英国

Open Preservation Foundation(OPF)、2018年の事業を振り返るレポート“End of Year Highlights 2018”を発表

2018年12月18日、デジタル資料の長期保存を目指す非営利団体Open Preservation Foundation(OPF)が、2018年にOPFが行った事業を振り返るレポート“End of Year Highlights 2018”を発表しました。

事業に関する統計や、OPFが行った研修の概要、OPFのデジタル保存ツールに関するメンテナンス・開発の最新状況、現在携わっているプロジェクトの紹介等が掲載されています。

OPF End of Year Highlights Published(OPF, 2018/12/18)
http://openpreservation.org/news/opf-end-of-year-highlights-published/

英国図書館(BL)、ウェブアーカイブ“UK Web Archive”の新しいインターフェイスを公開

2018年12月20日、英国図書館(BL)が、ウェブアーカイブ“UK Web Archive”の新しいインターフェイスの公開を発表しました。

“Open UK Web Archive”(2005年に収集を開始。約1万5,000件のウェブサイトが閲覧可能)と“Legal Deposit Web Archive”(英国の納本図書館(BL・スコットランド国立図書館・ウェールズ国立図書館・オックスフォード大学ボドリアン図書館・ケンブリッジ大学図書館・トリニティカレッジダブリン)内でのみ閲覧可能)搭載コンテンツの一括検索への対応、特定のテーマやイベントに関するウェブサイトを集めた“Collections”ページの公開等が行なわれています。

2019年には、納本制度により収集したコレクションを追加する予定とのことです。

E2091 - あらゆる人が集う場所に:英・公共図書館建築の優良事例から

英国では,ユニバーサルデザインの考えが重視され,公共図書館(以下「図書館」)においても,「認知症にやさしい」「自閉症にやさしい」施設となるための職員向け研修の実施や,自閉症を抱える住民とその保護者等向けの図書館利用ガイドの作成(スコットランド),認知症を含めたメンタルヘルスの不調を抱える住民を対象とした読書療法の取組“Books on Prescription”への政府助成の開始(ウェールズ)等,数多くの施策が実施されている。

カタール国立図書館(QNL)、ブリティッシュ・カウンシル・カタールと覚書を締結

2018年12月16日、カタール国立図書館(QNL)は、ブリティッシュ・カウンシル・カタール(British Council Qatar)と覚書を締結したと発表しました。

会議・ワークショップ・研修・研究・文化活動の共同実施を強化することが目的です。

第5回Qatar British Festivalの一環として、QNLではブリティッシュ・カウンシル及び在カタール英国大使館と共同で26万個以上のレゴを使った33メートルの橋を作成し、2019年1月6日まで館内で展示しています。

英国公認会計士協会(CIPFA)、公共図書館に関する年次統計(2017/2018)を発表

2018年12月7日、英国公認会計士協会(CIPFA)が、公共図書館に関する年次統計(2017/2018)を発表しました。

前回統計(2016/2017)と比較して、主に次のような結果が指摘されています。

・経費が3,000万ポンド減
・職員数がFTE(フルタイム当量)で約700人減
・サービスポイント数が127か所減

また、職員数と図書館数は2010年から毎年減少していること、経費はこの4年間で12%縮減していることも指摘されています。

CIPFAのCEOであるRob Whiteman氏の発言が記事中で紹介されており、同氏は、図書館は「炭鉱のカナリア」のようなものであり地方政府で起こっているより大きな流れを反映している、と述べています。

英・Jiscと英・Eduserv財団が2019年1月1日付で合併

2018年12月11日、英・Jiscと英・Eduserv財団が2019年1月1日付で合併することを発表しました。

両者の業務の重複を避けて英国を世界的なデジタル先進国とすることを目的としたもので、また価格交渉時にその共同による購買力がより強い影響力を持つことになるだろうとしています。

合併後も、両者の職員とサービスはそのままで、ウェブサイト等も維持されますが、合併後の新しいものに関してはJiscのブランドの下にまとめられます。

Jisc and Eduserv to merge and form UK public sector tech powerhouse(Jisc,2018/12/11)
https://www.jisc.ac.uk/news/jisc-and-eduserv-to-merge-and-form-uk-public-sector-tech-powerhouse-11-dec-2018

E2085 - 第15回電子情報保存に関する国際会議(iPRES2018)<報告>

2018年9月24日から27日までの4日間にわたり,第15回電子情報保存に関する国際会議(iPRES2018;E1863ほか参照)が,米国マサチューセッツ州のハーバード大学ジョセフ・B・マーティン会議場で開催された。2004年に始まったiPRESは,電子情報の保存に係る政策や具体的な事例の紹介,国際的な取組からNPO団体のような比較的小さな組織の活動まで,様々なトピックを幅広く扱っている。

英・電子情報保存連合(DPC)、2018年の“Digital Preservation Awards”を発表

2018年11月29日、英・電子情報保存連合(DPC)が2018年の“Digital Preservation Awards”を発表しました。

同賞は2004年に創設されたもので、2018年は6つの賞が設けられており、デジタル保存に関するすぐれた取組や、デジタル保存の進展に多大な功績のあった個人に与えられます。

DPCは、デジタル保存に関する取組の社会における認知度向上のため、2017年11月30日を“International Digital Preservation Day”として様々なイベントを開催しました。2018年も同様に、11月29日を“World Digital Preservation Day”としており、今回の発表も同日に開かれたデジタル保存に関する国際会議において行われたものです。

各賞の概要と受賞者は次のとおりです。

○The Software Sustainability Institute (SSI) Award for Research and Innovation
すぐれた実用的研究や革新的取組に対して授与される賞であり、eメールアーカイブの運用サポートのためにスタンフォード大学図書館が開発したソフトウェア“ePADD”が受賞しました。

Library Publishing Coalition(LPC)、大学・研究図書館の出版活動に関するダイレクトリーの2019年版を公開

2018年11月29日、図書館による出版活動を進める大学図書館のイニシアティブ“Library Publishing Coalition”(LPC)が、大学・研究図書館の出版活動に関するダイレクトリー“Library Publishing Directory”の2019年版の公開を発表しました。

PDF版、EPUB版での公開のほか、掲載情報を検索できるオンラインデータベースも提供されています。

ダイレクトリーには、米国・カナダ・英国・オーストラリア・ドイツ・アイルランド・スウェーデン・ルーマニア・イタリア・カザフスタンの138の大学・研究図書館での出版活動について、各館ごとの担当部署、ウェブサイト、出版活動の概観、職員数、財源、OAのタイトル数、出版媒体、分野、査読誌の割合、APCが必要な学術雑誌の割合、出版プラットフォーム、デジタル保存戦略等がまとめられています。

ケンブリッジ大学図書館、デジタル保存ポリシーを公開

オックスフォード大学ボドリアン図書館とケンブリッジ大学図書館によるデジタル保存プロジェクト“Digital Preservation at Oxford and Cambridge”(DPOC)は、2018年11月26日付けのブログ記事において、ケンブリッジ大学図書館によるデジタル保存ポリシーの公開を紹介しています。

デジタル保存ポリシーの本文では、ポリシーの目的として、デジタル保存に対する同館のアプローチの概要を示すこと、同館のデジタルコンテンツ保存・管理に際し用いられる指針を定義することを挙げています。

また、このポリシーは、同館の別の戦略、フレームワークである“Cambridge University Libraries Strategy 2019 – 2023 ”(in draft)、“Digital Preservation Strategy 2019 – 2023” (in draft)、“Collection Development Policy Framework”とも連携したものであるとしています。

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