カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。

公共図書館

イングランド芸術評議会(ACE)、未来の図書館像に関する調査レポートを発表

2013年5月23日、英国のイングランド芸術評議会(ACE)が、"Envisioning the library of the future”という調査報告書を公表しました。

調査は2012年1月から約1年にわたり、3段階にわけて行われています。技術の進歩や社会傾向等に関するデータ収集と分析、世界中で既に実施されている革新的図書館サービスの調査、それらの調査結果を基にした専門家への質問調査や、図書館関係者等との意見交換、公共図書館の目的や価値に対する一般の人たちの捉え方についての調査などが行われたとのことです。

調査結果から、ACEは、公共図書館はすべての人に開かれた信頼できる場所で、人々が図書館が提供するサービスを高く評価しているのは明白であるとしています。また、この調査結果は、公共図書館が直面している、情報技術の進歩、公共支出の減少、公共サービスのデザインや提供における民間の参画等の多くの課題を再認識させるものであるとのことです。

Envisioning the library of the future(ACE)(レポートダウンロードページ)
http://www.artscouncil.org.uk/what-we-do/supporting-libraries/library-of-the-future/

東京都立図書館、「TOKYOアーカイブ」を公開

2013年5月23日、東京都立図書館が、「TOKYOアーカイブ」を公開しました。東京都立図書館がデジタル化した江戸・東京関係資料の画像およそ16,000点を8つのカテゴリに分けて掲載しており、このうち、「江戸・東京の災害記録」カテゴリでは、安政の大地震や関東大震災など、江戸・東京の災害に関する資料が公開されているとのことです。

「東京都立図書館デジタルアーカイブ(TOKYOアーカイブ)」を開設しました。(東京都立図書館, 2013/5/23付け)
http://www.library.metro.tokyo.jp/home/news/tabid/2287/Default.aspx?itemid=651

TOKYOアーカイブ
http://archive.library.metro.tokyo.jp/

「東京都立図書館デジタルアーカイブ(TOKYOアーカイブ)」の開設(東京都, 2013/5/23付け)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/05/20n5n700.htm

NEC、東京都立図書館のデジタルアーカイブシステム「TOKYOアーカイブ」をクラウドサービスで構築(NEC, 2013/5/23付け)
http://jpn.nec.com/press/201305/20130523_01.html

E1429 - 米国デジタル公共図書館(DPLA)が公開される

2013年4月18日,米国デジタル公共図書館(Digital Public Library of America:DPLA)のベータ版が公開された。DPLAは,米国各地の図書館・博物館・文書館等が有するデジタルコンテンツを一元的に無料で検索できるポータルサイトである。公開直前のボストン連続爆破テロ事件の影響で,予定されていた記念イベントが中止を余儀なくされた中での静かな船出であった。...

「図書館ネコを送ってください」Library Journal誌の編集主幹が呼びかけ

Library Journal誌の編集主幹(Editor-in-Chief)であるMichael Kelley氏が、2013年5月17日付けの記事の中で読者に対し「図書館ネコを送ってください」と呼びかけています。

もちろんネコそのものではなく、ネコの写真にそのネコについての簡単な説明、なぜそのネコが自分の図書館にとって重要なのかを添えた上で送ってほしい、とのことです。

記事中では、反響によっては同誌で「今月の図書館ネコ」の連載もはじめるかも知れないと述べられています。

Send Me Your Library Cats | Editorial(Library Journal、2013/5/17付け)
http://lj.libraryjournal.com/2013/05/opinion/editorial/send-me-your-library-cats/

参考:
E574 - 図書館ネコ「デューイ」,その生涯を終える(米国)
http://current.ndl.go.jp/e574

米国の著名な図書館ネコ12匹(記事紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/21448

レファレンスサービスをテーマとしたマンガ『夜明けの図書館』、第2巻の依頼は「昔、好きだった絵本を探してほしい」など

公共図書館でのレファレンスサービスをテーマにしたマンガ『夜明けの図書館』の第2巻が2013年5月16日に発売となっています。今回の依頼は「昔、好きだった絵本を探してほしい」「文化祭でみんなが、あっと驚くレシピを知りたい」など、とのことです。

