米国

米国ジョージ・メイソン大学ロイ・ローゼンツヴァイク・歴史・ニューメディアセンター、“Omeka Everywhere”の公開を発表

2018年4月12日、米国ジョージ・メイソン大学ロイ・ローゼンツヴァイク・歴史・ニューメディアセンター(CHNM)が、“Omeka Everywhere”の公開を発表しました。

同アプリ(Android,iOS)をインストールすることで、デジタルコレクション展示用オープンソースソフトOmeka Classicで公開しているデジタルコンテンツがモバイル端末で閲覧できるほか、Omeka APIを用いて展示室内のタッチパネル等にコンテンツを配信することも可能です。また、展示室内に貼付されたQRコードを読み取ることで、展示室内のタッチパネルに表示されている作品をモバイル端末内に保存できるようにすることも可能です。

Explore Omeka Everywhere(CHNM,2018/4/12)
http://omeka.org/news/2018/04/12/omeka-everywhere/

Omeka Everywhere
https://omeka.org/everywhere/

米・フィラデルフィア公共図書館、リテラシー向上・労働力開発・中小企業振興等に与えた図書館の影響を調査した報告書を公開

米・ペンシルバニア州のフィラデルフィア公共図書館 (Free Library of Philadelphia)が、調査報告書“Impact Evaluation Report”を公開しました。

同調査は、米・ペンシルバニア大学の公共政策研究所(Fels Institute of Government)の事業評価等に関する取組“ImpactED”と連携して2017年秋に実施したもので、地域との関係性、リテラシー能力の向上、労働力開発、中小企業の振興の4つの重要分野への図書館の影響を評価しています。

図書館利用者は全住民を代表しており図書館や図書館職員に対して圧倒的に好意的であること、図書館のリテラシーに関するプログラムに参加する保護者は少ないものの参加した保護者は子どもへの好影響を回答していることのほか、求職や能力開発のための図書館の利用状況、起業や業務改善のための同館のビジネス支援サービスの利用状況についての調査結果などが示されています。

米国政府印刷局(GPO)、1936年創刊号からの全ての連邦官報のデジタル化を完了

2018年4月11日、米国政府印刷局(GPO)は、国立公文書館連邦官報事務局(OFR)と共同で、1936年創刊号からの全ての連邦官報(Federal Register)のデジタル化を完了したと発表しています。デジタル化された連邦官報は計1万4,587号、200万ページ近くに上ります。

これにより、1936年からの全ての連邦官報が、連邦政府の情報を利用できるデータベース“govinfo”から閲覧できるようになりました。

News and Press Releases (2018)(GPO)
https://www.gpo.gov/who-we-are/news-media/news-and-press-releases
※「04/11 GPO Completes Digitizing All Issues of the Federal Register」とあります。

米・シカゴ公共図書館、ティーン向けラーニングラボ“YOUmedia”のプロモーションビデオを公開

2018年4月11日、米・シカゴ公共図書館(CPL)が、館内のティーン向けラーニングラボである“YOUmedia”のプロモーションビデオをYouTubeで公開しました。

“YOUmedia”では、メンターの支援を受けて、若者が、音楽、動画、 2次元・3次元作品、写真、ポッドキャストなどといった創作を行なうことができます。

YOUmedia at CPL(YouTube,2018/4/11)
https://youtu.be/v8G4nnlgKmk
※シカゴ公共図書館の公式チャンネル

About YOUmedia(CPL)
https://www.chipublib.org/youmedia-teens/

米・ミシガン大学図書館による工学系大学院生の情報リテラシーの必要性に関する調査(記事紹介)

2018年4月11日付けの米・ミシガン大学図書館のブログで、同館が2017年11月に同大学の工学系の大学院生を対象に実施した情報リテラシーの必要性に関する調査の結果概要が紹介されています。

工学系の大学院生の研究を支援するためのより良い方法を把握することが目的で、文献調査・データベース利用・文献管理・データ管理・研究資金の調達・出版や著作権に関する知識・能力をアンケートにより調査したもので、文献調査を効果的に行なっていると答えたのは25%に過ぎず、文献調査に関して学ぶことに興味があるかについての質問に85%が「はい」「たぶんそう」と回答したこと等の結果が紹介されています。

