eサイエンス

研究データにDOIを付与するDataCiteに英国・中国の5機関が参加

英国図書館(BL)等によって進められている研究データに関する国際的な取組“DataCite”に、新たに5つの研究機関が参加すると発表されました。

DataCiteは、2009年12月に誕生した組織で、その目的は、インターネット上の研究データの発見、アクセス、再利用に係る問題に取り組むことです。今回参加が発表されたのは、英国の、考古学データサービス(Archaeology Data Service)、英国データアーカイブ(UK Data Archive)、自然環境研究会議(Natural Environment Research Council)、科学技術施設会議(Science & Technology Facilities Council)、および中国のBGI、の5機関です。各機関から提供されたゲノム配列などのデータにはデジタルオブジェクト識別子(DOI)が付与され、それらへのアクセスや引用などが容易になります。

British Library leads the way for sharing research data in the UK as five major institutions sign up to DataCite(BL 2012/10/29付けプレスリリース)

米カリフォルニア電子図書館等、表形式の研究データを管理・公開するウェブアプリケーション“DataUp”をリリース

米国カリフォルニア大学のカリフォルニア電子図書館(CDL)らが、2012年10月2日に、無料の研究データ管理ツール“DataUp”をリリースしました。表形式(Excel、CSV)のデータにメタデータをつけてアップロードし、管理・公開できるというもので、オープンソースのウェブアプリケーションとして提供されるほか、Excel用アドインも用意されています。DataUpの開発には、ゴードン&ベティ・ムーア基金、Microsoft Research Connections、DataONEも関わっています。アップロードしたデータは、ONEShareというデータリポジトリに登載され、連携しているDataONEのインタフェースから検索可能になるということです。

DataUp(ウェブアプリケーション)
http://www.dataup.org/

Excel用アドイン
https://bitbucket.org/dataup/main/downloads/DataUpAddIn.zip

DataUpのソースコード
https://bitbucket.org/dataup

DataUp: Describe, Manage and Share Your Data
http://dataup.cdlib.org/

欧州研究図書館協会(LIBER)、研究データ管理支援を開始する図書館に対する10の提言を公表

欧州研究図書館協会(LIBER)が、研究データ管理の支援を開始する図書館に対する10の提言を示した“Ten recommendations for libraries to get started with research data management”を公表しました。

これは、LIBERに2010年に設置されたE-サイエンスワーキンググループが作成したものです。同ワーキンググループは、E-サイエンスの領域において図書館が果たすべき役割について検討してきたもので、E-サイエンスのなかでも特に研究データ管理というトピックに焦点を当て、過去に3回のワークショップを開催してきました。今回公表された最終報告書ではこれらのワークショップの概要も示されています。

Ten recommendations for libraries to get started with research data management(PDF:4ページ)
http://www.libereurope.eu/sites/default/files/The%20research%20data%20group%202012%20v7%20final.pdf

E1330 - データキュレーションの実践や教育・研修の現状(米国)

E1330 - データキュレーションの実践や教育・研修の現状(米国)

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が,データキュレーションをテーマとする報告書“The Problem of Data”(2012年8月付け)を刊行した。データキュレーションとは,デジタルデータの誕生から再利用に備えた保管や管理,長期保存等を含む一連のサイクルにおける様々な活動を表す言葉でとあるされている。...

欧州Opportunities for Data Exchangeプロジェクト、研究データの引用や管理をテーマとした2本の報告書を公表

欧州のOpportunities for Data Exchangeプロジェクトが研究データをテーマとした2本の報告書を公表しました。1本目の“Best Practices for Citability of Data and Evolving Roles in Scholarly Communication”は、データの引用に関するベストプラクティスを扱ったものです。2本目の“Compilation of Results on Drivers and Barriers and New Opportunities”は、データ共有を推進するもの、障壁となるもの、実現に向けた要因に関する概念モデルを提示しています。これらの報告書を紹介している欧州研究図書館協会(LIBER)は、研究データ管理に関するポリシーの策定や支援サービスの構築を行っている図書館にとって、アドヴォカシーの手段として使用できるものであるとしています。

Best Practices for Citability of Data and Evolving Roles in Scholarly Communication(PDF:61ページ)

E1306 - 2012年,大学・研究図書館の10のトレンド

E1306 - 2012年,大学・研究図書館の10のトレンド

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が刊行している“College & Research Libraries News”(C&RL News)の2012年6月号に,2012年における大学・研究図書館の10のトレンドを紹介した記事“2012 top ten trends in academic libraries”が掲載されている。記事は,ACRLの研究計画審査委員会(ACRL Research Planning and Review Committee)が作成したもので,同様の記事が隔年で掲載されている。以下,各トレンドについて簡単に概要を紹介する。...

