デジタルアーカイブ

台湾の国家図書館、「台湾華文電子書庫 Taiwan eBook」を公開

2016年11月8日、台湾の国家図書館が、「台湾華文電子書庫 Taiwan eBook」を公開しました。

同館では2015年より、台湾各地の図書館と協力し、文献のデジタル化を進めてきており、デジタル化が完了した書籍1万3,778冊(1911~1949年に出版された図書1万2,178冊、政府出版物595冊、著作権者から許諾を得た書籍1,005冊)が、インターネットを利用して無料で閲覧できます。

国家図書館、1911~1949年の書籍1万冊余りを電子化(TAIWAN TODAY(台湾外交部),2016/11/9)
http://taiwantoday.tw/ct.asp?xItem=249343&ctNode=2320

臺灣華文電子書庫 Taiwan eBook 啟用上線(国家図書館,2016/11/8)
http://www.ncl.edu.tw/information_236_7018.html

米国デジタル公共図書館の記録史料記述に関するワーキンググループがホワイト・ペーパーを公表

2016年11月3日、米国デジタル公共図書館(DPLA)の記録史料記述に関するワーキンググループ(Archival Description Working Group)が、ホワイト・ペーパー“Aggregating and Representing Collections in the Digital Public Library of America”を公開しました。

ホワイト・ペーパーは、文化遺産のメタデータの集約という目標を掲げるDPLAの、図書以外の、記録史料や特殊コレクションといった多様な資料の伝統的な記述慣行に対応するために2015年に立ち上げたワーキンググループが、文献調査や事例調査を経て公表したもので、集合レベルの記録をDPLAに取り込むことを推奨するとともに、そのようなメタデータの作成・集約・表示方法について助言しています。

また、DPLAへのアクセスをより良くするため、コレクション情報をDPLAポータルに追加すること推奨していますが、表示させるコレクションメタデータは、広く応用が可能なように、ホームページや“finding aid”など、より詳しい内容が書かれている情報へのURLなど最小限の記述のみとすることを提言しています。

京都国立博物館、“Google Arts & Culture”で所蔵作品を公開

2016年11月1日、京都国立博物館は、Google Cultural Instituteと連携する機関等の文化遺産コンテンツを閲覧できるサービス““Google Arts & Culture”で所蔵作品を公開したと発表しています。

同館が所蔵する国宝や重要文化財など、120件についての画像200点を閲覧できます。

「Google Arts & Culture」で作品を公開しました(京都国立博物館,2016/11/1)
http://www.kyohaku.go.jp/jp/oshirase/post_113.html

京都国立博物館(Google Arts & Culture)
https://www.google.com/culturalinstitute/beta/partner/kyoto-national-museum

参考:
“Google Cultural Institute”で、日本の工芸作品を紹介する「Made in Japan: 日本の匠」が公開に
Posted 2016年1月27日
http://current.ndl.go.jp/node/30551

“Google Cultural Institute”に新たに日本の美術館7館が加わる あわせてGoogle カルチュラルインスティテュートモバイルアプリも公開

トルコ国立図書館、1階に「デジタルライブラリー」を開設

2016年10月25日、トルコ国立図書館の1階に「デジタルライブラリー」が開設されました。

86人の利用が可能で、タブレット、ノートパソコン、プリンター、スクリーン等が備えられています。

韓国・サムスン電子のトルコ法人が担当した事業で、ライブラリー内では、デジタル化された約2万7千点のオスマントルコ語・ペルシャ語・アラビア語の手稿類、オスマン帝国時代の逐次刊行物、1928年以降の逐次刊行物や新聞、オスマン帝国時代の新聞、絵画、映画ポスター、地図、切手、政治ポスター、レコード等を利用することができます。

MİLLÎ KÜTÜPHANE İÇERİĞİ DİJİTAL ORTAMDA(トルコ国立図書館,2016/10/25)
http://basin.kulturturizm.gov.tr/TR,164598/milli-kutuphane-icerigi-dijital-ortamda.html

Samsung Electronics Turkey Presents the Digital Library(サムスン電子,2016/10/25)
https://news.samsung.com/global/samsung-electronics-turkey-presents-the-digital-library

参考:

中国国家図書館、中国の古籍に関する2つのデータベースを公開

2016年9月28日、中国国家図書館(NLC)が、データベース「全国古籍普查登记基本数据库」「中华古籍资源库」を公開しています。

「全国古籍普查登记基本数据库」はNLCが2012年から実施した中国全土で現存する古籍の調査結果をもとに作成された目録で、13州の96の機関が所蔵する38万タイトル・約350万冊のデータが公開されています。今後、調査の進展とともに内容が更新されます。

「中华古籍资源库」は、デジタル化された古籍を閲覧できる電子図書館で、閲覧には利用者登録が必要です。デジタル化された善本1万タイトル・610万ページの閲覧が可能で、2016年末までには、第2弾として、約6,200タイトルの画像が追加され、2017年末までには、2万3千タイトルの古籍が公開される予定です。

“全国古籍普查登记基本数据库”“中华古籍资源库”正式发布(NLC,2016/9/28)
http://www.nlc.cn/pcab/zx/xw/201609/t20160928_131010.htm

National Library of China launches digital database of ancient books(中国文化,2016/9/30)
http://en.chinaculture.org/2016-09/30/content_883359.htm

