デジタルアーカイブ

17~19世紀の女性たちが刺繍した「サンプラー」のデジタルアーカイブ(米国)

米国のデラウェア大学はオレゴン大学と協同して、17~19世紀の米国の女性たちが刺繍してきた「サンプラー」(Sampler;刺繍見本)のデジタルアーカイブを作成する“Sampler Archive Project”をスタートしたそうです。全米人文科学基金(NEH)から30万ドルの助成を受けています。同プロジェクトでは、2011年夏、ヴィンタートゥール美術館の125枚のサンプラーに着手し、その後、米国愛国婦人会(Daughters of the American Revolution)などが所持するコレクションを作業していくとしています。

サンプラーは、数字、アルファベット、動植物などの図柄を布に刺繍したもののことで、その語源はラテン語の“exemplum”(例、お手本)だそうです。現存する世界最古のサンプラーは1598年の英国でJane Bostockeさんによって縫われたものだそうです。記事によれば、米国では女性の教育機会が増加するようになった1830年代から廃れ始め、現在では10,000枚くらいのサンプラーが存在すると見積もられているとのことです。

UD leads national project to create digital archive of Early American samplers (UDaily 2011/7/5付けニュース)

英語のアクセントや「なまり」を動画でアーカイブするプロジェクト“Visual Accent & Dialect Archive”

米国メリーランド大学で、“Visual Accent & Dialect Archive”というプロジェクトが行われているようです。これは、英語を話すときの顔の動きや声をYouTubeを使って記録し、その動画をクラウドソーシングで収集・アーカイブするプロジェクトのようです。プロジェクトでは、世界各国の英語使用者に協力を呼びかけており、これを通じて、英語のアクセントや「なまり」等の発音に関する情報の提供を目指しているようです。

Visual Accent & Dialect Archive
http://mith.umd.edu/vada/

ベネズエラ国立図書館が独立200周年記念ポータルサイトを公開、独立期の貴重資料等を提供

2011年6月13日に、ベネズエラ国立図書館(Biblioteca Nacional de Venezuela)が、2011年にスペインからの独立200周年を迎えたのを記念して、デジタル化した独立期の貴重資料等を集めたポータルサイト“Portal Bicentenario”を公開したようです。このポータルサイトでは、独立宣言の文書や、シモン・ボリバル等の書簡資料の他、19世紀以来の図書やパンフレット、地図資料や新聞資料、音楽資料等を提供しているようです。

Portal Bicentenario
http://www.bicentenario.bnv.gob.ve/

Más de 150 Documentos Nos Conectarán con la Historia de Venezuela (Biblioteca Nacional de Venezuela 2011/6/13付けの記事)
http://www.bnv.gob.ve/desplegar_noticia.php?id=561

Pellicer: Portal Bicentenario es una poderosa herramienta para transmisión de la memoria histórica (AVN 2011/6/13付けの記事)

知のデジタルアーカイブに関する研究会(第3回)の配付資料が公開

2011年6月8日に開催された総務省主催の「知のデジタルアーカイブに関する研究会(第3回)」の配付資料が、同省のウェブサイトで公開されています。

知のデジタルアーカイブに関する研究会(第3回)配付資料 (総務省のウェブサイト)
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/shuppan/02ryutsu02_03000058.html

総務省 (2011/6/9付けの新着情報に上記へのリンクがあります)
http://www.soumu.go.jp/index.html

参考:
知のデジタルアーカイブに関する研究会(第2回)の配付資料が公開
http://current.ndl.go.jp/node/17658

E1177 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2011/6/8現在)

E1177 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2011/6/8現在)

東日本大震災後の図書館等をめぐる状況について,『カレントアウェアネス-E』での既報(E1155E1161E1166E1172参照)に続き,2011年6月8日までの情報をまとめた。...

