中国

E1885 - 第6回日中韓電子図書館イニシアチブ(CJKDLI)会議<報告>

2016年12月1日と2日,第6回日中韓電子図書館イニシアチブ(China-Japan-Korea Digital Library Initiative:CJKDLI)会議が韓国国立中央図書館(NLK)で開催された。国立国会図書館(NDL)と中国国家図書館(NLC)からは各4名,開催国であるNLKからは9名が出席した。なお,この会議は,2010年に締結した協定に基づいて,毎年度,日本,中国,韓国の国立図書館が持ち回りで開催しているものである(E1526E1647E1762参照)。...

図書館利用者がインターネット経由で書店に書籍を注文し、図書館がその代金を支払って蔵書にするサービス(中国)

上海図書館によると、図書館利用者が書店で書籍を購入し、その代金を図書館が支払って蔵書にするサービスに、最近、新しいモデルが加わったようです。

これは、このサービス向けに構築されたインターネットシステムを利用するモデルで、利用者がネット端末で書店へ書籍を注文するとその情報が図書館に通知され、図書館はその情報を基に代金を支払い、注文者に書籍が配達されるというものです。青島市(青島新華書店と青島市南区図書館)や杭州市の公共図書館の事例が紹介されています。

「あなたが借りた本を図書館が買い取ります」サービスにインターネットプラスモデルが登場(上海図書館, 2016/12/30)
http://www.library.sh.cn/Web/www/shtsg/20161230/n82082737.html

関連:
「図書館+」―他業種と連携して提供する新サービスで全民読書の新モデルを実現(上海図書館, 2016/5/18)
http://www.library.sh.cn/Web/www/shtsg/2016518/n14852594.html

参考:
韓国・烏山市中央図書館(京畿道)、「希望図書即時提供サービス」を開始:地元書店の活性化も目的
Posted 2016年7月11日
http://current.ndl.go.jp/node/32051

中国国家図書館、中国の古籍に関する2つのデータベースを公開

2016年9月28日、中国国家図書館(NLC)が、データベース「全国古籍普查登记基本数据库」「中华古籍资源库」を公開しています。

「全国古籍普查登记基本数据库」はNLCが2012年から実施した中国全土で現存する古籍の調査結果をもとに作成された目録で、13州の96の機関が所蔵する38万タイトル・約350万冊のデータが公開されています。今後、調査の進展とともに内容が更新されます。

「中华古籍资源库」は、デジタル化された古籍を閲覧できる電子図書館で、閲覧には利用者登録が必要です。デジタル化された善本1万タイトル・610万ページの閲覧が可能で、2016年末までには、第2弾として、約6,200タイトルの画像が追加され、2017年末までには、2万3千タイトルの古籍が公開される予定です。

“全国古籍普查登记基本数据库”“中华古籍资源库”正式发布(NLC,2016/9/28)
http://www.nlc.cn/pcab/zx/xw/201609/t20160928_131010.htm

National Library of China launches digital database of ancient books(中国文化,2016/9/30)
http://en.chinaculture.org/2016-09/30/content_883359.htm

中国、学術機関リポジトリグループCHAIR設立

2016年9月21日から22日まで、中国・重慶に於いて中国機関リポジトリ第4回年次大会が開催されました。この会議は、中国科学院国家科学図書館と、CIRG(中国機関リポジトリ実装グループ)、重慶大学図書館の共催で行われ、330人以上の登録参加者を集めました。

研究データ管理、CRISシステムとの統合、トレーニング、ポリシー、ガイドライン等幅広く議論され、機関リポジトリ構築をサポートするChina Open Research Cloud (CORC)の機能とサービスの紹介や、海外諸機関の講演者によるプレゼンテーション、中国学術機関リポジトリ(China Academic Institutional Repository: CHAIR)の創立式典が行われました。CHAIRには33大学が加盟しています。

Brief report of the 2016 Chinese Institutional Repository Conference and launch of the new repository group in China, CHAIR(COAR、2016/10/19)
https://www.coar-repositories.org/news-media/news-from-china/

参考:

米・スタンフォード大学図書館、デジタル化した地図へのリンク機能を持つ索引図をオンラインで公開:最初の対象コレクションに外邦図

2016年9月27日、米・スタンフォード大学図書館が、デジタル化した同館の地図コレクションへのリンク機能を持つ索引図をオンラインで公開しました。

対象となった最初のコレクションに、同館が所蔵する、旧日本陸軍の陸地測量部が1940年から1944年の間に作成した中国北部の要図(1:100,000)が含まれると紹介されています。

Index Maps in EarthWorks(Stanford University Library,2016/9/27)
http://library.stanford.edu/blogs/digital-library-blog/2016/09/index-maps-earthworks

