米国

シアトル公共図書館においてもっとも多く利用停止処分を受けるのは有色人種、中でも子どもである(米国)

米国のコミュニティニュースサイト”South Seattle Emerald”の2018年8月22日付けの記事で、米シアトル公共図書館において利用停止処分を受けた人々の統計について扱われています。

同記事によれば、2018年1月~7月に利用停止処分(一定期間、図書館を利用できないとする処分。期間は最短で1日、最長で2年)を受けた人々のうち、3分の1以上がアフリカ系アメリカ人であった、とされています(シアトル全体ではアフリカ系アメリカ人の割合は7.1%)。中でも16歳未満の子どもについては、処分を受けた52人の全員が有色人種(43人が黒人、9人がヒスパニック)でした。

記事では具体的な排除事例や、子どもを一人で置いていく親が多いこと、排除の背景としてのホームレス問題等について触れられています。

独創的なタトゥーのデザインをお探しなら、Instagramもいいけれど、ぜひ図書館にも相談を(米国)

米ロサンゼルス公共図書館のブログに、”Beyond Butterflies & Barbed Wire: Tattoo Designs That Stand Out”と題した、図書館がいかに独創的なタトゥーのデザインを探す上で役に立つかを紹介した記事が掲載されています。

同記事では、確かにタトゥーのデザインを考える上ではInstagramも役に立つものの、ありきたりなデザインばかり出てきたり、誤訳した漢字が出てきたりすると評しています。そのうえで、驚かれるかもしれないがとしつつ、図書館にはイラスト集やグラフィックデザインの資料をはじめ、タトゥーのデザインを検討する上で役に立つ資料が豊富にあるとし、実例を画像付きで紹介しています。

米・Pew Research Center、若者及び保護者の携帯電話の利用実態や懸念事項を調査した報告書を公開

2018年8月22日、米国の調査機関Pew Research Centerが、報告書“How Teens and Parents Navigate Screen Time and Device Distractions”を公開しました。

2018年3月7日から4月10日にかけて、米国の13才から17才の若者743人と1,058人の保護者(子どものうち少なくとも1人が13才から17才)を対象に、携帯電話の利用実態や感じている懸念事項を調査した結果です。

若者の54%が携帯電話を長時間利用していると認識しており、52%がスマートフォンの利用を減らそう考えていることや、72%が起床するとすぐにメッセンジャー機能・通知機能を確認すること、56%が携帯電話を所持していないと孤独・動揺・不安を感じること、また、女性のほうが男性よりもそのように感じる割合が高いこと等が紹介されています。

一方、保護者は、携帯電話機等の画面を見ている時間が子どもに与える影響を心配しており、57%がその利用時間を制限しているとの結果を紹介しています。また、15%が携帯電話により仕事の集中力をなくすと回答しており、若者が授業で集中力をなくすと回答した割合(8%)の約2倍である事も指摘されています。

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)、Instagramのストーリー機能で古典作品の電子版が読める“Insta Novels”を開始

2018年8月22日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、“Insta Novels”を開始しました。

広告代理店/クリエイティブ・エージェンシーMotherとの連携事業で、NYPLのInstagramのストーリー(Stories)機能を用いて古典作品の電子版を公開するものです。「ハイライト」機能を用いて同電子版を保存することも可能です。

現在、『不思議の国のアリス』が公開されていますが、今後数か月以内には、ギルマン『黄色い壁紙』とカフカ『変身』の公開が予定されています。

北米研究図書館協会(ARL)、SPEC調査プログラムの終了を発表

2018年8月22日、北米研究図書館協会(ARL)が、11月の報告書シリーズ“SPEC Kit”第361号の刊行をもって、1973年から45年にわたって図書館の政策や実践に関するデータの収集・普及を行なってきたSPEC調査プログラムを終了させると発表しました。

