識字

ウガンダ国立図書館、子どもの読書支援のため電子書籍リーダーを国内の図書館で導入

ウガンダ国立図書館は、英国の慈善団体“Book Aid International”と世界の識字率向上に関する取組みを行っている非営利組織“Worldreader”と連携して、国内の図書館で子どものために電子書籍リーダーを導入しているようです。

ウガンダ国内の10の各々の図書館で、200タイトルが含まれている20台の電子書籍リーダーが現在導入されているようです。

図書館がある地域の多くの小学校には学校図書館がなく、あったとしても教科書しかないような状況だそうですが、電子書籍リーダーにはアフリカやウガンダに関連するタイトルをふくむ世界中のデータが入っているとのことです。

トレーニングは、“Worldreader”によって、図書館員と子どもたちに提供されており、図書館員は、子どもたちと協力し、彼らが彼らの自然な才能を探検し、読書を通じて、興味を持っているものを見つけ、さらにそれらを構築することを支援するためのスキルを身に着けたとのことです。

電子書籍リーダーで子どもに読書に親しませるこのプロジェクトは、さらには紙媒体の書籍を手にすることを後押しし、英語の識字率を向上させると考えられているようです。

米国議会図書館(LC)、2015年の“Library of Congress Literacy Awards”受賞団体を発表

2015年10月28日、米国議会図書館(LC)は2015年の“Library of Congress Literacy Awards”の受賞団体を発表しました。同賞は、米国や世界における非識字問題の軽減や活字離れ等に取り組む団体を支援するプログラムで、慈善活動家David M. Rubenstein氏がスポンサーとなっています。2015年の受賞団体は以下の3団体です。

識字レベルの増加に顕著で、測定可能な貢献をし、識字の発展へのコミットメントに例外的で持続的な深さと幅が実証されている組織に授与される“David M. Rubenstein Prize” ($150,000)には、米国およびカナダにおいて、低所得世帯で成長した何百万もの子供たちの書籍や教育資源不足に取り組むことで教育の平等性を促進する活動を行っている“First Book”が選ばれました。

識字やリテラシーの重要性について国民の意識を高めることに重大かつ測定可能な貢献をした団体に授与される“The American Prize” ($50,000)には 物理的に離れている軍人の家族に一緒の読書を促進することで、現役の兵士が自身の子どもたちのリテラシーを開発させる活動を行っているUnited Through Readingが選ばれました。

2015年の「国際識字デー」のテーマは「識字と持続可能な社会」

毎年9月8日はユネスコの定める「国際識字デー(International Literacy Day)」で、2015年のテーマは「識字と持続可能な社会」(Literacy and Sustainable Societies) とのことです。

2015年9月8日から9日にかけてユネスコ本部において事務局長が来席して2015年ユネスコ国際識字賞授賞式などイベントが実施されるとのことです。

2015年のユネスコ国際識字賞の授賞団体は以下の通りとのことです。

・世宗王識字賞(The UNESCO King Sejong Literacy Prizes)
 ‘Literacy in Local Language, a Springboard for Gender Equality’(モザンビーク)
 ‘Open School Programme’(スリランカ)

・孔子識字賞(The UNESCO Confucius Prize for Literacy)
 ‘Action for Inclusive Education in Madagascar’(マダガスカル)
 ‘Literacy for People Deprived of Liberty’(チリ)
 ‘Romano Barardo’(スロバキア)

米国議会図書館、2014年の“Library of Congress Literacy Awards”受賞団体を発表

2014年8月30日、米国議会図書館(LC)は2014年の“Library of Congress Literacy Awards”の受賞団体を発表しました。同賞は、米国や世界における非識字問題の軽減等に取り組む団体を支援するプログラムで、慈善活動家David M. Rubenstein氏がスポンサーとなっています。2014年の受賞団体は以下の3団体です。

David M. Rubenstein Prize ($150,000): Room to Read
The American Prize ($50,000): Start Making a Reader Today (SMART)
The International Prize ($50,000): Mother Child Education Foundation (AÇEV)

