文化庁

E1895 - 「日本アニメーション映画クラシックス」の公開について

東京国立近代美術館フィルムセンター(以下,フィルムセンター)は,2017年2月22日,デジタル化した所蔵フィルムのオンライン配信を開始した。国産アニメーション映画が最初に劇場公開された1917年から100年を迎えたことを祝して,ウェブサイト「日本アニメーション映画クラシックス」を立ち上げ,現存する戦前作品(1917-1941)の中から,最古の作品と言える『なまくら刀』(幸内純一・作)など64タイトルを公開している。また,日本におけるアニメーション映画の先駆者の一人,大藤信郎(1900-1961)の製作関連資料約140点を展観する。...

文化庁文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会、中間まとめを公表:パブリックコメントも募集中(-3/29)

文化庁の文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会が、2017年2月24日に開催された第6回委員会において取りまとめられた中間まとめを公表しています。

この委員会では、新たな時代のニーズに的確に対応した権利制限規定の在り方等、教育の情報化の推進等、障害者の情報アクセス機会の充実、著作物等のアーカイブの利活用促進等について、検討を行ってきました。123ページから124ページでは、国立国会図書館による資料送信サービスの拡充について言及されています。

また、3月29日までパブリックコメントも募集しています。

文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会中間まとめ(e-Gov)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000156301

国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定についての答申:陸奥国仙台領元禄国絵図関係資料(宮城県図書館)が重要文化財に指定へ

2017年3月10日、文化審議会が、7件の美術工芸品を国宝に、37件の美術工芸品を重要文化財に指定することについて、文部科学大臣に答申したと、文化庁が発表しています。

重要文化財への指定が答申されたものには、宮城県図書館の「陸奥国仙台領元禄国絵図関係資料」が含まれています。

文化審議会答申~国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定について~(文化庁,2017/3/10)
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2017031002.html

I.答申内容(84.4KB)(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2017031002_besshi01.pdf

E1861 - 文化遺産国際協力コンソーシアム設立10周年

文化遺産国際協力コンソーシアム(以下,コンソーシアム)は,海外の文化遺産保護に関する日本国内の政府機関・教育研究機関・NGOなどの連携・協力を推進するネットワーク組織で,会員は2016年11月の時点で総勢431名,29団体にのぼり,文化庁の委託事業として運営されている。日本の文化遺産国際協力に資するための(1)会員間のネットワーク構築,(2)調査研究,(3)情報の収集と提供,(4)広報・普及を主なミッションとして活動しており,2016年6月に設立10周年を迎えた。本稿では,これまでのコンソーシアムの取組みと,10周年記念シンポジウムについて報告する。...

オーファンワークス実証事業実行委員会、著作権者不明等の場合の裁定制度の利用円滑化に向けた実証事業の実施を発表

権利者団体9団体で構成されるオーファンワークス実証事業実行委員会が、著作権者不明等の場合の裁定制度を利用する際に、利用者の作業負担や処理コストを軽減し、より簡易に、かつ、権利者の権利を損なわずに円滑化する方策について実証的な検討するための検証事業を、2016年10月から2017年3月まで行うことを、2016年11月9日に発表したことが報じられています。

権利者団体が保有するデータベースでの調査を中心に、裁定制度で利用者に課されている相当の探索を行うとともに、2016年11月、2016年12月、2017年1月の3回、まとめて裁定制度の申請を行い、集中処理とすることで、一著作物あたりの処理コストを低減し、利用の円滑化をはかる実証事業と説明されています。

また、あわせて、円滑化による著作者不明著作物の利用ニーズについても各方面より現況を調査するとしています。

2017年3月には実証事業に関する報告書を作成するとともに、シンポジウムを開催し、実証事業の成果について報告することや、2017年4月以降については、裁定制度利用円滑化の事業化を目指すことが報じられています。

権利者不明著作物を使うための制度の使いやすさ向上へ、権利者団体らが実証事業(ITpro,2016/11/9)

村田町(宮城県)の歴史みらい館で、企画展「失われた建物 現れた古文書-村田町の文化財レスキューと歴史民俗資料-」が開催中

2016年10月22日から2017年1月29日まで、宮城県村田町の歴史みらい館で、企画展「失われた建物 現れた古文書-村田町の文化財レスキューと歴史民俗資料-」が開催されています。

同館が2007年から取り組んでいる文化財レスキュー、特に、東日本大震災の被害のため解体された建物からレスキューされた漆器や掛け軸、建物被害調査の中で発見された古文書などから代表的なものが展示されています。

