南米

すべての図書館員がウィキペディアにひとつずつ参照文献を加える#1Lib1Refキャンペーン、2018年の第2弾が実施中

例年1月に実施される、すべての図書館員がウィキペディアにひとつずつ参照文献を加えるキャンペーン#1Lib1Refの第2弾が、2018年5月15日から6月5日にかけて行われています。

再度の実施の要望を受け、5月は南半休の夏休みではなく、また、スペイン語のウィキペディアが誕生した月であることから、この時期に実施されることになったものです。

The Wikipedia Library/1Lib1Ref(Wikimedia)
https://meta.wikimedia.org/wiki/The_Wikipedia_Library/1Lib1Ref

Delivering Information for All: #1Lib1Ref Returns for a Second Time in 2018(IFLA,2018/5/25)
https://www.ifla.org/node/47354

Clarivate AnalyticsとREDIBがイベロアメリカ地域の学術雑誌ランキングを発表

2018年5月16日、Clarivate AnalyticsとRed Iberoamericana de Innovación y Conocimiento Científico (REDIB)は、両者の協働の下で開発した、イベロアメリカ地域(ラテンアメリカのうちスペイン語・ポルトガル語圏の国々)と、イベリア半島のスペイン、ポルトガル、アンドラを含む地域の学術雑誌のランキングREDIB Journals Rankingを発表しました。

REDIBはスペインの政府系研究機関CSICとイベロアメリカ地域の大学ネットワークUniversiaのジョイントベンチャーとして立ち上げられた、イベロアメリカ地域の学術的電子出版物のプラットフォームです。今回発表されたランキングではClarivate AnalyticsのWeb of Scienceのデータを用い、被引用数等からREDIB収録誌のランク付けを行っています。

国・地域を超えたリポジトリネットワークの連携に関する国際協定発表

2017年5月8日、国・地域を超えたリポジトリネットワークの連携に関する国際協定”Aligning Repository Networks: International Accord”がCOARのウェブサイトで公開されました。

この協定は具体的な行動を起こし、グローバルなサービスの構築につなげていくために共通の原則と強調すべき領域を定め、リポジトリネットワーク間の協力を促進することを目的に、COARの準備の下で作成されたものです。定期的なコミュニケーションの機会を設けること、API、標準、プロトコルの共通化、技術移転と共同開発の実施等について各リポジトリネットワークは協働していくとされています。欧州のOpenAIRE、南米のLA Referencisaをはじめ、カナダ、中国、米国、南アフリカのリポジトリネットワークが参加しています。日本からはJPCOARがこの協定に参加しています。

テキサス大学オースティン校、所蔵する50万冊以上のラテンアメリカコレクションを電子化 HathiTrustから利用可能に

2016年10月3日、テキサス大学オースティン校は所蔵する50万冊以上のラテンアメリカコレクションを電子化し、HathiTrustから利用できるようにしたことを発表しました。同校のベンソン・ラテンアメリカコレクションに含まれる図書を、同大学図書館との協働の下で、Googleが電子化したとのことです。

Latin American Collections Now Available in Digital Repository(UT News、2016/10/3付け)
https://news.utexas.edu/2016/10/03/latin-american-collections-enter-digital-repository

ペルーの国立科学技術委員会(CONCYTEC)、オープンアクセスリポジトリの全国ネットワーク“RENARE”を創設

2016年3月22日のオープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の発表によると、2016年3月11日、ペルーの国立科学技術委員会(Consejo Nacional de Ciencia, Tecnologia e Innovacion Tecnologica:CONCYTEC)が、同委員会が運営管理するオープンアクセスリポジトリの全国ネットワークである“RENARE”を創設したことを、カトリカ大学(Pontificia Universidad Catolica del Peru: PUCP)で開催された第5回国際大学図書館会議(Congreso Internacional de Bibliotecas Universitarias: CIBU)の開催にあわせ発表したようです。

このネットワークには49機関が参加しており、49,000点の出版物及び研究データにアクセスすることが可能とのことです。

なお、CONCYTECは学術研究成果のオープンアクセス化を目指すネットワーク組織“LA Referencia”に加盟しています。

Peru launches RENARE, a national network of open access repositories(COAR, 2016/3/22)

OpenAIREとLA Referenciaがメタデータガイドライン等の共通化について合意

オープンアクセスリポジトリに関する地域ネットワークである、OpenAIRE(欧州)とLA Referencia(南米)が、メタデータガイドライン等の共通化について合意に達したことを発表しました。

