専門図書館

“PubMed Labs”で公開中のPubMed更新版にフィルター機能が追加される

2019年8月5日、米国国立医学図書館(NLM)が、“PubMed Labs”で試験公開中のPubMed更新版に、フィルター機能を追加したと発表しています。

この更新により、文献の種類・本文の利用可否・出版年月日・種・言語・性別等のフィルターによって、PubMed更新版の検索結果を絞り込むことが可能になっています。よく使われるフィルターはサイドバーに含まれています。

フィルターの適用は検索の実行後、フィルター名の隣にあるチェックボックスへチェックを入れることで行われます。“Additional filters”のボタンを押すとフィルターの項目を追加することが可能です。

PubMed Labs Update: Using Filters. NLM Tech Bull. 2019 Jul-Aug;(429):e2.
https://www.nlm.nih.gov/pubs/techbull/ja19/ja19_pubmed_filters.html

PubMed Central(PMC)、“PubMed Central Tagging Guidelines”を更新し査読レポート等へのXMLによるタグ付けルールを追加

2019年7月31日、米国国立医学図書館(NLM)の運営するPubMed Central(PMC)は、PMCへのジャーナル記事投稿時のXMLによるタグ付けの推奨スタイルを示した“PubMed Central Tagging Guidelines”の更新を行い、査読レポート等の査読に関わる文書へのタグ付けルールを追加したことを発表しました。

査読レポートや編集者のDecision Letterなど査読に関わる文書が論文とともに公表される動きが高まっていることを受けて、こうした動きを支援する目的で、査読に関わる文書へのタグ付けルールを含めて“PubMed Central Tagging Guidelines”を更新した、としています。NLMはPMCに参加する出版社・ジャーナル・データ提供者に対して“PubMed Central Tagging Guidelines”の見直しを推奨しています。

英・Jisc、3つの新しい図書館サービスを開始:コレクション管理や発見可能性の改善を支援

2019年7月22日、英・Jiscは、コレクション管理や発見可能性の改善を支援する3つの新しい図書館サービス“Library hub discover”、“library hub compare”、“library hub cataloguing”を2019年7月31日から開始することを発表しています。

“Library hub discover”は図書館の所蔵資料を横断検索できるサービスです。Jiscが構築に携わった“national bibliographic knowledgebase” (NBK)のデータに基づいて、英国の学術、国立、専門図書館の利用可能なメタデータを最も幅広く収録しているとあり、サービス開始時点で100以上の図書館の所蔵が検索できるほか、今後も増加する予定とあります。

また、 “library hub compare”と“library hub cataloguing”はOCLCとのパートナーシップを通じて開発されたサービスであり、各ウェブサイト上での説明によれば、前者は自館のコレクション分析やNBKに所蔵情報を提供している館とのコレクションの比較ができるサービス、後者はMARCレコードを検索、ダウンロードできるサービスとなっています。利用に際しログインが必要となっており、限られた範囲の機関のみ利用可能です。

韓国・烏山市で、楽器の展示やレンタルを行ない、専門書・楽譜の資料室や創作活動空間を備える音楽専門図書館が開館

2019年7月22日、韓国・京畿道の烏山市で音楽専門図書館「소리울 도서관」が開館しました。

報道によると、地下1階には180種類以上約1千点の楽器が展示され、演奏体験ができるほか、楽器のレンタルが可能です。1階は音楽専門書籍や楽譜等2万点を備え、音楽が流れる資料室が、地下2階と3階には、音楽の創作等を行う場所として、サークルの活動室、音楽に関する講座やプログラムを行なう講義室、録音スタジオ、編集室、練習スタジオ等が備えられているとのことです。

また、同市内の図書館としては初めて、携帯電話などを通じて、館内どこからでも約200点の電子ジャーナルが利用可能なサービスを実施すると紹介されています。

@osansi(Twitter,2019/7/7)
https://twitter.com/osansi/status/1148036464162164736

米国議会図書館(LC)の法律図書館、貴重書を保管する新しい書庫の開設を発表

米国議会図書館(LC)の法律図書館は、貴重書を保管する新しい書庫の開設記念式典を、2019年6月28日に開催したと発表しています。

同館の貴重書は、これまで、同館の小規模な貴重書保管室や、LCの他部門から借りたスペースで保管していましたが、今回の新書庫開設により、コレクションが統合され、安全性とアクセスが向上すると説明しています。