英Digital Curation Centre、研究データ管理計画の作成支援ツール“DMP Online”バージョン3.0をリリース

英国のDigital Curation Centreが“DMP Online”のバージョン3.0をリリースしました。DMP Onlineは、研究者が所属機関や助成機関から提出を求められる研究データ管理計画の作成を支援するツールで、コードはオープンソースとなっています。今回のバージョンアップでは、複数のテンプレートの利用や計画の共有、Excel(.xlsx)形式でのエクスポートが可能となる等の機能強化が行なわれました。今後はAPIの開発等が予定されているようです。

DMP Online
https://dmponline.dcc.ac.uk/

DMP Online v3.0 launches(Digital Curation Centre 2012/5/14付けニュース)
http://www.dcc.ac.uk/node/9581

研究データにDOIを付与するオーストラリア国立データサービスの“Cite My Data”(文献紹介)

オープンアクセス誌“D-Lib Magazine”の2012年5・6月号が刊行されました。その中に、オーストラリアのグリフィス大学のNatasha Simons氏による“Implementing DOIs for Research Data”という論文が掲載されています。日々の研究の過程で生まれる膨大な研究データを利用するために、それぞれのデータにデジタルオブジェクト識別子(Digital Object Identifier:DOI)を付与するという試みがあります。オーストラリア国立データサービス(Australian National Data Service:ANDS)は、2011年から、国際的なコンソーシアム“DataCite”と提携して、同国内の研究機関に対して“Cite My Data”というサービスを提供いるそうです。論文では同サービスの概要や、グリフィス大学における事例等が報告されています。

Implementing DOIs for Research Data
http://www.dlib.org/dlib/may12/simons/05simons.html

D-Lib Magazine Volume 18, Number 5/6
http://www.dlib.org/dlib/may12/05contents.html

欧州APARSEN、研究データの質的保証に関する報告書を公表

EUのプロジェクトである“Alliance for Permanent Access to the Records of Science Network”(APARSEN)が、2012年4月30日付けで、“Report on Peer Review of Research Data in Scholarly Communication”と題した報告書を公表しました。APARSENの主要な関心は、質が保証された研究データを信頼できるリポジトリに搭載して永続的なアクセスを確保すること等にあるようです。今回のレポートは、研究データの質の保証に関係するアイディアや進展、議論の動向などをまとめたものとされています。

Report on Peer Review of Research Data in Scholarly Communication(PDF:41ページ)
http://www.alliancepermanentaccess.org/wp-content/uploads/downloads/2012/04/APARSEN-REP-D33_1A-01-1_0.pdf

Report on Peer Review of Research Data in Scholarly Communication(Digital Koans 2012/5/2付け記事)

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が研究データ管理に関する講演資料10本を公開

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が研究データ管理(research data management:RDM)に関する講演資料計10本を公開しました。2種類のイベントの資料から成り、2012年3月末に様々なテーマで開催された第5回RLUKメンバー会議の資料(10本中、後半4本がRDM関係)と、RDMをテーマとしたディスカッションの資料6本です。JISCやデジタルキュレーションセンター(DCC)のようなRDM支援を行っている機関や各高等教育機関からの報告のほか、シェフィールド大学のSheila Corrall氏による、図書館員がRDMサービスを提供するに当たって求められるスキルについての講演も含まれています。

Presentations from the RLUK Members Meeting and AGM(RLUK 2012/4/20付け記事)
http://www.rluk.ac.uk/content/presentations-rluk-members-meeting-and-agm

Clarifying the Roles of Libraries in Research Data Management: A Discussion Day to find Creative Solutions(RLUK 2012/4/20付け記事)

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