韓国

韓国国立中央図書館、古書10点16冊を新たに貴重本に指定:日本語語彙集「倭語類解」や朝鮮通信使の使行録「溟槎録」など

2016年12月27日、韓国国立中央図書館(NLK)が、所蔵する古書のなかから、10点16冊を新たに貴重本に指定したと発表しています。

今回指定された貴重本のなかには、18世紀の訳官・洪舜明が編纂し司訳院で使用された日本語語彙集「倭語類解」や、朝鮮通信使の使行録「溟槎録」が含まれています。

18c초 군사지도‘영고탑도’등 10종 16책 고서 귀중본 신규 지정(NLK,2016/12/27)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8893&site_code=nl&notice_type_code=3&currentPage=0&srch=&searchWord=&cate_no=0

韓国国立中央図書館、大量脱酸処理室を開室

韓国国立中央図書館(NLK)が、2016年12月26日に、資料保存館内に、大量脱酸処理室を開室すると発表しています。

ブックキーパー法により、年間8万冊から10万冊の処理が可能で、国内の国立、公共、大学、専門図書館で所蔵する貴重資料に関する第一次調査の結果、ソウル大学図書館など11の図書館から脱酸処理の申請が行われたとのことで、今後も、調査対象を拡大し、段階的に対象資料を選定し、脱酸処理を行なっていく予定とのことです。

국립중앙도서관, 국내 최초 대량 탈산처리실 개실 (NLK,2016/12/23)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8888&notice_type_code=3&cate_no=0

韓国・文化体育観光部、24時間貸出・返却が可能な「U-図書館サービス」事業を推進

2016年12月22日、韓国・文化体育観光部は、全国9つの地方公共団体(仁川広域市西区、光州広域市光山区、世宗特別自治市、京畿道広山市・東豆川市、全羅北道清州市、全羅南道麗水市、慶尚北道浦項市、済州特別自治道済州市)において、2017年から、24時間貸出・返却が可能な「U-図書館サービス」事業を推進すると発表しています。

国民の読書振興や情報へのアクセス強化のため、生活に密着した図書館サービスを実施することが目的で、地下鉄の駅など、人がたくさん集まる公共の場所に、無人の貸出し・返却機器が設置されます。

2010年に開始し、2012年に予算の問題で中断した同種のサービスでは、本を借りるために事前の予約が必要でしたが、今回は、予約なしで借りることが出来るとのことです。

韓国国立中央図書館、両機関が所蔵する資料の共同活用を目的に、韓国保健社会研究院と業務協約を締結

韓国国立中央図書館(NLK)が、知識情報資源の共同活用及び相互協力体制構築を目的に、2017年12月20日、韓国保健社会研究院と業務協約に関する覚書を締結すると発表しています。

NLKが所蔵している多様な政策資料と、韓国保健研究院が作成・所蔵している研究資料を共同で活用することが目的であり、両機関が所蔵する政策資料や各機関で構築したデジタルコンテンツ及び研究データを活用した協力事業を行なうことで、国民への情報サービスを実施するとしています。

보건·사회 정책 자료까지 한 번에 OK! 통합서비스 제공(NLK,2016/12/19)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8881&notice_type_code=3&cate_no=0

参考:
韓国国立中央図書館(NLK)、「政策情報支援サービス」を開始
Posted 2016年1月27日
http://current.ndl.go.jp/node/30550

韓国・国立世宗図書館、「政策情報相互貸借サービス」を本格実施へ
Posted 2016年1月4日
http://current.ndl.go.jp/node/30361

韓国の映画専門図書館「明洞シネライブラリ」(記事紹介)

韓国・朝鮮日報で2016年1月から連載されている、韓国国内の図書館に関する特集記事で、ソウル特別市・明洞にある映画専門図書館「明洞シネライブラリ」が取り上げられています。

韓国のシネマコンプレックスのCGVが、2015年5月に建物の10階にある映画館を改装して作ったもので、映画理論の専門書のほか、各種映画雑誌、国内外の映画シナリオ、絵コンテ、映画原作本、監督や俳優の推薦図書など、あわせて約1万冊が所蔵されているとのことです。

また、図書館と同じ階には、ミニシアターが2つあり、そこで上映された独立系映画の監督・俳優や映画評論家と観客が対話する「ライブラリトーク」や、映画専門記者・映画評論家による講演も行われているとのことです。

[도서관이 살아있다] [29] 영화 전문 '명동 씨네 라이브러리'(朝鮮日報,2016/12/14)
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2016/12/16/2016121600253.html

도서관이 살아있다(朝鮮日報)
http://issue.chosun.com/issue/issue_list.html?issu_id=10039
※連載記事