文化庁、米、英、豪、仏、独、韓、中7か国を対象に調査した「海外における著作権制度及び関連政策動向等に関する調査研究報告書」を公開

文化庁は、平成27年度文化庁調査研究事業として、シティユーワ法律事務所による「海外における著作権制度及び関連政策動向等に関する調査研究報告書」を文化庁のウェブサイトで公開しています。

海外における著作権制度及び関連する政策動向等に関する情報を収集することを目的として、近年の著作権法改正の概要、現在の著作権法改正に向けた検討状況、著作権等の集中管理制度の概要、著作権等の集中管理制度の近年の変革・現在の検討状況、著作権法分野における近年の主要裁判例について米国、英国、オーストラリア、フランス、ドイツ、韓国、中国を対象に調査を行ったものです。

調査は、各国の法律事務所に調査項目を提示して行われ、報告書は各国の法律事務所から調査結果の報告を受け、それらを翻訳してまとめられています。

海外における著作権制度及び関連政策動向等に関する調査研究報告書(平成28年3月付)
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/chosakuken/pdf/h28_kaigai_hokokusho.pdf

著作権各種報告(懇談会・検討会議・調査研究)(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/chosakuken/

関連:

第8回日中韓文化大臣会合で、「2016済州宣言」が採択される:東アジアで続くオリンピック・パラリンピックに合わせたスポーツと文化の融合イベントの共同実施などを盛り込む

韓国の済州島で開催されていた「第8回日中韓文化大臣会合」において、2016年8月28日、「2016済州宣言」が採択されました。

同宣言では、

・2018年の平昌大会(韓国・冬季)、2020年東京大会(日本・夏季)、2022年北京大会(中国・冬季)と東アジアで続くオリンピック・パラリンピックに合わせて、スポーツと文化の融合イベントを3カ国共同実施するため協力していくこと

・東アジア文化都市として今年日本からは京都を新たに選定すること(東アジア文化都市=3カ国から選定された都市が、都市間交流を含む文化芸術事業を集中的に実施し、東アジア域内の相互理解の形成を促進する事業)
※韓国は大邱広域市、中国は長沙市

などが盛り込まれています。

「2016済州宣言 採択」~日中韓の文化芸術分野を通した連携強化へ~(文部科学省,2016/8/28)
http://www.mext.go.jp/b_menu/activity/detail/2016/20160828.htm

한·중·일, 동·하계올림픽 때 문화올림픽도 개최(韓国・文化体育観光部,2016/8/29)
http://www.mcst.go.kr/web/s_notice/tv/tvView.jsp?pMenuCD=0307010000&pSeq=1295

参考:

韓国国立中央博物館で「活字の国、朝鮮」展が開催中

韓国の国立中央博物館で、2016年6月21日から9月11日まで、「活字の国、朝鮮」展が開催中とのことです。

同館が収蔵する15世紀に鋳造されたハングルの金属活字約30点を含め、銅活字「整理字」作成にあたって参考とするために清から輸入した木活字約32万点、17~20世紀に製作された金属活字約50万点など合計約82万点の朝鮮時代の活字が公開されています。

朝鮮の記録文化を覗く「活字の国、朝鮮」展(KOREA.net,2016/6/22)
http://japanese.korea.net/NewsFocus/Culture/view?articleId=137883&pageIndex=1

東亜図書館協会、東アジア研究の基盤強化を目指して蔵書構築等の課題解決に取り組むプログラムの助成対象を発表

2016年6月15日、東亜図書館協会(CEAL)が、アンドリュー・メロン財団からの支援を受けて東アジア研究の基盤強化を目指し蔵書構築等の課題解決に取り組むプログラム“Innovation Grants for East Asian Librarians program”の助成対象が決定したと発表しています。

1件目は、カリフォルニア大学アーバイン図書館の“From Curation of Collection to Creation of Knowledge: Building a Bilingual Dictionary of Ming Government Official Titles through Crowdsourcing”プロジェクトで、中国のレファレンスコレクションの欠けている箇所を埋めることを目的に、明代の官名(Official Title)に関するオンライン版の対訳辞書をクラウドソーシングで作成するものです。Charles O. Huckerの“A dictionary of official titles in Imperial China”に明代の600件以上の翻訳語を追加して構築することになっており、成果は同校のデジタルリポジトリで公開されます。

国立国会図書館、NDL書誌情報ニュースレター2016年2号(通号37号)を公開

2016年6月28日、国立国会図書館(NDL)は、ウェブサイトに『NDL書誌情報ニュースレター』2016年2号(通号37号)を掲載しました。

「ウェブ環境に適した新しい書誌フレームワーク:BIBFRAME」「欧米国立図書館のRDA適用状況に関する調査報告」のほか、連載記事「世界のRDAの取組みのいま」(中国・スペイン語圏(イベロアメリカ諸国))、「文字コード講座 第3回(完)―文字コードあれこれ」を掲載しています。

NDL書誌情報ニュースレター2016年2号(通号37号)
http://www.ndl.go.jp/jp/data/bib_newsletter/2016_2/index.html

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