大学図書館

研究データのキュレーションサービスにおける大学図書館での専門人材の共有モデルの実現を目指す“Data Curation Network”が開始(米国)

米国で、研究データのキュレーションサービスにおける大学図書館での専門人材の共有モデルの実現を目的とした3年間の事業“Data Curation Network”が開始されています。

アルフレット P. スローン財団の助成を受けて行われるもので、ミネソタ大学図書館、ジョンズ・ホプキンズ大学シェリダン図書館、ミシガン大学図書館、デューク大学図書館、イリノイ大学アーバナシャンペーン校図書館、コーネル大学図書館、ペンシルバニア州立大学図書館、及び、Dryad Digital Repositoryが参加しています。

参加各館では既にデータキュレーションサービスを実施しており、実施にあたっては専門分野の知識と図書館員の専門知識が必要であるものの、単一の機関で多様な分野の研究データに対応することは不可能であることから、データキュレーションの専門家ネットワークと加盟館のデータセットを結びつけることで加盟館の専門知識を補完することを目指すものです。

カナダ研究図書館協会(CARL)、加盟館の2016・2017年度分の電子ジャーナル及びデータベースのライセンス契約料に関するデータを公表

2018年5月11日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、大学図書館の加盟館がカナダ研究知識ネットワーク(Canadian Research Knowledge Network:CRKN)を通じてライセンス契約した2016・2017年度分の電子ジャーナルとデータベースの利用料のデータセット及び集計表を公表しました。

CARLの持続可能な学術コミュニティ構築のためのロードマップ“Scholarly Communications Roadmap”において、加盟館間でのライセンス情報の透明性向上の必要性を指摘しており、その一環として公表されたものです。

ただし、同データは会員館を網羅しておらず、掲載分についても、ライセンス契約全てを含んではいないと説明されています。

広島大学図書館、教科書コレクション画像データベースで全文画像を追加公開

2018年5月11日、広島大学図書館が、教科書コレクション画像データベースにおいて、公開画像の追加を行ったと発表しています。

これまで部分画像(表紙、奥付などのみ)公開であった資料のうち、1,628点の全文画像公開を行ったものです。

教科書コレクション画像データベースを拡張しました(広島大学図書館,2018/5/11)
http://www.lib.hiroshima-u.ac.jp/index.php?key=joj6ga1kf-619#_619

広島大学図書館教科書コレクション画像データベース
http://dc.lib.hiroshima-u.ac.jp/text

【イベント】京都大学附属図書館研究開発室セミナー「研究データ管理と大学図書館-北米大学の事例を中心に-」(6/11・京都)

2018年6月11日、京都大学附属図書館にて、同館研究開発室による京都大学附属図書館研究開発室セミナー「研究データ管理と大学図書館-北米大学の事例を中心に-」が開催されます。

報告者が2018年2月に米・カリフォルニア州の4大学を訪問して得られた研究データ管理に関する調査結果を報告するとともに、京都大学における研究データ管理の取り組みを紹介するものです。

参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です(先着80名)。

内容は以下の通りです。

趣旨説明
北村由美氏(京都大学附属図書館 研究開発室・准教授)

報告1「カリフォルニア大学サンディエゴ校とロサンゼルス校における研究データ管理」
山中節子氏(京都大学附属図書館・学術支援課課長)

報告2「カリフォルニア工科大学と南カリフォルニア大学における研究データ管理」
西岡千文氏(京都大学附属図書館・研究開発室助教)

コメントと京都大学内の取り組みについて
青木学聡氏(京都大学情報環境機構・IT企画室准教授)

専修大学、講談社から1978年から2012年にかけての国内の新聞12紙・雑誌25誌に掲載された記事のスクラップからなる「人物資料」の寄贈を受入:2019年度から公開予定

2018年5月10日、専修大学は、講談社から、1978年から2012年にかけての国内の新聞12紙・雑誌25誌に掲載された記事のスクラップからなる「人物資料」の寄贈を受けたことを発表しています。

取材対象者や著者に会いに行く際に事前に調べておくべき情報や、企画を立案するのにヒントになりそうな人物データをスクラップしたもので、記事の総件数は7万6,363件あります。

講談社では、同業務運用停止に伴い、貴重な現代史資料としての一括保存や、研究での活用を目的に、専修大学に「人物資料」の寄贈を申し入れ、保管用のキャビネット101連とともに、2017年9月に、専修大学図書館生田分館(川崎市)5階に移設しました。

