公共図書館

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)とフランス国立図書館(BnF)、文化遺産の保存と利用に関するパートナーシップを締結

2018年9月26日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)とフランス国立図書館(BnF)が、文化遺産の保存と利用に関するパートナーシップを締結したことを発表しました。

合意内容として、既存のデジタル画像やメタデータを研究者のオンラインでの利用のために共有すること、両館が相互に利益のある文化遺産の領域を戦略的にデジタルすること、両館のキュレータが協力して両館のコレクションを研究し文章を執筆すること、両館が関心のある分野に焦点を当てた短期特別研究員制度の開始、研究シンポジウムの計画と開催、が紹介されています。

CA1937 - 動向レビュー:国内の公共図書館における健康医療情報サービスの最近の動向 / 池谷のぞみ

 2000年代の前半から、国内の公共図書館において健康医療情報を提供する取り組みに積極性が増すと共に、その動きに広がりが出てきている。厚生労働省が提示した地域包括ケアシステム構想では、市民が可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制の構築がめざされている。地域包括ケアシステムの構成要素には、本人の希望と経済力にかなった「すまいとすまい方」と「生活支援・福祉サービス」の連携があり、必要に応じた「介護」、「医療」、「予防」という専門的なサービスの提供がある。そしてそのシステムの根底に位置づけられ、重要となるのが、本人・家族が在宅生活を選択し、実際にそうした生活を送ることの心構えを持つこととされる(1)。本人・家族が適切な選択をし、そのための心構えを持ち、実際に生活を送れるようになるために前提となるのが、適切な情報である。健康医療情報へのアクセスを市民に保障することはこれまで以上に重要になってきているといえる。

CA1932 - オーテピア高知図書館:県と市の合築による一体型図書館 / 小泉公乃

 2018年7月24日、高知県高知市において新図書館等複合施設「オーテピア」(1)が開館した。オーテピアは、(1)オーテピア高知図書館(表1)、(2)オーテピア高知声と点字の図書館、(3)高知みらい科学館の3つの施設からなる複合施設である。その中核的施設であるオーテピア高知図書館は、高知県立図書館と高知市民図書館による合築(がっちく)の図書館であり、県と市の図書館を1つの建物内で共同経営するという日本ではこれまでにない取り組みである。筆者は、このオーテピア高知図書館を対象として、建築における初期段階の2016年2月から現在にわたって観察調査とインタビュー調査を組み合わせたエスノグラフィーを行ってきた。それ以前については、資料調査を基礎にインタビュー調査を行った。表2は,合築前の高知県立図書館と市民図書館の基本情報である。

“IFLA Metropolitan Libraries Short Film Award 2018”の受賞作品は“Books in the Cloud”

2018年9月26日、国際図書館連盟(IFLA)の大都市図書館部会(Metropolitan Libraries Section)は、“IFLA Metropolitan Libraries Short Film Award”の2018年の受賞作品を、イスラエルのBeit Ariela Shaar Zion Libraryの作品“Books in the Cloud”と発表しています。

世界図書館情報会議(WLIC)・第84回IFLA年次大会の会期中の2018年8月27日に、同部会により実施された“IFLA Metropolitan Libraries Short Film Award 2018”において10か国・15作品の中から選ばれたものです。

全作品はA Corto di LibriのYouTube公式チャンネルから視聴できます。

IFLA Metropolitan Libraries Short Film Award 2018. See you next year!(IFLA,2018/9/26)
https://www.ifla.org/node/81794

金沢市立金沢海みらい図書館で「図書館で過ごす時間を豊かにする椅子Ⅲ」展が開催中:金沢美術工芸大学の学生が同館のデザイン・シチュエーションに合った椅子を考案

石川県の金沢市立金沢海みらい図書館で、2018年9月22日から10月9日まで「図書館で過ごす時間を豊かにする椅子Ⅲ」展が開催されています。

金沢美術工芸大学製品デザイン専攻3年生の学生21名により制作された椅子21脚が展示されています。

椅子の制作に当たっては、図書館利用者へのアンケート調査や観察を行い、同館の建築デザインとシチュエーションに合った椅子が考察されています。

同イベントは今年で3年目で、同館で行われるのは今年で最後となります。

9/22(土)~図書館で過ごす時間を豊かにする椅子Ⅲ(金沢市図書館,2018/9/11)
https://www.lib.kanazawa.ishikawa.jp/index.php?action=pages_view_main&ac...

