アーカイブ

カタール国立図書館(QNL)、フランス外務省文書館と覚書を締結

2018年11月12日、カタール国立図書館(QNL)が、フランス外務省文書館(French Diplomatic Archives)と覚書を締結したと発表しました。

今回の連携により、共同研究プロジェクト等を含む連携を促進させるとしています。

カタール国立図書館は、今回の連携は、カタールや湾岸地域の歴史的記録のカタールデジタルライブラリ(Quatar Digital Library)のためのデジタル化プロジェクトの第一歩であるとしています。

米・エモリー大学、サミュエル・ベケットの手紙データベースを公開

2018年11月5日、米・エモリー大学は、米国の25以上のアーカイブが所蔵するサミュエル・ベケットの手紙に関する所在記録データベースの公開を発表しました。

サミュエル・ベケットはフランスで活躍したアイルランド出身の作家、劇作家、詩人で、1969年にノーベル文学賞を受賞しました。

同データベースでは、手紙の宛名、所蔵機関、使用言語、送付元・宛先住所による検索が可能です。今後、手紙中で言及されている人名、場所、組織名等の情報についても索引化を進めるとしています。

Locate Samuel Beckett letters online with new website hosted at Emory(Emory University, 2018/11/5)
http://www.news.emory.edu/stories/2018/11/upress_beckett_letters_location_register/index.html

E2073 - 第29回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会<報告>

2018年9月12日から15日まで,リトアニアの第2の都市カウナスに所在するヴィータウタス・マグヌス大学にて,第29回日本資料専門家欧州協会(EAJRS;E1969ほか参照)年次大会が開催された。欧州で活動する日本資料専門家グループにより毎年のこの時期に開催される集会で,本年度は「(グ)ローカル化する日本資料 (G)localizing Japanese Studies Resources」をテーマとして,14のセッションで構成され,31の発表(英語22,日本語9)をメインに,リソース・プロバイダー・ワークショップ,EAJRS和古書保存ワーキンググループの活動報告やEAJRS事務会議,エクスカーションが実施された。参加者は82人にのぼり,その内訳は欧州から44人,アジアから34人(日本33人),北米から4人であった。発表は大別すると概ね以下に分類される。(1)在外日本資料の研究・施設紹介,(2)欧州における日本学研究に関する活動やデータベースの紹介,(3)欧州での日本語教育の状況,その分析,(4)日本機関による日本資料に関する国外向けの活動やサービスの紹介,である。また本大会の大きな特徴としては開催の地リトアニア,とりわけ第二次世界大戦中にこの国で外交官として多くのユダヤ難民を救った杉原千畝に関する発表が複数あったことが挙げられるだろう。以下,筆者の発表および,関心を持った発表について紹介する。

清浦奎吾の蔵書等を所蔵する熊本県立鹿本商工高等学校奎堂文庫展示資料室、特別展「奎堂文庫で近代日本の幕開けに親しむ」を開催中

熊本県立鹿本商工高等学校奎堂文庫展示資料室が、2018年11月1日から11月16日まで、特別展「奎堂文庫で近代日本の幕開けに親しむ」を開催中です。

所蔵する明治元年前後の資料が展示されています。

「奎堂文庫展示資料室」は、同市出身の総理大臣・清浦奎吾が郷土の文化啓発と後進の育成を目的に、蔵書・建築費を寄贈し設立した図書館「奎堂文庫」の資料を管理するために、2009年11月に鹿本商工高校内に設置されたものです。

2018年度一般公開週間のお知らせ(熊本県立鹿本商工高等学校奎堂文庫)
http://sh.higo.ed.jp/kasyoko/jo652vuyq-236/#_236

奎堂文庫展示資料室
http://sh.higo.ed.jp/kasyoko/keido/

作家の村上春樹氏が所蔵資料を早稲田大学に寄贈する意向を表明

2018年11月4日、早稲田大学と作家の村上春樹氏は記者会見を開き、同氏の所蔵する資料類を早稲田大学に寄贈する意向があることを発表しました。

村上春樹氏会見全文によると、同氏は自著に関する資料を早稲田大学に寄贈し、同学でアーカイブとして管理されることを希望しています。記者発表のページでは、村上氏の作品や翻訳の研究に関する国際的研究センターを設立する構想があると述べられています。

News(早稲田大学)
https://www.waseda.jp/top/
※「ヘッドライン」に「Tue, 06 Nov 2018 世界中の文学や翻訳研究者が集まる研究拠点を早稲田に 村上春樹氏所蔵資料の提供と文学に関する国際的研究センター構想についての記者発表」とあります。

世界中の文学や翻訳研究者が集まる研究拠点を早稲田に 村上春樹氏所蔵資料の提供と文学に関する国際的研究センター構想についての記者発表(早稲田大学)
https://www.waseda.jp/top/news/62175

