韓国

韓国国立中央図書館(NLK)の国立障害者図書館、障害者のための図書館資料無料郵送貸出サービスの対象を全ての登録障害者・国家有功傷痍者・長期療養者に拡大すると発表

2019年1月30日、韓国国立中央図書館(NLK)の国立障害者図書館が、障害者のための図書館資料無料配達サービス「책나래서비스」(本の翼サービス)の対象を、等級による制限をなくし、2月1日から、全ての保健福祉部の登録障害者・国家報勲処の登録国家有功傷痍者・国民健康保険公団の認定長期療養対象者に拡大すると発表しました。

今回のサービス拡大により、対象者が約268万人から約324万人へと約56万人増加するとしています。

【イベント】京大河合文庫目録刊行記念シンポジウム「韓国古文献の世界」(2/21・京都):平成30年度京都大学図書館機構貴重書公開展示「韓国古文献の世界」も開催

2019年2月21日、京都大学附属図書館(京都市左京区)において、京都大学人文科学研究所及び高麗大学校民族文化研究院の主催によるシンポジウム「韓国古文献の世界」が開催されます。

京都大学人文科学研究所、京都大学附属図書館及び高麗大学校民族文化研究院は、2015年2月に協定書を締結し、京都大学附属図書館が所蔵する韓国古文献の調査や電子化等の分野で共同事業を実施しており、その成果として、文学博士・河合弘民氏が収集した朝鮮文書類等のコレクション「河合文庫」の電子化公開が行われています。

今回のシンポジウムは、京都大学人文科学研究所及び高麗大学校民族文化研究院から、日本語、韓国語で河合文庫の目録が刊行されることを記念して行われるものです。

参加無料、定員80名であり、事前の申込みが必要です。主なプログラムは次のとおりです。

「河合文庫概観」
藤本幸夫氏(富山大学名誉教授)

「筆記雜録의特徴과意義(河合文庫所蔵筆記雑録の特徴と意義)
鄭雨峰(高麗大学教授)

「朝鮮燕行録の世界-河合文庫所蔵、趙顕命『帰鹿集(瀋行日記)』に見える中国観察」
夫馬進(京都大学名誉教授)

韓国・大統領所属図書館情報政策委員会、「第3次図書館発展総合計画(2019-2023)」を発表

2019年1月24日、韓国の大統領所属図書館情報政策委員会が「第3次図書館発展総合計画(2019-2023)」(1月23日付)をウェブサイトで公表しました。

以下の4大戦略((1)~(4))・13の中心課題([1]~[13])のもと、36の推進課題が提案されています。

(1)個人の可能性を発見する図書館
[1]市民の能力を育成する文化サービスの拡大
[2]利用者の情報アクセスの利便性拡大
[3]ライフサイクルにあわせた図書館サービスの強化

(2)コミュニティの能力を育成する図書館
[4]分権型図書館運営体制の構築
[5]コミュニティの記憶を保存・共有・拡散
[6]交流協力のプラットホームとしての機能強化

(3)社会的包摂を実践する図書館
[7]積極的な情報福祉の実現
[8]空間の開放性拡大
[9]既存の枠組みを超えたサービス連携

(4)未来を開くための図書館の革新
[10]図書館運営体制の質的向上
[11]図書館協力体制の強化
[12]情報資源の共有基盤構築
[13]図書館インフラ(基盤施設)の拡大

韓国・教育部、「第二次大学図書館振興総合計画('19年~'23年)」を発表

2019年1月18日、韓国・教育部が「第2次大学図書館振興総合計画('19年~'23年)」を発表しました。

大学における教育及び研究の競争力向上のため、図書館の役割を強化することを目的としています。

2016年から2018年にかけての「第一次大学図書館総合計画」では大学図書館の資料拡充が目的でしたが、今回の計画では、利用者目線で図書館の役割と機能を拡大することが重視されています。

大学図書館の「閲覧室」イメージを払拭し、学生のニーズに合わせた学習環境及び研究のための専門的学術サービスを提供することで大学の教育・研究活動において中心的な役割を果たすことができるよう、以下のような計画が策定されています。

・ライティング技術、研究倫理に関する情報の提供

・ライセンス契約支援による電子資料の提供拡大(国が3割支出、非購読大学の研究者の一定時間の利用許可、学術研究支援事業間接費予算の10%以上を電子ジャーナル等の資料購入費に充当)

・研究実施過程での研究者への段階的な情報提供(先行研究調査、参考文献作成、テーマ別資料提供、学術誌への投稿戦略)

韓国・国立子ども青少年図書館、子どもの読書習慣促進を目的に、子育て等に関する専門チャンネル「育児放送」と覚書を締結

2019年1月15日、韓国国立中央図書館(NLK)の国立子ども青少年図書館は、妊娠・出産・育児・幼児教育等に関する専門チャンネル「育児放送」と覚書を締結したと発表しています。

