米国

米・ミネソタ州ヘネピン郡図書館、ローカルミュージックを配信する“MnSpin”を2017年末に公開へ

米・ミネソタ州のヘネピン郡図書館が、2017年末にサービスを開始する音楽配信プラットフォーム“MnSpin”で配信の対象となるミネソタ州地域のミュージシャンによる楽曲の公募を開始しています。

公募は8月2日までで、審査をへて選ばれたアーティスト(現在のところ40人・団体まで)の楽曲がプラットフォームから配信されます

プラットフォームでは、楽曲のストリーミング聴取が誰でもできるほか、同館の利用者カード保持者は楽曲のダウンロードも可能です。

Musicians: Be heard!(Hennepin County Library,2017/7/5)
http://www.hclib.org/about/news/2017/july/mn-spin

参考:
E1598 - 公共図書館によるローカルミュージック・プロジェクト始まる
カレントアウェアネス-E No.265 2014.08.28
http://current.ndl.go.jp/e1598

米国学校図書館員協会、教育と学習に役立つウェブサイトとアプリの2017年版を発表

2017年6月24日、米国学校図書館員協会(AASL)が、教育と学習に役立つウェブサイト25点とアプリ24点を発表しています。

学校図書館員と教師による、学習やカリキュラムの開発に役立つものが選ばれており、ウェブサイトは今回で9回目、アプリは今回で5回目の発表となります。

AASL announces 2017 Best Websites for Teaching & Learning(ALA,2017/6/24)
http://www.ala.org/news/press-releases/2017/06/aasl-announces-2017-best-websites-teaching-learning

米国図書館協会、“Libraries Transform”キャンペーンの3年間の延長を決定

2017年7月7日、米国図書館協会(ALA)は、理事会において、“Libraries Transform”キャンペーンの3年間の延長が決定されたと発表しています。

同キャンペーンは、米国における図書館の変容を強調し、デジタル時代における図書館の重要な役割に関する国民の意識を高めるための啓発運動で、2015年から開始されましたが、ALAの調査で、キャンペーンの成功が認められたことから、継続が決定したものです。

期間は2017年9月1日から2020年8月31日までとなっています。

オープンソースのディスカバリーサービス“VuFind”のバージョン4.0が公開

米国のヴィラノヴァ大学図書館が開発しているオープンソースのディスカバリーサービス“VuFind”のVersion 4.0が、2017年7月10日に公開されました。

VuFind 4.0 Press Release(VuFind,2017/7/10)
https://vufind.org/wiki/changelog:release-4-0

参考:
オープンソースの次世代OPAC“VuFind”のバージョン3.0が公開
Posted 2016年4月26日
http://current.ndl.go.jp/node/31450

米国議会図書館、Occupational Folklife Projectの成果を公開:米国の労働者文化のオーラルヒストリーアーカイブ

2017年7月7日、米国議会図書館(LC)が、Occupational Folklife Projectの成果として、2011年から2012年にかけて、水先案内人・水上消防署員・港湾労働者・タグボートの船員・港湾技師・組合事務局・事業主といった、テキサス州のヒューストン港で働く人々に対して行ったインタービュー記録50件を公開しました。

同プロジェクトは、LCのAmerican Folklife Center(AFC)が、経済や社会の移行期における米国の労働者文化を記録すること目的に、2010年から開始したものです。

すでに700もの音声・動画によるインタビュー記録が AFCのアーカイブに保存されており、今後も、毎月、新しいコレクションを追加していく予定とされています。

米国議会図書館、米国図書館史の研究者ウィーガンド氏による、米国の公立学校図書館史に関する講演の動画を公開

米国図書館史の研究者ウィーガンド(Wayne A. Wiegand)氏が、2017年4月13日に、米国議会図書館(LC)のJohn W. Kluge Centerで行った、同氏の現在の研究テーマである、米国の公立学校図書館史に関する講演“How Long, O Lord, Do We Roam in the Wilderness? A History of School Librarianship”のウェブキャスト(動画)及びトランスクリプトを、LCが公開しました