参考:
広島の映画図書館、2016年2月21日をもって閉館
Posted 2016年1月21日

試験勉強のために大学図書館を訪れた学生に朝食を配布(韓国)

2016年12月14日、韓国・慶尚北道の慶山市にある嶺南大学校が、2学期の期末試験を控えて大学図書館で試験勉強をするために来館した学生に朝食を配布しました。

担当教授と学生組合が、午前7時半から、試験勉強のために来館した学生に対して、中央図書館と科学図書館のロビーで、トーストや飲み物といった軽食を配ったもので、約900人分用意された朝食は、20分もかからずに無くなったとのことです。

“A+ 간식 먹고, 시험 대박나세요!”(嶺南大学校,2016/12/14)
http://pr.yu.ac.kr/01/view.php?BOARD=news&IDX=1444

ベトナム人民警察大学が、韓国国際協力団の支援を受け、電子図書館を開館

2014年からの3か年事業「ベトナム警察電子図書館構築事業」を終え、2016年12月12日、ベトナム・ハノイ市にある人民警察大学において、電子図書館の開館式が行われたと、韓国国際協力団(KOICA)が発表しています。

同事業は、KOICAによる政府の無償資金協力(230万ドル)に基づいて実施されたもので、システム構築・運用のコンサルティング、担当者向け研修の実施(韓国国内及びベトナム現地)、インテリアや機材の支援などが行われました。

これにより、約1万8千人の同大学教職員及び学生がイントラネットを用いて蔵書を閲覧できるようになったほか、今後、約28万人の公安職員も、警察のシステムを通じて利用できるようにする計画とのことです。

코이카, 베트남 경찰대에 전자도서관을 열다(KOICA,2016/12/14)
http://www.koica.go.kr/pr/press/news/1323091_1756.html

参考:
ウズベキスタン、“National Educational Electronic Library Project”のシステム開発において、韓国の企業と契約
Posted 2016年10月27日
http://current.ndl.go.jp/node/32821

トルコ国立図書館、1階に「デジタルライブラリー」を開設

韓国・文化体育観光部、公共図書館の新たな価値創出のためのビックデータ活用セミナーを開催

2016年12月21日から22日まで、韓国・文化体育観光部が、韓国国立中央図書館を会場に、公共図書館での統計作成及びビックデータ活用に関するセミナーを開催します。

公共図書館の司書と地方公共団体の図書館政策担当者が対象で、貸出情報などのビックデータを効果的に活用して利用者に先進的なカスタマイズサービスを実施するなど、公共図書館の新たな価値の創出を模索することを目的としたものです。

빅데이터로 공공도서관 서비스 확대를 논하다- 12. 21.~22. ‘공공도서관 통계 작성 및 빅데이터 활용 세미나’ 개최 -(韓国・文化体育観光部,2016/12/5)
https://www.mcst.go.kr/web/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=15753

高齢者が学童保育で小学生に読み聞かせ:韓国・東豆川市立図書館の事業(記事紹介)

2016年12月7日付の、京畿日報が、韓国・京畿道の東豆川市立図書館が行っている、高齢者による、小学生への読書指導事業を紹介しています。

高齢者の社会的活動や多世代交流の促進、児童の読書活動支援、図書館利用の活性化を目的に行われているもので、高齢者13名が、学童保育を行なっている市内の小学校の教室(돌봄교실)を訪問し、週2回、約300人の児童を対象に読み聞かせを行なっているとのことです。

동두천시립도서관 정보소외계층 아동 독서활동 지원 (京畿日報,2016/12/7)
http://www.kyeonggi.com/?mod=news&act=articleView&idxno=1280450&sc_code=1442307718&page=&total=

韓国・文化体育観光部、改正図書定価制施行2年を受けての調査結果を発表

2016年12月1日、韓国・文化体育観光部が、改正図書定価制施行2年を受けての出版流通市場の変化についての調査結果を発表しています。

市場の動向について、以下のように指摘されています。

・大型書店でのベストセラー本における新刊本の割合増加や、販売点数の増加
・地域の書店数の減少傾向の鈍化と、複合書店・専門書店など新しい形態の書店の増加
・出版社の売上高の減少傾向の鈍化
・単行本の価格バブルの抑制と、新刊発行点数の増加

今後の課題としては、改正の恩恵が、出版界、取次業者、消費者にバランスよくもたらされるために、出版社の図書供給量(定価に対する書店への納品価格の比率)の改善が必要だとされています。

개정 도서정가제 시행 2년 조사 결과 발표(韓国・文化体育観光部,2016/12/1)
https://www.mcst.go.kr/web/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=15746

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