登別市立図書館(北海道)、第72回読書週間記念事業「私のコレクション・ブックetc展」を開催:市内映画館の入場券の半券・登別温泉の旅館のマッチ箱ラベル等

北海道の登別市立図書館が、2018年10月27日から11月2日まで、第72回読書週間記念事業「私のコレクション・ブックetc展」を開催しています。

市内在住の女性が古本屋等で収集した『暮しの手帖』約250冊の一部、室蘭市の映画愛好家が収集し室蘭シネマクラブに寄贈した『キネマ旬報』の一部、室蘭市の映画ファンの女性が入館した映画館の入場券の半券等240枚を収めた収集ブック、登別温泉にあった旅館・ホテルのマッチ箱ラベルなど、個人や団体が集めた資料が展示されています。

その他、長期間収集した書籍・雑誌や、紙媒体の歴史を感じさせるものの出展が呼びかけられています。

第72回読書週間記念事業「私のコレクション・ブックetc展」 [PDF:1ページ]
http://www.noboribetsu.ed.jp/~iinkai/library/My_collection2018.pdf

外務省外交史料館、「当館所蔵史料の出典記載(引用)について」をウェブサイトに掲載

2018年10月29日、外務省外交史料館が、「当館所蔵史料の出典記載(引用)について」を同館ウェブサイトに掲載しました。

同館所蔵史料を学術論文・書籍等に引用する際の例を案内するもので、出典が明らかになるよう、以下の項目を記載することを推奨しています。特に、(注)印の項目は、出典としての史料を確認する際の重要な情報となることから、可能な限り記載することを推奨しています。

(1)個別の文書の件名
(2)個別の文書の付随情報(発受信者,発受信の日付,文書番号)(注)
(3)史料群名
(4)史料ファイル件名
(5)巻数(注)
(6)分類番号(マイクロフィルムなど,複製物の請求番号を含む)(注)
(7)外務省外交史料館(所蔵機関)(注)

外務省外交史料館 お知らせ
https://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/index.html
※「「当館所蔵史料の出典記載(引用)について」を掲載しました(平成30年10月29日)」とあります。

渋沢栄一記念財団情報資源センター、イギリス国立公文書館「デジタル戦略 : 2017年3月」の日本語訳と解題を公開

2018年10月24日、公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターが、イギリス国立公文書館が発表した「デジタル戦略 : 2017年3月」(Digital Strategy : March 2017)の日本語訳と解題を作成し、同財団のホームページで公開しています。

イギリス国立公文書館「デジタル戦略 : 2017年3月」(日本語訳、解題)掲載(公益財団法人渋沢栄一記念財団, 2018/10/24)
https://www.shibusawa.or.jp/center/news/info/post2018_10_24_74259.html

イギリス国立公文書館「デジタル戦略 : 2017年3月」
https://www.shibusawa.or.jp/center/ba/bunken/doc016_tna01.html

高知大学学術情報基盤図書館、旧満洲関係の書籍約1,300冊からなる「崎山ひろみ文庫」を設置

高知大学学術情報基盤図書館が、旧満洲関係の書籍約1,300冊からなる「崎山ひろみ文庫」を設置します。

散逸が危惧される満州関係資料を、自身が旧満州引揚者でもある崎山ひろみ氏が収集したもので、同文庫には、

・引揚者の証言を集めた書籍(地方・中小出版社、関係機関・団体等の出版、自費出版等)
・敗戦後、旧「満洲」在住者が当時を語りあるいは現地を再訪問した記録、旅行記
・「満洲」研究に役立てられる実証性の高い研究書
・「満洲」研究を行う上での参考図書
・日本近現代史の戦争、戦地等に関する参考図書
・「満洲」引揚者が所持し持ち帰った歴史文物、「満洲」在住時に使用していた文書資料(複写物)

といった資料が含まれます。「複写物」は同大学の人文社会科学部棟に設置予定です。現物資料については既に高知県立歴史民俗資料館に寄贈されています。

2018年10月25日には、寄贈への謝意を表すため、崎山氏に冊子『崎山ひろみ文庫(解題)』が贈呈されました。

米国国立公文書館(NARA)、オンラインカタログで1860年から1862年までの日米間の外交記録“Japan Regarding the Treaty of Yedo, 1860-1862”を公開:公開されたデジタル画像の翻刻・英訳への支援を呼びかけ

米国国立公文書館(NARA)が、2018年10月18日付けの“Catalog Newsletter”において、NARAのオンラインカタログに、1860年から1862年までの日米間の外交記録“Japan Regarding the Treaty of Yedo, 1860 - 1862”が追加されたことを紹介しています。

ニュースレターでは、今回公開された記録には、将軍・徳川家茂からブキャナン大統領に宛てた親書や、使節団(万延元年遣米使節)のメンバーのサインのアルバム等のデジタル化画像が含まれていることが紹介されています。

また、記録には、英訳とオランダ語訳のものも含まれているが、多くは漢字で書かれている事などが紹介されています。

NARAの公式ツイッターでは、「市民アーキビスト(Citizen Archivist)」に対して、公開された記録の翻刻・英訳への支援を呼びかけています。

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