ウィーガンド氏は、John W. Kluge Centerの客員研究員として、2017年1月から5月初めまでの間、LCの資料を用いて同テーマの調査を行なっており、研究では、「公立学校の教育の歴史」「米国図書館史」「読書の社会史(印刷史も含む)」「子どもの歴史」「場としての文化機関の歴史」の5つの視点を組み込んでいるとのことです。

講演のタイトルは、著明な学校図書館の指導者の1979年の論文から引用したもので、教育の専門家と図書館の専門家の間で、両者から見過ごされたり、過小評価された、学校図書館職員の数十年間の不満を表現しているとのことです。

北米研究図書館協会が報告書シリーズ“SPEC Kit”第355号を公開:大学でのアントレプレナー教育がテーマ

2017年7月6日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書シリーズ“SPEC Kit”第355号を刊行しました

“Campus-wide Entrepreneurship”がテーマで、ARLの加盟館が、学内でのアントレプレナー(起業家精神)教育をどのように支援しているかを調査したものです。

大学でのアントレプレナーシッププログラム・アントレプレナーシップセンター・インキュベーターの事例、図書館のアントレプレナー教育に関する資源・サービス・アウトリーチ活動・指導教材の事例、アントレプレナーシップに関する図書館の職種の事例などが紹介されています。

米・シカゴ公共図書館によるMOOC受講者を支援する学習サークル:在籍率や修了率が向上(記事紹介)

2017年7月5日付のLibrary Journal(LJ)誌(オンライン版)が、米国のシカゴ公共図書館(CPL)が、無料オンライン講義MOOCを提供するPeer 2 Peer University(P2PU)と連携して2年前から実施している“Learning Circles”というプログラムを紹介しています。

“Learning Circles”は、MOOCを受講する利用者のサークルで、大学での教育を受けていない住民とMOOC及び受講者を支援するファシリテーターとしての図書館員を結びつけることを目的としています。

記事では、図書館員がファシリテータとしてMOOC受講者の学習を支援することで、“Learning Circles”参加者のMOOC受講の在籍率が45%から55%となっており、個人でMOOCを受講している人の在籍率7%を大幅に上回っていることが指摘されています。

同プログラムは、現在、CPLの80の分館のうち21館で実施されており、博物館・図書館サービス機構(IMLS)の助成金を得たことから、今後、実施館を拡大する計画となっています。

Internet Archive、児童・生徒向けウェブアーカイブプログラムの2016・2017年度の成果を公開

2017年7月5日、Internet Archive(IA)が、児童・生徒向けウェブアーカイブプログラム“K-12 web archiving program”の2016・2017年度の成果を公開しました。

今回で9回目の開催であり、プログラムに参加した全米の11の学校の児童・生徒が、インターネット上の情報について批判的に検討し、将来のために保存するウェブサイトを選定して、Archive-Itを使って収集する取組で、参加校は、同プログラムを学校のカリキュラムに組み込んでいます。

あわせて、同プログラムに参加した3人の教師の感想も紹介されています。

K-12 Web Archivists Capture History in the Making(IA,2017/7/5)
http://blog.archive.org/2017/07/05/k-12-web-archivists-capture-history-in-the-making/

米・エルクハート公共図書館、火災の被害により休館中

米・インディアナ州のエルクハート公共図書館が、2017年7月2日に本館の増床部分から発生した火災により、7月8日まで休館すると発表しています。

報道が引用する、同館館長Janelle Graber氏や図書館理事会の理事長Carolyn Foley氏の発言によれば、図書、図書館什器、コンピューターが被害を受けており、DVD・オーディオブックのコレクションはすべて失われたとされています。

貸出し中の資料の返却は、返却ボックスや、図書館コンソーシアムEvergreen Indiana加盟館で可能で、また、延滞料も請求しないとしています。また、オンラインでダウンロード可能な電子書籍やオーディオブックは休館中も利用可能です。

Foley氏が7月5日に発表した声明によると、出火の原因は当局により放火と判断されており、容疑者に関する情報が専用電話で受け付けられているほか、同館への寄付金を受け入れるための基金も設立されています。

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