公立図書館

福岡市が総合図書館・分館の2007~2016年度の入館者数に誤りがあったと発表 新センサー導入で旧センサーの感度の問題が明らかに

2018年7月27日、福岡市が総合図書館・分館の2007~2016年度の入館者数に誤りがあったと発表しました。

福岡市総合図書館では2007年度(平成19年度)から出入口にセンサーを設置し、入館者数を計測していました。しかし2017年度にセンサーを新しいものに入れ替えたところ、前年度の入館者数と大きなかい離が生じた(2016年度は入館者数約163万人に対し、2017年度は約89万人)ことから、旧センサーの感度を検証した結果、入館者数を過剰にカウントしていたことが判明したとのことです。旧センサーは自動ドアの開閉や人影、日光の差し込みにも反応していたとされています。また、一部の分館でも同様の事象が発生したとのことです。

福岡市は再発防止策として、分館におけるセンサーの取付位置見直し・感度調整を行ったほか、総合図書館ではセンサー作動状況の定期的確認・調整を行うとしています。

神埼市立図書館と大倉精神文化研究所附属図書館が「姉妹図書館」の提携を結ぶ

佐賀県の神埼市立図書館と、神奈川県横浜市に所在する大倉精神文化研究所附属図書館が、「姉妹図書館」の提携を結んだことが佐賀新聞で報じられています。

大倉精神文化研究所は神埼市出身の実業家・教育者である大倉邦彦が1932年に創設した民間の研究機関で、附属図書館も同年に開設されています。今回の姉妹図書館提携は2022年の大倉精神文化研究所創立90周年記念事業の一環として行われたもので、今後は相互の資料展示機会を設けるなど、交流を深めていく予定であるとのことです。

内容充実へ姉妹提携 神埼市と研究所(神奈川県)の図書館 教育者の大倉邦彦(神埼市生まれ)を縁に(佐賀新聞LiVE、2018/7/28付け)
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/251509

第34回日本図書館協会建築賞に、市立小諸図書館(長野県)・ふみの森もてぎ図書館(栃木県)が選ばれる

日本図書館協会(JLA)図書館施設委員会は、「優れた図書館建築を顕彰し、それを広く世に知らせることによって、図書館建築の質の向上を図ること」を目的とした第34回日本図書館協会建築賞に、市立小諸図書館(長野県)・ふみの森もてぎ図書館(栃木県)を選んだと発表しています。

『図書館雑誌』2018年8月号に選考結果・講評が掲載され、第104回全国図書館大会にて表彰式が行われます。

日本図書館協会図書館施設委員会
http://www.jla.or.jp/committees/shisetu/tabid/283/Default.aspx
※「第34回 日本図書館協会建築賞  発表」とあります。

市立小諸図書館「『第34回日本図書館協会建築賞』を受賞しました」(県立長野図書館,2018/7/28)
http://www.library.pref.nagano.jp/omedeto_1807komoro

第59回BCS賞に太田市美術館・図書館(群馬県)、立川市立第一小学校・柴崎学習館・柴崎図書館・柴崎学童保育所(東京都)等が選ばれる

2018年7月23日、一般社団法人日本建設業連合会が、国内の優秀な建築作品を表彰する第59回BCS賞を発表しました。

応募作品73件のなかから受賞作品として16件(うち特別賞1件)が選ばれ、図書館関係では太田市美術館・図書館(群馬県)及び立川市立第一小学校・柴崎学習館・柴崎図書館・柴崎学童保育所(東京都)が選ばれています。

「第59回BCS賞」受賞作品決まる -「パナソニック スタジアム 吹田」(大阪府吹田市)を含む16件-(一般社団法人日本建設業連合会, 2018/7/23)
https://www.nikkenren.com/kenchiku/bcs/result_year.html?y=2018

太田市美術館・図書館
https://www.nikkenren.com/kenchiku/bcs/detail.html?r=2018&ci=936

鳥取市立図書館と鳥取市人権福祉センターが連携し、こども食堂実施団体への図書提供事業を開始:読書ボランティアによる「読み聞かせ」も仲介

鳥取市が、2018年6月29日付けの市長定例記者会見において、7月6日からのこども食堂実施団体への図書提供事業の開始について発表しています。

こども食堂を利用する子どもが、自分の力で楽しみながら読書ができ、また、夢や希望を持って将来の自分や家庭・地域を考えることができるよう支援するため、鳥取市立図書館と人権福祉センターが連携し、こども食堂で図書が利用できるようにするものです。

