米国

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、2016会計年度版の公共図書館の統計データを公開

2018年4月23日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、全米の約9,000の公共図書システム(Public Library System)の約1万7,000館(本館・分館・自動車図書館)を対象とした統計“Public Libraries Survey”(PLS)の2016会計年度版のデータを公開しました。

IMLS Releases Annual Data on American Public Libraries(IMLS,2018/4/23)
https://www.imls.gov/news-events/news-releases/imls-releases-annual-data-american-public-libraries

プレプリントサーバarXiv、検索機能の更新を発表:arXiv Search v0.1

2018年4月17日、プレプリントサーバarXivを運営する米・コーネル大学が
検索機能の更新を発表しています。

arXiv-NGと呼ばれる次世代のarXivの開発プロジェクトの一環で、

・検索エンジンをLuceneからElasticsearchに変更
・ユーザーインターフェイスへのCSSフレームワークBulmaの採用
・著者検索の改善(ORCID idでの著者検索ほか)
・タイトルやアブストラクト内の数式のTeXの記述様式による検索対応
・DOIの検索フィールド追加
・ACM(米国計算機学会)の主題分類と数学主題分類(MSC)の別フィールド化
・タイトル及びアブストラクトでのワイルドカードによる検索の改善
・トップ画面の検索窓がすべて新しい検索フィールドに対応
・検索でヒットした箇所のハイライト表示

が追加されたと紹介されています。

今後の計画として、全文検索対応(2018年予定)、APIの改善(2018年後半予定)、ファセット検索機能の追加(2019年半ばから後半予定)があげられています。

米国建築家協会(AIA)・米国図書館協会(ALA)主催の2018年図書館建築賞受賞6館が発表

2018年4月6日、米国建築家協会(AiA)が、米国図書館協会(ALA)と共同で毎年開催している図書館建築賞の2018年の授賞館6館を発表しています。

受賞館は以下の通りで、多くの人々が集まれる図書館空間や、水やエネルギーを節約する持続可能な機能といった近年の傾向が反映されていると説明されています。

・オースティン中央図書館(米・テキサス州)
・イーストハム公共図書館(米・マサチューセッツ州)
・ヘイスティングズ公共図書館の改修/増築(米・ネブラスカ州)
・プリンスジョージズ郡記念図書館ローレス分館(米・メリーランド州)
・サンタモニカ公共図書館ピコ分館(米・カリフォルニア州)
・タルサ市・郡中央図書館(米・オクラホマ州)

米国議会図書館(LC)、作曲家・指揮者のレナード・バーンスタインの手稿譜等関連資料約3,700点をデジタル化しオンラインで公開:コンサート・展示会・映画上映会など関連イベントも開催

2018年4月10日、米国議会図書館(LC)は、作曲家で指揮者のレナード・バーンスタインの生誕100周年を記念して、同館所蔵のバーンスタインコレクション40万点に含まれる同氏の手稿譜、スクラップブック、写真、書簡、音声記録など約3,700点をデジタル化してオンラインで公開したと発表しています。

公開された資料には、「ロミオとジュリエット」と題された初期の粗筋を含むミュージカル「ウエストサイドストーリー」の素案・粗筋・ノートや同作品のオーディション時のノート、ミュージカル「キャンディード」の楽曲の譜面等が含まれます。

LCでは、関連して、5月12日から19日に開催される春の催しにおいて、同氏のミュージカルやオペラ作品から抜粋した楽曲を聴く夕べや、貴重な資料の展示、同氏が作曲を担当した映画「波止場」の上映会を開催します。

Library Launches Leonard Bernstein Centennial Celebration with Thousands of Bernstein Items Online (LC,2018/4/10)
https://loc.gov/item/prn-18-038/

エイブラハム・リンカーン大統領図書館・博物館、同大統領関係文書をオンラインで公開

2018年4月19日、エイブラハム・リンカーン大統領図書館・博物館が、同大統領関係文書をオンラインで公開したと発表しました。

公開されたのは、米国大統領であった同氏の1809年の出生から1842年までのものです。同大統領によって書かれた文書及び同大統領に向けた文書340点と、同大統領が弁護士や州議会議員として直面した問題に関わる文書4,839点が含まれます。文書は文字起こしされ、注釈が付されています。

この公開は、同大統領関係の全ての文書を注釈や参考情報と共に提供するという同館の目標への第一歩であるとされ、全ての文書の公開が完了すれば、文書は15万から17万5,000点になるとされています。

