デジタルアーカイブ

HathiTrust等と共に提訴された米ミシガン大学、資料デジタル化における著作権問題についてのQ&Aを公開

2011年9月27日、米ミシガン大学が、資料デジタル化における著作権問題についての11のQ&Aを発表しました。同大学を含めた5大学と共同デジタルリポジトリHathiTrustは、2011年9月12日に、HathiTrust上の孤児作品プロジェクトに関して著作者団体Authors Guild等から提訴されています。Q&Aでは、大学によるデジタル化の目的、デジタル化によって著作権を侵害しているのか、孤児作品プロジェクトやHathiTrustの概要、訴訟によるデジタル化への影響、Authors Guild等による訴訟とGoogleブックス訴訟との関係、等の質問とそれらへの回答が示されています。

University's digitization efforts (University of Michigan Public Affairs 2011/9/27付け)
http://www.vpcomm.umich.edu/pa/key/AuthorsGuildQA.html

参考:
E1217 - 米著作者団体等が共同デジタルリポジトリHathiTrust等を提訴
http://current.ndl.go.jp/e1217

ミシガン大学、著作権調査の不備を認めHathiTrustでの孤児作品プロジェクトを一時中止へ

Europeana、第一次大戦に関する資料提供を呼びかける短編ドラマのインタラクティブ版を公開

欧州のデジタル文化資源ポータルEuropeana、オックスフォード大学、ドイツ国立図書館による、第一次世界大戦に関するデジタルアーカイブプロジェクトで、一般市民からの資料提供を呼びかけるための短編ドラマのインタラクティブ版“Europeana Remix”が公開されています。ドラマのストーリーは、第一次大戦中のドイツ軍兵士と英国軍兵士の友情の印であるマッチ箱をめぐって現代のドイツ人の若者が英国を訪ねるというもので、ドラマの進展に合わせて関連する写真や動画、地図等が現れるようになっており、ユーザがコメントを付ける機能等もあるようです。HTML5の技術が使われており、視聴できるブラウザのバージョン指定があります。

Europeana Remix(インタラクティブ版の動画)
http://remix.europeana.eu/#

A First World War friendship - an interactive HTML5 video by Europeana(上記の動画の説明)
http://remix.europeana.eu/#about

Europeana Erster Weltkrieg - World War One in pictures, letters and memories(プロジェクトのページ。通常版の動画あり)

【イベント】シンポジウム「東日本大震災の記録とその活用~311まるごとアーカイブスの目指すもの~」(岩手・10/8)

2011年10月8日、岩手県の遠野市民センターで、シンポジウム「東日本大震災の記録とその活用~311まるごとアーカイブスの目指すもの~」が開催されるそうです。シンポジウムは「アーカイブスの【データを集める】」「アーカイブスの【データを活用する】」「アーカイブスの【データを世界に発信する】」の3部に分かれており、311まるごとアーカイブスの取組の紹介や、米ハーバード大学ライシャワー日本研究所所長のアンドリュー・ゴードン教授を交えたパネルディスカッションなどが催されるようです。

東日本大震災の記録とその活用~311まるごとアーカイブスの目指すもの~
http://311archives.jp/index.php?gid=10398

参考:
防災科学技術研究所等による「東日本大震災・公民協働災害復興まるごとデジタルアーカイブス」(311まるごとアーカイブス)のウェブサイトが公開
http://current.ndl.go.jp/node/18709

国立国会図書館とハーバード大学、東日本大震災に関するデジタルアーカイブ共同事業に関する協定を締結
http://current.ndl.go.jp/node/19025

saveMLAKプロジェクト、ハーバード大学「2011東日本大震災デジタルアーカイブ」プロジェクトと提携を発表

東北大学、東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」を発表

2011年9月12日、東北大学防災科学研究拠点が東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」の本格始動を発表しました。

みちのく震録伝は、学術的な観点から東日本大震災に関するあらゆる記憶、記録、事例、知見を収集し、災害アーカイブのグローバル・スタンダードを目指すものとされています。プロジェクト期間は10年を予定しているとのことです。システムにはAPIの公開やSNS機能も含まれているようです。

同プロジェクトには、文部科学省、科学技術振興機構(JST)、国立情報学研究所(NII)など、産官学の35の機関・企業が協力しており、日本IBMがハードウェア・ソフトウェアの提供や、アーカイブシステムの構築などを行うとのことです。

みちのく震録伝
http://www.dcrc.tohoku.ac.jp/archive/

東北大学による東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」本格始動(東北大学防災科学研究拠点 2011/9/12付け)
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20110912.pdf

