英国

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、デジタル研究と研究図書館の役割に関する報告書“Digital scholarship and the role of the research library”を公開

2019年7月1日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が、報告書“Digital scholarship and the role of the research library”を公開しました。

この報告書は2019年1月から4月にかけて、RLUKが加盟館に行ったDigital scholarship(デジタル研究)に関する調査で得られた知見を示したものです。

英・Jisc、文化遺産に関する分野横断合同会議“Discovering Collections, Discovering Communities(DCDC)”の主催メンバーに加わる

2019年6月24日、英国国立公文書館(TNA)と英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、英国のJiscが新たに文化遺産に関する分野横断合同会議“Discovering Collections, Discovering Communities(DCDC)”の主催メンバーに参加したことを発表しました。

DCDCは英国最大の文化遺産に関する分野横断合同会議で、英国・欧州はじめ各国から毎年400人以上のアーキビスト、図書館員、研究者等が参加して、コレクションの影響力からデジタル変換まで文化遺産に関わる様々の問題が検討されます。

今年度の会議DCDC19はTNA、RLUK、Jiscの主催により“Navigating the digital shift: practices and possibilities”をテーマとして、2019年11月12日から11月14日までバーミンガムで開催され、DCDCのウェブサイトで参加登録の受付が開始されています。

英国国立公文書館(TNA)、EUR-Lexから英国関連の文書とデータを抜き出して保存する“EU Exit Web Archive”を公開

2019年7月3日、英国国立公文書館(TNA)が、“EU Exit Web Archive”の公開を発表しています。

EU離脱準備における法的確実性と調査の支援を目的としており、同日付でEU離脱担当政務次官が議会に提出した声明文書によると、“EU Exit Web Archive”は、EU法の公式情報源であるEUR-Lexから英国関連の文書とデータを引き出したものです。離脱の日まで更新が行われ、離脱後は、EU離脱についての関連するEU文書の永久的な歴史的記録としての機能を果たすと説明されています。

また、国民が、EU離脱後にも適用される法を探すことができるように、TNAの法令検索・閲覧ウェブサイト“legislation.gov.uk”に関連するEU法を追加したこともあわせて発表されています。

@UkNatArchives(Twitter,2019/7/3)
https://twitter.com/UkNatArchives/status/1146423729406263296

Ex Libris、研究者が直面する課題と研究担当部署・図書館による支援の水準に関する調査結果をまとめたペーパーを公開

2019年6月13日、ProQuest社傘下の事業部門Ex Librisは、研究者が直面する課題と研究担当部署・図書館による支援の水準に関する調査結果をまとめたペーパー“Supporting Academic Research : Understanding the Challenges”の公開を発表しました。

調査はEx Librisの委託を受けたAlterline社によって、米国、英国、オーストラリアの研究者300人への質問紙調査と研究担当部署の上席スタッフ9人へのインタビューとして行われ、公開されたペーパーは調査から得られた知見をまとめたものになっています。

ペーパーは調査から得られた主な知見として以下のような点を挙げています。

英国図書館(BL)、研究プロジェクトの報告書“British Library Research Report”の2017-2018年版を公開

2019年5月20日、英国図書館(BL)が、研究プロジェクトの報告書“British Library Research Report”の2017-2018年版を公開していました。昨年9月に刊行された2016-2017年版に続く2回目の刊行であり、今回の2017年10月から2018年9月末までが報告対象期間になっています。

報告書では、博士課程の学生による研究、国際フェローシッププログラム、展示会や学習リソースに関する研究プロジェクト、資料保全やデジタル保存などの最先端の図書館活動を支える実践主導型研究といった同館が関わる研究プロジェクトのほか、他機関との協力状況、研究成果の広報活動等の概要が紹介されています。

また、2018年10月から2019年2月19日までの同館で開催された展示会“Anglo-Saxon Kingdoms:Art, Word, War”に関する研究プロジェクトと、2018年1月に開始された新しいプロジェクト“The Business of Women’s Words:Purpose and Profit in Feminist Publishing”のケーススタディも掲載されています。

英国下院図書館、イングランドの公共図書館に関するブリーフィングペーパーを公表

2019年6月20日、英国下院図書館(House of Commons Library)が、ブリーフィングペーパー“Public libraries in England”を公開しました。

