米国

北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第361号を公開:アウトリーチ活動がテーマ

2018年11月6日、北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第361号を刊行しました。

アウトリーチの活動のタイプや実施対象、資金調達やスタッフ、企画、図書館外との協働等について会員館に調査が行われ、アウトリーチ活動の定義や、活動を主導する主体、プログラムの効果の測定方法等の点からまとめられています。

報告書では調査結果の他に、アウトリーチの使命と目的に関する声明や、プログラム、イベントの企画書、成果報告、職務記述書といった文書類の実例が紹介されています。

Outreach and Engagement, SPEC Kit 361, Published by ARL(ARL,2018/11/6)
https://www.arl.org/news/arl-news/4670-outreach-and-engagement-spec-kit-...

図書館の所蔵資料共有のためのオープンソースソフトウェアの共有プラット フォーム構築を目指す“Project ReShare”が創設

2018年11月5日、図書館の所蔵資料共有のためのオープンソースソフトウェアの共有プラットフォーム構築を目指す“Project ReShare”が創設されました。

運営委員会には、米・デューク大学、米国中西部の大学図書館コンソーシアム“Greater Western Library Alliance(GWLA)、デンマークのIndex Data社、モジラ・ファウンデーション、ハンガリー国立セーチェーニ図書館、米・ノースカロライナ州立大学図書館、米・ノースウェスタン大学図書館、“Open Library Environment”(OLE)、米・ペンシルバニア大学図書館コンソーシアム(PALCI)、米・ノースカロライナ州の大学図書館ネットワーク“Triangle Research Libraries Network (TRLN)”、米・シカゴ大学図書館、米・ペンシルバニア大学、米・ヒューストン大学等が参加しています。

同プロジェクトで公開されるソフトウェアは、ユーザー中心設計を重視したモジュラアーキテクチャにより構築されます。利用者はプラットフォームのローカルへのインストール、もしくは、ホスティング・保守のためのベンダーを選ぶことで利用することができます。

米国図書館協会(ALA)・北米研究図書館協会(ARL)、連邦政府による性別の定義変更の検討開始を受け声明を発表

2018年11月1日に米国図書館協会(ALA)が、11月6日には北米研究図書館協会(ARL)が、米・保健福祉省及び司法省により、性別の定義を狭める変更の検討が開始されたことを受け、声明を発表しました。

ALAは、同措置は、ALAの基本的な価値・原則と相違していると指摘してその措置に反対を表明し、LGBTQの市民権の保護を支持するとしています。

ARLは、同措置は、社会に誤った危険なメッセージ送ることになるとし、ARLは、職場・蔵書・サービスにおける多様性・包摂性を支持し、教育とアドヴォカシーを通じて、抑圧を減らし、包摂的で平等な社会を推進していくと述べています。

米・テネシー大学図書館、館内へのバーチャルリアリティールームの設置を発表

2018年11月1日、米・テネシー大学図書館が、ジョン C. ホッジズ図書館内に今秋バーチャルリアリティールーム(VR Room)を設置したと発表しています。

VR Roomでは、約30種類のVRゲームが提供されています。現在利用が多いため予約が推奨されています。また、学生は、3D仮想モデルの作成・検証、Google Earthの利用なども行うことができます。

ポータルブルのVRシステムも用意され、図書館内の講義室で教員が同システムを用いて講義を行うこともできます。

米・エモリー大学、サミュエル・ベケットの手紙データベースを公開

2018年11月5日、米・エモリー大学は、米国の25以上のアーカイブが所蔵するサミュエル・ベケットの手紙に関する所在記録データベースの公開を発表しました。

サミュエル・ベケットはフランスで活躍したアイルランド出身の作家、劇作家、詩人で、1969年にノーベル文学賞を受賞しました。

同データベースでは、手紙の宛名、所蔵機関、使用言語、送付元・宛先住所による検索が可能です。今後、手紙中で言及されている人名、場所、組織名等の情報についても索引化を進めるとしています。

Locate Samuel Beckett letters online with new website hosted at Emory(Emory University, 2018/11/5)
http://www.news.emory.edu/stories/2018/11/upress_beckett_letters_location_register/index.html

米国情報標準化機構(NISO)、KBART Automationの推奨指針案への意見を募集中

2018年11月2日、米国情報標準化機構(NISO)が、KBART Automationの推奨指針(Recommended practice)案への意見の募集を開始しました。

KBART Automationは、電子リソースのメタデータ交換に関する推奨指針KBARTを強化するもので、推奨指針案では、特定の機関において利用可能な分を含むようにカスタマイズされた自動フィードを実現するための説明書が提供されており、図書館が、自身のナレッジベースが最新の購読内容に更新されていることを容易に把握できるようにするものと説明されています。

募集期間は2018年11月2日から12月3日までで、寄せられた意見に対応した後、2019年の初めには正式に公開される予定です。

CHORUS、米国農務省(USDA)と覚書を締結

2018年11月5日、出版社・学協会が公的助成研究成果のパブリックアクセス拡大に向けて組織した官民イニシアティブCHORUSは、米国農務省(USDA)と、USDAが助成した学術成果のアクセス拡大を目的とした覚書を締結したと発表しています。

CHORUSが、USDAが助成した研究成果論文のオープンアクセス(OA)の遵守を監視するとともに、永久的なアクセスを提供します。両機関は2016年に覚書を締結していますが、それを拡大させるものです。

USDAでは、USDAの研究者によって発表された論文の検索・全文アクセスが可能なPubAgポータルを公開していますが、今回の覚書により、PubAgポータルから、CHORUS加盟出版者のウェブサイトで公開されている著者最終稿や、OAの論文へのリンクが設けられます。

米・ハーバード大学、600万件以上の米国の判例データのAPIを公開 データの一括ダウンロードも可能に

2018年10月29日、米・ハーバード大学ロースクールのLibrary Innovation Lab(LIL)は、米国の連邦政府と各州の判例集をオンラインで公開するプロジェクトCaselaw Access Projectで判例データのAPIを公開し、データの一括ダウンロードが可能になったことを発表しました。

同プロジェクトでは、同学法学図書館が所蔵する1658年から2018年に発行された判例集4,000万ページ以上をデジタル化し、約650万件の判例のデータセットを作成しています。

Caselaw Access Project (CAP) Launches API and Bulk Data Service(Library Innovation Lab,2018/10/29)
https://lil.law.harvard.edu/blog/2018/10/29/caselaw-access-project-cap-l...

図書館情報資源振興財団、“National Digital Stewardship Residency”プログラムに関する調査報告書を公開:2016-2018年に実施された3プログラムが対象

2018年10月25日、米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が報告書“Supplementary Assessment of the National Digital Stewardship Residencies, 2016–2018”を公開しました。

CLIRは、デジタル資料の管理に携わる研究員や図書館員の専門性を高めるために修士号取得者を対象に行われているNational Digital Stewardship Residency (NDSR)プログラムの評価結果をまとめた報告書 “Keepers of Our Digital Future: An Assessment of the National Digital Stewardship Residencies, 2013-2016”を2016年12月に公開しましたが、今回の報告書はこれに続くものです。

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