英国

国立国語研究所、「大英図書館蔵天草版『平家物語』『伊曽保物語』『金句集』画像」を公開

2019年3月1日、国立国語研究所は、「大英図書館蔵天草版『平家物語』『伊曽保物語』『金句集』画像」の公開を発表しました。

16世紀の日本を訪れたキリスト教宣教師の日本語学習向けに編纂された読本(リーダー)であり、ポルトガル語式のローマ字で書かれていることから、当時の日本語の発音を知るための研究資料として重要視されてきたものです。英国図書館(BL)以外での所蔵は知られておらず、天下の孤本であるとしています。

BLから提供されたカラー画像(JPEG形式)をパブリックドメインとして公開しているほか、より高画質の画像が必要な場合はBLのウェブサイトから有償で提供を受けることができるとあります。

平成30年度 (2018年度)のニュース一覧(国立国語研究所)
https://www.ninjal.ac.jp/newsyears/2018/
※2019年3月1日付けのニュースに「「大英図書館蔵天草版『平家物語』『伊曽保物語』『金句集』画像」を公開しました」とあります。

英国のArt UK、英国全土の彫刻分野のパブリックアート作品の電子化公開プロジェクトにおいて最初の1,000作品をオンラインで公開

2019年2月22日、英国のArt UKが、英国全土の公共彫刻作品をカタログ化するプロジェクト“Sculpture Project”において、最初の1,000作品をオンラインで公開したと発表しました。

Art UKは、英国のパブリックアート作品を世界に紹介するために、作品の撮影・デジタル化公開等を行なっている団体で、Sculpture Projectは、その多くが撮影・記録化されていない15万点と推計される彫刻分野のパブリックアート作品を、2020年までにArt UKのウェブサイトで公開することを目指す3年間のプロジェクトです。

@artukdotorg(Twitter,2019/2/22)
https://twitter.com/artukdotorg/status/1098846602481983489

Sculpture Project(Art UK)
https://artuk.org/about/projects

【イベント】デジタルアーカイブ産学官フォーラム(2/27・東京)

2019年2月27日、日比谷図書文化館(東京都千代田区)においてデジタルアーカイブ産学官フォーラムが開催されます。

フォーラムでは、ジャパンサーチ(試験版)のお披露目や、大英博物館「北斎研究プロジェクト」の発表などが行われます。

参加無料であり、定員は200名(要申込・先着順)です。主なプログラムは以下の通りです。

〇ジャパンサーチの説明
・国の取り組みについて
知的財産戦略推進事務局

・デモンストレーション
国立国会図書館

〇海外の事例紹介
・大英博物館北斎プロジェクトと立命館大学アート・リサーチセンターの共同研究について 大英博物館 ティム・クラーク氏

・立命館大学アート・リサーチセンターの国際的なデジタル・アーカイブ活動について(仮)立命館大学 李 増先 氏

・大英博物館北斎プロジェクト・リサーチスペースの取り組み
大英博物館 ステファニー・サンチ 氏

〇国内の事例紹介
・プレゼンテーション
クロブルエ 片渕須直 監督

・プレゼンテーション
東京大学 渡邉英徳 教授

〇パネルディスカッション

米国国立医学図書館(NLM)とウェルカム・トラストによる生物医学分野の雑誌のバックナンバー電子化事業が完了

2019年2月12日、米国国立医学図書館(NLM)は、英国のウェルカム・トラストと提携して実施してきた生物医学分野の雑誌のバックナンバー電子化事業が完了したと発表しています。

電子化された記事はPubMed Central及びEurope PMCから無料公開されており、テキストマイニング・再利用も可能です。

NLM and Wellcome Complete Partnership to Provide Free Access to Hundreds of Years of Medical Research(NLM,2019/2/12)
https://www.nlm.nih.gov/news/NLM_and_Wellcome_Complete_Partnership.html

【イベント】2018年度第5回千葉大学アカデミック・リンク/ALPSセミナー「高等教育における著作物の利用促進とそれを支援する体制」(3/18・千葉)

2019年3月18日、千葉大学アカデミック・リンク・センターにおいて、2018年度第5回千葉大学アカデミック・リンク/ALPSセミナー「高等教育における著作物の利用促進とそれを支援する体制」が開催されます。