新書庫は、現在の保管室の4倍にあたる直線で9,000フィートの棚があり、貴重書の保管に最適な最先端の空調・防火・安全システムを備えています。

沖縄赤十字病院患者図書室の活性化プロジェクト、患者とその家族を楽しませてくれる本の寄贈を呼びかけ:沖縄国際大学日本文化学科図書館情報学・文化情報学ゼミによる活動

沖縄赤十字病院患者図書室の活性化プロジェクトが、2019年7月8日から7月10日まで、患者とその家族を楽しませてくれる本の寄贈を呼びかけています。

同プロジェクトは、沖縄国際大学日本文化学科図書館情報学・文化情報学ゼミによる活動の一環で、図書館司書を目指す4年生がアドバンスド科目の一環として取り組んでいるものです。

現在、患者図書室には、予算の都合で、本の種類がそれほど多くなく、特に、患者が、辛い治療に対して前向きになったり、勇気をもらったり、病気のことを少し忘れてリラックスできたりするような資料が少ないいことから、そのような本の寄贈を呼びかけるものです。

寄贈本は、同大学5号館ロビーにある受付ボックスに投函することになっており、テーマに沿わない本・衛生面で受け入れできない本などは、図書室活性化のための資金にさせていただく場合もあるとしています。

韓国・議政府市に、2019年11月、公共美術図書館が開館

2019年6月13日付の韓国・聯合ニュースが、韓国・京畿道の議政府市に11月開館予定の公共美術図書館について報じています。

報道によると、同館は、韓国初の公共美術図書館で、一般的な図書館サービスに加え、既存の作家や新進の作家を発掘・育成し、美術を専攻しようとする青少年の夢を実現するための芸術教育の基盤とするために2018年3月に着工され、先月竣工しました。

建設費は217億ウォン、地下1階・地上3階で総面積は6,5375平方メートルです。

建物は、地下1階は書庫・作品収蔵庫・駐車場、1階は展示スペース(多様な展示会を実施)、2階は一般・児童図書館、3階はプログラム室・多目的室・作業室・事務スペースという構成になっているとのことです。

また、現在同市では開館に向け準備中で、展示を担当するキュレーターを選考しているとのことです。

국내 첫 미술 전문 공공도서관 11월 의정부에 개관(国内初美術専門公共図書館11月議政府に開館)(聯合ニュース,2019/6/13)
https://www.yna.co.kr/view/AKR20190612138300060

東洋文庫、「東洋文庫所蔵和書分類検索」の増補分の公開を開始

2019年6月11日、東洋文庫が、「東洋文庫所蔵和書分類検索」の増補分3,000点の公開を開始したと発表しています。

【ライブラリ】東洋文庫所蔵和書分類検索の増補分(3千件)の公開を開始しました(東洋文庫,2019/6/11)
http://www.toyo-bunko.or.jp/oshirase/oshirase_showeach_db.php?tgid=80

和書分類検索
http://124.33.215.236/wasyocat/wasyocat.php

参考:
東洋文庫、「東洋文庫所蔵和書分類検索」を公開
Posted 2018年4月23日
http://current.ndl.go.jp/node/35894

野球殿堂博物館、図書室所蔵の図書約6,000冊を検索できるサービスの提供開始

2019年6月1日、野球殿堂博物館が、図書室所蔵の図書約6,000冊を検索できるサービスの提供を開始しました。

6月12日の野球殿堂博物館開館60周年を記念して公開されたもので、今後も、図書室で所蔵している図書や雑誌の情報を、随時追加していく予定としています。

6月1日10:00より、図書室の図書約6,000冊をインターネットで検索できるようになります(野球殿堂博物館)
http://www.baseball-museum.or.jp/books/picup/detail.html?id=1269

図書の検索サービスを開始しました!(野球殿堂博物館)
https://bml.opac.jp/opac/Notice/detail/1

検索サービス
https://bml.opac.jp/opac/top

米国国立医学図書館(NLM)、2019年の米国医学図書館協会(MLA)年次大会での発表資料を公表

2019年5月21日、米国国立医学図書館(NLM)は、2019年5月7日にシカゴで開催された米国医学図書館協会(MLA)年次大会で実施したプレゼンテーション“National Library of Medicine Update”のスライドの公表を発表しました。

年次大会のプレゼンテーションでは、4人のスピーカーにより2018年に策定された戦略計画2017-2027“A Platform for Biomedical Discovery and Data-Powered Health”の進展やNLMの組織的・空間的な変化の動き、PubMed再設計の進捗状況、医学図書館全米ネットワーク(National Network of Libraries of Medicine:NNLM)の活動等が報告されています。

PubMed再設計に関しては、現在“PubMed Labs”で試験公開中のPubMed更新版が2019年9月に“New Production PubMed”として基本サービスになり、2020年1月に現行のPubMedを廃止して“New Production PubMed”へ移行する、というロードマップが示されています。

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