米国

イェール大学図書館がOpen Preservation Foundationに加盟

2017年10月5日、英国に本拠地を置き、長期デジタル保存を目指す活動を行っている非営利団体Open Preservation Foundation(OPF)に、新たに米国のイェール大学図書館が加盟したと発表されました。

イェール大学図書館は古代のパピルスや初期刊本等のデジタル化資料をはじめ、多様なデジタルコレクションを有し、現時点でその容量は1ペタバイトを超え、なおも成長しています。イェール大学図書館はOPFのツールを用い、世界のデジタル保存をリードするツールとサービスを開発していくとのことです。

Yale University Library joins the Open Preservation Foundation(Open Preservation Foundation、2017/10/5付け)
http://openpreservation.org/news/yale-university-library-joins-the-open-preservation-foundation/

イノベイティブな図書館リーダーを鍛える2日間の研修プログラムSILL 研修資料と映像を公開

イリノイ大学アーバナシャンペーン校図書館に設置された、図書館員向けの研修プログラム等を提供する機関Mortenson Center for International Library Programsが、イノベイティブな図書館リーダーを鍛える2日間の研修プログラム”Strengthening Innovative Library Leaders”(SILL)を公開しました。

SILLは「図書館員のリーダーシップスタイル」、「イノベイターとしての図書館リーダー」、「図書館リーダーとプラン」(現実的なゴールと計画をいかに立案するか)、「コミュニケイターとしての図書館リーダー」という4つのモジュールから成る研修プログラムです。一方的な座学ではなくグループワークやロールプレイング、アクションプランなど、参加型の内容から構成されています。

研修のスタートガイドやハンドブック、スケジュール、スライド等はCC-BY-NC-SAで公開されており、また実際の研修の映像もYouTubeから閲覧することができます。これらの資料を用いて、SILLを自由に利用することができるとのことです。

オープンソースの図書館システム“Evergreen” バージョン3.0.0がリリース

2017年10月3日、オープンソースの図書館システム“Evergreen”のバージョン3.0.0がリリースされました。バージョン2.0からの大きな変更点としては、スタッフ向け画面がWebベースになり、専用クライアントソフトのダウンロードが不要になったこと等があります。

Evergreen 3.0.0 released(Evergreen、2017/10/3付け)
https://evergreen-ils.org/evergreen-3-0-0-released/

オープンソースの図書館管理システム「Evergreen 3.0」リリース(OSDN Magazine、2017/10/6付け)
https://mag.osdn.jp/17/10/06/164500

【イベント】三田図書館・情報学会、特別月例会「書籍のナショナルアーカイブについて考える」(10/26・東京)

2017年10月26日、三田図書館・情報学会は慶應義塾大学三田キャンパスにおいて特別月例会「書籍のナショナルアーカイブについて考える」を開催します。発表者は弁護士で森・濱田松本法律事務所のシニアカウンセルである松田政行氏と、慶應義塾大学の根本彰氏です。

当日は『Google Books裁判資料の分析とその評価:ナショナルアーカイブはどう創られるか』を2016年に出版した松田氏による講演「電子書籍流通のための情報基盤-書籍のナショナルアーカイブをめぐって」に加え、議論の場が設けられるとのことです。

三田図書館・情報学会 月例会
http://www.mslis.jp/monthly.html

参考:
米・連邦最高裁判所、Googleブックス訴訟におけるAuthors Guildからの上訴を受理しないことを決定
Posted 2016年4月19日
http://current.ndl.go.jp/node/31380

米・MITメディアラボ、公共図書館との連携プロジェクト“Public Library Innovation Exchange”を開始

米・マサチューセッツ工科大学のMITメディアラボが、米国の公共図書館での新しいプログラム開発を支援するためのプロジェクト“Public Library Innovation Exchange”を開始すると発表しています。

ナイト財団(Knight Foundation)の助成を得て実施される同プロジェクトは、“Media Lab Learning Initiative”からの小人数からなるチームとMIT図書館により運営されるもので、MITメディアラボの研究者と公共図書館間の協力関係を構築する事を目的としています。

プロジェクトでは、両者がお互いの機関を短期訪問して緊密な作業や共同設計・開発を可能とする“Residency exchanges”、MITメディアラボが開発したプログラムを実施する公共図書館を支援するためのウェブサイトの構築、オンライン上や「ハングアウト」を用いてのツールのデモンストレーションや会話・アイデア創出のためのフォーラムの開催などが計画されています。