両機関が持つ専門知識をもとに、子どもの読書習慣や読書能力を涵養することを目的とされており、キャンペーンの実施が予定されています。

국립어린이청소년도서관-육아방송 업무협약 체결(韓国国立子ども青少年図書館,2019/1/15)
https://www.nlcy.go.kr/menu/17310/bbs/30014/bbsDetail.do?idx=1045837

2018年韓国図書館界の10大ニュース

2019年1月11日、韓国図書館協会(KLA)が、2018年の韓国図書館界10大ニュースを発表しています。

2018年12月26日から2019年1月4日にかけて、同協会が選定した23項目のニュースを対象に、オンライン調査を行なった結果で、以下の10件が選ばれています。

・第6期大統領所属図書館情報政策委員会発足と事務室開室
・人事革新処、国立中央図書館長(開放型職位)公募
・学校図書館振興法施行及び司書教諭配置拡大促進
・「2018年 本の年」推進
・第7回全国同時地方選挙関連図書館分野政策提案書の配布
・韓国図書館協会会長選出方式の直選制決定
・図書館非正規職の正規職転換推進に係る現況調査の実施及び結果発表
・電子ジャーナル問題解決のための国会大討論会開催
・文化情報学分野の学術団体のオープンアクセス(OA)出版宣言
・慶南代表図書館、蔚山図書館、全南図書館等の地域代表図書館が開館

韓国国立中央図書館(NLK)、書誌データ・典拠データをLOD形式で提供するウェブサイト「国家書誌LOD」を公開

2019年1月10日、韓国国立中央図書館(NLK)が、書誌情報・著者情報・主題情報等のデータ6億件分をLinked Open Data(LOD)形式で提供するウェブサイト「国家書誌(全国書誌)LOD」を公開しました。2011年から開発が開始されたものです。

同ウェブサイトには、含まれる書誌データの中からテーマ別に必要な情報を選択してリスト化し提供する「データコレクション」というサービスがあり、例えば「児童文学賞コレクション」では、書誌データ中の受賞履歴情報を活用し、各種児童文学賞受賞作品のリストを提供しています。また、「写真で見る著者」では、NLKが保持する著者に関するデータとWikipediaの人物写真を連携させることで写真が存在する著者を提供しています。

約2,000万件の書誌情報と約58万件の著者情報を用いて回答するチャットボットLODiの試験運用もあわせて開始されます。

IFLA Journal、2018年12月号が発行

2019年1月3日、国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の44巻4号(2018年12月)が公開されました。

アラブ世界における読書推進、アラブの大学における研究データ管理や共有、アラブの図書館所蔵の文化遺産の発見可能性への制度的障壁、韓国における私信のデジタル化等に関する論考等が掲載されています。

Out Now: December 2018 issue of IFLA Journal(IFLA,2019/1/3)
https://www.ifla.org/node/91788

IFLA Journal. 2018, 44(4). [PDF:100ページ]
https://www.ifla.org/files/assets/hq/publications/ifla-journal/ifla-journal-44-4_2018.pdf

韓国科学技術情報院(KISTI)、研究データプラットフォームの試験サービスを開始すると発表

2018年12月19日、韓国科学技術情報院(KISTI)が、研究データプラットフォームの試験サービスを開始すると発表しました。

同プラットフォームでは、各機関が作成したデータの登録・管理、検索、ダウンロードが可能なほか、コミュニティ支援や研究データの分析環境支援といった機能も提供されます。

また、KISTIが運用している国家科学技術知識情報サービス(NTIS)と連携することで研究データが作成された課題との関係が把握できるほか、DOIを付与するためにKISTIのDOIセンターとも連携しています。その他、KISTIのGlobal Science Experimental Data Hub(GSDC)や韓国情報化振興院のAI hub、韓国地質資源研究院の研究データともメタデータ連携が行われています。

海外機関とではOpenAIREと連携しているほか、2019年にはオーストラリアのANDSとの連携協力も推進する予定となっています。

韓国国会図書館(NAL)、「外国法律翻訳DB」の一般公開を発表

2018年12月26日、韓国国会図書館(NAL)が、「外国法律翻訳DB」を2019年1月1日から「国会電子図書館」及び「国会法律図書館」を通じて一般公開すると発表しました。

同DBは、同館が独自に翻訳したものや公的機関が翻訳した外国の法律を収集して2006年から構築したもので、世界104か国の1万244件の法律の翻訳が含まれています。

これまでは国会内部と一部公共機関のみで公開されてきましたが、今回、一般に公開することにしたものです。

国会図書館 プレスリリース
http://www.nanet.go.kr/libintroduce/bododata/selectBodoDataList.do
※「256 국회도서관, 외국법률번역DB 대국민 공개…일본, 독일 등 외국법률 번역문 104개국 1만 240여 건 구축 2018-12-26 (国会図書館、外国法律翻訳DB対国民公開…日本、ドイツなど外国法律翻訳文104か国約1万240件構築)」とあります。

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