鳥取市立図書館は、100冊程度の図書(20冊程度の図書が入った本箱を5箱)を人権福祉センターに届け、希望分野を伺いながら、毎月図書を入れ替えます。人権福祉センターは、こども食堂の開所日に、本箱を1箱から数箱持参します。

また、鳥取市立図書館では、希望に基づいて、読書ボランティアによる「読み聞かせ」の仲介をするとしています。

公益社団法人日本芸能実演家団体協議会、豊島区(東京都)に図書約4,200冊を寄贈:久松保夫氏旧蔵書「木偶坊文庫」・中村歌右衛門氏旧蔵書「中村文庫」等

2018年7月6日、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)が、東京都の豊島区に芸団協が所蔵する図書約4,200冊を寄贈したことを豊島区が発表しています。

芸団協が、「舞台芸術・演劇文化」を中心に国際アート・カルチャー都市を推進している豊島区に、歴代の芸団協の会長や関係者がコレクションしてきた図書を寄贈したもので、久松保夫氏の旧蔵書である「木偶坊文庫」、歌舞伎俳優の中村歌右衛門氏の旧蔵書である「中村文庫」などが含まれます。

寄贈を受けた図書は、旧真和中学校への搬入作業が完了していて、今後、図書館職員を中心に資料状態の確認や目録資料との突合作業等が行われ、2019年度には区内図書館での閲覧・貸出や、区内劇場施設等での展示資料としての活用が予定されています。

野村萬氏に感謝状贈呈、図書約4,200冊を区に寄贈(豊島区,2018/7/6)
https://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/koho/hodo/h3007/1807091539.html

韓国国立中央図書館(NLK)、公共図書館における3年間の貸出しデータを用いて行なったビジネス関連図書の貸出に関する分析結果を発表

2018年7月26日、韓国国立中央図書館(NLK)が、公共図書館における3年間(2015年1月から2018年5月まで)の貸出しデータ2億6,000万件を用いて行った、ビジネス関連図書の貸出に関する分析結果を発表しました。

また、貸出数上位の図書のテーマは、職場の上司と部下間の意思疏通や関係、会社員としての素養、幸福で、同テーマは全年齢層にわたって人気がありました。貸出数上位200位のキーワードは職場内での意思疎通や関係、幸福等で、タイトルに「リーダー」「リーダシップ」が含まれる図書が43%含まれていました。

なお、貸出数上位5位の図書の中には曽野綾子氏の『人間の分際』(약간의 거리를 둔다)が含まれています。

E2045 - 北の読書環境シンポジウム<報告>

北海道や東日本大震災被災地において,読書環境整備の支援を進めている一般社団法人北海道ブックシェアリングは,今年で設立10年を迎える。社会課題の解決にあたるNPOとしては,10周年を迎える前に「ミッション・コンプリート(目的完了)して,サクっと解散」というのが望ましいが,そう簡単に解決しないのが「北海道の読書環境問題」である。それどころか状況は設立時より悪くなっている。それもすべて受け止め,「次の10年になにを成すべきか」を確認しようと,2018年6月24日に札幌市で「北の読書環境シンポジウム」を実施した。開催の狙いは「課題の明確化」と「解決に向けた人的・組織的ネットワークづくり」である。

E2044 - 公立図書館における地域資料サービスに関する報告書について

全国公共図書館協議会(以下「全公図」)は,2016年度・2017年度の2か年で,地域資料サービスについての調査研究に取り組んだ。全国の公立図書館における地域資料サービスの実態を把握・分析し,今後のサービスの一層の進展に資することを目的としたものである。先行調査である『地域資料に関する調査研究』(国立国会図書館2006年度調査;E738参照)の結果と比較して10年の変化を確認するとともに,デジタル化や電子行政資料等に焦点を当てた調査を行うこととした。

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