米国議会図書館(LC)、ベンジャミン・フランクリンの文書類約8,000点をデジタル化し公開

2018年4月17日、米国議会図書館(LC)は、米国の政治家・科学者のベンジャミン・フランクリンの文書類約8,000点をデジタル化し、フランクリンの命日(4月17日)にあわせて公開したと発表しました。

英国やフランスの北米植民地の代表としての外交活動の記録や、アメリカ独立戦争終結のためのパリ条約締結交渉にかかわる信書の控えやパリ条約の草稿のほか、研究者仲間との手紙や観察記録等といった科学者としての活動を示すものなど、概ね1770年代から1780年代にかけての文書が含まれます。

コレクションは5つのシリーズに分かれており、3つのシリーズは1972年にマイクロフィルム化したものをデジタル化し、他の2つは2016年に原資料をスキャンしデジタル化したものです。

E2017 - 永続的識別子に関する会議PIDapalooza 2018<報告>

2018年1月23日から24日にかけて,スペインのジローナにおいて,Crossref(CA1481参照),DataCite(E1537参照),ORCID(CA1740参照),米・カリフォルニア電子図書館(CDL)の主催する永続的識別子に関する会議であるPIDapalooza 2018が開催された。今回が2回目の開催で出版社,図書館関係者,学会,研究助成機関,永続的識別子(Persistent Identifier:PID)運営機関などから150名程度の参加があった。これは2016年開催の1回目よりも大幅に増加したということである。基調講演が2つ,3会場で並行してのセッションが48,その他10枚程度のポスター発表という構成で,PIDに関する取り組み事例の紹介や分野・業種の枠を超えての意見交換が行われた。日本からは,科学技術振興機構(JST)および国立情報学研究所(NII)から計4人が参加した。

AASL・ALSC・YALSAの部会調整委員会、公共・学校図書館の連携促進のためのツールキットを公開(米国)

2018年4月18日、学校・公共図書館連携(SPLC)に関する、米国図書館協会(ALA)の学校図書館員協会(AASL)・児童図書館サービス部会(ALSC)・ヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)の部会調整委員会(Interdivisional Committee)が、公共図書館と学校図書館の連携に関するツールキット“Public Library & School Library Collaboration Toolkit”を公開しました。

3年間の共同作業の成果で、公共・学校図書館間の連携事業の促進と具体化を支援するための情報・研究・事例を集めており、着手(Getting Started)、学校・公共図書館の連携がなぜ必要か(Why School-Public Library Partnerships Matter)、 成功している学校・公共図書館の連携事例(Successful School-Public Library Partnerships)、連携の継続(Continuing the Partnership)、テンプレートと補足情報(Templates & Additional Resources)の 5つの章で構成されます。

米国議会図書館(LC)、デジタル化した「内務省検閲発禁図書コレクション(Japanese Censorship Collection)」247点をオンラインで公開

2018年4月16日、米国議会図書館(LC)が、デジタル化した「内務省検閲発禁図書コレクション(Japanese Censorship Collection)」247点をオンライン公開した事を発表しています。

第2次世界大戦後接収され、米・ワシントン・ドキュメント・センターを経てLCに移管された、戦前の日本の内務省が検閲した書籍やゲラ等1,327点を、国立国会図書館(NDL)と共同でデジタル化したもので、1923年から1945年までの資料が含まれます。

そのうち、著作権の保護期間が満了した247点がオンラインで公開されており、今後も著作権保護期間が満了した作品から随時追加公開されていきます。著作権保護期間中の資料については館内で閲覧できます。

Library of Congress Digitizes Unique Japanese Censorship Collection (LC,2018/4/16)
https://www.loc.gov/item/prn-18-042/

米・SPARC、オープン教育資源事業を成功させるための図書館職員の専門能力開発プログラム“Open Education Leadership Program”を正式に発足

2018年4月12日、 米・SPARCが、Open Education Leadershipプログラムの正式発足を発表しました。

同プログラムは、学生に役立つオープン教育資源(OER)事業を成功させるための図書館職員の専門能力開発プログラムで、SPARCでは昨秋パイロット事業として立ち上げましたが、その成功を受け、今秋から正式事業として開始させるものです。

オープン教育資源(OER)に取組んでいる北米の大学図書館が対象で、4月23日から参加申請が開始されます。

SPARC Expands Open Education Leadership Program Following Successful Pilot(SPARC,2018/4/12)
https://sparcopen.org/news/2018/sparc-expands-open-education-leadership-program/

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