東日本大震災のアーカイブプロジェクトに日本IBMが協力(ITmedia 2011/9/12付けニュース)

地域資料デジタル化研究会、被災した地域資料のデジタル化レスキュー事業を開始

地域資料のデジタル化等に関する活動を行っているNPO法人地域資料デジタル化研究会が、2011年8月29日から、「東日本大震災 被災地域資料デジタル化レスキュー事業」を開始したと発表しています。岩手県の陸前高田市立図書館と大槌町立図書館で津波により被災した地域資料を、クリーニング後デジタル化し、デジタルアーカイブとして残す取組みとのことです。

東日本大震災 被災地域資料デジタル化レスキュー事業(事業の概要)
http://www.digi-ken.org/RESCUE/rescue2011.html

東日本大震災 被災地域資料デジタル化レスキュー事業、スタート! (地域資料デジタル化研究会のブログ 2011/8/29付けの記事)

日本教育情報学会による、「災害デジタル・アーカイブ記録に関するガイドライン」の案

日本教育情報学会のウェブサイトに、「災害デジタル・アーカイブ記録に関するガイドライン」の案が掲載されています。2011年8月20日・21日に開催された同学会の年会でも、このガイドライン案に関する発表が行われたようです。日本デジタル・アーキビスト資格認定機構のサイトにも、ほぼ同内容の「第一次案」(2011年4月付け)が掲載されています。

日本教育情報学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsei/

災害を次世代に伝えるデジタル・アーカイブの記録と構成~広く教材・実践・経営等の教育情報活用を目的として~(2011/5/2付け会員配布送付状)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsei/annai%20201105%20.doc

Internet Archive、9.11テロに関する20チャンネル・3000時間分のニュース映像アーカイブ“Understanding 9/11”を公開

米国のInternet Archiveが9.11テロに関するニュース映像のアーカイブ“Understanding 9/11”を公開しました。2001年9月11日から17日までの1週間に世界各国の20チャンネル(日本のNHKを含む)で放送された3,000時間分ニュース映像を見ることができるようです。

Understanding 9/11
http://www.archive.org/details/911

Understanding 9/11: A Television News Archive (Internet Archive Blogs 2011/8/24付け記事)
http://blog.archive.org/2011/08/24/understanding-911/

知のデジタルアーカイブに関する研究会(第5回)の配付資料が公開

2011年8月23日に総務省で開催された総務省主催の「知のデジタルアーカイブに関する研究会(第5回)」の配付資料が、同省のウェブサイトで公開されています。また、7月21日に開催された「知のデジタルアーカイブに関する研究会(第4回)」の配付資料についても公開されています。

知のデジタルアーカイブに関する研究会(第5回)配付資料 (総務省のウェブサイト)
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/shuppan/02ryutsu02_03000069.html

知のデジタルアーカイブに関する研究会(第4回)配付資料 (総務省のウェブサイト)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02ryutsu02_03000066.html

岐阜県図書館、Googleマップを利用した「地図からさがす岐阜絵葉書デジタルライブラリー」を公開

岐阜県図書館が、GoogleマップとPicasaウェブアルバムを活用した「地図からさがす岐阜絵葉書デジタルライブラリー」というサービスを公開したようです。地図上のマーカーをクリックすると吹き出しが表示され、その中のサムネイル画像をクリックするとPicasaウェブアルバムに掲載された絵葉書の画像を見ることができます。

地図からさがす岐阜絵葉書デジタルライブラリー
http://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=201390983651997280552.0004aa1e8b4f88646e54b&msa=0

地図からさがす岐阜絵葉書デジタルライブラリーについて
http://www.library.pref.gifu.lg.jp/digitallib/ehagaki/ehagaki_map.htm

中近世スイスの法令関係資料のデジタルアーカイブ

スイス弁護士協会(Swiss Lawyers Society)が1898年以来編集を続けてきた、スイス領域で中世初期から1798年までに制定された法律のリソースコレクションが、デジタル化公開されているようです。Swiss National Science Foundation等の支援を受けて進められた、このデジタル化プロジェクトのウェブサイトでは、100巻を超すコレクションの全巻(6万ページ以上)が公開されているようです。なお、コレクションの内容は、カントン(州)ごとにまとめられた目録、もしくは各巻の目次から検索可能のようです。

Sammlung Schweizerischer Rechtsquellen online (Collection of Swiss Law Sources)
http://ssrq-sds-fds.ch/online/

Collection of Swiss Law Sources available online (ICARUS 2011/8/17付けの記事)

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