米国

F1000とビル&メリンダ・ゲイツ財団、オープンアクセス出版のためのプラットフォーム“Gates Open Research”を2017年の第3四半期に開始

2017年3月23日、F1000とビル&メリンダ・ゲイツ財団は、F1000Researchが4年にわたって遂行し、英ウェルカム・トラストが2016年11月に公開した“Wellcome Open Research”で採用された出版モデルを用いた、学術成果のオープンアクセス(OA)での公開のためのプラットフォーム“Gates Open Research”を、2017年の第3四半期に開始すると発表しています。

財団が支援している、公衆衛生、干ばつなど緊急事態の際に迅速に研究成果を広げることを目的としており、同財団から助成を受けた研究者は、財団のOAポリシーに基づき、同プラットフォームを用いて迅速に研究成果を公表できるほか、研究成果の再分析や研究データの再利用も可能となります。

また、否定的な結果、確認的な内容の研究論文や研究データも公開することができます。

米国国立医学図書館、機関リポジトリに登録されているフルテキストへのリンク機能を追加

2017年3月22日、米国国立医学図書館(NLM)が、PubmedのLinkout機能を用いて、機関リポジトリに登録されているフルテキストへのリンクを示すアイコンを表示する機能を追加したと発表しています。

機関リポジトリがこの新しい機能に参加することで、アイコンをAbstractの横にある“Full text links”欄に表示させることができます。

Institutional Repository LinkOut: A New Full Text Access Feature in PubMed(NLM Technical bulletin,2017/3/22)
https://www.nlm.nih.gov/pubs/techbull/ma17/ma17_linkout_institutional_repository_icon.html

E1899 - オルトメトリクスに関するNISO推奨指針

2016年9月22日,米国情報標準化機構(NISO)は,オルトメトリクス(Altmetrics)に関する研究開発プロジェクト“NISO Alternative Assessment Metrics Project”(代替的な評価指標プロジェクト:AAMP)の第2期の成果をまとめた推奨指針(Recommended practice),“Outputs of the NISO Alternative Assessment Metrics Project”を公開した。...

OCLC Research、MLAの相互理解や連携の拡大を目的に実施した調査の報告書を公開

2017年3月21日、OCLC Researchが、報告書“Collective Wisdom: An Exploration of Library, Archives and Museum Cultures”を公開しました。

特に継続教育や専門性開発の分野において、お互いの部門の実践や文化等の相互理解や、連携の拡大を目的に、18人の司書・学芸員・アーキビストが各部門の年次総会(米国博物館協会年次総会、米国図書館協会年次大会、米国アーキビスト協会年次大会)に参加し、得られた知見や推奨事項をまとめたものです。

参加者は、3部門において共通する課題として、保存・保全、多様性・公平性・包含性、雇用と職場の慣行、持続可能性(予算と環境)をあげ、また、必要な資料や各機関の公共的価値を確保するために、個人・組織・部門毎はもちろん3部門全体としてのよりよい擁護者となる必要性を指摘しています。

また、MLA連携に関する推奨事項やアイデアなどは、付録Aとして纏められています。

米・財団センター、米国の財団が国内の図書館に提供した補助金を可視化したデータベース“Visualizing Funding for Libraries”を公開

2017年2月6日、米・財団センター(Foundation Center)が、国内の財団によって国内の図書館に提供された補助金を可視化したデータベース“Visualizing Funding for Libraries”の公開を発表していました。

このデータベースを利用することで、政府による予算カットの埋め合わせや、多様な財源の構築、事業の拡大に活用できる、財団提供の補助金を調べることができます。

また、図書館の支持者、財団、非営利団体も、同データベースを利用することで、補助金の現状を知ることができます。

財団センターでは、補助金を調べる経験が不足している多くの図書館のために、無料の能力開発研修(ウェビナー、オンライン研修、集合研修)も実施するとのことです。

米・Library Journal誌、2017年の「図書館界を動かした人、揺るがせた人」52人を発表

米国のLibrary Journal(LJ)誌(オンライン)が、2017年版の「図書館界を動かした人、揺るがせた人」(Movers & Shakers)として52名の図書館員を発表しています。

米国の図書館界に、新しい風を吹き込んだ図書館員たちを、選出するもので、革新者(Innovators)、教育者(Educators)、デジタル開発者(Digital Developers)、コミュニティを作った人(Community Builders)、組織を変えた人(Change Agents)、アドヴォカシー分野(Advocates)、の6つの分野で選出されています。

Facebook(Library Journal,2017/3/20)
https://www.facebook.com/libraryjournalmagazine/posts/10155169222524182

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、全米博物館・図書館サービスメダル2017のファイナリストを発表

2017年3月20日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、全米博物館・図書館サービスメダル2017(2017 National Medal for Museum and Library Service)のファイナリストを発表しました。同賞は、市民や家庭、コミュニティに対して著しい貢献を果たした博物館・図書館等を称えて贈られる全米規模の賞です。図書館15館、博物館等15館がファイナリストに選ばれました。

2017年の図書館のファイナリストは以下のとおりです。

北米研究図書館協会(ARL)、加盟館・健康科学図書館・法律図書館の2014-2015年度版統計を刊行

2017年3月17日、北米研究図書館協会(ARL)が、2014-2015年度の3種類の統計を刊行しました。

いずれも、コレクション、スタッフ、予算、サービス等に関する統計がまとめられていて、それぞれ、米国とカナダのARL加盟館124機関、健康科学図書館59機関、法律図書館74機関が対象となっています。

また、過去の傾向をあらわした、無料で利用できる図表類も2014-2015年度に更新されています。

ARL Statistics 2014–2015 and Updated Trends Graphs Published(ARL, 2017/3/17)
http://www.arl.org/news/arl-news/4246-arl-statistics-2014-2015-and-updated-trends-graphs-published

米国大学協会(AAU)、北米研究図書館協会(ARL)、米国大学出版協会(AAUP)がオープンアクセス単行書出版イニシアティブを開始

2017年3月16日、米国大学協会(AAU)、北米研究図書館協会(ARL)、米国大学出版協会(AAUP)は、人文科学社会科学の研究者が、電子版の単行書をオープンアクセスで出版するための助成金の共有を促進するために、今春からOpen Access Monograph Publishing Initiativeを開始すると発表しています。

このイニシアティブに参加する大学は、オープンアクセス単行書出版をサポートするため大学の基本的な出版助成金15,000米ドルを提供する、1年に少なくとも3回出版助成する、このイニシアティブに5年間参加することとしています。12の大学が参加を表明しています。

AAUPは、2017年3月16日現在、57の大学出版社が助成金を受け入れる準備が整っているとしています。

米・トランプ新政権の2018会計年度予算案に対して米国図書館協会が声明を発表:非生産的で近視眼的

米・トランプ新政権が2017年3月16日に発表した2018会計年度予算案において、博物館・図書館サービス機構(IMLS)、国立芸術基金(NEA)、全米人文科学基金(NEH)への予算措置が行われないことを受け、各団体が声明を発表しています。

また、同日、米国図書館協会(ALA)が、この予算案について「非生産的で近視眼的だ」との声明を発表しています。

Institute of Museum and Library Services Issues Statement on the President's Proposed FY 18 Budget(IMLS,2017/3/16)
https://www.imls.gov/news-events/news-releases/institute-museum-and-library-services-issues-statement-presidents-proposed

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