この合意は2015年11月25日・26日にかけてブラジルのリオデジャネイロにおいて開催された会合の中で決まったものです。会合にはCOAR関係者も参加していました。

この会合では両リポジトリネットワークのメタデータガイドライン等を共通化すること、具体的にはOpenAIREの現在のガイドラインをLA Referenciaでも採用すること、今後OpenAIREがガイドラインを見直す場合にはLA Referenciaも見直しに参加すること等が決められました。

LA Referencia, OpenAIRE and COAR reaffirm their commitment to a shared vision of a global network of repositories(LA Referencia、2015/12/1付け)

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、2015年4月に実施した各地域のリポジトリネットワーク関係者のミーティングの報告を公開

2015年11月30日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は2015年4月16日にポルトガルで実施した、各地域のリポジトリネットワーク関係者を集めた戦略ミーティングの内容をまとめた報告書、”Aligning Repository Networks Report of Strategic Meeting, April 2015”を公開しました。

このミーティングは欧州、北米、南米、アフリカ、アジアから参加者を集めて実施されたものです。日本からは国立情報学研究所(NII)の山地一禎准教授がゲスト参加していました。

”Aligning Repository Networks Report of Strategic Meeting, April 2015”(COAR)
https://www.coar-repositories.org/files/Aligning-Repository-Networks-2015-Milestone-Meeting-Report.pdf

Strengthening international alignment of repository networks(COAR、2015/11/30付け)

ラテンアメリカにおけるオープンアクセス Jeffrey Beall氏への反論(記事紹介)

COARのウェブサイトにおいて、2015年8月17日付けで「ラテンアメリカにおけるオープンアクセス:他の地域にとっての模範」(”Open Access in Latin America: A paragon for the rest of the world”)と題した記事が公開されています。この記事は米コロラド大学の図書館員Jeffrey Beall氏がブログ”Scholarly Open Access”で2015年7月30日付けで公開した記事「SciELOは出版の貧民街か?」(”Is SciELO a Publication Favela?”)に対する反論として、COARのKathleen Shearer氏や米SPARCのHeather Joseph氏ら9名の署名入りで公開されたものです。

Beall氏のブログ記事ではブラジルやラテンアメリカ諸国を中心とするオープンアクセス(OA)の電子ジャーナルプラットフォームSciELOと、メキシコを中心とする同じくOA電子ジャーナルプラットフォームRedalycについて、商業出版社の電子ジャーナルプラットフォームに比べビジビリティも低く、多くの北米の研究者は収録誌を聞いたこともないと批判しています。

OpenAIRE、LA Referencia、SHAREがリポジトリのデータ交換等において協働へ

2015年7月9日・10日、オープンアクセスリポジトリに関する地域ネットワークである、OpenAIRE(欧州)、LA Referencia(南米)、SHARE(米国)が、COARやCenter for Open Science(COS)とともに会合を開催しました。

会合では、ネットワーク間の協働による相乗効果や協働の可能性のある領域について議論を行い、協働に向けた強い意欲が明らかになったそうです。また、そのような領域として
・定期的なデータ交換
・共通のメタデータ要素および語彙
・共通の技術的サービス
・継続的な対話
の4つが確認されたということです。

今後数週間で詳細な計画の策定が行われる予定です。

Major repository networks agree to collaborate on data exchange, technological development, and metadata(COAR、2015/07/16)
https://www.coar-repositories.org/news-media/major-repository-networks-agree-to-collaborate-on-data-exchange-technological-development-and-metadata/

南米における論文生産や研究の状況(記事紹介)

2014年6月11日付けのNature誌に、南米における論文の出版や研究開発資金の推移、特許取得や共同研究等の状況のまとめが掲載されています。

同記事によれば、南米全体で見ると過去20年間、論文数も研究開発資金も増える傾向にあるものの、GDPの成長状況に比べると世界全体でのシェアの伸びは期待されるほどではない、とされています。また、国によって傾向も大きく異なり、論文生産数ではブラジルが群を抜いている一方、人口100万人あたりの特許数ではチリの方が値が大きくなる、などとされています。

The impact gap: South America by the numbers(Nature、2014/6/11付け)
http://www.nature.com/news/the-impact-gap-south-america-by-the-numbers-1.15393

ページ