英国

ケンブリッジ大学出版局(CUP)、新学術プラットフォームCambridge Coreを提供開始

2016年9月12日、ケンブリッジ大学出版局(CUP)は、新たな学術プラットフォームCambridge Coreを提供開始したと発表しました。

CUPの主要なプラットフォームであるCambridge Journals Online と Cambridge Books Onlineは、Cambridge Coreに置き換えられることになります。また、Cambridge Histories Online、Cambridge Companions Online、Shakespeare Survey Online、OUPと連携している大学出版局のコンテンツも、新しいプラットフォームから利用出来ます。

Cambridge University Press launches Cambridge Core(CUP、2016/9/12)
http://www.cambridge.org/about-us/media/press-releases/cambridge-university-press-launches-cambridge-core/

Cambridge Core
https://www.cambridge.org/core

参考:
ケンブリッジ大学出版局(CUP)がCLOCKSSと連携
Posted 2015年10月9日

スコットランド国立図書館の施設がケルビンホール内にオープン

2016年9月14日、スコットランド国立図書館(NLS)は、グラスゴーにあるケルビンホール内に、動画アーカイブなどのデジタル資料にアクセスできるコンピューターなどを備えるリサーチゾーン、スコットランドの歴史に関する資料を展示するディスカバリースペースなどを有する施設をオープンしました。

Kelvin Hall - a new chapter in National Library story(NLS, 2016/9/14)
http://www.nls.uk/news/archive/2016/09/kelvin-hall-opens

National Library opens in Glasgow(NLS, 2016/9/14)
http://www.nls.uk/news/press/2016/09/library-opens-at-kelvin-hall

National Library of Scotland at Kelvin Hall(Kelvin Hall)
http://kelvinhall.org.uk/national-library-of-scotland/

National Library of Scotland finds new home at Kelvin Hall(STV news)

英・サフォーク図書館、若者の精神的安定を支援する“Shelf Help”プロジェクトの利用促進を目的に、レゴブロックによるストップモーション・アニメを作成

英国サフォーク州のサフォーク図書館が、“Shelf Help”プロジェクトの利用促進を目的に、レゴブロックによるストップモーション・アニメを作成しました。

“Shelf Help”(Reading Well)プロジェクトは、若者(13歳から18歳)のメンタルヘルスや精神的安定を支援することを目的に、自己啓発や心理教育に関する本、回顧録、グラフィックノベル、フィクションなどの推薦図書リストを公共図書館で提供する英国読書協会(Reading Agency)による取組で、同館でも図書の展示やリーフレットの作成を通じて、同事業に取組んできました。

ソーシャルメディアを使って若者に情報を届けたいと考えた同館では、経験的に、短くて、楽しく、魅力的である必要があると考え、レゴブロックによるストップモーション・アニメを作成することになったとのことです。

同館のイプスウィッチ図書館の“Business and Innovation Hub”で製作したアニメは、試験でストレスを感じている主人公が、友人にそのような時にどうすればよいかを尋ねたところ、地元の図書館の“Shelf Help”が役に立つとアドバイスを受けて図書館を訪問し、図書館員のアドバイスを受けて読書をしたことによりストレスを解消できたという内容になっています。

王立英国建築家協会スターリング賞の最終候補に選ばれた英・オックスフォード大学ボドリアン図書館のWeston Library(記事紹介)

修繕・改築され、2015年3月に再開館した、オックスフォード大学ボドリアン図書館のWeston Libraryが、2016年の王立英国建築家協会(RIBA)スターリング賞の最終候補に選ばれたのを受けて、改築プロジェクトの責任者Toby Kirtley氏が英国図書館情報専門家協会(CILIP)のブログで同館の改修の過程を紹介しています。

書籍の移動、記録資料の保管と展示に関する英国規格BS5454を満たした書庫の設置、GradeⅡに認定されている建物の歴史的特徴を活かした図書館の現代化、閲覧室の改修、展示室の設置などの改築の工程が説明されているほか、工事の過程で、1930年代の煙草の箱、飴の包装紙、ジョージ6世の切手、赤十字の“Prisoners of War Educational Books Section”がBlackwellから購入した書籍の領収書が発見されアーカイブ化されたことが紹介されています。

スターリング賞の受賞者は2016年10月6日に発表されます。

Designing libraries: how the Bodleian’s Weston Library was transformed Weston library(CILIP,2016/9/12)

文化庁、米、英、豪、仏、独、韓、中7か国を対象に調査した「海外における著作権制度及び関連政策動向等に関する調査研究報告書」を公開

文化庁は、平成27年度文化庁調査研究事業として、シティユーワ法律事務所による「海外における著作権制度及び関連政策動向等に関する調査研究報告書」を文化庁のウェブサイトで公開しています。

海外における著作権制度及び関連する政策動向等に関する情報を収集することを目的として、近年の著作権法改正の概要、現在の著作権法改正に向けた検討状況、著作権等の集中管理制度の概要、著作権等の集中管理制度の近年の変革・現在の検討状況、著作権法分野における近年の主要裁判例について米国、英国、オーストラリア、フランス、ドイツ、韓国、中国を対象に調査を行ったものです。

調査は、各国の法律事務所に調査項目を提示して行われ、報告書は各国の法律事務所から調査結果の報告を受け、それらを翻訳してまとめられています。

海外における著作権制度及び関連政策動向等に関する調査研究報告書(平成28年3月付)
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/chosakuken/pdf/h28_kaigai_hokokusho.pdf

