韓国

韓国研究財団(NRF)と韓国国公立大学図書館協議会、業務協約を締結:韓国学術誌引用索引(KCI)搭載の論文情報の活用

韓国研究財団(NRF)は、韓国国公立大学図書館協議会と、2019年4月15日に業務協約を締結したと発表しています。

同協議会に加盟する54の国公立大学図書館が、NRFが構築した韓国学術誌引用索引(Korea Citation Index:KCI)の論文情報を共同で活用できるようにするものです。

KCIは、NRFが「学術誌評価」により選定した国内学術誌約2,400件の論文(原文)を収集して構築した引用索引データベースで、今後、KCI搭載の学術情報と加盟各館における図書館所蔵資料を統合したDBを提供することで、論文の検索から原文へのアクセスを一つの画面から行うことができるようになります。

電子ジャーナルの購入費削減や、重複購入の防止による協議会加盟館での予算削減効果が期待されています。

韓国・国立子ども青少年図書館、公共図書館と連携した児童向けコーディング教育の試験事業を実施

2019年4月4日、韓国・国立子ども青少年図書館は、絵本を用いたコーディング教育の試験事業を実施すると発表しました。

2019年から韓国において年間17時間のコーディング教育が小学校5年生・6年生において義務化されたことにあわせて実施するもので、小学生の読書への関心を高め、プログラミング的思考を伸ばすことを目的に、全国の公共図書館20館と連携して行われます。

4月5日には、同館において実施館の担当者を対象とした説明会とワークショップが開催され、今後5月から10月にかけて、小学校3年生・4年生を対象に、各図書館で15人参加者を募集して、合計76回の事業が実施されます。

同館では、実施館に講師・補助講師、教育カリキュラム及びコンテンツ、教材、工作材料、広報資料などを提供します。また追加でコンテンツを開発し、関連コンテンツは、今後、同館のウェブサイトで公開されます。

同館では、今年の実施結果を評価し、次年度から同事業を順次拡大する予定です。

韓国国立中央図書館(NLK)、公共図書館所蔵の貴重資料・郷土資料のデジタル化支援事業の2019年度の募集開始

2019年4月8日、韓国国立中央図書館(NLK)が、公共図書館所蔵の貴重資料・郷土資料のデジタル化支援事業の2019年度の募集を開始すると発表しました。2018年度に続き2度目の募集です。応募期間は5月10日までです。

NLKでは、同事業を通じた「コリアンメモリー 地域文化遺産デジタルアーカイブ」の構築を目指しています。

文化遺産の保存・伝承・活用及び全国の図書館間の協力体制構築を目的とした事業であり、郷土資料・貴重資料約1万点を選定し、スキャニング・目次作成・PDFへの変換といったデジタル化の全工程を支援するとともに、デジタルデータを応募機関に提供します。また、選定された館と参加希望機関で構成される協議体では、地域のデジタルアーカイブ構築とデジタル化支援協力方案についての議論が行われます。

2018年度は公共図書館15館が参加し、各地の独立運動や植民地期の発行資料、邑誌・郷土誌といった地域資料6,900点のデジタル化が実施されており、NLKでは、来月から検索サービスを提供する予定です。

韓国国立中央図書館(NLK)「学術誌著作権案内システム(KJCI)」への著作権情報登録が韓国研究財団(NRF)「学術誌評価」の申請資格に

2019年4月4日、韓国国立中央図書館(NLK)は、NLKの「学術誌著作権案内システム(Korea Journal Copyright Information:KJCI)」への著作権情報登録が、韓国研究財団(NRF)による「学術誌評価」への申請資格の1つとなったことを発表しています。

KJCIは、国内の学会誌の著作権ポリシー情報を提供するシステムで、「原文アクセスポリシー」「再利用ポリシー」「著作権ポリシー」「セルフアーカイブポリシー」等の項目が掲載されています。このうち、「原文アクセスポリシー」のエンバーゴの有無と「セルフアーカイブポリシー」についてはKJCIの担当者が学会の登録とは関係なく直接分析します。

KJCIでは学術誌編集委員による登録の便宜を図るため登録のための項目・用語を簡便化しており、登録後、KJCIの担当者による分析と学会の最終的な承認を経てKJCIで公開されます。同手順を終えた学会には著作権登録確認書が発行されます。

国内学会の学術誌の著作権ポリシーの策定及び明文化を支援し利用者に提供することで、適切な学術論文の活用拡大とオープンアクセス(OA)を実現させることを目的に実施されます。

韓国図書館協会(KLA)が「持続可能な開発目標(SDGs)」に関する図書館での実践事例を募集:事例集を作成し国内外に配布

2019年4月3日、韓国図書館協会(KLA)が、国際連合(UN)の「持続可能な開発目標(SDGs)」に関する図書館(国立・公共・大学・専門・学校等)での実践事例の募集を開始しました。