米国情報標準化機構、コンテンツ交換のための標準規格“STS: Standards Tag Suite ”を発表

2017年10月9日、米国情報標準化機構(NISO)が、規格“STS: Standards Tag Suite ”を公開したと発表しています。

標準化したフルテキストやメタデータを記述するためのXMLの要素や属性を定義しており、交換タグセットと拡張セットがあり、フルテキストやメタデータの公開や相互運用性のための標準モデルを提供するものです。

NISO Publishes Standards Tag Suite (NISO STS) Standard(NISO,2017/10/9)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=7f86c9b6e70c7e87f64ca24f571db881ad31ee0b

米・テキサス大学ハリーランサムセンターが所蔵するノーベル賞作家カズオ・イシグロ氏のアーカイブ(記事紹介)

カズオ・イシグロ氏が2017年度のノーベル文学賞を受賞したことを受け、同氏のアーカイブを所蔵する米・テキサス大学オースチン校のハリーランサムセンターが、同氏のアーカイブについて紹介する記事を公開しています。

同アーカイブは、同センターが2015年に取得したもので、同氏の執筆した7つの小説に関するメモ書きや草稿など、構想段階の記録が含まれます。

これら記録類は、数か月かけて同氏自身によって整理され、注釈が付与されており、それらの注釈は、記録類に関する追加の情報となっているとのことです。

同センターのギャラリーでは、2017年10月31日まで、これら記録類の展示が行われます。

Students, Researchers and Public Have Access to Archive of Nobel Laureate Kazuo Ishiguro(Harry Ransom Center,2017/10/5)
http://www.hrc.utexas.edu/press/releases/2017/ishiguro.html

Internet Archive、Wayback Machineにウェブページを構成する要素をタイムスタンプ付きでリスト表示させる機能を追加

2017年10月5日、Internet Archive(IA)が、Wayback Machineに、収集されたウェブページを構成するファイル等の要素をタイムスタンプ付きでリスト表示させる機能を追加したと発表しています。

リストには、画像、CSSといった当該ページを構成するファイルなどの要素のURLや日付、現在のページと比較しての時差が表示されます。

リストにカーソルを合わせると強調表示され、クリックするとそのファイルのみが表示されます。

ツールバーの右側にある“About this capture” をクリックすることで利用することができます。

Wayback Machine Playback… now with Timestamps!(IA,2017/10/5)
http://blog.archive.org/2017/10/05/wayback-machine-playback-now-with-timestamps/

米・コロラド州ジェファーソン郡公共図書館、地元のビール醸造所と連携したイベントを開催:18歳から35歳までの図書館利用促進が目的

米・コロラド州のジェファーソン郡公共図書館が、地域の20のビール醸造所と連携し、“Stouts & Stories, Ales & Tales”を開催しています。

地元紙の報道によると、18歳から35歳までの図書館利用が少ない層に対して、彼らが子どものころの図書館と現在の図書館とは異なっていることを理解してもらい、図書館の利用を促進することが目的です。

2017年10月1日から11月15日にかけては、図書館等でパスポートを入手し、醸造所でクーポンを利用して試飲すると、スタンプがもらえる“Jeffco Passport Beer Tour”が実施されます。所定の数のスタンプを集めると、クージー(保冷・保温性のあるドリンクカバー)やボトルオープナー、パイントグラスといった限定品がもらえます。

また、10月11日には、ラマーストリートセンターにおいて、地元のクラフトビールの試飲会や醸造所関係者による講演が行われ、会場には移動図書館車も停車します。

LC法律図書館、法情報や同館の調査ガイド・外国法に関する報告書を紹介するチャットボットを公開

2017年10月4日、米国議会図書館(LC)の法律図書館が、法情報や同館の調査ガイド・外国法に関する報告書を紹介するチャットボットを公開しました。

同館Facebookの「メッセージ送る」(Send Message)を押下すると利用可能で、“yes” や“no” 、もしくは限られた数のコマンドを入力すると、求めている情報が紹介される仕組みとなっています。

We are Excited to Announce the Release of the Law Library of Congress Chatbot(LC,2017/10/4)
http://blogs.loc.gov/law/2017/10/we-are-excited-to-announce-the-release-of-the-law-library-of-congress-chatbot/

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