米国

トランプ大統領の署名によりマラケシュ条約実施法が成立:批准のための国内手続きが終了(米国)

2018年10月9日、トランプ大統領の署名により、米国において、マラケシュ条約実施法が成立しました。

これによりマラケシュ条約批准のための国内手続きは終了しましたが、今後、国務省による世界知的所有権機関(WIPO)への加入書の寄託手続きが必要です。

S.2559 - Marrakesh Treaty Implementation Act(Congress.gov)
https://www.congress.gov/bill/115th-congress/senate-bill/2559/actions
※10/09/2018欄に「Signed by President」「Became Public Law No: 115-261」とあります。

米・カリフォルニア大学バークレー校図書館、日系アメリカ人収容所関係資料デジタル化プロジェクトの完了を発表

米・カリフォルニア大学バークレー校図書館のバンクロフト図書館は、2018年10月4日の同館ウェブサイトの記事で、日系アメリカ人収容所関係資料のデジタル化プロジェクト“Japanese American Internment Sites: A Digital Archive”の完了と同プロジェクトによりデジタル化した資料の公開を発表しました。

国立公園局(National Park Service)の“Japanese American Confinement Sites Grant Program”から助成を受けたプロジェクトであり、同館が所蔵する日系アメリカ人立退・再定住に関する記録類等がデジタル化されました。

同館では、“Japanese American Confinement Sites Grant Program”の助成を受けて過去にも日系アメリカ人収容所関係資料のデジタル化プロジェクトを実施しています。今回のプロジェクトを含め、これまでの成果は同館のデジタルアーカイブ“The Japanese American Evacuation and Resettlement: A Digital Archive”で紹介されています。

米国図書館協会(ALA)、学校図書館を支援するための体系的な戦略をまとめた文書を公表

2018年10月5日、米国図書館協会(ALA)が、ALAや図書館界が学校図書館を支援するための体系的な戦略をまとめた文書“Fight for School Libraries”を公表しました。

ALA会長のニール(Jim Neal)氏が2018年5月に招集した “Fight for School Libraries”サミットにおいて学校・公共・大学図書館のリーダーによって策定されたものです。

戦略文書では、学校図書館の人員・財源・認証評価に関する標準や政策についての質の高いデータの収集、国民や地域住民にとって説得力のある説明やメッセージの開発、さらなる支援を得るための公共図書館・大学図書館との連携強化、アドヴォカシー活動における一貫した学校図書館支援の実装、が挙げられています。

OpenAIREとDuraSpaceが覚書を締結

OpenAIREと米国の非営利団体DuraSpaceが、2018年9月25日に覚書を締結したことが発表されています。

両者はこの覚書により、リポジトリソフトウェアDSpaceをOpenAIREのメタデータガイドラインに適合させること、次世代リポジトリ機能の順次採用、利用統計の集約手段の標準化といった活動を協働して行っていくとしています。

OpenAIRE and DuraSpace partner to support greater functionality in the global repository network(OpenAIRE, 2018/10/8)
https://www.openaire.eu/openaire-and-duraspace-partner-to-support-greate...

米国大学・研究図書館協会(ACRL)の出版部門、大学のオープン教育資源(OER)に関して調査したホワイトペーパーを公開

2018年10月5日、学術書の書評誌Choiceを発行する米国大学・研究図書館協会(ACRL)の出版部門が、大学のオープン教育資源(OER)に関して調査したホワイトペーパーを公開しました。

ホワイトペーパーは、米国の大学教員を対象に教材の選択に関する調査を行い、回答約1,400件を分析したもので、米国の大学におけるOERの開発と普及の概要がまとめられています。教員が教材をどのように発見・評価・選択するかを検討し、教材を探すことやOERの導入に特有の問題について考察しています。

閲覧には登録が必要です。

Choice Releases Course Materials Adoption and OER Outlook White Paper(ACRL insider,2018/10/5)
https://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/16392

米国化学会(ACS)とElsevier社がResearchGateを提訴

2018年10月3日、米国化学会(ACS)とElsevier社は、研究者向けのSNSであるResearchGateにおける著作権侵害について、米メリーランド地区連邦地方裁判所に提訴したことを発表しました。

