米国

CA1044 - 危機に瀕する政府情報 / 内海和美

ホダスキーは20年間アメリカ連邦議会印刷合同委員会(Joint Committee on Printing:以下JCP)のスタッフとして勤務し,アメリカの政府情報政策及びその実施に多大な影響力を与えてきた人物である。その彼女が,1995年1月,JCPを退職することを余儀なくされた。その背景には,連邦議会や印刷・出版業…

E423 - 危機に立つ文化財保存の実態(米国)

文化財を所蔵する機関の65%は,適切でない保存環境の影響を受けて収蔵品に何らかの被害を受けたことがある。非営利法人Heritage Preservationが,博物館・図書館サービス機構(IMLS)と協力して実施した全米の美術館・博物館・図書館へのアンケート調査から,光,温度,湿気,ほこりなどの環境…

CA1039 - インターネットと言論の自由 / 市川牧

1995年6月,アメリカで民主党上院議員の提出した「情報通信品位条項」(エクソン法案)が上院を通過した。これは,18才以下の子供たちでもアクセス可能なコンピュータネットワークに猥褻情報を送った者に10万ドル以下の罰金及び懲役2年以下の罰則を課すというもので,インターネット上のポ…

CA1030 - LCとドイツ図書館の新しい大量脱酸技術 / 深田恭代

LCの今後2年間の新しい大量脱酸プログラムの活動資金180万ドルが,今年の1月に上院と下院の予算小委員会で承認された。LCはこれまでDEZ法(CA780参照)を開発してきたが,脱酸に使用するジエチル亜鉛ガスに発燃性があり,2度設備の火災が起きている。そのため,LCはDEZ法の使用を保留してきた…

CA1028 - Wilson Library Bulletinが廃刊に

1914年11月にThe Wilson Bulletinとして創刊されて以来81年もの間刊行を続け,ニュースや論説記事,新刊図書の紹介などを通じて米国図書館界に貢献してきたWilson Library Bulletin誌が本年6月号をもって廃刊となった。発行元のH.W. Wilson社の説明では,経済的に立ちゆかなくなったことが廃刊の理由であっ…

CA1027 - 宗教書の隆盛は「世紀末」現象か? / 大柴忠彦

「年」を示すための単なる序数であるかにみえる西暦は,しかしながらそれ自体にキリスト教的な意味を含んでいる。たとえば,百年や千年には特別な意味が付随しており,「世紀末」という観念もまた同様である。単に序数にすぎないのならば「世紀末」はありえない。しかしながら,「世紀…

CA1025 - インターネット資源の目録作成 / 飯倉忍

インターネット上にある莫大な電子情報資源は,図書館にとっても重要なものになりつつある。このインターネット資源を図書館が有効活用するためには,何処に,どのような情報があるのかを素早く知る必要がある。しかし,そういった便利な仕組みはほとんどなく,図書館にとっては使い勝…

CA1024 - GII電子図書館プロジェクト:第1回運営委員会開催 / 植月献二

CA996にて紹介した標記プロジェクトの最初の運営委員会が去る5月29日,フランス国立図書館において開かれた。これは,我が国と共に幹事国となっているフランスがホストとなって開いたものである。G7からは日本,フランス,ドイツ,カナダ,アメリカ,イタリア,EC(European Commission)が出席し…

E396 - ニューオーリンズの図書館はいま−カトリーナから2か月

ハリケーン「カトリーナ」の襲来(E369参照)から2か月,被災した図書館の現状はどのようなものだろうか? 米国図書館協会(ALA)や各州立図書館の調査によって,被害や損失の詳細がわかるようになってきているが,建物の全壊,資料の水損から軽微な損傷まで被害の幅があり一括りにはで…

CA1013 - 買うべきか,借りるべきか:米国の雑誌の利用調査から / 坂本博

『国民生活白書』(昭和57年度)が「所有するものとしての住宅から,利用するものとしての住宅へという意識の転換を進めていくことが,ますます重要」と言ってから久しいが,標題は「持家が得か,借家が得か」という話ではなく,雑誌の話である。しかし「何でも所有しなければ気が済ま…

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