英国

英国図書館(BL)、他の文化機関と連携し、オープンソースのプラットフォームを用いたリポジトリの構築事業を開始を発表

2018年7月2日、英国図書館(BL)は、他の文化機関と連携しての、オープンソースのプラットフォームを用いたリポジトリ構築事業の開始を発表しました。

文化機関が生み出した研究成果の可視性や影響度を高め、調査や活用を容易化することを目的としています。

オープンアクセス(OA)出版社のUbiquity Pressがリポジトリの構築を担当し、BLに加えて、大英博物館、テート、スコットランド国立博物館、ロンドン考古学博物館の研究成果が公開される予定となっており、同事業では、IROコンソーシアムやその他参加を希望する団体のための同サービスのワークフローと技術の開発も行われます。

リポジトリは、オープンソースのリポジトリソフトウェア“Samvera Hyku”を用いて構築され、2018年の後半には立ち上げられる予定です。

英国図書館(BL)セントパンクラス館、開館式から20年

2018年6月25日、英国図書館(BL)のセントパンクラス館が、1998年6月25日の開館式から20年を迎えました。

プレスリリースでは、この20年間の主な節目として、2006年のビジネス・知財センター(BIPC)の設置、2010年のラーニングセンターのリニューアル、2014年の新聞閲覧室開室などがあげられています。

British Library celebrates 20 years of iconic St Pancras building (BL,2018/6/25)
https://www.bl.uk/press-releases/2018/june/british-library-celebrates-20-years-of-iconic-st-pancras-building

英国王立化学協会、研究者向けウェブサービスKudosとのパートナーシップを更新

2018年6月22日、研究論文の共有や研究論文のインパクト向上などを支援する研究者向けのウェブサービスKudosが、英国王立化学協会(Royal Society of Chemistry)とのパートナーシップを更新したことを発表しました。

英国王立化学協会担当者は、Kudosは研究業績の影響力を最大化するための、実績あるサポート手段であるとコメントしています。また、Kudosの発表によれば、英国王立化学協会の雑誌に掲載された論文著者のうち1万人以上がKudosを利用しているとのことです。

Royal Society of Chemistry renews partnership with Kudos(Kudos、2018/6/22付け)
https://blog.growkudos.com/2018/06/22/royal-society-of-chemistry-renews-partnership-with-kudos/

英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)、図書館におけるメイカースペースに関する情報をまとめたウェブページを更新

2018年6月20日、英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)が、図書館におけるメイカースペースに関する情報をまとめたウェブページ“Libraries and makerspaces”を更新しました。

英・Libraries Taskforceが、図書館におけるメイカースペースに関するケーススタディ、リンク情報、リソース等を集めたものを公開しているもので、メイカースペースを設置済や設置作業中の図書館を示す地図も掲載されています。

英・Libraries Taskforceの活動計画“Libraries Deliver: an Ambition for Libraries in England 2016-2021”では、英国映画協会(BFI)のメディア施設“Mediatheque”へのメイカースペースの設置等のような連携事業の拡大支援を掲げています。

英・Research England(RE)、高等教育機関による助成機関のOAポリシー遵守状況や課題等をまとめた報告書を公開

2018年6月14日、英国の大学の研究活動や知識交換活動への助成を担当するとともに、助成機関、大学と連携して研究評価制度(REF:Research Excellence Framework)を実施するResearch England(RE)が、報告書“Monitoring sector progress towards compliance with funder open access policies”を公開しました。

2017年に、HEFCE(イングランド高等教育助成会議)、ウェルカムトラスト、英国研究会議(RCUK)、Jiscにより、113の大学を対象に実施された調査結果をまとめたもので、調査では各セクターによる助成機関のOAポリシーの遵守方法や直面している課題が調べられています。

報告書では、研究成果の80%以上がREF2021のオープンアクセス(OA)ポリシーの要件を満たしていること、2016年4月1日から2018年3月31日までのゴールドOAのためのAPC費用の3分の2がRCUK・COAFから助成されていること、OAの課題、OAを監視するために使われる様々なシステムやソフトウェアについて述べられています。