LCのサイトでは、各団体の取組み等が紹介されています。

Library of Congress Literacy Award Winners Announced (LC, 2014/8/30)
http://www.loc.gov/today/pr/2014/14-156.html

2009年国際識字デーのテーマは、識字によるエンパワーメント

毎年9月8日はユネスコの定める「国際識字デー(International Literacy Day)」ですが、2009年は「The Power of Literacy」を標語とし、識字によるエンパワーメントがテーマとなっています。ユネスコの松浦晃一郎事務局長のメッセージでは、7億7600万人の成人の非識字者の多くが社会的弱者であること、貧困問題解消のためには識字能力の向上が必要であること、識字能力向上により自尊心・自信・自己主張などの能力を身に付けることができ、自身の権利を意識する手助けとなること、等が述べられています。

International Literacy Day
http://www.unesco.org/en/literacy/advocacy/international-literacy-day/

Message from Mr Koichiro Matsuura,Director-General of UNESCO on the occasion of International Literacy Day
http://unesdoc.unesco.org/images/0018/001836/183671e.pdf

参考:
2008年国際識字デーのテーマは「識字は最良の治療薬」

家の中がきれいだと、識字・読書力が高い?(米国)

米国のコロンビア大学のティーチャーズ・カレッジにある全米子ども・家族センター(NCCF)が、家の中の整理整頓度合い、家庭内の識字環境、母親のリーディング能力、5〜6歳の子どもの初期リーディング能力の関係を探る調査を実施し、このほどその結果を“Order in the House! Associations among Household Chaos, the Home Literacy Environment, Maternal Reading Ability, and Children’s Early Reading”として発表しました。その結果、5〜6歳の子どもの場合、家の中の秩序の度合いがリーディング能力と大きく関係していることが明らかになったとのことです。また、母親のリーディング能力は読書への関心や読書への楽しみを育むなど、その他の項目間の関係についても分析されています。

ニューヨーク市の学校図書館を米大人気女優がサポート

世界的な人気を誇る米国の女優、サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)氏とケネディ大統領の長女、キャロライン・ケネディ(Caroline Kennedy)氏が、公立学校の支援金集めのためにさまざまな品物を販売するチャリティー、“Shop for Public Schools”プログラムに参加しました。このプログラムの売り上げの一部は、ニューヨーク市の公立学校図書館のために、寄付されます。公立学校のための基金を集めている非営利組織“Fund for Public School”の副議長を務めるケネディ氏は「今日の世界にとって、教育ほど重要なものはあまりありません。

ユネスコ、国連識字の10年(2003年~2012年)の中間報告を発表

2003年から2012年にかけての10年は、国連識字の10年(United Nations Literacy Decade)に指定されており、全世界で識字率を高めるための取組みがなされています。2008年10月6日、第63回国連総会の場でユネスコは、取り組みの成果の中間報告をまとめた報告書を発表しました。報告書によると、世界の成人識字率は、1985年から1994年の期間と2000年から2006年の期間とを比較すると、76%から83.6%へと上昇しており、このペースでいくと、2015年には成人識字率は87%に到達すると予想されています。しかし、南アジア、西アジア、サハラ以南のアフリカでは、上昇がスローペースとなっていること、識字問題に対する財政的支援が依然として不十分であることなどが、懸案事項となっているということです。

2008年国際識字デーのテーマは「識字は最良の治療薬」

毎年9月8日は、ユネスコが定める「国際識字デー」です。世界全体としては識字率は上がってきており、2015年までに90%に達すると目されていますが、特に人口増加が著しい地域では識字率は上がっているものの非識字者の数も増えており、現在も世界で7億7,400万人(成人のおよそ5人に1人)が非識字で、7,500万人の子どもが教育システムの「外」にいるという状況です。「万人のための教育(Education For All)」プログラムの1つに、2015年までに成人の識字率を50%以上にすることが掲げられていますが、この達成が危ぶまれている国も多くあるとのことです。