米国

OCLC Research、アーキビストがIT専門家と効果的に連携するために必要な知識を解説した手引きを公開

2017年4月27日、OCLC Researchが、“Demystifying IT: A Framework for Shared Understanding between Archivists and IT Professionals”を公開しました。

あらゆる種類の電子記録やデジタルコンテンツへの対応が必要となった現状に鑑み、アーキビストが、その問題を解決するためにIT専門家と効果的に連携する際に知っておくべき、IT分野における優先事項・技術・文化を解説したものです。

2015年7月に公表した報告書“The Archival Advantage : Integrating Archival Expertise into Management of Born-digital Library Materials”の手引きであり、図書館やアーカイブ機関がボーンデジタル資料管理を実施するにあたって必要な知識を得るための事業“Demystifying Born Digital”シリーズの後継レポートとして位置付けられています。

米国物理学会、2018年からSCOAP3に参加

2017年4月27日、米国物理学会(APS)が、2018年からSCOAP3に参加することで、欧州原子力研究開発機構(CERN)と合意したと発表しています。

これにより、2018年1月から、APSのジャーナル3誌(Physical Review Letters,Physical Review D,Physical Review C)掲載の高エネルギー物理学分野の論文がオープンアクセス(CC BYライセンス)で公開されます。

この合意により、高エネルギー物理学分野の論文の87%をSCOAP3でカバーできるようになると説明されています。

APS and CERN Sign an Open Access Agreement for SCOAP3(APS,2017/4/27)
https://www.aps.org/newsroom/pressreleases/scoap3.cfm

E1910 - プログラミング教育と図書館:ALAによる調査と提言

2017年3月に公示された次期学習指導要領では,小学校でのプログラミング教育が2020年度から必修とされた。プログラミング教育の目的は,国の経済的発展や将来の雇用のために,子どもにプログラミング言語を用いたコーディング技術を身に着けさせることにあるのではなく,試行錯誤しながらコンピュータに意図した処理を実行させる体験をすることで,問題解決力・論理的思考力・創造性といった,これからの時代に必要な「プログラミング的思考」を育成することにあるとされている。

E1909 - 2017年NCCワークショップ・CEAL及びAAS年次大会<報告>

2017年3月,カナダ・トロントにて,13日から14日まで北米日本研究資料調整協議会(NCC)主催のワークショップ,15日から16日まで東亜図書館協会(CEAL)年次大会(E1671ほか参照),さらに16日から19日までアジア学会(AAS)の年次大会が開催された。国立国会図書館(NDL)からは,筆者を含め2名の職員が参加した。

E1911 - 北米の公共図書館におけるサービスやプログラムの効果を測る

2016年10月,米国図書館協会(ALA)の1部門である公共図書館協会(PLA)が,公共図書館支援のためのプロジェクト“Project Outcome”の年次報告書を公表した。“Project Outcome”は,利用者調査及び調査結果分析のための無料のオンラインツールを提供することで,図書館が自館の主要なサービスやプログラムの実際の効果を測ることを支援するとともに,調査結果を業務に役立てるための研修や,各館の取組を共有する機会等を提供するプロジェクトである。公共図書館では,自館のサービスやプログラムが地域にどのような効果をもたらしているかを裏付けるデータが不足しているとされており,そのようなデータを得て図書館の業務改善を支援しようというものである。2015年6月の開始以来,米国及びカナダの1,000館以上の公共図書館から2,000人以上の職員が参加している。

米・オクラホマ州立大学農学・天然資源学部、州内の公共図書館と連携し、地方のデジタルデバイド解消を目的にWi-Fiのホットスポットを貸出し

2017年4月24日、米・オクラホマ州立大学農学・天然資源学部(Division of Agricultural Sciences and Natural Resources)が、同州の地方部のデジタルデバイド解消を目的に、州内の4つの公共図書館(エルジンコミュニティ図書館、レイガー記念図書館、トマス-ウィルハイト記念図書館、セミノール公共図書館)と連携し、Wi-Fiのホットスポットを貸し出すパイロット事業を開始すると発表しています。

地方の小規模図書館ではインターネットアクセスが提供されておらず、また、同州において年間所得が2万5千ドル以下の住民のブロードバンドアクセス契約率が44%にすぎないという現状を鑑み、複数のデバイスからの接続が可能なホットスポットを貸し出すことで、地方におけるブロードバンドアクセスを促し、生活の質やコミュニティーを強化することを目的としています。

Mobile Beaconの支援を受けて、2018年4月まで実施されます。

米国政府印刷局、米国議会図書館と共同で、1960年代の連邦議会議事録をデジタル化し“govinfo”で公開

2017年4月25日、米国政府印刷局(GPO)が、米国議会図書館(LC)と連携し、1961年から1970年までの連邦議会議事録をデジタル化し、連邦政府の情報を利用できるデータベース“govinfo”で公開したと発表しています。

公開したものには、第87議会から第91議会までの議事録で、ベトナム戦争、宇宙計画と月面着陸などのトピックが含まれます。

GPO ISSUES DIGITAL RELEASE OF HISTORICAL CONGRESSIONAL RECORD FOR THE 1960S (GPO,2017/4/25)
https://www.gpo.gov/newsroom-media/presspage/17presspage17.htm

Wikipedia創設者のジミー・ウェールズ氏がフェイクニュースと戦う新たなニュースサイト”Wikitribune”を立ち上げ クラウドファンディングで資金を集め、プロのジャーナリストと人々が協働して編集

Wikipediaの創設者であるジミー・ウェールズ(Jimmy Wales)氏が、新たなニュースメディア”Wikitribune”を開設することを発表しました。現在、クラウドファンディングにより資金を募っています。The Guardian紙等が詳細を報じています。

同紙の記事によれば、Wikitribuneはプロのジャーナリストとボランティアコミュニティの協働によってフェイクニュースに対抗することを目指すものであるとのことです。クラウドファンディングにより集めた資金から記者に対する報酬を支払い、掲載された記事については読者コミュニティがファクトチェックを行ったり、再編集することができるようにするとされています。

資金調達が順調にいけば、2017年6月8日に行われる英国下院議員総選挙よりも前に、最初のジャーナリストを雇用することをウェールズ氏は計画しているとのことです。

米国情報標準化機構、“STS: Standards Tag Suite”のドラフト版(NISO Z39.102-201x)を公開

2017年4月24日、米国情報標準化機構(NISO)は“STS: Standards Tag Suite”のドラフト版(NISO Z39.102-201x)を公開し、5月24日までパブリックコメントを求めています。

フルテキストや標準メタデータの出版・交換のための、共通のXMLフォーマットを規定するもので、DTD(文書型定義)が数種類あることが、標準間の相互運用性を妨げ、組織間の協力を阻害しているという認識のもと、“Journal Article Tag Suite(JATS)”(ANSI/NISO Z39.96-2015)をベースに作成されたものです。

ドラフト版へのコメントに対応をした後、2017年の秋に公表される予定です。

米・図書館情報学教育協会、戦略計画“ALISE Strategic Plan 2017-2020”を発表

2017年4月24日、米・図書館情報学教育協会(ALISE)が、戦略計画“ALISE Strategic Plan 2017-2020”を発表しています。

以下の4点が掲げられています。

戦略的方向1:高品質な図書館情報学分野の教育と研究をリードする
戦略的方向2:あらゆるレベルの教育において教育的な卓越と革新を促進する
戦略的方向3:会員の拡大
戦略的方向4:財政運営の効率化

ページ