アドヴォカシー

米・公共図書館協会(PLA)、子どもの学習と成長を家族・教育者・地域社会で共に支援する“family engagement”の認知度を図書館を通じて向上させるためのツールキットを公開

2018年7月23日、米国図書館協会(ALA)の公共図書館協会(PLA)が、ALAのLibraries Transformキャンペーンと連携し、子どもの学習と成長を家族・教育者・地域社会で共に支援する“family engagement”の認知度を図書館を通じて向上させることを目的に設計された無料のツールキットを公開しました。

図書館によるマーケティング・資金調達・地域連携・アドヴォカシー活動を補完するものとして利用でき、“family engagement”のアドヴォカシー活動のための戦略・戦術を提供しているとしています。

PLAがALAのLibraries Transformキャンペーンと連携して作成したツールキットは、2017年の健康リテラシーに関するものに続いて2番目となります。

ツールキットを利用するには、Libraries Transformのウェブサイトに登録する必要があります。

北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第359号を公開:図書館開発(Library Development)がテーマ

2018年7月11日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書シリーズ“SPEC Kit”第359号を刊行しました。

会員館における図書館開発(Library Development)事業に関する組織・資源(人的・財政的等)・活動等の情報を集約したものです。

多くの研究図書館で、現在、もしくは、まもなく、資金調達活動・古い建物の改修・新築等が実施されることから行われた調査です。

景気後退前後の比較を可能とするため、2006年に実施した類似調査の調査項目は維持するとともに、今回の調査では、近年の傾向を把握するため、フレンドレイジング(関係団体・関係者との関係構築)、図書館の価値を強化する利害関係者とのコミュニケーション、それらコミュニケーション活動において行なわれる説明方法についての項目が含められています。また、資金調達における諮問委員会の役割についても調査されています。

E2038 - 図書館への資金拠出に関して有権者の支持を得るには(米国)

2018年3月,公共図書館(以下「図書館」)への資金拠出を活発化させるため,誰に,どのように働きかけることが有効かという問題意識のもと,米・公共図書館協会(PLA)・米国図書館協会(ALA)・OCLCが共同で実施した調査の報告書“From Awareness to Funding: Voter Perceptions and Support of Public Libraries in 2018”が公開された。OCLCが2008年度に行った調査(E818参照)のその後の変化を把握し,今の時代に即したアドヴォカシー活動を提案することが目的である。

滋賀県立図書館、『しってる!?わたしたちの図書館』(pdf版)をウェブサイトで公開

2018年4月12日、滋賀県立図書館が、滋賀県公共図書館協議会が2018年3月に刊行した『しってる!?わたしたちの図書館』のpdf版を同館ウェブサイトで公開しました。

文字や漫画等を用いて、図書館の利用方法・図書館の存在意義の説明や、県内の公立図書館の紹介等がなされています。

冊子版は、県内の市町立図書館・県立図書館等で閲覧できます。

国際図書館連盟(IFLA)、図書館の諸活動がコミュニティや住民の生活に与える好影響に関して説得力のある話を可能とするためのマニュアルを公開:持続可能な開発目標(SDGs)への貢献事例収集促進のため

2018年4月10日、国際図書館連盟(IFLA)が、マニュアル“Libraries and the Sustainable Development Goals: A Storytelling Manual”を公開しました。

同マニュアルは、図書館員や図書館の支援者が、図書館の活動・事業・プログラムが、コミュニティや住民の生活に与える好影響に関して説得力のある話ができるようになるために設計されており、IFLAが“Library Map of the World”で公表予定の、国連(UN)の持続可能な開発目標(SDGs)達成への図書館の貢献を示す事例の提出を促すことを目的としています。

Tell us your story: IFLA’s “Libraries and the Sustainable Development Goals: A Storytelling Manual” is now published(IFLA,2018/4/10)
https://www.ifla.org/node/36272

米国でオープン・テキストブックに関する500万ドルの助成プログラム実施へ

2018年3月23日に成立した米国歳出法の中に、オープン・テキストブックに関する500万ドルの助成プログラムへの支出が盛り込まれていたことを、米SPARCが紹介しています。この助成プログラムは米国議会が初めて承認したオープン教育資源(OER)への大規模支出であるとのことです。

同プログラムはSPARCや連携機関の草の根の働きかけにより実現したものとのことです。500万ドルは米国の高等教育機関に対する、競争的助成金として、米国教育省により管理されます。この助成により作成されたオープン・テキストブックは、オープンなライセンスを付与し、誰もが無料で、自由にアクセス・利用し、新たなコンテンツ作成のために活用することができるようになるとのことです。

Congress Funds $5 Million Open Textbook Grant Program in 2018 Spending Bill(SPARC、2018/3/20付け。2018/3/23に大統領が歳出法に署名・成立したことを受け更新)
https://sparcopen.org/news/2018/open-textbooks-fy18/

