デジタルアーカイブ

米国図書館協会、米国図書館界の概況についての報告書 (2017年版)及び「2016年に最も批判を受けた図書」を公表

2017年4月10日、米国図書館協会(ALA)が、全米図書館週間にあわせ、米国図書館界の概況をまとめた報告書“State Of America's Libraries Report”の2017年版を公表しています。

報告書では、図書館が、(1)あらゆる種類の情報を質の評価に必要な知識や訓練を利用者に提供していること、(2)幼児のリテラシー・コンピュータスキル・労働力開発支援に大きな役割を果たしていること、(3)資料・プログラム・サービスにコミュニティの多様性を反映させることで住民にとって安全な場所を提供していること、を示しています。

その他、館種別では

・大学図書館
学術コミュニケーション、デジタルアーカイブス、データキュレーション、デジタルヒューマニティーズ、可視化、ボーンデジタルの分野で新しい役割を担いつつある。新興領域として、計量書誌学、オルトメトリクス、e-Learning、custom information solutions、研究データ管理がある。

タブを開くごとにEuropeana収録の芸術作品を表示するChrome拡張機能“Art Up Your Tab”が公開

Europeanaが、2017年3月28日公開された、Chrome拡張機能“Art Up Your Tab”を紹介しています。

Kennisland、Studio Parkers、Sara Kostlerが作成したもので、Europeana内の芸術作品をタブブラウザを開くたびに検索することなくフルスクリーンの画面で表示させるものです。

著者・所蔵機関といった作品の詳しい情報や再利用条件については、クリックすることで見ることができ、高精細な画像をダウンロードすることも可能です。

拡張機能の最初の版では、オランダの文化遺産機関の作品が主な対象で、他の欧州の機関からの作品も含まれます。

現在表示される作品はKennislandによって選定されていますが、将来的には、文化遺産機関からの助言を得ることが想定されています。

静大OPACから国立国会図書館デジタルコレクションの「インターネット公開」「図書館送信限定」資料(図書・古典籍・雑誌)の検索が可能に

2017年4月6日、静岡大学附属図書館が、国立国会図書館デジタルコレクション収録資料のうち、「インターネット公開」「国立国会図書館/図書館送信限定」の図書・古典籍・雑誌を静大OPACから検索できるようにしたと発表しています。

国立国会図書館が公開している「国立国会図書館デジタルコレクション書誌情報」を利用して構築したと説明されています。

お知らせ(静岡大学附属図書館)
http://www.lib.shizuoka.ac.jp/top/news/
※「2017. 4. 6 国立国会図書館デジタルコレクション収録資料が静大OPACで検索できるようになりました」とあります。

国立国会図書館 図書館向けデジタル化資料送信サービス(静岡大学附属図書館)
http://www.lib.shizuoka.ac.jp/denshi/?ndldigi&locale=ja

慶應義塾大学メディアセンター、IIIFに対応した「慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション」を公開

2017年4月6日、慶應義塾大学メディアセンターが、「慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション」を公開したと発表しています。

「慶應義塾図書館デジタルギャラリー」を刷新し、新たにIIIF(International Image Interoperability Framework)に対応したもので、高精細の画像を閲覧できるようになっています。

また、従来から公開していた福澤諭吉の著作、インキュナブラ等のコレクションに加え、グーテンベルグ42行聖書、奈良絵本コレクションの全ページ画像が新たに追加され、高橋誠一郎浮世絵コレクションについては高精細画像の閲覧が可能となっています。

「慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション」を公開しました。 (Digital Collections of Keio University Libraries has been released.)(慶應義塾大学メディアセンター,2017/4/7)
http://dcollections.lib.keio.ac.jp/ja/news/2017/20170406

高知県立図書館、デジタル化資料を公開する試行版ページの継続を発表:新たに平成28年度作成の画像データを追加

2017年4月1日、高知県立図書館は、2016年度末までの予定で試行的に公開していたデジタル・アーカイブのページの2017年度の継続を発表しています。

あわせて、2016年度作成の画像データを新たに追加したと発表しています。

平成28年度作成の画像データを追加しました。平成29年度もサイトでの公開を継続します。(高知県立図書館,2017/4/1)
http://kochilib.iri-project.org/notice/2017-04-01/

