました。

同タスクフォースは、次期JAIRO Cloud開発のために必要な情報を調査・検討することを目的に、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)と国立情報学研究所(NII)により2017年9月に設置されたもので、今回の報告書は、これまでの議論や意見を踏まえ、JPCOAR及びNIIに対して次世代リポジトリの構築に向けて、主として機能面について検討すべき事項を提案したものです。

次期JAIRO Cloud開発共同タスクフォース報告を公開しました(JPCOAR,2018/5/1)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=49#_href_211

OCLC Research、研究データ管理の実態に関する調査報告書シリーズの第4弾“Sourcing and Scaling University RDM Services”を公開

2018年4月26日、OCLC Researchが、研究データ管理(RDM)の実態に関する調査の報告書シリーズの第4弾“Sourcing and Scaling University RDM Services”を公開しました。

4つの研究大学(英・エジンバラ大学、米・イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、豪・モナシュ大学、蘭・ヴァーヘニンゲン大学)が、RDMに関する能力を得るにあたっての各々の解決策や規模を調査したもので、それぞれ異なる戦略をとっているものの、キュレーションサービスは外部化される、教育や専門的サービスは規模が局所的である、機関のニーズに合わせるためにRDMのための解決策や規模は変化する、といった4機関に共通する傾向があると指摘しています。

同報告書は、今回の報告書シリーズの最終報告書です。

国際日本文化研究センター(日文研)、OCLC WorldShare ILLで海外の図書館へのILLサービスを開始

2018年4月16日、国際日本文化研究センター(日文研)は、OCLC WorldShare ILLに参加し、海外の図書館へのILLサービスを本格的に開始したことを発表しました。

日本からWorldShare ILLに参加している機関がごく一部であり、また、2018年3月に日米間のILLサービスであるGIFプロジェクトが終了したために、海外の研究者や司書が日本資料へのアクセスに不安を持っていることから、同システムを通じて海外への所蔵資料の貸出および複写物の提供を行うことで、世界の日本研究により一層貢献することを目的としています。

同システム上での複写料金・送料等のやりとりには、OCLCの送金処理代行プログラムInterlibrary-loan Fee Management(IFM)を利用することで、国際間での送金の手間や手数料を大幅に軽減しています。

米・SPARC、オープン教育資源事業を成功させるための図書館職員の専門能力開発プログラム“Open Education Leadership Program”を正式に発足

2018年4月12日、 米・SPARCが、Open Education Leadershipプログラムの正式発足を発表しました。

同プログラムは、学生に役立つオープン教育資源(OER)事業を成功させるための図書館職員の専門能力開発プログラムで、SPARCでは昨秋パイロット事業として立ち上げましたが、その成功を受け、今秋から正式事業として開始させるものです。

オープン教育資源(OER)に取組んでいる北米の大学図書館が対象で、4月23日から参加申請が開始されます。

SPARC Expands Open Education Leadership Program Following Successful Pilot(SPARC,2018/4/12)
https://sparcopen.org/news/2018/sparc-expands-open-education-leadership-program/

EBSCO社、OA電子学位論文への検索・アクセスを提供するEBSCO Open Dissertationsを公開

2018年4月9日、EBSCO社はオープンアクセス(OA)の電子学位論文(ETD)を検索し、アクセスできるWebサービスEBSCO Open Dissertationsを公開しました。

同サービスは2017年11月に、EBSCO社がBiblioLabs社と協同で立ち上げを発表したもので、OAのETDへのアクセス・検索性向上を目的とするものです。サービス提供開始時点で4カ国・30以上の機関が参加しており、80万本以上のETDが検索対象となっています。

Open Dissertations Project from EBSCO Information Services Goes Live(EBSCO、2018/4/9付け)
https://www.ebsco.com/news-center/press-releases/open-dissertations-project-from-ebsco-information-services-goes-live

米国図書館協会、米国図書館界の概況についての報告書 (2018年版)及び「2017年に最も批判を受けた図書」を公表

2018年4月9日、米国図書館協会(ALA)は全米図書館週間にあわせ、米国図書館界の概況をまとめた報告書“State Of America's Libraries Report”の2018年版を公開しました。報告書は「大学図書館」「学校図書館」「公共図書館」「課題と傾向」「国家的課題と傾向」などの項目ごとにまとめられています。

また、「2017年に最も批判を受けた図書トップ10」(Top Ten Most Challenged Books)もあわせて公開されています。1位は2007年に出版されたJay Asherの小説” Thirteen Reasons Why”でした。同書は2017年にNetflixでウェブドラマシリーズが製作・公開されています。自殺を題材とする小説であり、図書館に対し批判が寄せられた理由も自殺を扱ったものであったため、とのことです。

カナダ研究図書館協会(CARL)、研究評価に関するサンフランシスコ宣言(DORA)に署名

2018年4月3日、カナダ研究図書館協会(CARL)が、研究評価の改善を求める「研究評価に関するサンフランシスコ宣言」(DORA)に署名したと発表しました。

CARL Joins Thousands Calling for Improvements to Research Assessment(CARL,2018/4/3)
http://www.carl-abrc.ca/news/carl-signs-dora-declaration/

DORA
https://sfdora.org/

参考:
オープンアクセス学術出版協会(OASPA)、研究評価に関するサンフランシスコ宣言(DORA)に署名
Posted 2018年2月13日
http://current.ndl.go.jp/node/35477

フランスのコンソーシアムCouperin、Springer Nature社と2018年のSpringerコレクションのナショナルライセンス契約を締結しないと発表

2018年3月30日、フランスの250を超す学術機関からなるナショナルコンソーシアムCouperinが、Springer Nature社と、Springerコレクションに関して、2018年のナショナルライセンス契約を締結しないと発表しました。

同コレクションへのアクセスは2018年4月1日までとなります。

Couperinでは、APC(論文処理加工料)支払によるオープンアクセス(OA)論文の増加、購読料とAPCの二重支払の解消、Springerコレクションの利用減少などから、購読料の減額交渉を13か月間にわたって行なってきましたが、合意できませんでした。

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