米国

米国アーキビスト協会(SAA)の公共図書館アーカイブズ・特別コレクション部会(PLASC)、会員館等のニーズ調査の結果を発表

2018年8月10日、米国アーキビスト協会(SAA)の公共図書館アーカイブズ・特別コレクション部会(Public Library Archives / Special Collections Section:PLASC)が、同部会が2018年初頭に実施した、会員館等のニーズや、PLASCが同領域で役立つための方法を把握するために実施した調査の結果を公表しました。

調査結果は、報告書、質問用紙、生データから構成されています。

2018 PLASC Membership Survey Results(SAA,2018/8/10)
https://www2.archivists.org/groups/public-library-archivesspecial-collections-section/2018-plasc-membership-survey-results

米・Ithaka S+R、コミュニティカレッジの図書館と学習支援活動に関する報告書を公開

2018年8月13日、米・Ithaka S+Rが、米国のコミュニティカレッジの図書館や学習支援活動が学生の成功を支援するためのプロジェクトの調査報告書“Amplifying Student Voices: The Community College Libraries and Academic Support for Student Success Project”を公開しました。

同プロジェクトは、カレッジの方針と学生のニーズの双方を満たす「学生の成功」を定義し、そのためにどのようなサービスをカレッジと図書館が提供すれば最も効果的かを調査するものです。同報告書はプロジェクトの第一段階として、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)の協力のもと、米・Northern Virginia Community Collegeほか6つのコミュニティカレッジで、37人の学生への半構造化インタビューを行った結果をまとめたものです。

米国議会図書館(LC)、長期保存のための推奨フォーマットのガイド“Recommended Formats Statement”の2018-2019年版を公開

2018年8月、米国議会図書館(LC)は、長期保存のための推奨フォーマットのガイド“Recommended Formats Statement”の2018-2019年版を公開しました。

今回の改訂では、データセットの推奨される受渡し方法として、ダウンロードURLの利用が新たに追加されるなど、実際のワークフローを反映した改訂が行なわれています。

Ensuring the Long-Term Accessibility of Creative Content(LC,2018/8/10)
https://blogs.loc.gov/loc/2018/08/ensuring-the-long-term-accessibility-of-creative-content/

米国の大学図書館における「データ・ライブラリアン」とは?(文献紹介)

2018年8月にマレーシアのクアラルンプールで開催される第84回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会での発表資料として、米・ノーステキサス大学情報科学部のHammad Rauf Khan氏及びYunfei Du氏による“What is a Data Librarian?: A Content Analysis of Job Advertisements for Data Librarians in the United States Academic Libraries”と題する文献が公開されています。

複数のオンラインの就職掲示板上での米国の大学図書館のデータライブラリアンに関する求人広告を調査することで、データライブラリアンの中核要件や、データライブラリアンに要求されるスキル・職責・資格の最新動向を明らかにしようとしたもので、図書館情報学のカリキュラムを雇用者のニーズを満たすよう改善することが目的です。

国際図書館連盟(IFLA)、拡大集中許諾制度に関する報告書を公開

2018年8月7日、国際図書館連盟(IFLA)が、拡大集中許諾制度 (Extended Collective License)に関する報告書(background paper)を公開しました。

同制度による解決策が評価を得ていることから、その良い面と限界を認識し、現在の経験を活用するとともに将来の議論のための情報を提供する事を目的に作成されたものです。

報告書では、カナダ・中国・フランス・ドイツ・英国・米国・ノルウェー・スウェーデンを事例に、拡大集中許諾制度が効果的な解決策となるために必要と考えられる環境を概観しています。また、現実的な選択肢となるために必要な条件に関する推奨事項を明らかにしています。

Licensing as a solution to rights management? IFLA publishes extended collective licensing background paper(IFLA,2018/8/7)
https://www.ifla.org/node/62331

米国政府印刷局(GPO)、“United States Legislative Markup (USLM) XML”2.0.0案への意見を募集

2018年8月7日、米国政府印刷局(GPO)は、連邦議会下院事務局・同上院事務局・連邦官報事務局と共同で、登録法案(enrolled bills)、public laws、制定順法令集(Statute at Large)、連邦官報(Federal Register)、連邦規則集(Code of Federal Regulation)の一部を“United States Legislative Markup (USLM) XML”に変換し、GPOのGitHubで、USLM 2.0.0のスキーマ案、同スキーマ案のレビューガイドとともに公開して、意見を求めています。