夜明けの図書館 2 (双葉社ウェブサイト)
http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-33514-9.html

参考:
E1252 - マンガ『夜明けの図書館』の作者・埜納タオさんインタビュー カレントアウェアネス-E No.207 2011.12.22
http://current.ndl.go.jp/e1252

「図書館が私の人生を変えた」というストーリーを共有する場所を(米国)

“Libraries Changed My Life”というタイトルのTumblrサイトが立ち上がっていました。このサイトは、ニューヨーク市の児童サービス担当の図書館員Ingridさんと、フロリダのシステム担当の図書館員Natalieさんの発案でうまれたものとのことで、人々が自身の図書館についてのストーリを語り、また図書館の価値に疑問を持つ人が図書館のもつ驚くべきインパクトについて見ることのできる場所を作りたい、との願いから、このサイトを立ち上げたとのことです。図書館の利用者にむけ、ポジティブなストーリーの投稿を呼びかけています。

あわせてFacebookのページもたちあがっています。

Libraries Changed My Life
http://librarieschangedmylife.tumblr.com/

Libraries Changed My Life; About
http://librarieschangedmylife.tumblr.com/about

Libraries Changed My Life(Facebook)
https://www.facebook.com/LibrariesChangedMyLife

宮城県東松島市図書館、東日本大震災の被災体験談を公開

宮城県東松島市図書館で、2013年5月15日より、住民から収集した東日本大震災の被災体験談や、写真などの公開を開始したことが、5月16日付けの河北新報で報じられています。昨年度、図書館振興財団から助成を受けて収集した資料のうち、体験談を語る住民や郷土芸能の動画、被災した市内の写真約300枚について、図書館に備え付けた10台のタブレット端末で閲覧できるとのことです。

なお、体験談の動画について、ダイジェスト版が、図書館のホームページでも閲覧できるようになっています。

市民の震災体験公開 東松島市図書館、タブレット端末で閲覧(河北新報 2013/5/16日付け記事)
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/05/20130516t15028.htm

東松島市図書館
http://www.lib-city-hm.jp/lib/2011y-library%20top/index.html

震災の体験談(動画掲載ページ)
http://www.lib-city-hm.jp/lib/2012ICT/20120401_move_story/001_2012taikendan_move.html

参考:
宮城県東松島市図書館、東日本大震災アーカイブページを試験公開 
Posted 2013年4月18日

鳥取県立図書館がビジネス支援をした「シャッターガード」開発の沢田防災技研、特許庁長官賞を受賞

鳥取県立図書館がビジネス支援を行い、テレビ番組「ほこ×たて」対決でも全国的に話題になった(株)沢田防災技研が特許庁長官賞を受賞しました。特許庁による「受賞のポイント」では、「シャッターガード」を商品化にあたり、鳥取県立図書館をはじめ鳥取県産業技術センター、鳥取大学等の産学官による連携体制を構築したことなどがあげられています。

図書館発シャッターガードを開発した(株)沢田防災技研が特許庁長官賞を受賞(鳥取県立図書館, 2013/5/7付け)
http://www.library.pref.tottori.jp/hp/menu000002200/hpg000002149.htm

平成25年度知財功労賞表彰式を開催しました(4月18日)(特許庁, 2013/5/7付け)
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/hiroba/h25_tizai_hyosho.htm

受賞のポイントなど
http://www.jpo.go.jp/torikumi/hiroba/pdf/25_tizai_kourou/sawada.pdf

参考:
鳥取県立図書館のビジネス支援サービスを受けて商品化された「シャッターガード」Posted 2012年6月15日

第1回「てこぽん大賞」決定:愛知県図書館のティーンズコーナー特別企画

2013年5月10日、愛知県図書館が、「てこぽん大賞」を決定したとのプレスリリースを出していました。

てこぽんとは、中学生・高校生の読書を推進するために行っている企画で、中学生・高校生向けの本を集めた「ティーンズ・コーナー」に、利用者にお薦め本の紹介カード(POP)を書いてもらうというものです。平成24年度に寄せられたPOPの中から、投票で大賞1点、金賞2点、銀賞2点を決め、受賞作品をウェブに公開しています。