2017年に、ARLの今後の評価のためのプログラムに関するタスクフォース(Assessment Program Visioning Task Force)が、現在の評価関連サービスの再検討を要請し、その中で、ARL会員館の専門知識を活用・共有することで会員館を支援することが提言されたことを受け、そのためのリソースを割くために終了することになったものです。

ARLでは、ベストプラクティスとなるケーススタディを集めて普及させるための新しい方法を設計・実行するためのパイロット事業を実施中です。

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)、ネクタイとバッグの貸出を実施

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)のリバーサイド分館では、ネクタイとバッグの貸出を行っています。

同館では、就職の面接等で身なりを整えるために必要な、ネクタイ類やブリーフケース、ハンドバッグ等の貸出を行っています。延滞による罰金が15ドル以下の10代以上の利用者であれば、図書館カードで3週間借りることができます。

同館は、面接のコツや無料の就職関連情報、専門家によるファッションアドバイスを得られるウェブサイトや組織についてまとめた案内を用意しています。

Time to Dress Up: Introducing the NYPL Grow Up Work Fashion Library(NYPL,2018/8/6)
https://www.nypl.org/blog/2018/08/06/dress-up-nypl-lending-fashion-library

米国国立標準技術研究所(NIST)がCHORUSに加盟

2018年8月21日、出版社・学協会が公的助成研究成果のパブリックアクセス拡大に向けて組織した官民イニシアティブCHORUSは、米国国立標準技術研究所(NIST)がCHORUSに加盟したと発表しました。

National Institute of Standards and Technology (NIST) Signs Participation Agreement with CHORUS(CHORUS,2018/8/21)
https://www.chorusaccess.org/nist-signs-participation-agreement-chorus/

参考:
米国国立標準技術研究所(NIST)、CHORUSと連携して、同所が資金提供した研究結果へのパブリックアクセスを改善する試行プロジェクトを開始
Posted 2015年12月4日
http://current.ndl.go.jp/node/30142

米国議会図書館(LC)、タブを開く毎に同館所蔵の著作権保護期間満了作品の画像を表示するChrome拡張機能(Beta版)を公開

2018年8月16日、米国議会図書館(LC)が、タブを開く毎に同館所蔵の著作権保護期間満了作品の画像をランダムに表示させるChrome拡張機能(Beta版)をLC Labsのページで公開しました。

LCのインターンシップ(ジュニアフェロー)のFlynn Shannon氏が作成したものです。

Explore Historical Images through the Library of Congress Free to Use Browser Extension(The Signal LC,2018/8/16)
https://blogs.loc.gov/thesignal/2018/08/explore-historical-images-through-the-library-of-congress-free-to-use-browser-extension/

図書館員向けオンライン学習コミュニティWebJunctionで“Wikipedia + Libraries: Better Together”が開講

2018年8月20日、OCLCが運営する図書館員向けオンライン学習コミュニティWebJunctionで“Wikipedia + Libraries: Better Together”が開講しました。

OCLCによる、米国の公共図書館とWikipedia英語版との連携強化のためのプロジェクトにおいて作成された9週間の講座です。

Wikipediaの記事の編集方法、Wikipediaに関するワークショップの実施方法、Wikipediaを取り入れたアウトリーチ活動の企画方法等を学ぶことができます。

スライドやハンドアウトなどの各種資料もダウンロードできます。

CHORUS、米・国際開発庁(USAID)と覚書を締結

2018年8月16日、CHORUSは、米・国際開発庁(USAID)と、USAIDが助成した学術成果のアクセス拡大を目的とした覚書を締結したと発表しています。

USAIDでは2016年11月にパブリックアクセスプランを策定し、同庁のポータルを介してOA論文・著者最終稿にリンクさせていますが、今回の締結により、UDAIDではmCHORUSのサービスを活用して、助成した学術成果へのアクセス状況のモニタリングを強化し、学術成果のインデキシングや長期保存を進展させるとしています。

USAID Signs Participation Agreement with CHORUS(USAID,2018/8/16)
https://www.chorusaccess.org/usaid-signs-participation-agreement-chorus/

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