両者の声明によれば、すでにドイツにおいて2018年4月にResearchGateに関する訴訟を開始していますが(声明時点で進行中)、今回の訴訟は米国におけるResearchGateの著作権法違反の責任を問うものとのことです。両者は訴状において、ResearchGateにおける、利用者による学術雑誌論文の著作権侵害は、事故的な(ResearchGateが意図しない)ものではなく、ResearchGateの成長戦略の基礎をなすものであると主張しています。

米・メリーランド大学ホーンベイク図書館、ゴードン W. プランゲ文庫企画展示「Crossing the Divide: An American Dream Made in Occupied Japan, 1945-1952」を開催

米・メリーランド大学ホーンベイク図書館において、同大学のゴードン W. プランゲ文庫の企画展示「Crossing the Divide: An American Dream Made in Occupied Japan, 1945-1952」が、2018年10月から2019年7月まで開催されます。

占領下の日本に派遣された米軍や民間人のコミュニティーと日本人との間の交流や、周辺都市における両者が接触する主な「コンタクト・ゾーン」に焦点を当てた展示です。

オープニングレセプションが10月19日に開催されます。

米国教育省、米・カリフォルニア大学デービス校等によるオープン・テキストブックに関するプロジェクトに490万ドルを助成

2018年10月3日、米国教育省は、オープン・テキストブックに関するプロジェクトとして、米・カリフォルニア大学デービス校に490万ドルの助成を行うことを発表しました。同プロジェクトでは、化学等の進学する学生が多い分野についても、職業技術教育分野と同様に、オープン・テキストブックの作成を開始する予定です。

今回の計画は、同校が中心となって進めている米国の12大学によるオープン・テキストブックのサービスであるLibreTextsを拡大させる形で事業を進める予定です。LibreTextsは、化学から人文学まで12の学問分野で、6万8,500ページ以上の教科書を公開しており、2億5,000万回以上のページビューがあり学生が閲覧した時間はのべ650年分にあたると述べています。これまでの取り組みで3,000万ドル分の学生の教科書代を節約したと見積もっており、今回の支援を受けて今後3年間で5,000万ドル以上の教科書代の節約につなげることが目標であるとしています。

米・ロードアイランド大学、大学図書館にAIラボを開設

米・ロードアイランド大学が、2018年9月25日に、大学図書館内にAIラボを開設しました。

ラボは、学生・教員に対して、ロボット工学、ウェアラブル技術、スマートシティ等の研究をする機会を与えるもので、自然言語処理・スマートホーム・モノのインターネット(IoT)・ビッグデータに関する研究を、初心者から上級レベルまでの個別指導により実施することができます。また、人工知能(AI)に関する社会的・倫理的・経済的な課題についても取り組まれます。

主に学生や教員向けの施設ですが、ロードアイランド州の住民にも開放されます。

図書館やラボの職員は、学生・教員向けの個別指導・ワークショップの準備を行なっています。

米・アップルトン公共図書、ローカルミュージックを配信する“FlipSide”の実施を発表:オープンソースの配信プラットフォームを採用

2018年10月1日、米・ウィスコンシン州のアップルトン公共図書館が、地元のミュージシャンの楽曲を配信するサービスFlipSideの開始を発表しました。

Rabble社が開発したオープンソースの配信プラットフォーム“MUSICat Chorus”を初めて採用して実施するものです。“MUSICat Chorus”は、既に同社のMUSICatサービスを導入してローカルミュージックを配信している公共図書館と共同で開発したもので、人口15万人以下の図書館での実施に適合するものとして作成されました。

同館では、同市及び周辺地域に過去や現在にゆかりがあり、オリジナルの音楽作品のあるミュージャンに対して、10月31日まで楽曲の提供を呼びかけています。

提供された楽曲は11月にキュレーターにより選定され、12月からウェブサイトで公開されます。

A Library of Local Music(Appleton Public Library,2018/10/1)
http://www.apl.org/content/library-local-music

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