KLAでは、集められた情報に基づいて『事例集』を作成し、国内の図書館及び、2019年のIFLA年次大会において海外の関係機関に配布し、国内外で共有することで、持続可能な開発の拡散及び活性化の契機とすることを目的としています。

募集期間は5月15日までです。

[안내]지속가능발전목표(SDGs)에 관한 도서관 실천사례 공모 안내(KLA,2019/4/3)
https://kla.kr/jsp/info/association.do?procType=view&f_board_seq=56732

韓国国立中央図書館(NLK)、韓国漫画映像振興院と業務協約を締結:ドラマ化・映画化されたウェブトゥーン(ウェブ漫画)の長期的・持続的な収集・保存

2019年4月2日、韓国国立中央図書館(NLK)が、韓国漫画映像振興院と業務協約を締結したと発表しました。

協約を通じて、両機関は、図書館法第20条2(オンライン資料の収集)に依拠して、ドラマ化・映画化されたウェブトゥーン(ウェブ漫画)の長期的・持続的な収集・保存に取組みます。

NLKでは、韓国漫画映像振興院から保存価値の高いウェブトゥーンの原文ファイルと書誌データの移管を受けて永久保存するとともに、ウェブトゥーン研究者のために研究情報サービスを提供する予定です。

국립중앙도서관-한국만화영상진흥원 간 업무협약(MOU) 체결(NLK,2019/4/2)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=10027&notice_type_code=3&cate_no=4

CA1946 - 韓国の公共図書館の多文化サービス-プログラム事例を中心として- / 廣田美和

 ここ数年、日本の在留外国人数(中長期在留者及び特別永住者)は増加しており、2017年末には約256万2,000人(全人口比約2%)と過去最高を記録した。国籍・地域別に見るとベトナム、ネパール、インドネシアが大きく増加し、構成比も変化している(1)。しかし、日本の公共図書館における多文化サービスの現況は、日本図書館協会が行った「多文化サービス実態調査2015」によると、「全体としては足踏み状態が続いている状況」である(E1900参照)(2)

韓国・江陵原州大学校図書館、高麗大学校図書館が開発したオンライン学術情報キュレーションサービス(SICS)の購読契約を締結

2019年3月27日、韓国・高麗大学校は、江陵原州大学校図書館が、高麗大学校図書館が開発したオンライン学術情報キュレーションサービス“Scholarly Information Curation Service(SICS)”の購読契約を締結したと発表しています。

SICSはオンライン上に散在している各種学術情報を、自動処理プログラムによりリアルタイムに収集し、テーマや専攻別に加工し提供する情報サービスシステムで、2018年の環太平洋研究図書館連合(PRRLA)の総会では、司書による有望な研究や業務開発の成果に対して授与される“2018 PRRLA Karl Lo Award”を受賞しています。現在、法学・情報科学等9種類のテーマのサービスプラットフォームを通じて約6,600件の情報源から自動抽出された20万7,000件以上のデータが毎日リアルタイムに更新・提供されています。

高麗大学校図書館では、同システムの機能を持続的に発展させるため、IT企業と共同で商用製品も開発しており、今回、江陵原州大学校図書館が、初めて、IT企業と商用製品の購読契約を結ぶとともに、高麗大学校図書館とも、両学が各自構築した情報源の共有と今後のシステム・サービス開発のための協力推進を目的とした「SICS情報源の共有・相互協力に関する協定」を締結しました。

韓国・富川市立図書館、育児関連図書やSNSで受け付けた住民の悩み・事情に応じた図書を紹介するYouTubeチャンネルを開設

韓国・京畿道の富川市立図書館が、図書を紹介することを目的としたYouTubeチャンネルを2019年3月15日に開設しました。

カカオトークで受け付けた住民の悩みや事情に応じて適切な本を紹介する「本の悩み相談所」や、児童書や育児をテーマに親の目線で児童書を調べて育児関連図書を紹介するコーナーといった2つのコーナーがあり、月2回提供される予定です。

市の担当者の説明によると、若者が読書の価値を認識する契機となることを目的としているとのことです。

韓国・唐津市立図書館、同市居住の妊産婦及び1歳未満の乳幼児のいる家庭等を対象とした図書宅配サービスを開始

韓国・忠清南道の唐津市立図書館は、2019年4月から、同市居住の妊娠7か月以上の妊産婦及び1歳未満の乳幼児のいる家庭等を対象に、図書宅配サービスを開始すると発表しました。

利用するには、妊産婦は本人確認書類及び母子手帳を、乳幼児の保護者は本人確認書類と住民登録票謄本を持参して図書館で申請する必要があります。場合によって、保健所・産婦人科・小児科・産後調理院も利用登録が可能です。

ウェブサイトや電話で申し込むことで、月2回1人10冊を20日間借りることが可能です。

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