デジタルアーカイブ

オーストラリア、今後10年間の研究基盤開発の優先事項をまとめたロードマップの草案を発表

オーストラリアの教育省(Department of Education and Training)が、今後10年間の研究基盤開発の優先事項について定めた“2016 National Research Infrastructure”の草案を2016年12月5日に公開したことを受け、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、その草案について紹介しています。

草案では、地域や産業界に利益をもたらしながら、既存のパラダイムを転換させるような研究を推進することができる9つの重点分野の研究基盤に焦点があてられ、人文・社会科学分野のプラットホームでは、“Atlas of Living Australia”及びオーストラリア国立図書館(NLA)の“Trove”が単一分野のアプローチを超えた良い事例として言及されているとのことです。

また、コレクションのデジタル化手段の調整と、既存のプラットフォームやデジタルコレクションの国際的な相互運用可能性の保証の必要性が指摘されていることや、先住民研究や、オーストラリアの文化財を活用できるプラットフォームの調整など、人文・社会科学分野での統合や調整について改善が求められていることが紹介されています。

草案へのコメントが、2017年1月16日まで求められています。

HathiTrust、約1,370万件のデジタル化資料中に含まれる50億ページ、2兆語超のデータから抽出した特徴データセットを公開

2016年12月5日、HathiTrustはHathiTrust Digital Library(HTDL)に含まれるデジタル化資料約1,370万件から抽出した特徴データセット、”HathiTrust Research Center (HTRC) Extracted Features (EF) Dataset”のバージョン1.0を公開しました。

このデータセットはHTDL内の各資料、各ページにおける語数、行数、品詞やその他の詳細事項に関する量的データを含んでおり、16~20世紀に発行された資料を対象に、歴史的・文化的トレンドの推移やあるトピックの隆盛、ある語の発生・浸透の過程等の調査に用いることができます。対象となるページ数は50億ページ以上、対象語数は2兆語以上に及びます。

Big (and Open) Data for Scholarship of All Sizes: A New Release of the HathiTrust Research Center Extracted Features Dataset(HathiTrust、2016/12/5付け)
https://www.hathitrust.org/extracted-features-announcement

HTRC Extracted Features Dataset

大阪府立中之島図書館、芝居番付閲覧システムを公開

2016年12月1日、大阪府立中之島図書館が、芝居番付閲覧システムを公開しています。

同館が所蔵する芝居番付の一部を検索・閲覧するシステムで、立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)の間で締結された協定に基づき公開されています。

大阪府立中之島図書館 芝居番付閲覧システムを公開しました(大阪府立中之島図書館,2016/12/1)
http://www.library.pref.osaka.jp/site/osaka/shibai-banzuke.html

《大阪府立中之島図書館 芝居番付閲覧システム》
http://www.dh-jac.net/db1/ban/search_ONL.php

米国議会図書館(LC)、米国デジタル公共図書館(DPLA)のコンテンツ・ハブに

2016年11月29日、米国議会図書館(LC)は、米国デジタル公共図書館(Digital Public Library of America:DPLA)のコンテンツ・ハブになる覚書を、DPLAと締結しました。

まずは、LCの地図コレクションから、独立戦争、南北戦争、鳥瞰図の各コレクションの5,000点が追加されます。

LCは過去、HathiTrustや「生物多様性遺産図書館」(Biodiversity Heritage Library)の参加館として10万冊以上の図書をデジタル化しましたが、これら2機関はDPLAのパートナーであるため、これらの図書はすでにDPLAのコレクションに含まれています。

LCは今後、写真、地図、楽譜など、デジタル化資料の大部分をDPLAのコレクションに追加するとのことです。

Library of Congress, Digital Public Library of America To Form New Collaboration(LC, 2016/11/29)
https://www.loc.gov/item/prn-16-207/?loclr=ealn

DPLA and Library of Congress Announce New Collaboration(DPLA, 2016/11/29)

E1862 - 第27回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会<報告>

2016年9月14日から17日にかけて,「日本資料図書館の国際協力」をテーマに,日本資料専門家欧州協会(European Association of Japanese Resource Specialists:EAJRS)第27回大会がルーマニアのブカレスト大学で行われた(E1734ほか参照)。...