また、2011年7月から2012年2月まで同町で実施された、文化庁による文化財ドクター派遣事業についても紹介しています。

「今月の歴史みらい館」『広報むらた おしらせばん』 2016年10月1日号 p.7
http://www.town.murata.miyagi.jp/cyosei/koho_murata/koho-murata/file/oshirase/201610.pdf

大学ICT推進協議会、教育情報化と著作権フォーラム「どうする!?どうなる!?著作権法改正と教育情報化」を開催(10/21・東京)

2016年10月21日、国立情報学研究所に於いて、大学ICT推進協議会 学術・教育コンテンツ共有流通部会(AXIES-csd)による教育情報化と著作権フォーラム「どうする!?どうなる!?著作権法改正と教育情報化」が開催されます。

教育の情報化が進み、LMS(Learning Management System)を使って学生に教材を配布することが一般化してきました。著作権法第35条第2項は、教育機関における公衆送信を扱っています。教育の情報化をより推進するため、文化庁文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会で法改正に向けての議論がなされており、この議論に対する理解を深めることを目的として行われます。

文化庁、平成27年度「国語に関する世論調査」の結果を公表:情報化の中でのコミュニケーションについても調査

2016年9月21日、文化庁が、平成27年度「国語に関する世論調査」の結果を公表しました。

2016年2月から3月にかけ、全国16歳以上の男女3,589人(有効回収数は1,959人)を対象に、一般社団法人中央調査社に委託して行われた調査で、

・言葉への関心
・場面ごとの敬意表現
・情報化の中でのコミュニケーション
・「ら抜き」,「さ入れ」,「やる/あげる」
・言葉に対する感覚
・慣用句等の意味・言い方

の項目ごとに結果が紹介されています。

「情報化の中でのコミュニケーション」では、毎日の生活に必要な情報を何から得ているかという質問に対し、「テレビ」(85.9%)、「新聞」(67.7%)、「携帯電話(スマートフォン含む)」(41.9%)、「パソコン」(28.5%)という数値が紹介されており、2008年度の調査では12.1%であった「携帯電話(スマートフォン含む)」のポイントが大きく増加していることが示されています。また、どのようにインターネットを利用するかという質問については、電子メールを除き、「双方向的な利用(投稿や公開をする)は少ない」との結果が示されています。

平成27年度「国語に関する世論調査」の結果の概要

文化庁、米、英、豪、仏、独、韓、中7か国を対象に調査した「海外における著作権制度及び関連政策動向等に関する調査研究報告書」を公開

文化庁は、平成27年度文化庁調査研究事業として、シティユーワ法律事務所による「海外における著作権制度及び関連政策動向等に関する調査研究報告書」を文化庁のウェブサイトで公開しています。

海外における著作権制度及び関連する政策動向等に関する情報を収集することを目的として、近年の著作権法改正の概要、現在の著作権法改正に向けた検討状況、著作権等の集中管理制度の概要、著作権等の集中管理制度の近年の変革・現在の検討状況、著作権法分野における近年の主要裁判例について米国、英国、オーストラリア、フランス、ドイツ、韓国、中国を対象に調査を行ったものです。

調査は、各国の法律事務所に調査項目を提示して行われ、報告書は各国の法律事務所から調査結果の報告を受け、それらを翻訳してまとめられています。

海外における著作権制度及び関連政策動向等に関する調査研究報告書(平成28年3月付)
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/chosakuken/pdf/h28_kaigai_hokokusho.pdf

著作権各種報告(懇談会・検討会議・調査研究)(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/chosakuken/

関連:

国立の美術館・博物館9館で、2016年9月から夜間開館を拡充

2016年8月31日、文化庁は、国立の美術館・博物館の夜間開館を2016年9月から拡充することについて発表しています。

・東京国立博物館、国立西洋美術館、国立科学博物館、東京国立近代美術館
・京都国立博物館、京都国立近代美術館
・奈良国立博物館
・国立国際美術館

は、いずれも毎週金曜日・土曜日を20時まで開館します。また、国立新美術館も一部開館時間を延長します。これらのの各館では、夜間のイベント等も開催し、その内容と日付が発表されています。

なお、特別展の開館時間は,個別に別途調整されるとのことで、また、九州国立博物館では夜間開館を実施しない、と発表されています。

国立美術館・博物館の夜間開館の拡充について(文化庁, 2016/8/31)
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2016083101.html
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2016083101_besshi01.pdf
※2つ目のリンクは、発表の資料です。

関連:
「明日の日本を支える観光ビジョン」(明日の日本を支える観光ビジョン構想会議, 2016/3/30決定)

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