同大学では、文学部で整理したうえで、2019年度のジャーナリズム学科開設に合わせ一般公開する予定としています。

講談社から人物資料の寄贈(専修大学,2018/5/10)
https://www.senshu-u.ac.jp/news/20180510-03.html

琉球大学附属図書館、矢内原忠雄植民地関係資料データベースを琉球大学学術リポジトリに移管しパブリックドメインで公開

2018年5月9日、琉球大学附属図書館は、矢内原忠雄植民地関係資料データベースを琉球大学学術リポジトリに移管し、パブリックドメインで公開したことを発表しました。

同データベースは、東京大学名誉教授の矢内原忠雄氏(1893年-1961年)が収集した南洋群島を中心とした植民地関係の原資料群をデジタル化したものです。2005年度に作成され、LDFという画像フォーマットで公開していましたが、閲覧用プラグインの開発終了に伴い、サムネイル画像しか表示できない状態でした。

2017年度に、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)研究データタスクフォースの協力を得て、画像データをPDF形式にして琉球大学学術リポジトリに移行し、未公開資料6点を追加して公開したものです。また、パブリックドメインで公開することを全点にわたって明示しています。

琉球大学附属図書館
http://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/
※「図書館からのお知らせ」に「2018.5.9 矢内原忠雄植民地関係資料データベースの琉球大学学術リポジトリへの移管について」とあります。

私立大学図書館協会東地区部会研究部レファレンス研究分科会、調査結果報告書「日本の大学図書館における質問相談サービスの提供方法の現状と変化」を公表

2018年5月9日、私立大学図書館協会東地区部会研究部レファレンス研究分科会が、2016/2017年度アンケート調査「大学図書館における質問相談サービスの提供方法について」の調査結果報告書「日本の大学図書館における質問相談サービスの提供方法の現状と変化」を公表しました。

大学図書館における質問相談サービスの提供手段の変化を把握し、レファレンスサービスの提供方法の可能性について考察する事を目的として、日本国内の大学図書館へ質問紙調査を実施したもので、日本全国の大学図書館623館からの回答をもとにまとめられています。

レファレンス研究分科会2016/2017年度調査「大学図書館における質問相談 サービスの提供方法について」の結果を公開しました(私立大学図書館協会,2018/5/9)
http://www.jaspul.org/east/news/2018/05/20162017.html

広島大学、オープンアクセス方針を策定

2018年4月20日、広島大学は「広島大学オープンアクセス方針」を2018年3月27日に採択していたことを発表しました。

採択されたオープンアクセス(OA)方針によれば、対象となるのは出版社、学協会、学内部局等が発行した学術雑誌に掲載された成果とし、公開手段については広島大学学術情報リポジトリによって公開する、とされています。

あわせて公開されたOA方針実施要領によれば、ポスドク・大学院生等の研究成果は当面、OA方針の対象としないとした上で、具体的にOA方針の対象となる役職名が列挙されています。また、会議発表論文もOA方針の対象とするとされています。

また、OA方針では適用の除外や研究者が大学に提供すべき版に加え、研究成果のもととなった研究資料等の保存についても明記されています。

広島大学オープンアクセス方針の採択及び説明会の開催について(広島大学学術情報リポジトリ、2018/4/20付け)
http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/ja/list/news/item/45620

【イベント】大図研京都ワンディセミナー 「“羊さん”こと水知せりさん(漫画家)が語る「“学術情報の伝達”と“利用者の活用術”」」

2018年5月20日、京都市の梅小路公園 緑の館2階 和室にて、大学図書館問題研究会(大図研)京都支部主催のイベント、大図研京都ワンディセミナー 「“羊さん”こと水知せりさん(漫画家)が語る「“学術情報の伝達”と“利用者の活用術”」」が開催されます。

図書館見学記をマンガで楽しく伝える取り組み等をしている漫画家・水知せり氏を講師に招き、学術情報の伝達工夫と利用者の図書館の活用術について楽しく学ぶ、とのことです。

事前申込みが必要で(締め切りは5月13日の17時)、参加費については会員は無料、非会員は500円とのことです。

大図研京都ワンディセミナー「“羊さん”こと水知せりさん(漫画家)が語る「“学術情報の伝達”と“利用者の活用術”」」(大学図書館問題研究会 京都地域グループ (DTKK))
https://www.daitoken.com/kyoto/event/20180520.html

独・De Gruyter社とスウェーデン・Bibsamコンソーシアム、オープンアクセス出版等に関する契約で合意

2018年5月3日、De Gruyter社が スウェーデン王立図書館(NLS)と、Bibsamコンソーシアムにおける同社の電子ジャーナルの閲覧とオープンアクセス(OA)出版に関する契約を締結したと発表しています。

NLSは、Bibsamコンソーシアムを代表してライセンス契約の交渉を行っており、今回の締結内容は、同コンソーシアム加盟機関(2018年は、ストックホルム大学、ヨーテボリ大学、セーデルトーン大学、チャルマース工科大学、スウェーデン王立工科大学)に所蔵する著者の100%のOA出版を保証するものです。

De Gruyter and Bibsam Consortium sign agreement for access and open access(De Gruyter,2018/5/3)

参考:
オランダ大学協会と独・De Gruyter社、オープンアクセス出版について合意
Posted 2016年6月14日
http://current.ndl.go.jp/node/31792

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