【イベント】平成28年度東日本大震災アーカイブ国際シンポジウム-震災から6年経過した震災アーカイブの進化と深化-(1/20・宮城)

2017年1月20日、国立国会図書館(NDL)は、東北大学災害科学国際研究所との共催で、東北大学災害科学国際研究所多目的ホールにおいて、「平成28年度東日本大震災アーカイブ国際シンポジウム-震災から6年経過した震災アーカイブの進化と深化-」を開催します。

発災直後から東日本大震災を対象としたアーカイブを構築したハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所のアンドルー・ゴードン教授をによる、参加型デジタルアーカイブの可能性について論じる特別講演のほか、国内の震災アーカイブに関して様々な立場からの報告を行ない、その後、特別講演者・報告者全員による「震災から6年経過した震災アーカイブの進化と深化」をテーマとしたパネルディスカッションを実施します。

参加費は無料ですが、事前の申込みが必要で、定員は200名(先着順)です。

「平成28年度東日本大震災アーカイブ国際シンポジウム-震災から6年経過した震災アーカイブの進化と深化-」を2017年1月20日に東北大学で開催します(付・プレスリリース)(NDL,2016/11/22)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2016/1218332_2754.html

“IIIF Community Newsletter” Volume 1 Issue 1が発行される

2016年11月15日、“IIIF Community Newsletter”Volume 1 Issue 1が発行されました。

IIIFコミュニティの現況、コミュニティによるイベント、技術開発状況、コミュニティグループの紹介、実装・採択情報などが紹介されています。

IIIF Community Newsletter, Volume 1 Issue 1(IIIF,2016/11/15)
http://iiif.io/news/2016/11/15/newsletter/

津山市立図書館(岡山県)、図書館サポーターズ研修&ワークショップ「みんなでつくろう!!「津山の記憶」」を開催

2016年11月19日、岡山県の津山市立図書館で、図書館サポーターズ研修&ワークショップ「みんなでつくろう!!「津山の記憶」」が開催されます。

津山の昔の写真を集めてデジタルアーカイブ「津山の記憶」を作り、同館ウェブサイトで公開するためのワークショップです。

図書館サポーターズ&ワークショップ講習会 みんなでつくろう!!「津山の記憶」(津山市立図書館)
https://tsuyamalib.tvt.ne.jp/event/tsuyama_otona.html#ev1119

Facebook(津山市立図書館,2016/11/17)
https://www.facebook.com/tsuyama.lib/photos/a.1541687859417493.1073741828.1539345132985099/1757359897850287/?type=3&theater

参考:
CA1876 - 動向レビュー:公立図書館における住民との協働による地域資料サービスの構築 / 相宗大督
カレントアウェアネス No.328 2016年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1876

CA1846 - 研究文献レビュー:地域資料サービス / 竹田芳則
カレントアウェアネス No.323 2015年3月20日

GIFアニメの国際コンペティション“GIF IT UP 2016”の優勝者及び各賞受賞者が発表される

2016年11月16日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が主催する、GIFアニメの国際コンペティション“GIF IT UP 2016”の優勝者及び各賞受賞者が発表されています。

Trove Librarian賞の上位入賞作品には、オーストラリア・ビクトリア州のモナシュ大学図書館が所蔵する、写真家・日下部金兵衛の“Girls' new year games”を用いた作品が選ばれています。

Meet the Winners of GIF IT UP 2016(DPLA,2016/11/16)
https://dp.la/info/2016/11/16/meet-the-winners-of-gif-it-up-2016/

英国図書館(BL)、British Library Labs Symposium 2016開催、BLラボ各賞受賞者発表

2016年11月7日、英国図書館(BL)において第4回British Library Labs Symposium 2016が開催され、BLラボコンペの優勝者とBLラボ賞が発表されています。

・BL Labsコンペ優勝者
“SherlockNet: Using Convolutional Neural Networks to automatically tag and caption the British Library Flickr collection”
Karen Wang and Luda Zhao(スタンフォード大学修士課程)、Brian Do(ハーバード大学医学部博士過程)

・BLラボ賞/研究部門
“Scissors and Paste”
Melodee Beals(ラフバラー大学講師、デジタル史・メディア変換史)

・BLラボ賞/商業部門
“Curating Digital Collections to Go Mobile”
Mitchel Davis(出版・メディア企業家)

・BLラボ賞/芸術部門
“Here there, Young Sailor”
脚本・監督:Ling Low(ライター・映画製作)、視覚効果:Lyn Ong

・BLラボ賞/教育・学習部門
“Library Carpentry”

ページ