なお、てこぽんは、「ティーンズコーナーポイントGet大作戦!」の略だそうです。

愛知県図書館 ティーンズコーナー特別企画「決定!第1回 てこぽん大賞」について(2013/5/10付け)
http://www.pref.aichi.jp/0000061276.html

てこぽん大賞
http://www.aichi-pref-library.jp/ya/taishou.html

『てこぽん』 ティーンズコーナー ポイントGet大作戦! 
http://www.aichi-pref-library.jp/ya/tekopon.html

『てこぽん』 ティーンズコーナー ポイントGet大作戦!:以前のPOP
http://www.aichi-pref-library.jp/ya/tekopon_pop.html

米Vermont Library Association、公共図書館員の給与に関する調査結果を公表

米国バーモント州のVermont Library Associationの人事委員会が、バーモント州の公共図書館員の給与に関する調査結果を2013年5月6日に発表していました。この調査は2012年に行われたもので、回答した105人の図書館員の給与は、平均時給$17.88で、最高額は時給$38.26だったとのことです。

2012 VT Public Library Salary Survey(Vermont Library Association 2013/5/6付け)
http://www.vermontlibraries.org/2012-vt-public-library-salary-survey

Salaries and Benefits: A Survey of Vermont Public Librarians(Vermont Library Association)(PDF)
http://www.vermontlibraries.org/wp-content/uploads/2007/08/PublicSalaryPrelimReport2012.pdf

オーストラリア図書館協会(ALIA)、公共図書館の社会福祉と経済への貢献に関するレポートを発表

2013年5月14日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が"National Welfare & Economic Contributions of Public Libraries"と題する、公共図書館によるオーストラリアの社会福祉と経済への貢献に関するレポートを発表しました。このレポートはALIAがSGS Economics and Planningに依頼して作成したもので、ALIAのプレスリリースによると、オーストラリアの公共図書館は運営経費の2倍から3倍に相当する利益をもたらしているとのことです。

National Welfare & Economic Contributions of Public Libraries Final Report (PDF)
http://alia.org.au/sites/default/files/documents/advocacy/Contribution of Australian Public Libraries Report.pdf

岩手・大槌町、町立図書館再建のための検討委員会を設置

岩手県大槌町が、東日本大震災の津波で全壊した町立図書館の新施設整備の検討委員会を設置し、検討を開始したことが、2013年5月15日付けの岩手日報で報じられています。委員会は図書館の専門家やNPO法人代表による9人で構成され、委員長には総合地球環境学研究所の秋道智彌氏が選ばれました。「図書館、博物館、重要記録を保存し未来に継承するアーカイブ」などの機能を併せ持つ「大槌メディアコモンズ(MLA)」(仮称)の設置のための協議を行うとのことです。

【大槌】被災図書館の再建検討開始 町が委員会設置(岩手日報 2013/5/15付け記事)
http://www.iwate-np.co.jp/hisaichi/y2013/m05/h1305151.html

参考:
岩手県大槌町立図書館が仮図書室「城山図書室」をオープン
Posted 2012年6月4日
http://current.ndl.go.jp/node/21008

岩手・大槌町に移動図書館が寄贈される
Posted 2012年2月24日
http://current.ndl.go.jp/node/20244

岩手県大槌町立図書館が集会場で全国から寄贈された図書を使った貸出サービスを再開
Posted 2011年8月22日
http://current.ndl.go.jp/node/18927

シンガポール、公共図書館の一部をオフィスとして提供

2013年5月9日、シンガポールのInfocomm Development Authority (IDA)が、オフィスへ行く代わりに自宅近くの公共スペースで働く労働形態を促進するイニシアティブ「Smart Work Centres Call-for-Proposal (SWC CFP)」を発表しました。Smart Work Centres(SWC)はオフィス環境にある機器を整え、様々な働き方に応じた職場環境を提供するとのことです。