United States Legislative Markup XML (GPO Federal Depository Libray Program,2018/8/7)
https://www.fdlp.gov/news-and-events/3560-united-states-legislative-markup-xml

米国議会図書館(LC)、新たに4,240件のウェブアーカイブを公開:メタデータの自動付与を実施

2018年8月3日、米国議会図書館(LC)が、43のイベントとテーマコレクションからなる4,240件のウェブアーカイブを新たに公開したと発表しています。

今回公開されたものの中には、2002年から現在までのオンラインマガジン『スレート』誌や、スリランカの現職大統領の選挙キャンペーンのウェブサイト等が含まれています。

ウェブアーカイブの規模が拡大したことから、利用可能となるまでの時間を維持するため、ウェブアーカイブの目録作成にあたり、目録担当者の能力とプログラミング言語(Python)を組み合わせた、記述メタデータのスキーマMODSに基づいたレコード(簡略版のMODS)を自動的に生成する手法が用いられています。

More Web Archives, Less Process(LC,2018/8/3)
https://blogs.loc.gov/thesignal/2018/08/more-web-archives-less-process/

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、公共図書館の統計・概況調査の2015年度版のレポートを公開

2018年8月2日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、公共図書館の統計・概況調査“Public Libraries Survey”(PLS)の2015会計年度版のレポートを公開しました。

全米の1万7,000を超す図書館、分館、自動車図書館を含む約9,000の図書館機構(public library system)における図書館利用、経営状態、職員数に関する統計を分析したもので、レファレンスサービスの利用の堅調さ、電子書籍や視聴覚資料の増加、利用者用コンピュータの利用増、多様なプログラムの提供と参加数の増加、等の分析結果を指摘しています。

また、あわせて、IMLSでは、50州及びコロンビア特別区個別のレポートも公開しています。

米国大学・研究図書館協会(ACRL)、メディア資料に関するガイドラインの改訂版を公開

2018年8月2日、米国大学・研究図書館協会(ACRL)が、2012年に策定した研究図書館においてメディア資料の扱う際のガイドラインの改正版を公開しました。

教育・学習・調査・研究に用いられた進化した技術を取り入れた改訂版では、大学図書館におけるメディア資料の管理とサービスのための新しい課題と機会を取り扱っています。

改訂の目的は、大学図書館がメディア資料・サービス・プログラムを開発するにあたって考慮し、解決する必要がある主要な課題を提示することにあり、同ガイドラインでは、図書館の所蔵するメディア資料を教員や学生の教育・学習・調査に取り入れるためのベストプラクティスを示しているとしています。

Revised Guidelines for Media Resources in Academic Libraries(ACRL insider,2018/8/2)
https://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/16156

米国図書館協会(ALA)、成人の英語学習者向けサービスを行なう図書館を支援する事業「アメリカンドリームリテラシーイニシアチブ」の成果をまとめた報告書を公開

2018年7月31日、米国図書館協会(ALA)が、「アメリカンドリームリテラシーイニシアチブ(American Dream Literacy Initiative )」の10年間の成果をまとめた報告書“American Dream Literacy Initiative”を公開しました。

同イニシアチブは、ALAがダラー・ジェネラル・リテラシー財団(Dollar General Literacy Foundation)と連携し、成人の英語学習者や基礎教育や労働力開発が必要な成人のためのサービスを拡大する公共図書館に助成を行う取組です。

開始以来、188館に対して約150万ドルの助成が実施され、同イニシアチブによる英語学習者は2万5,000人に達しています。

報告書では、調査結果として、英語学習者が公共図書館を利用する第一の理由は雇用のためであること、助成を得た館ではコミュニティーとの連携が改善したことやプログラムを長期間維持することが可能になったことを指摘するとともに、図書館の利用者数や英語学習ソフトウェアの利用増、チューターのトレーニングやイベントの実施、機器やソフトウェアの購入といった成功例を紹介しています。

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