デジタルアーカイブ

Europeana、“Europeana Strategy 2015-2020”を更新

2017年2月22日、Europeanaが、発表してから3年を迎える戦略“Europeana Strategy 2015-2020”を更新したと発表しています。

この間の社会状況や技術動向を踏まえて、戦略に対して批判的検討を加え、課題に対応するための3つの優先事項を定めたものです。

現在の問題点として、コンテンツを共有する事による恩恵が不十分であること、Europeanaのエコシステムに明確な役割分担が欠けていること、エンドユーザへのアプローチ方法の近代化が必要であることをあげ、それへの対応策として、高品質なコンテンツをより簡単に共有し利用できるようにすること、提携者とともに需要をさらに拡大すること、キャンペーンを通じて人々を魅了し、より夢中になれる体験を得るためのニーズに対応することを優先事項として定めています。

2月28日公開予定のビジネスプラン2017や、3月公開予定コンテンツ戦略とあわせて、新たな取り組みを進めていくとのことです。

大阪市立図書館、図書館所蔵の昔の写真・絵はがき等の画像をオープンデータ化

大阪市立図書館が、2017年3月2日から、大阪市立図書館デジタルアーカイブで公開している著作権の切れた昔の写真や絵はがき等のコレクションの画像を、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BYの条件のもと、オープンデータとして提供開始すると発表しています。

開始時のコンテンツ数は約6,000点、画像約13万枚です。

関連展示として、3月3日から4月5日まで、大阪市立中央図書館で、オープンデータ関連図書やデジタルアーカイブ画像の展示が行なわれます。

また、3月5日に大阪イノベーションハブで開催される「第8回LOD(リンクト・オープン・データ)ハッカソン関西inインターナショナル・オープンデータ・デイ大阪2017」において、オープンデータとなったデジタルアーカイブ画像が活用される予定となっています。

E1886 - 2016年熊本地震発生後の図書館等の状況

2016年4月14日と4月16日に熊本県熊本地方を震源とする震度7の地震が発生し,様々な被害が生じた。本稿では,2017年2月22日までの情報を基に,地震の被害を受け復旧に時間を要している熊本県内の図書館の状況を中心に紹介する。...

東京国立近代美術館、「日本アニメーション映画クラシックス」ウェブサイトを公開

2017年2月22日、東京国立近代美術館が、「日本アニメーション映画クラシックス」ウェブサイトを公開しました。

同館のフィルムセンターが所蔵するアニメーション映画の中から、現存する最も初期のアニメーション映画『なまくら刀』(1917年公開)をはじめ、1917年から1941年に製作・上映された64作品が公開されています。

配信動画は年代順・作品名順のリスト表示だけでなく、「物語」、「アクション」、「演出技法」、「キャラクター」といったカテゴリーによる複数の切り口から見つけることができるほか、作家紹介ページから、個々の作家の公開作品を網羅的に見ることもできます。

また、2010年に開催された企画展「アニメーションの先駆者 大藤信郎」をもとに再構成した「大藤信郎記念館」のページでは、大藤信郎氏の手書き台本、造形作品や切り紙キャラクターなど、約140点の資料を見ることができます。

ウェブサイトは、2017年末までの試験公開となっており、アンケートによる意見募集を行なっています。

また、ウェブサイトでの作品公開過程での著作権者の調査において、没年や連絡先が不明のままであったものに関して、引き続き情報の提供を呼びかけています。

立命館大学アート・リサーチセンター及び京都の鉄道・バスアーカイブ研究会が「京都の鉄道・バス 写真データベース」を公開

2017年2月22日、立命館大学アート・リサーチセンター及び京都の鉄道・バスアーカイブ研究会が「京都の鉄道・バス 写真データベース」を公開しました。

京都市電の写真を収集してデジタル化し、約2,000点の写真を公開するシステムを構築したものです。

システム公開にあわせ、2月22日から2月24日まで、ひと・まち交流館京都において、1960年代前後を中心とした約60点の市電の写真を展示する展示会「古写真から見た昭和京都の生活~市電の音が聞こえる風景~」が開催されます。

来場者が市電に関わる思い出を地図上に自由に書き込めるようになっているほか、2月26日にはギャラリートークが行われます。

古写真から見た昭和京都の生活~市電の音が聞こえる風景~(立命館大学アート・リサーチセンター,2017/2/22)
http://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/app/news/pc/001328.html

Europeana、IIIFに関するタスクフォースを立ち上げ

2017年2月7日付のEuropeanaのブログで、Europeanaの研究開発部門の専門家・開発者・研究者のコミュニティであるEuropeanaTechが、International Image Interoperability Framework(IIIF)に関するタスクフォースを立ち上げたことが紹介されています。