【イベント】NDLデジタルライブラリーカフェ(第1回11/24、第2回11/25・東京)

2016年11月24日と25日、国立国会図書館(NDL)は、NDLデジタルライブラリーカフェを開催します。

NDLでは、「国立国会図書館デジタルコレクション」をはじめ、様々なデジタルライブラリーを開発、インターネットを通じて提供しています。

これらのデジタルライブラリーに関係のある様々なテーマについて、科学者と市民が気軽に科学の話題について語り合う場を作ろうという試みである「サイエンスカフェ」の手法を取り入れ、研究者や第一線で活躍されている方をゲストにお迎えし、ゲストが紹介する最新の話題について、参加者を交えて語り合います。

・第1回
2016年11月24日 13:30~15:30
「オープンデータ×シビックテック×デジタルコレクション~デジコレを使って地域の昔を調べるWebサイトを開発~」

ゲストスピーカー
  東 修作(Open Knowledge Foundation Japan 事務局長)
  小池 隆(合同会社緑IT事務所代表)

・第2回
2016年11月25日 13:30~15:30
「デジタルコレクション 自動テキスト化への道」

ゲストスピーカー
  城 和貴(奈良女子大学理学部 教授)

いずれも参加費は無料、定員は20名(先着順)です。

英国図書館とフランス国立図書館、中世の手稿類800点を協同でデジタル化し公開へ

2016年10月12日、英国図書館(BL)とフランス国立図書館(BnF)は、中世の彩飾のある手稿類800点を協同でデジタル化し、オンラインで公開すると発表しています。

BnFが、デジタル化した400点の手稿類を、横に並べて比較できる英・仏両言語でのウェブサイトを構築し、BLが、一般向けの英・仏両言語でのウェブサイトを構築します。

2018年11月に公開される予定です。

British Library and Bibliotheque nationale de France announce joint project to digitise medieval manuscript treasures (BL,2016/10/12)
http://www.bl.uk/press-releases/2016/october/british-library-bnf-to-digitise-medieval-manuscript-treasures

米・コピーライト・クリアランス・センター、“RightFind™ Music”を公開

2016年10月17日、米国の著作権集中管理団体であるコピーライト・クリアランス・センター(CCC)が、映像でのプレゼン等で利用することが許可された“APM Music”の50万曲を超す音楽コレクションを検索・ダウンロード・管理できるウェブサイト“RightFind™ Music”を公開しました。

Twitter(@copyrightclear,2016/10/17)
https://twitter.com/copyrightclear/status/788006249447194624

Copyright Clearance Center Launches RightFind? Music(CCC)
http://www.copyright.com/copyright-clearance-center-launches-rightfind-music/

松竹大谷図書館、GHQ検閲台本検索・閲覧システムを公開

2016年10月18日、松竹大谷図書館が、GHQ検閲台本検索・閲覧システムを公開しました。

同館が所蔵するGHQ検閲台本のうち、著作権保護期間が満了した歌舞伎台本を検索・閲覧できます。

システムの開発及び公開は、同館と立命館大学アート・リサーチセンターとの間で結ばれた協定に基づき、同センターが行っており、デジタルアーカイブ化のための費用はクラウドファンディング・プロジェクト「日本文化の宝・歌舞伎や映画の記憶を未来につなぐ。」で集まった支援金を元にしています。

松竹大谷図書館 お知らせ
http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/
※「2016/10/18GHQ検閲台本検索・閲覧システムを公開しました」とあります。

公益財団法人松竹大谷図書館所蔵・貴重資料検索閲覧システムご利用ガイド
http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/pdf/otani_library_browsing_guide.pdf

松竹大谷図書館所蔵・GHQ検閲台本検索閲覧システム
http://www.dh-jac.net/db1/books/search_shochikudaihon.php

参考:

【イベント】DNP研究寄付講座開設1周年記念シンポジウム「産官学民の連携によるデジタル知識基盤の構築」(11/28・東京)

2016年11月28日、東京大学大学院情報学環 DNP学術電子コンテンツ研究寄附講座開設1周年記念シンポジウム「産官学民の連携によるデジタル知識基盤の構築」が開催されます。

国内外のデジタルアーカイブをめぐる諸状況などに関する講演や、日本における国レベルの学術電子コンテンツ及びデジタルアーカイブ構築に向けた課題の整理と解決に向けての方向性について議論されます。

以下の基調講演や報告、パネルディスカッション、提言などが予定されています。
参加費は無料ですが、事前申込が必要です(定員200名)。

基調講演:
「ヨーロピアーナの成果と今後の課題」Harry Verwayen氏(Deputy Director of Europeana)(逐次通訳あり)

報告:
デジタルアーカイブの理論的スキーム構築に向けて
「我が国のデジタルアーカイブをめぐる諸状況」柳与志夫氏(東京大学大学院情報学環)
「海外におけるデジタルアーカイブの状況」時実象一氏(東京大学大学院情報学環)
「デジタルアーカイブ論構築に向けた課題整理」生貝直人氏(東京大学大学院情報学環)

パネルディスカッション:
課題解決の方向性とデジタルアーカイブ論の確立
司会・高野明彦氏(国立情報学研究所)
登壇者:各機関・関係者

提言:
デジタルアーカイブ学会設立に向けて

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