公共図書館・博物館法において、地方政府が、包括的で効率的な図書館サービスを提供することになっているイングランドとウェールズのうち、イングランドの図書館サービス、デジタル・文化・メディア・スポーツ大臣の役割、Libraries Taskforceの業務を概観したものです。

同法では、「包括的で効率的な図書館サービス」が定義されておらず、地域のニーズに応じて地方政府の責任で提供方法が決定されます。地方政府が上記の義務を履行していないと懸念される場合、大臣が調査を命じることができるとされていますが、2009年以降発生していません。

しかし、今後の図書館サービスへの懸念は継続しており、英国図書館情報専門家協会(CILIP)により、図書館サービスの質という法に基づく住民の権利への認識と理解促すキャンペーン“My Library By Right”が行われています。

Internet Archive(IA)、欧州の少数言語の機械翻訳進展のため、英・エジンバラ大学にウェブアーカイブの一部を提供

2019年6月19日、Internet Archive(IA)が、特にリソースが不足している言語の機械翻訳を進展させるためのオープンデータとツール構築のため、英国のエジンバラ大学にウェブアーカイブの一部を提供すると発表しています。

エジンバラ大学は、EUのインフラプロジェクトを支援する「コネクティング・ヨーロッパ・ファシリティ」からの助成を受け、他の大学と共同で、29の言語を対象として、ウェブから翻訳されたテキストをマイニングするプロジェクト“ParaCrawl”を行っています。

今回、IAが収集したウェブアーカイブを“ParaCrawl”プロジェクトに追加することで、マイニング対象となるアーカイブデータが増えることになります。IAでは、アイスランド語・クロアチア語・ノルウェー語・アイルランド語といった翻訳されたテキストが少ない言語を、内部的な分類ツールを用いてIAの通常のウェブアーカイブの中から抽出します。

IFLA Journal、2019年6月号が発行

2019年6月13日、国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の45巻2号(2019年6月)が公開されました。

ギリシャの図書館情報学のあらゆる側面での変化の始まりを意味するマイルストーンの概観、SDGsへのナイジェリアの農村住民の関与のためのオーダーメイドの情報リテラシーの提供の効果、議会図書館の図書館評価基準、新しい実践と専門職認識、バングラデシュの大学図書館におけるオープンソースの統合図書館システムの導入要因、新興国における大学生の情報探索行動、バングラデシュの中等学校の図書館及び図書館員の地位、に関する論考が掲載されています。

Out Now: June 2019 issue of IFLA Journal(IFLA,2019/6/13)
https://www.ifla.org/node/92223

イングランド芸術評議会(ACE)・英国国立公文書館(TNA)、国・地方の計画の現状や公的貢献制度に関するガイドを公表:近隣地区計画内に図書館・アーカイブズが含まれるようにすることが目的

2019年6月13日、イングランド芸術評議会(ACE)と英国国立公文書館(TNA)が、ガイダンス“Championing archives and libraries within local planning”を公表しました。

図書館やアーカイブズの専門家が、国や地方の計画の現状や、開発者による公的貢献制度への意識を高めることで、地方政府の近隣地区計画内に図書館やアーカイブズが含まれるようにインフラ開発の評議会全体において計画者等との議論をまとめることができるようにすることが目的です。

New planning guidance for archives and libraries (TNA,2019/6/13)
http://www.nationalarchives.gov.uk/about/news/new-planning-guidance-for-archives-and-libraries/

剽窃判別ソフトTurnitin、英国の機関リポジトリアグリゲーターCOREとの連携を発表:テキストの類似性をチェック

2019年5月31日、剽窃判別ソフトTurnitinは、英国の機関リポジトリアグリゲーターCOREとの連携を発表しています。

COREのFastSyncサービスを用いて、TurnitinのウェブクローラーがCOREのオープンアクセス(OA)のコンテンツとメタデータを検索し、テキストの類似性のチェックを行います。

PressTurnitin Partners with CORE, the World’s Leading Aggregator of Open Access Research Articles(Turnitin,2019/5/31)
https://www.turnitin.com/press/turnitin-partners-with-core

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