韓国

韓国・坡州市中央図書館、急速な都市化のなかで消えていく日常生活のオーラルヒストリーを収集するプロジェクトを開始

韓国・京畿道にある坡州市中央図書館が、急速な都市化のなかで消えていく日常生活を記録するプロジェクトを開始すると発表しています。

2017年3月14日から4月18日まで、「消えていくものを記憶するために」と題した6回の講座が行われ、受講者(市民が対象)は、歴史家、ブックキュレーター、ステーリーテラー、オーラルヒストリーの専門家からアーカイブの概念やオーラルヒストリーの取集方法等を学びます。

地元紙の報道によると、講座終了後、受講者の中から希望者を募って、オーラルヒストリーを収集する組織を結成し、市民の会話、生活、街、機関・団体などの歴史と記憶を市民の声を通じて記録していく予定とのことです。

また、収集された資料は、「ヒューマン in Paju」と題し、3月末に改修作業が終了する同館1階「コミュニティ資料室」で展示されるほか、書籍として刊行する計画とのことです。

韓国国立中央図書館、国内の障害者資料を統合検索・利用できる「国家代替資料統合検索システム」に新機能を追加

韓国国立中央図書館(NLK)が、2017年3月から、国内で所蔵されている障害者資料を統合検索・利用できる「国家代替資料統合検索システム」(DREAM)を更新し、以下の新機能を追加すると発表しています。

・英文用読み上げシステム“Text To Speech”の搭載
・ソフトのインストールが不要な「画面解説映像資料」1,500点の追加
・音声認識による資料検索機能
・SNSを通した文章共有機能
・ハングル辞典、英語辞典との連携機能
・韓国教育学術情報院(KERIS)、韓国科学技術情報研究院(KISTI)の資料検索結果との連携機能
・LGサンナム図書館のDAISY資料の提供(視覚障害者として登録されたNLKの会員のみ)
・聴覚障害者用「映像資料館」アプリの改善

韓国・国会図書館がドイツ・ベルリン自由大学と学術情報相互協力協定を締結:国会電子図書館で提供する原文情報の利用が可能に

2017年2月27日に、韓国・国会図書館がドイツ・ベルリン自由大学と、学術情報相互協力協定を締結したことが報じられています。

2002年に同館が開始した国外学術機関との学術情報相互協力協定事業での協定締結は50機関目とのことで、今回の締結により、ベルリン自由大学では、国会電子図書館が提供する420万点、2億2千万ページのデジタル化された原文情報が利用できるようになるとのことです。

국회도서관, 독일 베를린자유대학교와 학술정보상호협력협정 체결(NSP通信,2017/2/27)
http://www.nspna.com/news/?mode=view&newsid=210107

자유와 통일의 현장 독일 베를린에서 국회전자도서관을 만남(대한뉴스,2017/2/27)
http://www.dhns.co.kr/news/articleView.html?idxno=165520

韓国放送公社、韓国国立中央図書館と「放送映像資料の寄贈・保存に関する業務協約」を締結

2017年2月27日、韓国放送公社(KBS)が、韓国国立中央図書館(NLK)と「放送映像資料の寄贈・保存に関する業務協約」を締結したと発表しています。

KBSでは、協約に基づき、KBSの放送映像資料のビデオテープ約38万点及びデジタルファイルの一部をNLKに寄贈するほか、今後発生するビデオテープやデジタルファイルも定期的に寄贈します。

NLKでは、寄贈を受けた資料を適切な環境で保存するとともに、館内で閲覧サービスを実施する計画です。

KBSでは、50万時間のデジタルビデオアーカイブを構築して、デジタル放送コンテンツの保存を実施しており、今後、アーカイブを活用した各種サービスを拡大していく予定とのことです。

KBS-국립중앙도서관, ‘방송영상자료 기증과 보존에 관한 업무협약’ 체결(KBS,2017/2/27)
http://office.kbs.co.kr/mylovekbs/archives/300464

韓国・釜山広域市立市民図書館、「幸福な本の分かち合い」事業で集まった書籍3,000冊を少年院に寄贈

韓国・釜山広域市立市民図書館が、「幸福な本の分かち合い」事業で集まった書籍3,000冊を釜山少年院に寄贈したと発表しています。

「幸福な本の分かち合い」事業は、書店に読み終えた本を持参すると、本代の一部を返還してもらえるもので、書店に持ち込まれた本は、文化格差・情報格差解消を目的に「小さな図書館」(地域密着型の小規模読書施設)等に寄贈されます。

少年院に寄贈された書籍は刊行から3年以内のもので、読書の楽しみを感じることができるものから専門書まで多様なものが含まれているとのことです。

시민도서관, 부산소년원에 도서 기증(釜山市,2017/2/10)
http://news.pen.go.kr/04/01_report.php?m=view&p=b008&uid=81719&page_num=1&keyfield=subject&key=%B5%B5%BC%AD%B0%FC

