韓国

韓国国立中央図書館、歌謡曲のLPレコードの調査を実施:本人の歌声か「詐称曲」か

2016年11月7日、韓国国立中央図書館(NLK)は、本人が歌ったものか、他人が本人の名を騙って歌っているもの(詐称曲)かについて、LPレコードを調査した結果を、同館のブログで公開しています。

対象は、韓国の歌手ペ・ホとナム・インスのレコードで、同館と、韓国放送公社(KBS)、ロエン・エンタテインメント、崇実大学校音響工学研究所が共同で、今年の6月から、KBSの音楽資料室が所蔵するLPレコードを調査しました。

大衆歌謡を保存・継承すべき文化遺産と考えた時、「詐称曲」を区分する必要があるとの認識のもと行われた調査で、今後、その正確な情報を示し、本人が歌う音盤と原曲を保存・提供できるようにするとしています。

ロエン・エンタテインメントが運営するウェブサイト“Melon”では、本人のものと「詐称曲」を聴き比べることができるページが設けられています。

배호, 남인수의 진짜 목소리를 찾아라(NLK,2016/11/11)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8852&notice_type_code=3&cate_no=0

배호, 남인수의 진짜 목소리를 찾아라(NLK,2016/11/4)

ウズベキスタン、“National Educational Electronic Library Project”のシステム開発において、韓国の企業と契約

2016年10月4日、ウズベキスタンの情報技術・通信開発省が、同国の“National Educational Electronic Library Project”のシステム開発において、韓国のIT企業LG CNS社と契約を結んだことを同社が発表しています。

同国の大統領の支援を受けたプロジェクトの1つで、マルチメディアセンター、デジタル化センター、電子図書館システム、統合型図書館データベースといった統合型図書館システムがウズベキスタン国立図書館に構築されます。

システムが完成すると、国立図書館と、国内20の地域の図書館との連携が可能となり、図書館データのデジタル化とその利用者への提供が容易になると紹介されています。

LG CNS Receives an Order for the Implementation of Digital Library System for the Uzbekistan National Library (LG CNS,2016/10/4)
https://lgcns.com/LGCNS.GHP.Main/News/NewsDetail?SERIAL_NO=1592

トルコ国立図書館、1階に「デジタルライブラリー」を開設

2016年10月25日、トルコ国立図書館の1階に「デジタルライブラリー」が開設されました。

86人の利用が可能で、タブレット、ノートパソコン、プリンター、スクリーン等が備えられています。

韓国・サムスン電子のトルコ法人が担当した事業で、ライブラリー内では、デジタル化された約2万7千点のオスマントルコ語・ペルシャ語・アラビア語の手稿類、オスマン帝国時代の逐次刊行物、1928年以降の逐次刊行物や新聞、オスマン帝国時代の新聞、絵画、映画ポスター、地図、切手、政治ポスター、レコード等を利用することができます。

MİLLÎ KÜTÜPHANE İÇERİĞİ DİJİTAL ORTAMDA(トルコ国立図書館,2016/10/25)
http://basin.kulturturizm.gov.tr/TR,164598/milli-kutuphane-icerigi-dijital-ortamda.html

Samsung Electronics Turkey Presents the Digital Library(サムスン電子,2016/10/25)
https://news.samsung.com/global/samsung-electronics-turkey-presents-the-digital-library

参考:

韓国・文化体育観光部、「2016司書就業実態調査」の結果を発表

2016年10月25日、韓国の文化体育観光部は、韓国図書館協会と共同で行った、「2016司書就業実態調査」の結果を発表しています。

同調査は、就職時の問題点、現場で必要とされる能力などを把握し、必要な人的資源の養成及び活用に関連した戦略や改善事項を検討するために実施したもので、文献情報学科の学生、現役の司書、類似の職種の従事者約1,300人を対象に7月から9月にかけて行われました。

調査からは、

・文献情報学科や専門大学の卒業者の就職率は減少傾向にある
・公共図書館の非正規職の割合が増加傾向である
・学生の就職希望先の第1位は公共図書館
・学生の志望業務の第1位は「文化プログラムの運営」
・大学のカリキュラムについて、学生は「適切である」と答える割合が高い一方、現役の司書は「不適切である」と答える割合が高い。
・追加されるべきカリキュラムとして、学生は「電子情報の組織化及びサービス」「ビックデータ分析」を、現役の司書は「文化プログラム」「広報マーケティング」を挙げる
・就職のための最も大きな問題点として、学生も現役の司書も就職情報がない点を指摘する

といった点が明らかになったとしています。

韓国、2016年「全国図書館運営評価」における優秀図書館45館を発表

2016年10月24日、韓国の文化体育観光部と、大統領所属図書館情報政策委員会は、今年の「全国図書館運営評価」において優秀図書館に選ばれた45館を発表しています。

「全国図書館運営評価」は、図書館サービスの改善を目的に、2008年から、公共・学校・専門・兵営・刑務所の図書館を対象に行われているもので、2016年は、2,742館が参加しました。

最優秀賞にあたる大統領表彰には、ソウル特別市の西大門区立李珍阿記念図書館と大邱広域市の慶東小学校が選ばれています。

李珍阿記念図書館は、地域住民が参加する収書方針を策定し、住民のニーズを反映した自己選択型の人文読書プログラムを開発することを通じ、地域の文化交流空間としての図書館の機能を拡大させたことが、慶東小学校は、児童の将来の夢に対応した進路読書や、保護者と共同での図書館運営により児童の読書能力を向上させたことが評価されています。