米国で歳出法案成立 IMLSの2018年度予算は増額、研究予算も増額

2018年3月23日、米国で2018年度の歳出法案が成立しました。歳出額は1.3兆円で、博物館・図書館サービス機構(IMLS)をはじめ、図書館や研究関連の予算が2017年度より増額されました。

IMLSについてはトランプ政権により、段階的廃止に向けた予算教書が発表され、図書館関係機関等の反発を招いていましたが、今回成立した歳出法案では2017年度に比べて900万ドル増額した、2億4千万ドルが計上されたとのことです。州への助成金など複数の事業について予算が増額され、そのほかの事業についても2017年度と同水準を維持しています。ALAのJim Neal会長もこの歳出法案を歓迎するコメントを発表するとともに、本件の教訓として、図書館が声をあげれば、意思決定者は耳を貸すのだとして、2017年度来の米国の図書館関係者の働きかけが実を結んだこと、アドヴォカシーの重要性を述べています。

また、NIH、NSFなどの他の研究関連予算についても2017年度より増額しており、研究関連予算額の増加幅としては過去10年で最大であると報じられています。

公共図書館協会(PLA)・米国図書館協会(ALA)・OCLC、公共図書館や公共図書館の資金調達等に関する有権者の認識等を調査した共同調査報告書を公開

2018年3月21日、米・公共図書館協会(PLA)が、米国図書館協会(ALA)図書館アドヴォカシー部及びOCLCと連携して実施した共同調査の報告書“From Awareness to Funding: Voter Perceptions and Support of Public Libraries in 2018”を公開しました。

OCLCが公共図書館・図書館員・図書館の資金調達に関する有権者の認識・利用状況・態度を調査した2008年の報告書を更新することを目的に行ったもので、比較可能とするため同じ質問と分析が行なわれています。

主な知見として以下の事例を挙げています。

・米国の有権者の多くは公共図書館をコミュニティに必要不可欠なもので、市民の誇りの源と考えている。

・有権者は依然として書籍の無料利用や静かな空間といった伝統的な図書館サービスを高く評価しているが、コミュニティのハブとしての価値への評価を高めている。

・図書館が提供しているサービスと一般的な図書館認識やそれらのサービスのために行われる支援には引き続き断絶がある。

・有権者の多くが図書館への財政支援を支持するが、10年前と比べて明確に支持する人は少なくなっている。

国際図書館連盟(IFLA)、“Library Map of the World”の2018年度の更新計画を発表し、協力を呼びかけ

2018年3月14日、国際図書館連盟(IFLA)が、“Library Map of the World”の2018年度の更新計画3点を発表し、協力を呼びかけています。

1つ目は、図書館に関する統計データの最新版への更新で、既登録国・未登録国を含め、まもなく最新データの提出が呼びかけられます。

2つ目は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に関する図書館の活動やその活動のコミュニティや人々の生活への貢献に関する事例の共有・発信で、まもなく、作成のためのマニュアル“SDG Storytelling Manual”と事例提出のためのウェブページが公開されます。IFLAのInternational Advocacy Programme(IAP)参加国を含め全ての図書館・図書館支援者からの提出が呼びかけられています。

3つ目は、2018年8月にマレーシア・クアラルンプールで開催される世界図書館情報会議・国際図書館連盟年次大会にあわせての、“Library Map of the World”内での各国ページの開設です。2018年6月末を暫定的な締切として、既登録国・未登録国に対して、同ページでの掲載情報(図書館界の概要、図書館に関する法律、図書館情報学教育など)の提出が呼びかけられます。

国際図書館連盟(IFLA)、国連・持続可能な開発目標11「住み続けられるまちづくりを」に関するポジションペーパーを公開

2018年2月28日、国際図書館連盟(IFLA)が、国連の持続可能な開発目標11「住み続けられるまちづくりを」(Sustainable Cities and Communities)に関するポジションペーパーを公開しました。

同ペーパーでは、情報への有意義なアクセスに関して4つの要素(身体的つながり、社会的文化的規範、スキル、法的枠組み)を設定しているほか、異なる者同士がつどい変化を促進できる公共・コミュニティー空間としての図書館や、社会の中で自身の場所を確保することを支援する図書館の重要性を強調しています。

IFLAでは、2018年を、全ての人に情報への有意義なアクセスを促進することで、目標11を達成した社会において図書館がいかに原動力となったかについて知らせることを目標としており、著名なNGOと協働して活動することにしています。

Sustainable, Resilient Communities: IFLA Submits Views for SDG 11 Position Paper(IFLA,2018/2/28)
https://www.ifla.org/node/29006

ページ