フランスのポンピドゥー・センターがバーチャルミュージアムを設立へ

フランス・パリにある、国立近代美術館等を含む複合施設ポンピドゥー・センターによる、バーチャルミュージアムの設立に向けた動きが報じられています。単なるオンラインギャラリーではなく、コレクションについての情報を提供するリソースセンターを目指すものとのことです。2011年5月26日に、ポンピドゥー・センターで設立に向けた会合が開かれ、Googleやテートギャラリー等からも参加者があったとのことです。

仏Centre Pompidou、近代・現代の美術品をデジタル化、オンライン提供による収益増も(hon.jp DayWatch 2011/6/2付けの記事)
http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=2435

Le Centre Pompidou se propulse dans le «virtuel»(Le Figaro 2011/5/20付けの記事)
http://www.lefigaro.fr/medias/2011/05/19/04002-20110519ARTFIG00596-alain-seban-invite-du-buzz-media-orange-le-figaro.php

スペイン国立図書館、歴史的録音資料のインターネット提供を開始

2011年6月1日にスペイン国立図書館(BNE)が、同館の所蔵しているレコード等の歴史的録音資料のインターネット提供を開始しました。今回公開されたのは、1924年から1943年までのオペラやソナタ、タンゴ等の作品約460点で、それらは同館の電子図書館“Biblioteca Digital Hispánica”を通じて視聴できるようです。BNEは、所蔵している1900年代のレコード資料約21,000点を順次デジタル化し、提供すると発表しています。

Registro sonoro musical (Biblioteca Digital Hispánicaに登録されている歴史的録音資料の一覧)

国立国会図書館、20世紀前半のSP盤等の「歴史的音源」の提供を開始

国立国会図書館は、2011年5月31日から、歴史的音盤アーカイブ推進協議会(HiRAC)がデジタル化した、1900年初頭から1950年前後に国内で製造されたSP盤等の音源「歴史的音源」のうち、データの登録が完了した約2,500の音源について、館内での公開を始めました。このうち、著作権及び著作隣接権の保護期間満了が確認された約100の音源については、インターネットでも提供しています。今後、提供準備の整った音源を順次追加し、最終的には約50,000音源を提供する予定です。

歴史的音源
http://dl.ndl.go.jp/#music

歴史的音源資料を公開しました(付・プレスリリース)(国立国会図書館 2011/5/31付けのお知らせ)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2011/1191724_1670.html

「歴史的音源」提供開始のお知らせ(国立国会図書館 2011/5/31付けプレスリリース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2011/__icsFiles/afieldfile/2011/05/31/pr20110531_1.pdf

参考:
米国議会図書館(LC)、歴史的録音資料が聴ける“National Jukebox”を開始

国立国会図書館、「公共図書館におけるデジタルアーカイブ事業の優良事例調査」の結果を公表

国立国会図書館は、2010年度に実施した「公共図書館におけるデジタルアーカイブ事業の優良事例調査」の結果を公表しました。地域の貴重な資料や情報をデジタルアーカイブで積極的に公開している国内の公共図書館等計23機関(地方自治体3つを含む)を対象にヒアリング調査を行ったもので、デジタルアーカイブの紹介、きっかけ、コンセプト、構築までのプロセスと体制、日々の運営業務と課題、地域住民の参加や他機関との連携の有無、商用サービスの利用の有無、今後の展望等について調査しています。

公共図書館におけるデジタルアーカイブ事業の優良事例調査
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/kokyo.html#a01

参考:
文化・学術機関におけるデジタルアーカイブ等の運営に関する調査研究
http://current.ndl.go.jp/FY2009_research

国立国会図書館、「海外の文化機関におけるデジタル情報資源に関する基礎的調査報告書」を公開

国立国会図書館は、2010年度に外部委託で実施した「海外の文化機関におけるデジタル情報資源に関する基礎的調査」の報告書を公開しました。欧米、アジア、オセアニアの主要文化機関を対象に、デジタルコレクションの実態について調査したものです。

海外の文化機関におけるデジタル情報資源に関する基礎的調査
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/kaigai.html

海外の文化機関におけるデジタル情報資源に関する基礎的調査報告書(PDF)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/pdf/Kaigai_H22research_report.pdf

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