カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。

米国

ACRLによるカレントアウェアネスジャーナル“Keeping Up With...”第2号刊行 テーマは「ゲーミフィケーション」

2013年5月23日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、図書館員向けのカレントアウェアネスジャーナル“Keeping Up With...”の第2号を刊行しました。テーマは「ゲーミフィケーション」となっています。

Keeping Up With... Gamification
http://www.ala.org/acrl/publications/keeping_up_with/gamification

Keeping Up With… Gamification (ACRL 2013/5/23付けの記事)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/7294

参考:
ACRLが図書館員向けカレントアウェアネスジャーナル“Keeping Up With..”を創刊 初号は「デジタル人文学」がテーマ
http://current.ndl.go.jp/node/23316

EDUCAUSE、「ゲーミフィケーションについて知っておくべき7つの事柄」を公開
http://current.ndl.go.jp/node/18879

OCLCによる図書館員向け研修サービス“WebJunction”が10周年

2013年5月にOCLCの提供する図書館員向け研修サービスWebJunctionが10周年を迎え、5月12日に米国議会図書館(LC)で記念式典が開催されました。また、WebJunctionは、図書館コミュニティに対してWebJunctionから得たものを紹介する動画やSNSへの投稿等を呼び掛けています。

OCLC’s WebJunction Marks 10 Years of Supporting and Serving Libraries (Webjunction 2013/5/22付けの記事)
http://www.webjunction.org/news/webjunction/oclc-webjunction-marks-10-years.html

デジタル人文学と図書館をテーマとしたTHATCamp(記事紹介)

2013年5月22日、図書館とデジタル人文学をテーマとしたウェブサイトdh+libが、“Digital Humanities & Libraries: More of THAT!”という記事を掲載しています。

これは、2012年11月2日に米国のデンバーで開催されたDigital Library Federation Forumに併せて開かれたTHATCamp“DH and Libraries”の報告記事です。THATCampとは、人文文学と情報技術のそれぞれの専門家らによるアンカンファレンス方式の会合で、今回特にデジタル人文学と図書館をテーマとして開催されました。

記事では、開催の背景や当日議論されたテーマ等が詳細にまとめられています。

Digital Humanities & Libraries: More of THAT! (dh+lib 2013/5/22付けの記事)
http://acrl.ala.org/dh/2013/05/22/digital-humanities-libraries-more-of-that/

DH and Libraries THATCamp
http://dhlib2012.thatcamp.org/

参考:

イリノイ州議会で、公立の高等教育機関の研究論文のオープンアクセス化に関する法案が両院を通過

2013年5月16日、イリノイ州議会で、公立の高等教育機関に、研究文献のオープンアクセスに関するポリシーを1年以内に作成するように求める"Open Access to Research Articles Act"が両院を通過しました。

Biss' open access legislation passes House
http://www.illinoissenatedemocrats.com/index.php/sen-biss-home/3420-biss-open-access-legislation-passes-house

Illinois Senate Bill 1900
http://legiscan.com/IL/bill/SB1900/2013

The Illinois Open Access to Articles Act (SB 1900)(SPARCウェブサイト)
http://www.sparc.arl.org/media/illinois-considers-state-level-public-access-polic.shtml

Wants universities to make taxpayer-funded research available to the public(2013/4/25)

E1433 - MOOCについて図書館員が知るべきことは?<文献紹介>

 2012年に世界の高等教育機関で急速に注目を集め,今なお発展し続けているMOOC(Massive Open Online Course)。大規模な無料オンライン講義の総称である。オンライン教育自体は新しいものではないが,教える側には今までにないほど多数の受講生に講義を提供できる点,学生には時間的に柔軟な受講形式や無料で一流大学の教員による授業を受けられる点が魅力となり,MOOCは拡大している。高騰し続ける従来型の大学教育コストと,新たなオンライン・インターフェースの登場もその背景にある。...