同タスクフォースは、単に参加機関に対してIIIFの採用を推奨するのではなく、多様なコンテンツを持つEuropeanaの参加機関が一緒になってこの技術に対応するために、オーストリア国立図書館が中心となり、欧州のコンテンツプロバイダーによるIIIF技術の採用に関しての検討を行なうとともに、逆に、IIIFコミュニティに寄与するための勧告を行なうことも目的としています。

また、Europeanaは、IIIFのコンソーシアムから、執行委員会(executive committee)への参加を呼びかけられたとのことです。

IIIF adoption by Europeana: future perspectives for the Network (Europeana pro,2017/2/7)

【イベント】シンポジウム「マージナルな映像アーカイヴィングの可能性」(2/18・東京)

2017年2月18日、東京都写真美術館で、シンポジウム「マージナルな映像アーカイヴィングの可能性」が開催されます。

忘れられていた映像を掘り起こし、デジタル化して活用・再評価を試みるマージナルな映像デジタル・アーカイヴの事例について紹介し、映像アーカイヴィング活動の今後の可能性と展望を考えるとのことです。

日時:平成29年2月18日 18:30-20:30
会場:東京都写真美術館1F ホール
パネリスト:
松山ひとみ(東京国立近代美術館フィルムセンター B.D.C. プロジェクト特定研究員)
真喜屋力(シネマ沖縄、沖縄アーカイブ研究所)
三好大輔(アルプス・ピクチャーズ、あづみのフィルムアーカイブ代表)
モデレーター:森宗厚子(恵比寿映像祭プログラマー)

B.「マルチプルな未来」へ Part 2:マージナルな映像アーカイヴィングの可能性(恵比寿映像祭)
https://www.yebizo.com/jp/program/detail/05-02

関連:
BDCプロジェクト(東京国立近代美術館フィルムセンター)
http://www.momat.go.jp/fc/research/bdcproject/

「日本アニメーション映画クラシックス」ウェブサイト近日公開!(BDCブログ, 2017/2/3)

大阪府立中之島図書館、おおさかeコレクションにて「中之島図書館近世後期小説類」を公開

2017年2月1日、大阪府立中之島図書館が、おおさかeコレクションにて「中之島図書館近世後期小説類」を公開しました。

デジタル化され公開されたのは、同館が所蔵する近世後期小説類940冊で、明治43年に当時高等工業学校教授で、大阪人文会員でもあった今川一氏より寄贈されたものです。その内容は、いわゆる草双紙といわれるもので、特に近世後期に流布した合巻物と呼ばれるものが中心となっています。

おおさかeコレクションにて「中之島図書館近世後期小説類」を公開しました(大阪府立中之島図書館,2017/2/1)
http://www.library.pref.osaka.jp/site/osaka/ecollection-otsu.html

貴重書・文庫一覧 近世後期小説類(大阪府立中之島図書館)
http://www.library.pref.osaka.jp/site/osaka/lib-collect-otsu.html

おおさかeコレクション「中之島図書館近世後期小説類」

【イベント】「第8回DAN(Digital Archive Network)ワークショップ」開催(2/17・岩手)

2017年2月17日、岩手県立図書館において、第8回DAN(Digital Archive Network)ワークショップが開催されます。

ワークショップは二部構成で、杉本重雄氏(筑波大学図書館情報メディア系)の挨拶に続き、第一部では、柴山明寛氏(東北大学災害科学国際研究所)による基調講演「震災アーカイブの解決すべき課題」に続き、岩手県から「いわて震災津波アーカイブの検討状況」、筑波大学杉本・永森研究室から「震災アーカイブの利活用性向上を目指したメタデータの分析」等が話題提供として予定されています。

第二部は、デジタルアーカイブ構築・運用・利活用のための連携についてのフリーディスカッションが行われます。

参加費は無料ですが、事前申込が必要です。

【開催案内】第8回DANワークショップが開催されます。(メタデータ基盤協議会、2017/1/27)
http://www.mi3.or.jp/news/8dandigital-archive-network.html

米国デジタル公共図書館、ミシガン州のサービス・ハブからのコンテンツの提供を開始

2017年1月31日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、ミシガン州のサービス・ハブからのコンテンツ(4万2,000点)の提供を開始したと発表しています。

ミシガン州のサービス・ハブ(州単位で複数機関のデータを集約する連携先)は、ミシガン図書館、ミシガン大学、ミシガン州立大学、ウェイン州立大学、ウェスタンミシガン大学、“Midwest Collaborative for Library Services”が連携して担っています。

公開されたコンテンツには、自動車産業都市としての歴史や文化に関する資料、料理本、南北戦争の日記、植物学関連、社会的抗議活動のポスター等が含まれます。

Michigan Service Hub Collections now live in DPLA(DPLA,2017/1/31)
https://dp.la/info/2017/01/31/michigan-service-hub-collections-now-live/

Michigan Service Hub
http://michiganservicehub.org/

参考:
米国デジタル公共図書館、イリノイ州のサービス・ハブからのコンテンツの提供を開始
Posted 2017年1月6日

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