優秀図書館に選ばれた45館は、10月26日から大邱広域市で開催される、全国図書館大会の開会式で表彰されます。

2016년 전국 도서관 운영 최우수 도서관은 서울 이진아기념도서관과 대구 경동초등학교(韓国・文化体育観光部,2016/10/24)

韓国・文化体育観光部、電子書籍のメタデータ標準を開発

2016年9月23日、韓国・文化体育観光部は、電子書籍の流通基盤構築のため、韓国出版文化産業振興院、国立中央図書館(NLK)、出版界、電子書籍ベンダーと連携し、韓国版の電子書籍のメタデータ標準を開発したことを発表しています。

昨年締結された文化体育観光部と出版界・電子書籍ベンダーとの業務協約の成果で、書籍流通における商品情報としてのメタデータであるONIXに基づき構築されています。

文化体育観光部と韓国出版文化産業振興院では、このメタデータ標準を基盤に、電子書籍の流通協業システム等を開発し、NLKの書誌情報流通支援システムと連携させ、この電子書籍のメタデータ標準を電子書籍ベンダーに提供する予定です。

次年度はDRM(技術的制限手段)を導入して電子書籍ファイルの統合管理が可能なシステムを構築し、そのことを通じて、異なるベンダーによるものでも一つのビュアーで閲覧できるようにする計画とのことです。

문체부, 개방형 전자책 유통협업시스템 구축 추진- 민관이 협력하여 전자책 표준 메타데이터 도출 완료 -(韓国・文化体育観光部,2016/9/23)
http://www.mcst.go.kr/web/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=15568

参考:

CA1881 - 動向レビュー:韓国の国立障害者図書館と図書館での障害者サービスの現状 / 孫 誌衒

韓国では、10年前の2006年に図書館法(도서관법)が改正され(法律第8069号)、障害者に対する情報へのアクセスの保障が図書館の責務として法的に明示された。その後、2012年には、障害者サービスを推進する国立障害者図書館が設置され、種々の新たなサービスが提供されるに至っている。...

韓国国立中央図書館、組織改編を実施:古文献課や資料保存研究センターの設置など

2016年9月29日、韓国国立中央図書館(NLK)は、同日付で組織改編を実施したことを発表しています。

新設された古文献課では、NLKが所蔵する約28万冊の古文献の管理のほか、国内に所在する古書(約321万冊)や古文書(107万点)、海外に流出した古文献(約10万点)など国内外の約440万点の古書・古文献の管理、保存、利用に関する支援と調整を担当します。

図書館研究所を改変して設置された資料保存研究センターでは、韓国国内で問題となっている近代資料の脱酸性化処理や、デジタルデータの長期保存問題についての国家レベルでの対策を担当します。

その他、オンラインで流通している資料の増加に対応するため、逐次刊行物課を廃止し、既存の書籍・逐次刊行物・オンライン資料といった「媒体」を基準とした組織をやめ、オンライン・オフライン資料に関わらず、図書館資料の収集-整理-サービス-保存といった「機能」を基準とした組織に改めています。

국립중앙도서관, ‘고문헌과 신설’조직 개편 (NLK,2016/9/29)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8766&notice_type_code=3&cate_no=0

参考:

韓国国立中央図書館、マラケシュ条約発効に合わせ“Accessible Books Consortium”に参加

2016年9月30日のマラケシュ条約発効に合わせ、韓国国立中央図書館(NLK)は、世界知的所有権機構(WIPO)が運営する、プリントディスアビリティのある人たちがアクセス可能な資料の共有の促進を目指すコンソーシアム“Accessible Books Consortium”(ABC)に参加することを発表しています。

NLKはWIPOと、同コンソーシアムの“ABC Book Service”のために、障害者用資料の目録や原文のデジタルファイルを提供する方法について協議しており、2017年の初めには、韓国語のインターフェイスを提供する予定となっています。

ABCへの参加により、韓国国内の視覚障害者は、16か国19機関が作成した55言語31万5千点の資料を自宅で利用できるほか、ABCに参加している国に住む韓国人の視覚障害者も、韓国の国立障害者図書館が製作した資料2万2千点を利用できるようになります。

내 집 안방에서 해리포터(영어) 녹음자료 즐기고, 시각장애인 해외 교포는 한국어 대체자료 보고(NLK,2016/9/29)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8767&notice_type_code=3&cate_no=0

参考:

公共図書館と認知症中央センターが連携して行なう「認知症克服先導図書館」事業(韓国)

2016年9月26日付の韓国の複数のメディアが、住民への認知症に関する情報提供や利便性の向上を目的に、認知症中央センターが公共図書館と連携して取り組んでいる「認知症克服先導図書館」事業を紹介しています。

同事業は、最新の認知症関連図書や冊子からなる「認知症図書コーナー」を公共図書館内に設置、運営するもので、現在、全国の17の公共図書館で実施されています(ソウル特別市:5館、仁川広域市:5館、光州広域市:1館、京畿道:3館、全羅南道:2館、慶尚南道:1館)。

中央認知症センターは、参加館に、同センターが作成した認知症関連図書や専門家の推薦図書のリストを配布するほか、図書館によっては、地域の認知症センターと連携して認知症に関する講義を行っているところもあるとのことです。

‘치매극복 선도도서관’으로 치매정보 허브가 된 공공도서관(doctorW,2016/9/26)
http://www.doctorw.co.kr/news/articleView.html?idxno=57023

치매정보 허브가 된 ‘치매극복 선도도서관’ 전국 17개 운영 중...(女性総合ニュース,2016/9/26)
http://womannews.net/detail.php?number=91624&thread=22r05r03

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