デジタルアーカイブ

HathiTrust、収録されている米国連邦政府刊行物を分析した報告書を公開

2017年3月20日、HathiTrustが、収録されている米国連邦政府刊行物(2016年9月1日現在)の分析調査を行ない、その報告書“U.S. Federal Documents in HathiTrust: A Collection Profile”を公表しています。

まず、MARC内のSuDoc No.等で抽出した上で、HathiTrustが作成した連邦政府刊行物のレジストリ“U.S. Federal Documents Registry”と照らし合わせて、41万2,205件の書誌情報と97万315点のデジタルオブジェクトを特定したとのことです。

特定された書誌の94%が単行本、6%が定期刊行物で、デジタルオブジェクト単位では56%が単行本、44%が定期刊行物であったとのことです。

また、85万2,488点が国内でのインターネット公開、11万7,827点が閲覧制限や検索のみのものであったこと、SuDoc No.を含む刊行物では、議会、森林局、航空宇宙局の刊行物が多いこと、利用評価(usage metrics)では“Library of Congress Catalogs 1976 V. 4”が最も高いこと等も紹介されています。

「川崎市市民ミュージアム漫画資料コレクション」が公開

神奈川県の川崎市市民ミュージアムが所蔵する6万点に及ぶ漫画に関連の収蔵品のうち、著作権が消滅している一部の内容を公開するウェブサイト「川崎市市民ミュージアム漫画資料コレクション」が試行的に公開されたようです。

利用できる資料の公開日は2017年3月29日付となっています。

漫画資料のデジタル化については、平成28年度の文化庁メディア芸術アーカイブ推進事業によって実施され、NPO法人知的資源イニシアティブが提供するシステムを用いて公開したと説明されています。

川崎市市民ミュージアム漫画資料コレクション
https://kawasaki.iri-project.org/

参考:
文化庁、「メディア芸術アーカイブ推進支援事業」(2016年度)の採択結果を公開
Posted 2016年7月8日
http://current.ndl.go.jp/node/32033

東京海洋大学附属図書館、「伊藤熊太郎アーカイブズ」を公開

2017年3月31日、東京海洋大学附属図書館が、「伊藤熊太郎アーカイブズ」を公開したと発表しています。

2017年2月8日から3月10日にかけて開催された、第13回企画展示「図鑑で楽しむ江戸前の海」(第二期)「幻の魚類画家 伊藤熊太郎」で展示された、スケッチ・原画の一部をデジタル化し公開したものです。

第13回企画展示「図鑑で楽しむ江戸前の海」(第一期)開催中の2016年8月に、荒俣宏氏によって発見された魚類博物画家・伊藤熊太郎が描いたスケッチ帖6冊、原画1,261枚の中から作品を公開するもので、今後も内容を充実させていくとのことです。

[品川]「伊藤熊太郎アーカイブズ」を公開しました(東京海洋大学附属図書館,2017/3/31)
http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/jojmf0lhi-2031/#_2031

山口県立山口図書館・山口県文書館、「WEB版 明治維新資料室」を公開

2017年4月1日、山口県立山口図書館及び山口県文書館が、「WEB版 明治維新資料室」を公開したと発表しています。

明治150年に向け、両館が所蔵する明治維新関係資料を、ウェブ上にデジタルアーカイブとして公開し、利活用を図ることを目的としており、大村益次郎が翻訳した兵術書など69点を含む「明治維新関係版本」、幕末期の木版摺瓦版など4点を含む「幕末の瓦版」、嘉永3年(1850年)8月の諸国遊歴から安政6年(1859年)10月の処刑に至るまでの資料377点を含む「吉田松陰関係資料(吉田家伝来)」、幕末山口市街図(1868年頃)など4点を含む「明治維新関係絵地図」が公開されています。

WEB版 明治維新資料室
https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C0/WJJS02U/3500115100

阪急文化財団、「阪急文化アーカイブズ」を公開

2017年4月1日、阪急文化財団が、「阪急文化アーカイブズ」を公開したと発表しています。

阪急文化財団池田文庫が所蔵する「阪急・宝塚ポスター」「浮世絵・番付」「民俗芸能資料」に関する情報を検索できるデータベースで、この3つのカテゴリを横断的にも個別的にも検索可能で、一部を除き画像も閲覧できます。

「阪急・宝塚ポスター」の検索画面には「路線図から検索」の機能もあります。

また、「特集」ページでは、同財団逸翁美術館が所蔵する美術品など、上記3つのカテゴリに含まれない資料の情報や画像が閲覧できます。

阪急文化アーカイブズ
http://www.hankyu-bunka.or.jp/archive/

阪急文化アーカイブズ公開(阪急文化アーカイブズ,2017/4/1)
http://www.hankyu-bunka.or.jp/archive/?app=pub_updinfo&mode=list