このイニシアティブはシンガポールの国立図書館委員会(National Library Board:NLB)とPeople's Associationとの共同の取り組みで、この2機関から5か所の公共スペースが提供されるそうです。Jurong Regional図書館、 Geylang East公共図書館、Toa Payoh公共図書館、 Kampong Ubiコミュニティセンター、Kolam Ayer コミュニティクラブの一部が、有料で貸し出されます。

なお、このイニシアティブに興味のある企業等への説明会は5月15日に開催される予定となっており、さらなる詳細はそこで説明されるようです。

Smart Work Centres Coming To to The Heartlands Soon (IDA 2013/5/9付け)

ノースランド公共図書館、YMCAとコミュニティーセンターに自動貸出機を設置(米国)

ペンシルバニア州ピッツバーグの北部にあるノースランド公共図書館では、YMCAとコミュニティーセンターの2箇所に自動貸出機を設置しサービスを提供していますが、このことが、地元紙Pittsburgh Tribune紙で記事で紹介されています。この自動貸出機は、NOMAD (Northland Offsite Modern Alternative Dispenser)と名付けられており、子供向けの本やDVDなども貸し出しているとのことです。同館は、サービス対象地域は非常に広いためこのような自動貸出機を導入したとのことです。

なお、同館は、ペンシルバニア州東部のアルゲニー郡図書館協会の44館の中で2012年最も貸出数が多かった図書館であり、このような貸出機の導入はペンシルバニア東部地域で初とのことです。

Vending machines latest library offering from Northland(Pittsburgh Tribune, 2013/5/13付け, 写真付き)
http://triblive.com/neighborhoods/alleghenyneighborhoods/alleghenyneighborhoodsmore/3868499-74/library-libraries-northland#axzz2T9L5CIrc

平成23年度社会教育調査における公共図書館関連のデータ

文部科学省のサイトに、平成23年度の社会教育調査の結果概要が掲載されています。図書館関連では、次のようなデータが掲載されています。(前回調査は平成20年度調査)

・公共図書館数は3274館(前回比109館増)
・公立の図書館における指定管理者導入施設数は347館(同144館増)
・公共図書館における司書数は1万6923人(同2327人増)で、職員数3万6269人に占める割合は46.7%(同1.9ポイント増)
・2010年(平成22年)度1年間における、登録者数は3396万人(前回比7万人減)、帯出者数は1億8756万人(同1620万人増)、貸出冊数は6億8234万冊(同5047万冊増)
・利用者用のコンピュータの設置割合は89.8%、インターネットに接続されている利用者用コンピュータの設置割合は63.7%、違法・有害情報の排除措置を行っている利用者コンピュータの設置割合は57.8%

社会教育調査-平成23年度結果の概要
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa02/shakai/kekka/k_detail/1334547.htm

参考:
文部科学省、2011年度社会教育調査の中間報告を公表
http://current.ndl.go.jp/node/22221

岐阜県図書館が2つの公式Twitter開始、1つは岐阜県内市町図書館の情報を配信

岐阜県図書館が、2013年5月9日付けで、2つのTwitterを開始したとのお知らせを掲載しています。岐阜県図書館Twitter運用方針によると、このうち「岐阜県内市町図書館の情報(@Gifu_Pref_Lib_1)」では、岐阜県内市町図書館の情報として、県内市町図書館から岐阜県図書館へ提供された情報、公式ウェブサイトで公表された情報を発信するとのことです。

岐阜県図書館Twitter運用方針
http://www.library.pref.gifu.lg.jp/site-policy.html#twitter-unyo

岐阜県図書館
http://www.library.pref.gifu.lg.jp/
※お知らせに「5月9日 2つのTwitterをはじめました」との情報。

ペンシルバニア大学のビジネススクールがREAD Globalに10万ドルを授与

アジア地域で図書館の建築を通じて貧困問題に取り組んでいる非営利組織READ Globalが、ペンシルバニア大学とそのビジネススクールであるウォートン・スクール(Wharton School) の“Lipman Family Prize”を受賞し、10万ドルが授与されたとのことです。2013年4月24日付けでプレスリリースが出されており、また5月8日付けのKnowledge@Whartonで、READ Globalの事務局長のインタビュー(動画、記録)が公開されています。