高知県立図書館 絵図・地図・大判資料デジタル化(試行公開)
http://kochilib.iri-project.org/

国土地理院、「古地図コレクション」をリニューアル

2017年4月5日、国土地理院が、所蔵する古地図などを閲覧できるウェブサイト「古地図コレクション」をリニューアルしたと発表しています。

Twitter(@GSI_chiriin,2017/4/5)
https://twitter.com/GSI_chiriin/status/849536196619513857

古地図コレクション(国土地理院)
http://kochizu.gsi.go.jp/

参考:
横浜市立大学、「横浜市立大学所蔵の古地図データベース」を公開
Posted 2016年6月24日
http://current.ndl.go.jp/node/31874

HathiTrust、収録されている米国連邦政府刊行物を分析した報告書を公開

2017年3月20日、HathiTrustが、収録されている米国連邦政府刊行物(2016年9月1日現在)の分析調査を行ない、その報告書“U.S. Federal Documents in HathiTrust: A Collection Profile”を公表しています。

まず、MARC内のSuDoc No.等で抽出した上で、HathiTrustが作成した連邦政府刊行物のレジストリ“U.S. Federal Documents Registry”と照らし合わせて、41万2,205件の書誌情報と97万315点のデジタルオブジェクトを特定したとのことです。

特定された書誌の94%が単行本、6%が定期刊行物で、デジタルオブジェクト単位では56%が単行本、44%が定期刊行物であったとのことです。

また、85万2,488点が国内でのインターネット公開、11万7,827点が閲覧制限や検索のみのものであったこと、SuDoc No.を含む刊行物では、議会、森林局、航空宇宙局の刊行物が多いこと、利用評価(usage metrics)では“Library of Congress Catalogs 1976 V. 4”が最も高いこと等も紹介されています。

「川崎市市民ミュージアム漫画資料コレクション」が公開

神奈川県の川崎市市民ミュージアムが所蔵する6万点に及ぶ漫画に関連の収蔵品のうち、著作権が消滅している一部の内容を公開するウェブサイト「川崎市市民ミュージアム漫画資料コレクション」が試行的に公開されたようです。

利用できる資料の公開日は2017年3月29日付となっています。

漫画資料のデジタル化については、平成28年度の文化庁メディア芸術アーカイブ推進事業によって実施され、NPO法人知的資源イニシアティブが提供するシステムを用いて公開したと説明されています。

川崎市市民ミュージアム漫画資料コレクション
https://kawasaki.iri-project.org/

参考:
文化庁、「メディア芸術アーカイブ推進支援事業」(2016年度)の採択結果を公開
Posted 2016年7月8日
http://current.ndl.go.jp/node/32033

東京海洋大学附属図書館、「伊藤熊太郎アーカイブズ」を公開

2017年3月31日、東京海洋大学附属図書館が、「伊藤熊太郎アーカイブズ」を公開したと発表しています。

2017年2月8日から3月10日にかけて開催された、第13回企画展示「図鑑で楽しむ江戸前の海」(第二期)「幻の魚類画家 伊藤熊太郎」で展示された、スケッチ・原画の一部をデジタル化し公開したものです。

第13回企画展示「図鑑で楽しむ江戸前の海」(第一期)開催中の2016年8月に、荒俣宏氏によって発見された魚類博物画家・伊藤熊太郎が描いたスケッチ帖6冊、原画1,261枚の中から作品を公開するもので、今後も内容を充実させていくとのことです。

[品川]「伊藤熊太郎アーカイブズ」を公開しました(東京海洋大学附属図書館,2017/3/31)
http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/jojmf0lhi-2031/#_2031

山口県立山口図書館・山口県文書館、「WEB版 明治維新資料室」を公開

2017年4月1日、山口県立山口図書館及び山口県文書館が、「WEB版 明治維新資料室」を公開したと発表しています。

明治150年に向け、両館が所蔵する明治維新関係資料を、ウェブ上にデジタルアーカイブとして公開し、利活用を図ることを目的としており、大村益次郎が翻訳した兵術書など69点を含む「明治維新関係版本」、幕末期の木版摺瓦版など4点を含む「幕末の瓦版」、嘉永3年(1850年)8月の諸国遊歴から安政6年(1859年)10月の処刑に至るまでの資料377点を含む「吉田松陰関係資料(吉田家伝来)」、幕末山口市街図(1868年頃)など4点を含む「明治維新関係絵地図」が公開されています。

WEB版 明治維新資料室
https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C0/WJJS02U/3500115100

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