また、同館では、2017年12月に、フォーカスグループインタビューによる調査も行なっており、大学院生が、同館で正式に講習会を実施していない専門分野のデータベースの検索方法を学びたいと考えていること、同館で前期に実施する情報リテラシーに関する講習会は後期に実施したほうが効果的と感じていること、現在は研究資金の調達は不要であるが今後研究者としてキャリアを積むために資金調達の方法を学びたいと考えていることなどがわかったとしています。

米・メリーランド大学とホワイトハウス記者協会、米国大統領への代表取材記事のデジタルアーカイブ構築を発表

2018年4月5日、米・メリーランド大学(UMD)は、同大学のジャーナリズム学部(Philip Merrill College of Journalism)・大学図書館・情報学部(College of Information Studies)と、ホワイトハウス記者協会(WHCA)とが連携し、同協会が作成した米国大統領への代表取材記事のデジタルアーカイブを構築すると発表しました。

代表取材による記事は、かつては紙で、現在は電子版で、全ての報道陣に配布されていますが、それら代表取材記事が同大学で保管されるとともに、デジタルアーカイブを通じてオンラインで公開されます。

今後2年間のうちに立ち上げられる予定で、今回の連携では、他にも、教育・研究プログラムの開発や、出版物の作成も予定されています。

EBSCO社、OA電子学位論文への検索・アクセスを提供するEBSCO Open Dissertationsを公開

2018年4月9日、EBSCO社はオープンアクセス(OA)の電子学位論文(ETD)を検索し、アクセスできるWebサービスEBSCO Open Dissertationsを公開しました。

同サービスは2017年11月に、EBSCO社がBiblioLabs社と協同で立ち上げを発表したもので、OAのETDへのアクセス・検索性向上を目的とするものです。サービス提供開始時点で4カ国・30以上の機関が参加しており、80万本以上のETDが検索対象となっています。

Open Dissertations Project from EBSCO Information Services Goes Live(EBSCO、2018/4/9付け)
https://www.ebsco.com/news-center/press-releases/open-dissertations-project-from-ebsco-information-services-goes-live

米国図書館協会、米国図書館界の概況についての報告書 (2018年版)及び「2017年に最も批判を受けた図書」を公表

2018年4月9日、米国図書館協会(ALA)は全米図書館週間にあわせ、米国図書館界の概況をまとめた報告書“State Of America's Libraries Report”の2018年版を公開しました。報告書は「大学図書館」「学校図書館」「公共図書館」「課題と傾向」「国家的課題と傾向」などの項目ごとにまとめられています。

また、「2017年に最も批判を受けた図書トップ10」(Top Ten Most Challenged Books)もあわせて公開されています。1位は2007年に出版されたJay Asherの小説” Thirteen Reasons Why”でした。同書は2017年にNetflixでウェブドラマシリーズが製作・公開されています。自殺を題材とする小説であり、図書館に対し批判が寄せられた理由も自殺を扱ったものであったため、とのことです。

米・ハリーランサムセンター、再生不可能となる恐れがある録音資料2,862点のデジタル化作業の開始を発表

2018年4月5日、米・テキサス大学オースチン校ハリーランサムセンターが、全米人文科学基金(NEH)の助成を得て、再生不可能となる恐れがある録音資料2,862点のデジタル化作業を2018年9月から2年間かけて実施すると発表しました。

デジタル化の対象となる録音資料は、同センターのキュレーター・保存専門家・アーキビスト・図書館員が、所蔵する48のコレクションのなかから、重要性・希少性・保存状態等に基づき選定しました。

同センターに所蔵されている録音資料には、他機関では未所蔵の非営利の資料が多く、データベースには1万5,000点の資料が登録されています。既に3,000点を超す資料がデジタル化され公開されていますが、今回のプロジェクトが完了すると約6,000点の資料がデジタル化されることになります。

全米医学図書館ネットワーク(NN/LM)史概説(1985-2015)(文献紹介)

2018年4月に発行された、Journal of the Medical Library Association誌の106巻2号に、全米医学図書館ネットワーク(NN/LM)の1985年から2015年までの動向を概観した論文“An historical overview of the National Network of Libraries of Medicine, 1985-2015”が掲載されています。

著者は、米国国立医学図書館(NLM)のスピーカー(Susan L. Speaker)氏です。

NN/LMは、1965年に創設された、米国の地域医学図書館(室)等によるネットワークで、本文献は、NN/LMの最初の20年間を紹介した1987年の論文以降の、NN/LMの活動の動向を追ったものです。

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