2018年度の著作権法改正にともなう授業目的公衆送信補償金制度のもとで、どのような形で、ICT を活用した授業における著作物の利用が実現するのかを広く高等教育関係者と共有することを目的に、「著作物の教育利用に関する関係者フォーラム(総合フォーラム・専門フォーラム)」の共同座長で千葉大学アカデミック・リンク・センター長/附属図書館長の竹内比呂也氏が「高等教育における著作物の利用促進とそのための環境整備」と題して報告を行います。

また、補償金制度が導入されている英国の事例について、横浜市立大学学術情報センターの海浦浩子氏が「英国の大学図書館における著作物の教育利用と支援」と題して報告を行います。

参加には申し込みが必要です。

英国図書館(BL)、スタンホープ社及び英国三井不動産による合弁企業SMBL Developmentsと、セントパンクラス館北側の開発プロジェクトに関する契約を締結

2019年2月13日、英国図書館(BL)が、スタンホープ社及び英国三井不動産による合弁企業SMBL Developmentsと、セントパンクラス館北側の2.8エーカーの拡張工事に関する契約を締結したと発表しました。

同開発では2014年に創設された学術機関や文化機関等によるパートナーシップ“Knowledge Quarter”の中心地を求める団体・企業のための商業地区の構築や、BLの学習・ビジネス・展示スペースのための最新施設、新しい北入口、データ科学と人工知能を研究する国立アラン・チューリング研究所の新本部の建設などの開発が行われます。

また、教育慈善団体Global Generationとも連携し、2019年春には、新施設の開業までの間、コミュニティガーデンとして“Story Garden”が開設されます。

英国図書館(BL)と提携したビジネス・知財センター(Business&IP Centre)がケンブリッジ中央図書館・ピーターバラ中央図書館に開設

2019年2月1日、英国・ケンブリッジシャーのケンブリッジ中央図書館の3階に、英国図書館(BL)と提携したビジネス・知財センター(Business&IP Centre)が開設されました。

また、2月13日には、ピーターバラのピーターバラ中央図書館にもビジネス・知財センター(Business&IP Centre)が設置されました。

ケンブリッジシャーの32の図書館・移動図書館や、ピーターバラの10の図書館も、利用者が両館のビジネス・知財センターからの支援を受けるための接点として機能すると紹介されています。

Plan Sへの反応や関連ニュース等をまとめたリンク集公開

2019年2月10日、ケンブリッジ大学Office of Scholarly Communicationのブログ”Unlocking Research”において、Plan Sに関連するニュースやPlan Sへの反応等をまとめたリンク集” Plan S – links, commentary and news items”が公開されました。

このリンク集ではcOAlition Sによる公式発表等に加え、Plan Sに対する多様な反応へのリンクがまとめられています。随時更新を続けるとのことで、加えるべきものがあれば指摘してほしい旨がリンク集の冒頭で述べられています。

また、そのほかにPlan S関連の情報をまとめて入手する方法として、ソーシャルタギングでオープンアクセスに関するニュースを集約する試み“OATP”でタグ“oa.plan_s”を閲覧すること等が紹介されています。

英国図書館(BL)、職員の男女間賃金格差についてのレポートを発表

2019年1月17日、英国図書館(BL)は、同館職員の男女間賃金格差についての最新のレポートを発表しました。

2010年平等法に関する2017年男女間賃金格差情報規則(Equality Act 2010 (Gender Pay Gap Information) Regulations 2017)によって、250人以上の雇用者を有する事業主に報告が義務付けられているものであり、2018年1月に続いて2回目の報告となります。

暫定の全国平均賃金格差は17.1%である一方で同館では現状3.89%であり、2018年のレポートの数値である6.22%よりも減少しているとあります。また、同館では2023年までの格差解消を目指すとしています。

British Library publishes latest Gender Pay Gap information(BL, 2019/1/17)
https://www.bl.uk/press-releases/2019/january/gender-pay-gap-published

英・Open Research Data Taskforce(ORDTF)、同国の研究データの公開の現状や提言をまとめた最終報告書をウェブサイトで公開

2019年2月4日、英・Open Research Data Taskforce(ORDTF)による最終報告書“Realising the potential: final report of the Open Research Data Task Force”がウェブサイトで公開されました。

UK Open Access Coordination Groupの議長ティケル(Adam Tickell)教授の助言を受け、2016年にジョンソン(Jo Johnson)大学・科学担当大臣により設立されたORDTFによる報告書で、英国における研究データ公開の現状を概観するとともに、研究データの公開に関する助言を行っています。

Open Research Data Task Force: final report (GOV.UK,2019/2/4)
https://www.gov.uk/government/publications/open-research-data-task-force-final-report

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