E1431 - 人文系学術電子書籍に関する大学図書館員の認識調査

人文系の学術電子書籍のサイトであるACLS Humanities E-Book (HEB)において,2013年3月6日に“Perception Analysis of Scholarly E-Books in the Humanities at the Collegiate Level”と題された報告書が発表された。HEBとは,米国学術団体評議会(American Council of Learned Societies:ACLS)が27の学会及び100以上の出版社等と協力して構築しているものであり,現在約3,700件の人文系学術電子書籍が登録されている。HEBはこれまで電子書籍に関する調査結果を“HEB White Papers”として公開してきた。今回の報告書はその第4号として,北米の大学図書館における人文系学術電子書籍の購入について大学図書館員の認識を調査しまとめたものである。人文系における電子書籍の現在の提供状況を概観したうえで,大学図書館員の人文系学術電子書籍の提供への認識を調査し,図書館員の観点から課題を考察している。...

E1430 - NARA運営の13番目の大統領図書館,ブッシュ大統領図書館開館

米国国立公文書館(NARA)の大統領図書館部(Office of Presidential Libraries)が管理運営している大統領図書館は,第31代大統領フーバーから第42代大統領クリントンの大統領図書館まで,12館あった。この度,その13番目となる大統領図書館が誕生した。テキサス州の南メソジスト大学ダラスキャンパスに建設され,2013年4月25日に開館セレモニーが行われた,第43代大統領G.W.ブッシュの大統領図書館である。なお,フーバーより前の大統領については,第16代のリンカーンなど,大統領図書館と称されるものが建設されているケースがあるが,いずれもNARAの管理には服していないものである。...

E1429 - 米国デジタル公共図書館(DPLA)が公開される

2013年4月18日,米国デジタル公共図書館(Digital Public Library of America:DPLA)のベータ版が公開された。DPLAは,米国各地の図書館・博物館・文書館等が有するデジタルコンテンツを一元的に無料で検索できるポータルサイトである。公開直前のボストン連続爆破テロ事件の影響で,予定されていた記念イベントが中止を余儀なくされた中での静かな船出であった。...

米国務省、『米国外交文書史料集(FRUS)』電子書籍の目録APIを公開

米国務省歴史課(Office of the Historian)は、2012年3月から『米国外交文書史料集(Foreign Relations of the United States:FRUS)』の電子書籍化(Mobi、EPUB形式)を進めており、現在103巻が公開されています。この度、歴史課は、それら電子書籍の目録APIを公開したと発表しています。

DEVELOPER RESOURCES (U.S. Department of State Office of the Historian)
http://history.state.gov/developer

U.S. Department of State Office of the HistorianによるAPI公開を伝えるツイート
https://twitter.com/HistoryAtState/status/337265590572052481

U.S. Department of State Historian Releases API for Online Ebook Catalog (INFOdocket 2013/5/22付けの記事)

米ハーバード大学の学術コミュニケーション室長にPeter Suber氏が就任

2013年5月21日、米国のハーバード大学図書館及びバークマンセンター(Berkman Center for Internet & Society)は、同大学の学術コミュニケーション室(Office for Scholarly Communication)の室長に、Peter Suber氏をあてる人事を発表しました。就任は7月1日となっています。学術コミュニケーション室は、同大学における学術成果のオープン化や共有化、保存に全学的に取り組む部署とのことです。

Suber氏はオープンアクセス運動の中心的な人物として知られており、室長就任後も、現在のハーバード大学オープンアクセスプロジェクトの担当や、SPARCでのシニア研究者、Earlham大学での哲学教員も引き続き担当するとのことです。

Peter Suber to Direct Harvard’s Office for Scholarly Communication
Succeeds Founding Director Stuart Shieber (Berkman Center for Internet & Society 2013/5/21付けの記事)
http://cyber.law.harvard.edu/node/8322

参考:

Internet Archive、ナイト財団から100万ドルの資金提供を受け、テレビのニュース番組検索サービスを拡張(米国)

2013年5月21日、Internet Archiveが、ナイト財団(John S. and James L. Knight Foundation)から資金提供を受けて“TV News Search & Borrow”サービスを拡張すると発表しています。

“TV News Search & Borrow”は、字幕テキストの検索機能と30秒ほどのビデオをオンラインで視聴できるサービスを提供するとともに、有料で貸出も行っています。同サービスは先の大統領選挙に際して2012年9月に開始したサービスであり、現在までに2009年6月以降の40万件のニュースが利用可能となっているとのことですが、今回の資金提供により、大規模なコンテンツの追加を行うとのことです。

Knight Foundation Strengthens Support for Television News Research Service(2013/5/21付け)
http://blog.archive.org/2013/05/21/knight-foundation-strengthens-support-for-television-news-research-service/