プレスリリースに記載された情報によると、READ Globalは、1991年以来、ブータン、インド、ネパールの、識字率が5割を下回り、また世帯の半数以上が貧困線を下回っている地域において、図書館及びリソースセンター(READセンター)を建築し、また併せてその継続的な運営を支える営利企業をペアで整える事業を展開してきたとのことで、これまでに、67のREADセンターが設立され、98の営利企業がその運営を維持し、195万人の人たちに情報へのアクセスを提供しているとのことです。

READ Global Wins 2013 Lipman Family Prize(READ Global, 2013/4/24付け)

都市図書館協議会、電子書籍への平等なアクセスに関するブリーフィングペーパー作成(米国)

2013年5月3日、米国の都市図書館協議会(Urban Libraries Council: ULC)が、電子書籍を含む資料への平等なアクセスは守られる必要があるということについて、議会の注意喚起を促すブリーフィングペーパーを作成し、公表しています。米出版大手“ビッグ6”の立ち位置などを端的にまとめつつ、政策立案者の監視の必要性を指摘する内容となっています。

このペーパーは5月8日の米国図書館立法の日(National Library Legislative Day)でも配布されるとのことです。

ULC Press Release May 3rd, 2013
http://www.urbanlibraries.org/new-e-books-briefing-paper-news-52.php

サマリー(PDF, 2ページ)“Libraries, Publishers and Public Access to E-Books: Communities Need Access to E-Books”
http://www.urbanlibraries.org/filebin/pdfs/EBooks_Summary.pdf

TIME誌が選ぶ2013年のウェブサイトトップ50に、米国デジタル公共図書館(DPLA)が選ばれる

米国TIME誌が選ぶ2013年のウェブサイトトップ50が、2013年5月1日に発表されています。このうち、ニュース・情報部門において、4月に公開された米国デジタル公共図書館(DPLA)が選ばれています。

Press: DPLA included in TIME’s 50 Best Websites 2013
http://dp.la/info/2013/05/06/press-times-50-best-websites-2013/

50 Best Websites 2013
http://techland.time.com/2013/05/06/50-best-websites-2013/slide/all/

Digital Public Library of America(50 Best Websites 2013)
http://techland.time.com/2013/05/06/50-best-websites-2013/slide/digital-public-library-of-america/

参考:
TIME誌が選ぶ2010年のウェブサイトトップ50に、MITのオープンコースウェアが選ばれる Posted 2010年8月26日
http://current.ndl.go.jp/node/16724

「一番の喜びは若者たちを読書や生涯学習につなぐこと」 学校図書館員や若者・子ども向けサービスを担当する公共図書館員の職業満足度調査(米国)

2013年5月6日付のSchool Library Journal誌の記事で、同誌が2012年10月に実施した、学校図書館員や公共図書館で若者・子ども向けのサービスを担当する職員の職業満足度調査の結果が報じられています。

この調査は現在の職業に対する満足度や最も満足している点、最も不満を感じる点、仕事の上で直面している課題、賃金や雇用の安定の度合いなどを尋ねたもので、米国の713人の学校図書館員と294人の公共図書館員が回答しました。

学校図書館員の70%、公共図書館員の69%が現在の職業に「非常に満足している」もしくは「満足している」と回答し、特に満足している点としては学校図書館員・公共図書館員とも「若者たちを読書や生涯学習につなぐ」職業であることを挙げた者が最も多かったとのことです。一方、不満を感じる点は、学校図書館員は「尊敬・正しい評価を得られないこと」と「図書館の予算が不十分であること」、公共図書館員は「賃金が低いこと」を挙げる者が最も多かったそうです。また、賃金の中央値は公共図書館員よりも学校図書館員の方が高く、学校図書館員の中でも図書館情報学の修士号(MLS)を持っている者の方が持っていない回答者よりも有意に賃金が高かったとのことです。

コンテンツ配信