利用者サービス

英国の公共図書館における日本のマンガ

英国の図書館情報専門家協会(CILIP)が発行する雑誌“Public Library Journal”の最新号に、英国の公共図書館の蔵書構築に日本のマンガを加えること、図書館でマンガに関連するイベントを企画すること等について考察した記事が掲載されています。図書館でのマンガ関連イベントの様子を撮影した写真が掲載されており、参加者がコスプレなどを楽しむ様子が伝わってきます。

Imrie, Matthew. Public Library Journal. Spring 2009, Vol. 24 No.1.
http://www.cilip.org.uk/specialinterestgroups/bysubject/plj/24/24-1/plj24-1-imrie.htm

パスポート交付サービス、図書館の財政難を救う(米国)

米国フロリダ州のFlagler郡図書館では、パスポートの交付サービスを行っています。2008年11月から始まったこの取組により、館内の設備の修復などが実現しました。最初の会計年度には2万ドルの収益が上がり、今会計年度では4万ドルの収益が見込まれています。人気の秘密の1つは、土曜日でもパスポートの交付申請ができることにあるそうです。この取組は、米国図書館協会(ALA)が優れた資金調達プログラムを実施している図書館に贈っている賞“Gale Cengage Learning Financial Development Award”も受賞しました。

Unlikely source of revenue allows library staff to add improvements
- news-journalonline.com 2009/7/18付けの記事
http://www.news-journalonline.com/NewsJournalOnline/News/Neighbors/NewsTribune/flaNT02071809.htm

LIBRARY ACCEPTS PASSPORT APPLICATIONS
http://www.flaglerlibrary.org/events/passports/passports.htm

E943 - 携帯電話向け図書館サービスのニーズ調査(英)

英国のケンブリッジ大学図書館では,Arcadiaファンドの資金提供のもと,デジタル時代の研究図書館の役割について探求するArcadiaプログラ ムが進行中である。この一環として,携帯電話や携帯情報端末によって移動しながらでも利用できる図書館サービス“m-libraries”の可能性を探る ことを目的に,ケンブリッジ大学及びオープン大学(Open University;遠隔教育を中心とする英国唯一の大学)の学生を対象としたニーズ調査が実施され,このほどその報告が公表された。...

シアトル公共図書館、100万ドルの資金削減達成のため、資料の貸出方針を改正

シアトル公共図書館は、図書館資料をより多くの人が利用できるように、また運営資金を100万ドル削減するための一環として、資料の貸出方針を改正したということです。
主な改正点は、

 ・利用者が一度に貸し出せる資料は50点までとする。(これまでは100点)
 ・利用者が一度に予約できる資料を25点までとする。(これまでは100点)
 ・図書館間貸出を有料とし、利用者は1回につき5ドルを支払う。
 ・資料の延滞料金の適用範囲を、12歳以下向けの資料やリテラシー資料などにまで拡大する。
 ・住民以外への図書館カードの発行料を値上げする。

となっています。

Library recommends updating materials loan policy to increase circulation of books and materials for all users
http://www.spl.org/default.asp?pageID=about_news_detail&cid=1244849330098

Seattle Public Library Limits Loans, Charges for ILL, Adds Fines
- Library Journal 2009/6/30付けの記事

ゲイツ財団、公共図書館におけるITサービス等に関する調査継続のため200万ドルを提供

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団は、米国の公共図書館の運営資金とコンピュータやインターネットなどのITサービスの現状を明らかにするための調査“Public Library Funding and Technology Access Study”を、今後3年間にわたり継続していくための資金として、200万ドル(約2億円)を米国図書館協会(ALA)に提供しました。“Public Library Funding and Technology Access Study”の結果はこれまで、図書館のインターネットのブロードバンド化の推進や、図書館が提供するITサービスがいかに地域住民の役に立っているかを政治家等にアピールする際、説得力のあるデータとして活用されてきました。なお、2008-2009年の最終調査報告は、2009年の9月に刊行される予定となっています。

Bill & Melinda Gates Foundation renews grant to ALA for public library technology study
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/june2009/gates_ors.cfm

来館できない1人暮らしの高齢者にも読者の楽しみを

福島県の塙町立図書館では、町内の1人暮らしの高齢者を対象に、蔵書の宅配サービスを開始したそうです。1回の貸し出しで10冊まで借りることができます。

塙町立図書館:高齢者に本宅配 来館できない独居町民にサービス
- 毎日新聞 2009/2/22付けの記事
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090222ddlk07040093000c.html

図書館で観光地の「駐車場パス」の貸出サービス(米国)

米国ジョージア州のピードモント図書館システム(11の地方図書館から成るコンソーシアム)は、ジョージア州自然資源局(Georgia Department of Natural Resources)と協力し、州立公園や史跡などで利用できる無料駐車パス“ParkPass”を貸し出すサービスを行っています。パスは本と同様、図書館カードを使い、1週間の貸出期間で図書館で借りることができます。利用者からの評判は上々だということです。取材に応じた関係者は、図書館の利用者はこのパスを使って州立公園を楽しんで訪れているし、ジョージア州民が故郷を発見するためのとてもよいやり方だと思う、と語っています。

Library patrons ‘clamoring’ for ParkPasses
- gainesvilletimes.com 2009/2/6付けの記事

建物外で図書館のWi-Fiを利用し、成年向けコンテンツを見ていた人物が逮捕(米)

報じられているところによると、米国ニューヨークのBancroft公共図書館が提供しているWi-Fiを、図書館閉館後に建物外で利用し、成年向けのポルノサイトを利用していた人物が逮捕されたということです。図書館長は、Wi-Fiの提供は、ノート型パソコンを利用している多くの人に歓迎されている便利なサービスであり、この事件がこれまでの図書館のインターネットポリシーに影響は与えることはない、としながらも、今後こういった事件が問題化すれば、ポリシーを調整していく必要があることを認めています。

Police: Wi-Fi User Viewed Explicit Sites near Closed Library
- American Libraries 2009/1/9付けの記事

ビル・アンド・メリンダゲイツ財団、公共図書館のネット接続高速化に約700万ドル提供(米国)

米国では財政危機のなか図書館の利用者が急増している一方で、資金不足で図書館側が利用者に十分なサービスを提供できないでいる実態が伝えられています。ビル・アンド・メリンダゲイツ財団はこのほど、図書館が提供しているインターネット接続を高速化するための資金として、非営利団体Connected Nationと米国図書館協会(ALA)に対し、合わせて約700万ドル(約6億2千万円)を提供することを発表しました。このネット環境の改善はまず、アーカンザス州、カリフォルニア州をはじめとする7州に対して実施されます。

Pilot Grant Program To Improve Internet Connections in Public Libraries
(ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団のプレスリリース)

これからのシニア向け図書館サービス

高齢化が進む米国の公共図書館では、コミュニティの高齢者のニーズを満たすような図書館サービスが模索されています。ニューヨーク州のいくつかの図書館システムでは、高齢者を図書館に呼び込んでいくため、高齢者の望むサービスについて彼らの意見を聞いています。意見には下記のようなものが寄せられました。

・若者のおしゃべりから隔離された、静かな高齢者用スペースを設けて欲しい。
・プログラムを推奨し、資金を調達するためのシニア諮問委員会やシニアグループを形成して欲しい。
・ベビーブーマー世代の転職をサポートするプログラムを作って欲しい。
・オーディオブックや大活字本を追加して欲しい。
・高齢者のステレオタイプを払拭し、高齢者を指導者として指名するような、世代間プログラムを開催して欲しい。

Libraries offer seniors more than books

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