The blog of the John S. & James L. Knight Foundation

HathiTrust、プリント・ディスアビリティの利用者に著作権保護資料の提供を行う新サービスを開始

2013年5月10日、米国の大学図書館等による電子図書館プロジェクトHathiTrustが、2013年4月付けのニュースレターを刊行しました。それによると、HathiTrustは、プリント・ディスアビリティの利用者を対象にした新サービスを開始したとのことです。

この新サービスは、HathiTrust協力機関の特定のプロキシに対して、その機関が所蔵する/所蔵していた、HathiTrustに登載されている著作権保護資料へのアクセスを、その機関所属のプリント・ディスアビリティと認定されている利用者に対して許可するというものとのことです。

Accessibility  (HathiTrust)
http://www.hathitrust.org/accessibility

Update on April 2013 Activities (HathiTrust 2013/5/10付けの記事)
http://www.hathitrust.org/updates_april2013

HathiTrust Services for Users With Print Disabilities (CDL 2013/5/20付けの記事)

「図書館ネコを送ってください」Library Journal誌の編集主幹が呼びかけ

Library Journal誌の編集主幹(Editor-in-Chief)であるMichael Kelley氏が、2013年5月17日付けの記事の中で読者に対し「図書館ネコを送ってください」と呼びかけています。

もちろんネコそのものではなく、ネコの写真にそのネコについての簡単な説明、なぜそのネコが自分の図書館にとって重要なのかを添えた上で送ってほしい、とのことです。

記事中では、反響によっては同誌で「今月の図書館ネコ」の連載もはじめるかも知れないと述べられています。

Send Me Your Library Cats | Editorial(Library Journal、2013/5/17付け)
http://lj.libraryjournal.com/2013/05/opinion/editorial/send-me-your-library-cats/

参考:
E574 - 図書館ネコ「デューイ」,その生涯を終える(米国)
http://current.ndl.go.jp/e574

米国の著名な図書館ネコ12匹(記事紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/21448

OpenSecrets.orgでAnomaly Trackerが公開:立法者への寄付の“例外”を探すツール(米国)

米国のCenter for Responsive PoliticsのウェブサイトOpenSecrets.orgで、「Anomaly Tracker」というツールが公開されていました。2013年5月17日付けの同サイトのブログ記事で、この週のはじめに公開されたものとして紹介されています。

このツールは、立法者への寄附の中で“Anomaly(例外)”のものを探すもので、4つのタイプの“例外”を探すよう設定しているとのことです。例えば、立法者が発案している法案が、その立法者に寄附をしている一会社あるいは一組織からのみ陳情されている、といった場合を“例外”として探し出すとのことです。

なお、OpenSecrets.orgは、このツールの設定・評価の過程で、このツールを使って2本の記事をまとめたとのことで、ブログ記事では、それもあわせて紹介しています。

Site Spotlight #3: Anomaly Tracker(OpenSecrets.org, 2013/5/17付け)
http://www.opensecrets.org/news/2013/05/anomaly-tracker.html

Anomaly Tracker
http://www.opensecrets.org/resources/learn/anomalies.php

米国ハリウッドで、エンターテイメント史に残る貴重なコレクションをデジタル化(記事紹介)

2013年5月20日、Boston Globe紙に米国のデータ保存会社であるIron Mountain社のデジタル化作業についての記事が掲載されています。

Iron Mountain社はビートルズのアルバムやフランク・シナトラのオリジナル音源等、多くの音楽、映画、ビデオのデジタル化を手掛けています。多くのものは磁気テープ等に記録され、時間とともに劣化して再生できなくなり、デジタル保存しなければ失われる危険にあるとのことです。記事によると、シナトラの音源のような、最もデリケートな作品は、デジタル化するチャンスは1度きりで、デジタル化のために再生すると二度と再生できないとのことです。

Storage firm preserves troves of entertainment(Boston Globe 2013/5/20付け記事)
http://www.bostonglobe.com/arts/2013/05/19/iron-mountain-saving-beatles-sinatra-and-more-one-digital-recording-time/Lj9m0pu4mQcwm2fn1XJKxN/story.html