「菊陽町図書館少女雑誌コレクション」が試行的に公開

熊本県の菊陽町図書館が所蔵する少女雑誌資料のうち、著作権が消滅している一部の内容を公開するウェブサイト「菊陽町図書館少女雑誌コレクション」が試行的に公開されたようです。

利用できる雑誌の公開日は2017年3月28日付となっています。

平成27年度、平成28年度の文化庁メディア芸術アーカイブ推進事業に基づき、著作権調査、デジタル化作業が行われ、NPO法人知的資源イニシアティブが提供するシステムを用いて公開したと説明されています。

菊陽町図書館 少女雑誌コレクション
https://kikuyo.iri-project.org/

熊本県菊陽町図書館の所蔵少女雑誌データの閲覧サイトが試行的に公開(kasamashoin online,2017/3/30)
http://kasamashoin.jp/2017/03/post_3914.html

米・航空宇宙局、14万点の映像、写真、音声を利用できる“NASA Image and Video Library”を公開

2017年3月29日、米・航空宇宙局(NASA)が、14万点の映像、写真、音声を利用できる“NASA Image and Video Library”を公開したと発表しています。

レスポンシブウェブデザイン、ダウンロード時の解像度の選択、Exifデータの表示などに対応しており、APIも提供されています。

NASA Unveils New Searchable Video, Audio and Imagery Library for the Public(NASA,2017/3/29)
https://www.nasa.gov/press-release/nasa-unveils-new-searchable-video-audio-and-imagery-library-for-the-public

「いわて震災津波アーカイブ 希望」が公開

2017年3月30日、岩手県は、「いわて震災津波アーカイブ 希望」を公開しました。

このアーカイブは、東日本大震災津波からの復旧・復興の状況を後世に残すとともに、これらの出来事から得た教訓を今後の国内外の防災活動、教育等に生かすため、市町村や防災関係機関の協力を得て構築したものです。20万点を超える震災津波関連資料を収集し公開しています。

文書、写真、動画・音声、新聞などのデジタル資料を、フリーワードや市町村、日付、提供元、資料種別、カテゴリなどから検索することができます。また、津波による岩手県の被害状況や、復興の軌跡などをまとめたコンテンツもあります。

「いわて震災津波アーカイブ 希望」を公開しました。(岩手県, 2017/3/30)
http://www.pref.iwate.jp/anzen/53976/053983.html

いわて震災津波アーカイブ~希望~
http://iwate-archive.pref.iwate.jp/

国立文化財機構、国立博物館所蔵品統合検索システム「ColBase」を公開

2017年3月27日、国立文化財機構が、4つの国立博物館(東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館、九州国立博物館)の所蔵品を、横断的に検索できるサービス「ColBase」(コルベース)を公開したと発表しています。

「ColBase」の利用規約は、政府標準利用規約(第2.0版)に準拠しており、また、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの表示4.0国際と互換性があり、同利用規約が適用されるコンテンツはCC BYに従うことでも利用することができるとのことです。

国立博物館所蔵品統合検索システム(ColBase)の公開について(国立文化財機構,2017/3/27)
http://www.nich.go.jp/infomation/news/20170327colbase/

ColBase
http://colbase.nich.go.jp/

米・国立公文書館とメロン財団、持続可能な歴史記録のデジタル版の公開・発見システムの計画・開発のための事業を開始

2017年3月23日、米・国立公文書館(NARA)は、同館所管の歴史資料の保存や刊行等を行う“National Historical Publications and Records Commission”(NHPRC)を通じ、メロン財団(Andrew W. Mellon Foundation)と共同で“Digital Edition Publishing Cooperatives”事業を実施すると発表しています。

これまでの経験では、個々の学術成果のデジタルインフラを構築・維持し続けることが困難であることから、歴史記録のデジタル版を、研究者・学生・国民が利用しやすくするために、信頼ができ、持続可能で、現場主導型のシステムの計画を策定し、実装することを目的としています。

NARAでは、そのシステム開発のために、助成金付きの提案を求めており、メロン財団が最大200万ドルの資金を提供し、NHPRCが助成金受領者の選定を含むプロセスの管理を担当します。

取組の第1段階として、計画策定のためとして、2017年12月に、8件の提案に対して、1年間で最大10万ドルの助成金が与えられます。

ページ