著作権各種報告(懇談会・検討会議・調査研究)(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/chosakuken/

関連:

読書関連団体BooktrustとEgmont社、消費者の読書習慣を理解するため、共同研究を実施(英国)

2016年9月6日、英国の読書関連団体Booktrustは出版社・Egmontと連携し、消費者の読書習慣を理解するための共同研究を実施すると発表しています。

研究期間は2017年末までです。

BookTrust joins forces with Egmont(Booktrust,2016/9/6)
http://www.booktrust.org.uk/news-and-blogs/news/1426

参考:
子どもの読書には電子書籍より冊子体 英国の読書関連団体Booktrustによる子どもの読書に関する保護者の認識調査
Posted 2016年2月19日
http://current.ndl.go.jp/node/30787

児童・生徒の読書を推進するための7つのコツ(英国)

2016年9月6日付けの英国図書館情報専門家協会(CILIP)のブログで、ロンドンのArk Burlington Danes Academyの学校司書クローリー(Joel Crowley)氏が、児童・生徒の読書を推進するために自身が行なっている7つのコツを紹介しています。また、ブログの読者に対して、自身のコツをコメント欄に記入して情報を共有することを呼びかけています。

クローリー氏のコツは以下の通りです。

1.自身の読書に関する熱意を児童・生徒と共有する(Share your enthusiasm)。
2.児童・生徒の家族を巻き込む(Get the community involved (outside school))
3.学校全体で取り組む(Get the community involved (inside school))
4.読書好きの児童・生徒から友人への口コミ(Get students to spread the word)
5.読書習慣を身につけさせる(Help students to take ownership)
6.ブックトーク(Sell the story)
7.読書習慣が身についていない新入生に向き合うのを恐れない(Do not be afraid (to start at the very beginning) )

国立西洋美術館、英・テート美術館付属アーカイヴ閲覧室で、ロンドンで焼失した松方コレクション作品に関する文書を発見したと発表

2016年9月5日、国立西洋美術館は、2016年2月に、英国・ロンドンのテート美術館付属アーカイヴ閲覧室で、ロンドンで焼失した松方コレクション作品に関する文書を発見したと発表しています。

発見されたのは「パンテクニカン倉庫保管絵画等リスト。松方幸次郎氏資産」と題された文書で、実業家・松方幸次郎(1865-1950年)が20世紀初頭にヨーロッパで収集した約1万点を超えるといわれる膨大な美術品コレクションのうち、パンテクニカン倉庫で保管され、1939年10月の火災で焼失した「イギリス残留作品群」系統の作品全件の作家名・作品名・評価額を一覧にしたものです。

同館では本文書に掲載された作品の同定調査を進めており、その研究成果を2017年から2018年にかけての刊行を目指している『松方コレクション西洋美術総目録(仮称)』に反映させるほか、2019年に開催を計画している国立西洋美術館開館60周年を記念した松方コレクションに関する展覧会で、この研究成果を活用する予定とのことです。

ロンドンで焼失した松方コレクション作品に関する文書の発見について(国立西洋美術館,2016/9/5)
http://www.nmwa.go.jp/jp/information/whats-new.html#news20160905

Google特許検索に、日本を含め世界11か国の特許関連資料が追加

2016年8月30日、Googleは、Google特許検索に、世界11か国からの4,100万を超える特許に関する資料を追加したと発表しています。

今回検索対象となったのは、日本、韓国、英国、スペイン、フランス、ベルギー、ロシア、オランダ、フィンランド、デンマーク、ルクセンブルクの特許及び特許出願書類です。

今回の追加により、世界の17の特許当局からの8,700万を超える特許関連資料を利用できるようになりました。

11 New Countries Available in Google Patents (Gogle Public Policy Blog,2016/8/30)
https://publicpolicy.googleblog.com/2016/08/11-new-countries-available-in-google.html

Google 特許検索
https://patents.google.com/

参考:
Google、米国の特許検索“Google Patents Search”を開始
Posted 2006年12月15日
http://current.ndl.go.jp/node/5075

Google特許検索に中国、ドイツ、カナダ、世界知的所有権機関(WIPO)の特許関連資料が追加

認知症患者の記憶を呼び起こす英BBCのアーカイブ“RemArc(Reminiscence Archive)”

英BBCの2016年6月1日付けの記事で、BBCのアーカイブ“RemArc(Reminiscence Archive)”が、大学の研究者の助言のもと、認知症患者の記憶を呼び起こすのに役立っていることが報じられています。

このアーカイブは、BBCの所蔵資料をトリガーとして認知症患者の記憶を呼び起こすよう設計されています。1940年から1980年までの写真、音楽、オーラルヒストリー、映画など1,500点以上が収録されています。

BBCは関連ソフトをオープンソース化しており、世界中のアーカイブズや博物館が自館の資料を利用して類似のサービスを提供することができるようになっています。

BBC archive aid to trigger dementia patients' memories(BBC, 2016/6/1)
http://www.bbc.com/news/uk-scotland-tayside-central-36424943

RemArc(BBC)
http://www.bbc.co.uk/taster/projects/remarc

参考:
E1669 - 高齢社会における図書館について考えるシンポジウム<報告>
カレントアウェアネス-E No.280 2015.04.23

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