むかわ町立穂別図書館(北海道)、ボランティアにより復旧作業中

平成30年北海道胆振東部地震の被害を受けた北海道のむかわ町立穂別図書館においてボラティアにより行われている復旧作業が、地元のポータルサイトで紹介されています。

2018年9月14日からの作業で3万冊の図書の整理が進んでいますが、同館は、全ての本棚が倒壊、破損し再開の目途が立っていません。本の貸し出しを希望する場合は、同館まで連絡するよう依頼しています。

むかわ町民ポータルサイト・ポム
http://pomu.town.mukawa.lg.jp/dd.aspx?moduleid=1002&_PickUp_para=15#modu...
※「過去の新着情報」に、「穂別図書館へも沢山のボランテイアが応援 2018年09月17日」「穂別図書館・ボランテイアの力で整理が進む 2018年09月18日」「むかわ町立穂別図書館からのお知らせ 2018年09月25日」があります。

大阪府立図書館、「平成30年北海道胆振東部地震」で被災し、大阪府及び近隣府県へ避難している住民を対象に利用者登録を実施

2018年9月20日、大阪府立図書館が、「平成30年北海道胆振東部地震」で被災(平成30年北海道胆振地方中東部を震源とする地震に係る災害救助法の適用者)をし、大阪府及び近隣府県(京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県・三重県)に避難している住民を対象に、臨時的措置として利用者登録を実施すると発表しました。

実施期間は、2019年3月31日までです。

なお、同館では、「平成30年7月豪雨」で被災し、大阪府及び近隣府県に避難している住民へも利用者登録を実施しています。

平成30年北海道胆振東部地震により大阪府および近隣府県に避難されている皆様へ 《大阪府立図書館利用者登録のご案内》(大阪府立図書館,2018/9/20)
http://www.library.pref.osaka.jp/site/info/oshirase-hokkaidou2018.html

京都市図書館とジュンク堂書店京都店が読書活動推進で連携:子ども向けブックリスト「本のもり」掲載本を店舗で紹介

京都市図書館が、ジュンク堂書店京都店とのコラボ企画『「本のもり」を巡って~図書館と本屋さんのコラボレーション~』を2018年9月21日から10月19日まで実施すると発表しています。

同館が作成したブックリスト「本のもり」(「赤ちゃん編」「幼児編」「小学校低学年編」「小学校中学年編」「小学校高学年編」「中学校編」の6種類)で紹介した本を、ブックリストとともにジュンク堂書店京都店の児童書売場で展示するものです。

砺波市(富山県)の中学生が総合学習の時間で作成した動画「図書館を利用しよう! その1」

富山県の砺波市立図書館が、同館の公式Twitterで、同市の中学生が総合学習の時間で作成した動画「図書館を利用しよう! その1」を紹介しています。

続編も製作中とのことです。

Twitter(tonami_citylib,2018/9/16)
https://twitter.com/tonami_citylib/status/1041354196409151488

図書館を利用しよう! その1 (YouTube,2018/9/16)
https://youtu.be/ZsJMI7tBAFI

韓国図書館協会・文化体育観光部、ワークライフバランスの定着を目的に職場で人文学系プログラムを実施する事業の対象企業・団体を発表

2018年9月12日、韓国図書館協会(KLA)と文化体育観光部は、忙しい社会人のために職場で人文学系プログラムを実施する事業「訪問社会人人文学」事業の対象企業・団体15か所を発表しました。

同事業は「図書館道の上の人文学」事業の一環として2016年から中小企業・団体を対象に行われているもので、2018年度は、日々の生活で疲れているものの、繁忙のために文化系のプログラムに参加して仕事や生活の価値を見出し、再充電のための時間を過ごすことができない社会人を対象にカスタマイズしたプログラムも実施されます。

プログラムでは、電話相談室員を対象とした対話方法に関する講演や、コールセンターに勤務する外国籍の従業員を対象としたラップによるストレス発散といった内容のほか、建築・広告・音楽・食文化・対人関係・健康といったワークライフバランスに資するための講演や体験型イベントが行われます。

また、文化体育観光部では、ワークライフバランスに取り組む社会人を対象に、余暇時間に参加できる「図書館道の上の人文学」事業の社会人プログラムを今年度後半に全国7つの図書館で実施するとしています。

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