米国

Open Scholarship Initiative、2017年会合のレポートを公開

Open Scholarship Initiativeが2017年4月に米ワシントンで開催した会合、OSI2017の詳細なレポートが、2017年11月上旬から公開されています。

OSIは学術情報流通の改善のために、関係者間の国や組織等の垣根を超えたコミュニケーションを実現するために、2016年初頭にUNESCO等が立ち上げた活動です。2017年の会合では「助成モデル」、「機関リポジトリ」、「査読」、「OA推進のための昇進・テニュア獲得の在り方」等のトピックごとに分かれたワーキンググループの会合と、「雑誌編集者」、「出版者」等の各ステークホルダーごとの会合のレポートの2種類が行われました。今回公開されたレポートでは、それぞれの会合の詳細について個別にまとめられています。

Open Scholarship Initiative Proceedings Vol 2 (2017)
https://journals.gmu.edu/osi/issue/view/201

米国学校図書館員協会、新しい『学校図書館基準』を刊行

2017年11月10日、米国図書館協会(ALA)傘下の米国学校図書館員協会(AASL)が、新しい学校図書館基準“National School Library Standards for Learners, School Librarians, and School Libraries” を刊行しました。

これまで“AASL Standards for the 21st-Century Learner”、“Standards in Action”、“Empowering Learners”の3つに分かれていた基準・ガイドラインを統合・改訂し、1冊のテキストとしたものです。

あわせて、今回の基準の、管理者・保護者へのアドヴォカシーや教員との連携を支援するためのツールとして“AASL Standards Framework for Learners pamphlet”も刊行されています。

米・テキサス州図書館協会、ハリケーン・ハービーの被害を受けた25館への総額10万2,600ドルの助成を発表

2017年11月7日、米・テキサス州図書館協会(TLA)は、ハリケーン・ハービーの被害を受けた25の図書館へ、総額10万2,600ドルの助成を行なうと発表しています。

各館の助成額は2,500ドルから1万5千ドルで、図書館システム・施設の修理・蔵書購入・什器などに用いられます。

助成金は、TLAの災害救済基金(Disaster Relief Fund)から拠出されるもので、10月31日現在、1,100の個人・団体・企業から16万130ドルを超す寄付が寄せられています。

TLA Awards Over $100,000 in Disaster Relief Grants(TLA,2017/11/7)
http://www.txla.org/news/2017/11/tla-awards-over-100000-in-disaster-relief-grants

プレプリントサーバarXivのダウンロード数が10億を突破

2017年11月8日、プレプリントサーバarXivを運営する米・コーネル大学図書館が、arXivのダウンロード数が10億を突破したと発表しています。

arXiv.org surpasses 1 billion downloads(Cornell University Library,2017/11/8)
https://www.library.cornell.edu/about/news/archive/arxivorg-surpasses-1-billion-downloads

参考:
arXivの収録論文数が100万件を突破
Posted 2015年1月13日
http://current.ndl.go.jp/node/27784

IFLA Journal、2017年12月号が刊行

国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の43巻4号(2017年11月)が公開されました。

IFLA・カナダ王立協会(RSC)・ニュージーランド図書館協会(LIANZA)・オーストラリア図書館協会(ALIA)・イングランド芸術評議会(ACE)が将来の図書館や図書館員をテーマに実施したプロジェクト(2011年から2016年)の報告書を分析した論考、シンガポールの中等学校6校の学校図書館が校内の読書活動の中心へと変化した要因を分析した論考、カリブ海地域の図書館における地域の文化製品の収集・保存等に関する実践活動を調査した論考、米国の大学院への留学生が初年度に如何に新しい学問環境に馴染み、研究方法を学び、図書館の資源や空間を利用するかを調査した論考、ニュージーランドの法定納本制度の歴史を概観するとともに今後マオリ族・難民といった多様なコミュニティーのデジタル遺産に対応する納本制度の更新の必要性を指摘した論考が掲載されています。