英国グレーター・マンチェスターにおける公共図書館を通じたイノベーション・起業支援の取組“Big Ideas Generators”(記事紹介)

2018年6月13日付けの英国Libraries Taskforceのブログで、デジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)の“Libraries Opportunities for Everyone Innovation Fund”からの助成を受けて、グレーター・マンチェスターの10の市・区の図書館で1年間にわたって実施された取組“Big Ideas Generators”の最終報告がなされています。

同取組は公共図書館を通じたイノベーション・起業支援の取組で、個人やビジネス上の構想を練ったりイノベーションを起こすために図書館が役立つことを説明するセッション(150回)、ビジネスのためのSNS活用や無料のオンラインビジネスツール等についてのワークショップ(150回)、3Dプリンター・販売促進方法・クラウドファンディング・話術といったテーマでのイベント(115回)が開催されました。

Open Biology誌がPublonsと連携し著者フィードバック機能の提供を開始

2018年6月11日、英国王立協会は同協会の刊行するオープンアクセス(OA)誌Open Biologyにおいて、査読登録サービスPublonsと連携し、論文の著者が査読者を評価する著者フィードバック機能を提供すると発表しました。

Open Biology誌はいわゆるオープン・ピア・レビューを採用する、査読レポート等のやり取りの内容を論文とあわせて公開する雑誌です。査読者は査読レポートを匿名とすることも、記名公開することも選択できます。新たに導入された著者フィードバック機能では、Publonsのアカウントを持っている査読者について、著者が9段階で査読の内容を評価することができます。7点以上の評価を得た査読者については、Publonsのプロフィール上で“Excellent”評価バッヂが表示されるようになるとのことです。

英国、2018年7月1日から公共貸与権の対象を電子書籍・オーディオブックに拡大

2018年6月7日、英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省が、公共貸与権(公貸権)の対象を、7月1日から、公共図書館で貸出しされる電子書籍及びオーディオブックに拡大すると発表しました。

Government extends Public Lending Right scheme to ebook authors (GOV.UK,2018/6/7)
https://www.gov.uk/government/news/government-extends-public-lending-right-scheme-to-ebook-authors

関連:
英国政府、2018年から電子書籍も正式に公共貸与権の対象に、昨年11月のEU司法裁判所の判決が後押し(hon.jp DayWatch,2017/2/24)
https://hon.jp/news/1.0/0/10903

英国国立公文書館(TNA)・サリー大学・Open Data Institute(ODI)による、ブロックチェーン技術を用いたデジタル記録の内容保証のためのプロジェクトARCHANGEL(記事紹介)

2018年6月5日付けの英国国立公文書館(TNA)のブログが、英国国立公文書館(TNA)・サリー大学・Open Data Institute(ODI)によるプロジェクトARCHANGELを紹介しています。

公文書館がデジタル記録の信頼のおける管理者としてあり続けるために、公文書館に移管された時点の記録との同一性や、修正された場合もそれが合法的なもので内容に影響を与えていないことを保証するための課題を解決することを目的としたプロジェクトです。

同プロジェクトでは、同問題を解決するため、公文書館が、許可型ブロックチェーン(Permissioned blockchain)に文書のハッシュ値を記録することを可能とする事を目的とした、ブロックチェーン技術を用いたプロトタイプを作成しています。

査読登録サービスPublonsが英国工学技術学会(IET)との連携を発表

査読登録サービスPublonsが2018年5月23日付けで英国の工学技術学会(IET)と連携したことを発表しました。

IETが出版する30の雑誌でPublonsが導入され、査読者らはIETの雑誌で自身が行った査読についてPublonsに登録できるようになります。

IET partners with Publons to show credibility of its peer reviewers(Publons、2018/5/23付け)
https://publons.com/blog/publons-partners-with-iet/

参考:
査読登録サービスPublonsがTaylor & Francis社とのパートナーシップ締結を発表
Posted 2018年3月28日
http://current.ndl.go.jp/node/35749

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