韓国国立中央図書館、点字・録音化された詩を検索・利用できる「詩コレクション」を公開へ

韓国国立中央図書館(NLK)が、点字・録音化された詩を検索し、利用することができる「詩コレクション」を2017年3月に公開すると発表しています。

公開時点では47冊の詩集からの4,470篇の詩が収録されており、今後順次拡大していく予定です。

詩集のタイトルや、個々の詩のタイトルから検索ができ、ダウンロードして利用することができます。また、国家代替資料共有システム(DREAM)のアプリからも利用可能です。

韓国・文化体育観光部、「2016全国文化基盤施設実態調査結果」を発表

2017年2月21日、韓国・文化体育観光部が、「2016全国文化基盤施設実態調査結果」を発表しました。

同部が発表した調査結果の概要によると、全国の文化基盤施設(公共図書館、博物館、美術館、文化芸術会館など)の数は、前年より76館増加して2,595館となったとのことです。

施設は、首都圏(ソウル特別市、仁川広域市、京畿道)に945館(36.4%)、その他の地域に1,650館(63.6%)あり、首都圏の1つの市・道あたりの平均施設数は315館で、その他の地域の118館より多いですが、人口100万にあたりで計算すると、その他の地域では63館、首都圏では37館となります。

また、1施設あたりの平均職員数は10.62人で、そのうち専門職の割合は37.38%となっています。

文化体育観光部では、調査結果をもとに、地方公共団体と協力し、数が継続して増えている文化基盤施設のプログラムと連携するなどして、地域住民による活用が進むように支援する計画とのことです。

韓国・国会図書館、「資治通鑑綱目」(庚子字本)の完本を国会電子図書館で公開

2017年2月16日、韓国の国会図書館が、中国の上海図書館と協力し、「資治通鑑綱目」(庚子字本)の完本を国会電子図書館で公開したと発表しています。

現在、原本は上海図書館が所蔵しており、国外所在文化財財団の調査で発見されました。

1420年に製造した銅活字(庚子字)で刊行された版本で、同版の伝来が少なく貴重で、蔵書印からは、朝鮮から日本、中国へと伝来した経緯も把握でき、歴史的価値も大きいとのことです。

국회도서관 보도자료
http://www.nanet.go.kr/libintroduce/bododata/selectBodoDataList.do
※「151 자치통감강목(資治通鑑綱目) 경자자본(庚子字本) 완질, 국회전자도서관에서 공개」とあります

国会電子図書館
http://dl.nanet.go.kr/index.do
※「테마별 collection」のタブを選ぶと「資治通鑑綱目」(庚子字本)を閲覧できます。

関連:
「資治通鑑綱目」完本発見…学界「朝鮮で初めて刊行された版本」(中央日報,2015/1/5)
http://japanese.joins.com/article/868/194868.html

参考:

米・イェール大学図書館、ワークショップ“Know before you go: Researching East Asia in the U.S.”を開催

2017年2月17日、米・イェール大学図書館が、ワークショップシリーズ“Know before you go: Researching East Asia in the U.S.”を開催します。

米国の主要な東アジアコレクション所蔵機関の図書館員や館長を招き、貴重資料、最近の購入資料、デジタル化プロジェクト、旅費の補助金、利用方法等についての説明を受けるもので、プリンストン大学東アジア図書館の館長で中国及び西洋の書誌学者のMartin Heijdra氏及び日本研究司書の野口契子氏による講演が行われます。

夏休みなど近い将来に調査のために他の図書館を訪れる際のコネクション作りもワークショップの目的とされています。

Know before You Go: Researching East Asia in the U.S. - East Asian Library and the Gest Collection, Princeton University(イェール大学図書館,2017/2/14)
http://web.library.yale.edu/news/2017/02/know-you-go-researching-east-asia-us-east-asian-library-and

参考:

韓国国立中央図書館、「大韓民国新聞アーカイブ」を公開

韓国国立中央図書館(NLK)が、2017年2月15日に、1950年以前に発行された新聞70タイトル、約192万件の記事を検索できる「大韓民国新聞アーカイブ」を公開すると発表しています。

新聞別検索、主題関係、古新聞トレンド、古新聞年代記、新聞解題といった機能、ページがあり、データはLinked Open Data(LOD)として公開されているので、記事内の人物やキーワード間の関係や時系列を見ることができるようにもなっています。

ウェブサイト構築にあたってはレスポンシブウェブデザインが採用されています。

언제 어디서나 쉽고 빠르게 대한민국 신문 아카이브 본다(NLK,2017/2/14)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8954&notice_type_code=3&cate_no=0

大韓民国新聞アーカイブ
http://www.nl.go.kr/newspaper

参考:
韓国国立中央図書館、韓国言論振興財団と覚書を締結:旧韓末から朝鮮戦争までの新聞を一覧できるデータベースの構築へ
Posted 2016年9月20日
http://current.ndl.go.jp/node/32576

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