Out Now: December 2017 issue of IFLA Journal(IFLA,2017/11/7)
https://www.ifla.org/node/15624

米国議会図書館、リンカーン大統領文書をフルカラーで再デジタル化しオンラインで公開

2017年11月8日、米国議会図書館(LC)が、リンカーン大統領文書をフルカラーでデジタル化し、オンラインで公開したと発表しました。

LCが所蔵する4万点以上の文書は、リンカーン大統領の長男であるRobert Todd Lincolnから1919年に寄贈を受けたもので、2001年にマイクロフィルムからデジタル化されていますが、今回、そのうち約2万点が高精細画像で改めてデジタル化したものです。

Papers of Abraham Lincoln Now Online in Full Color(LC,2017/11/8)
https://www.loc.gov/item/prn-17-168/

米・アリゾナ州立大学図書館、開架の冊子体資料利用促進に関するホワイト・ペーパーを公表

2017年10月19日、米・アリゾナ州立大学図書館が、ホワイト・ペーパー“The Future of the Academic Library Print Collection: A Space for Engagement”を公表しました。

冊子体の印刷物の将来について調査するアンドリューW. メロン財団による助成事業の一部で、冊子体の利用、特に、開架の資料のコミュニティ内での利用を促進するための分析をすることが目的とされています。

ASU Library releases white paper on future of print (ASU Library,2017/10/19)
https://lib.asu.edu/librarychannel/asu-library-releases-white-paper-future-print

EBSCO社、OAの電子学位論文のアクセス・検索性向上を目的としたプロジェクト“OpenDissertations.org”を創設

2017年11月6日、EBSCO社が“OpenDissertations.org”プロジェクトの創設を発表しています

EBSCO社がBiblioLabs社と協同で立ち上げたもので、オープンアクセス(OA)の電子学位論文(ETD)のアクセス・検索性の向上を目的としています。また、ETDのメタデータは、EBSCO Discovery Serviceにも投入されます。

同プロジェクトには、現在、英国図書館(BL)の学位論文ポータル“EThOS”、米国のコーネル大学、フロリダ州立大学、フロリダ大学、ミシガン大学、ミシガン州立大学、ケンタッキー大学が参加しており、各大学の機関リポジトリを通じてETDの全文閲覧を可能とします。

2018年の公開予定で、それまでに20以上の図書館が参加予定とされており、今後、マルチメディア形態の学位論文や執筆過程で作成された研究データの取り扱いに関する発表も行なう予定です。

米国国立運輸図書館、機関リポジトリ“ROSA P”を公開

2017年11月3日、米・運輸省の運輸統計局(BTS)は、米国国立運輸図書館(National Transportation Library:NTL)が、機関リポジトリ“ROSA P”を公開したと発表しています。

3万点を超すNLTのオープンデータや出版物を利用することが可能です。

メタデータの改定による検索・発見機能の向上、米・疾病管理予防センター(CDC)が作成したオープンソースのプラットフォームを基盤とした構築、全アイテムへのDOIの付与といったことが行われています。

NTL Launches New Public Access Repository ROSA P (BTS,2017/11/3)
https://www.bts.gov/newsroom/ntl-launches-new-public-access-repository-rosa-p

ROSA P(NTL)
https://rosap.ntl.bts.gov/

米国政府印刷局、米国議会図書館と共同で、1891年から1911年までの連邦議会議事録をデジタル化し“govinfo”で公開

2017年11月7日、米国政府印刷局(GPO)が、米国議会図書館(LC)と連携して、1891年から1911年までの連邦議会議事録をデジタル化し、連邦政府の情報を利用できるデータベース“govinfo”で公開したと発表しています。

公開したものは第52議会から第61議会までの議事録で、ユタ州とオクラホマ州の州への昇格、米西戦争、ライト兄弟による人類初飛行、パナマ運河の建設等に関するものが含まれます。

Digitized Bound Congressional Record 1891-1911 Now Available(govinfo,2017/11/7)
https://www.govinfo.gov/features/crecb-1891-1911-now-available

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