OCLCのジョーダン会長の後任はプリチャード氏に

2013年5月16日付けで、OCLCが、会長兼CEOのジョーダン(Jay Jordan)氏の後任人事について、プリチャード(Skip Prichard)氏となることを明らかにしています。プリチャード氏は、Ingram Content Group社の会長兼CEOを勤めていた人物であり、2013年7月1日に正式に会長兼CEOに就任するとのことです。

ジョーダン氏については、2012年6月末での退任が公表されていましたが、その後その延期が発表されていたところであり、今回改めて2013年6月末での退任となることが発表されました。

Skip Prichard named OCLC President and CEO(OCLC, 2013/5/16)
http://www.oclc.org/news/releases/2013/201324dublin.en.html

OCLC chooses new chief after long search(The Columbus Dispatch, 2013/5/17)
http://www.dispatch.com/content/stories/business/2013/05/16/oclc-new-leader-named.html

自然科学系と人文科学系の学協会ウェブサイトにおける学術コミュニケーションの現状は?

2013年5月10日、米国のジョージメイソン大学歴史とニューメディアセンターが運営する学術情報発信プラットフォームPressFowardが、“Survey of Scholarship Available on Scholarly Association and Community Websites”というレポートを刊行しました。これは、自然科学と人文科学の12の学協会・学術コミュニティのウェブサイトにおける学術コミュニケーションの現状を評価したものです。

その結果、自然科学系の学協会やコミュニティでは、査読付きの雑誌論文をウェブサイトで利用できるようにしている一方で、人文科学系の論文は学協会等のウェブサイトで見つけるのが困難とのことです。また、自然科学系の学会はポッドキャスト、ブログ、動画等のマルチメディア形式で灰色文献を公開している一方で、人文科学系では、学術コミュニティは灰色文献の公開を行っているものの、学協会ではそれらを公開する例はきわめて少なかったとのことです。

Survey of Scholarship Available on Scholarly Association and Community Websites

米ハーバード大学天文台、天空観測の写真乾板をデジタル化

2013年5月14日、Sky & Telescope誌に、米ハーバード大学のDigital Access to a Sky Century @ Harvard (DASCH)プロジェクトについての記事が掲載されています。米国ハーバード大学のハーバード大学天文台は、1885年から1993年の間に様々な屈折望遠鏡で撮られた500,000枚以上の天文学の写真乾板を所蔵しています。このDASCHプロジェクトは、これらの写真乾板をスキャンし、デジタル保存するプロジェクトとのことです。記事によると、5月初旬に最初のデータセットが公開されたとのことです。

Digitizing Harvard's Century of Sky (Sky & Telescope 2013/5/14付け記事)
http://www.skyandtelescope.com/community/skyblog/newsblog/Digitizing-Harvards-Century-of-Sky-207381961.html

DASCH
http://dasch.rc.fas.harvard.edu/project.php

Harvard College Observatory (Harvard College Observatory)

学生のための学生参加:ラーニング・コモンズにおける学生スタッフ調査(文献紹介)

College & Research Libraries誌が“Student Involvement for Student Success: Student Staff in the Learning Commons ”という論文のプレプリントを公開しました(2013年4月受理、2014年9月出版予定)。著者は、ともにカナダにあるブリティッシュコロンビア大学のJulie Mitchell氏およびクイーンズ大学のNathalie Soini氏です。

この論文では、ラーニング・コモンズにおける学生スタッフの雇用状況、学生スタッフを対象とする研修の方法と頻度、スタッフの配置、スタッフを指導する立場にある人物が学生スタッフの提供する情報の正確性を高めるためにとりうる戦略などについて明らかにすることを目的に、カナダとアメリカのラーニング・コモンズを対象に行なった質問紙調査の結果が報告されています。

Student Involvement for Student Success: Student Staff in the Learning Commons(C&RL)
http://crl.acrl.org/content/early/2013/05/13/crl13-469.full.pdf+html

あなたにもできるデジタル保存50の活動(記事紹介)

2013年5月9日、米国議会図書館のデジタル保存をテーマとしたブログThe Signalに、“Fifty Digital Preservation Activities You Can Do”という記事が掲載されています。記事では、来年のPreservation Weekまでデジタル保存活動を継続していくための、50(+1)項目が提案されています。

Fifty Digital Preservation Activities You Can Do (The Signal 2013/5/9付けの記事)
http://blogs.loc.gov/digitalpreservation/2013/05/fifty-digital-preservation-activities-you-can-do/

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