録音資料

英国放送協会(BBC)、効果音のデジタルアーカイブ“BBC Sound Effects(Beta)”を公開

2018年4月17日、英国放送協会(BBC)が、“BBC Sound Effects”のBeta版を公開したと発表しています。

BBC Archiveが所蔵する効果音やフィールド・レコーディングに関する録音1万6,016点をWAVフォーマットで公開したものです。

公開されたデータは試聴できるほか、個人や教育・研究といった非商用目的であれば再利用も可能です。

@BBCArchive(Twitter,2018/4/17)
https://twitter.com/BBCArchive/status/986236214272389120

BBC Sound Effects(Beta)
http://bbcsfx.acropolis.org.uk/

米・ハリーランサムセンター、再生不可能となる恐れがある録音資料2,862点のデジタル化作業の開始を発表

2018年4月5日、米・テキサス大学オースチン校ハリーランサムセンターが、全米人文科学基金(NEH)の助成を得て、再生不可能となる恐れがある録音資料2,862点のデジタル化作業を2018年9月から2年間かけて実施すると発表しました。

デジタル化の対象となる録音資料は、同センターのキュレーター・保存専門家・アーキビスト・図書館員が、所蔵する48のコレクションのなかから、重要性・希少性・保存状態等に基づき選定しました。

同センターに所蔵されている録音資料には、他機関では未所蔵の非営利の資料が多く、データベースには1万5,000点の資料が登録されています。既に3,000点を超す資料がデジタル化され公開されていますが、今回のプロジェクトが完了すると約6,000点の資料がデジタル化されることになります。

米国議会図書館(LC)、将来にわたり保存すべき録音資料の2017年度分として25作品を追加:登録資料が500点に到達

2018年3月21日、米国議会図書館(LC)が、将来にわたって保存すべき米国の録音資料を登録している“National Recording Registry”に、2017年度分として新たに加える作品25点を発表しました。

国連憲章起草のために1945年にサンフランシスコで開催された「国際機関に関する連合国会議」(UNCIO)の様子を放送したNBCラジオの音源や、映画「サウンド・オブ・ミュージック」のサウンドトラックなどが新たに選ばれています。

LCでは、録音資料保存法(National Recording Preservation Act)のもと、全米録音資料保存委員会(National Recording Preservation Board)の助言を受け、文化的、歴史的、あるいは芸術的に重要で、発表から少なくとも10年以上が経過している録音資料25作品を毎年選んでおり、今回の登録により、登録資料が500点となりました。

National Recording Registry Reaches 500(LC,2018/3/21)
https://www.loc.gov/item/prn-18-028

英国図書館(BL)、作曲家・グレインジャー氏が採録したイングランド地域の民俗音楽約350点をオンラインで公開

2018年2月20日、英国図書館(BL)が、作曲家のグレインジャー(Percy Grainger)氏によって1906年から1909年にかけてイングランド地域において採録された民俗音楽約350点を、“British Library Sounds”で公開したと発表しています。

各資料のメタデータには、英国民族舞踊民謡協会のヴォーン・ウィリアムズ記念図書館がウェブサイトで公開している、グレインジャー氏による採録音楽の譜面へのリンクが貼られているほか、“Roud Folk Song Index”で用いられている“Roud number”、グレインジャー氏が付与した番号、それらの音源が録音されていたレコードや蝋管の番号なども記載されています。

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、楽団の演奏や器楽曲などのレコードをデジタル化して公開

2018年2月13日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、歴史的音源をデジタル化して公開するサイト“Virtual Gramophone”において、新たに楽団の演奏や器楽曲などのレコードをデジタル化して公開したことを発表しました。

楽団の演奏のほか、オーケストラ、室内楽、民俗音楽などの音源が公開されています。

New additions to the Virtual Gramophone – band and instrumental music(Library and Archives Canada Blog, 2018/2/13)
https://thediscoverblog.com/2018/02/13/new-additions-to-the-virtual-gramophone-band-and-instrumental-music/

「音楽権利情報検索ナビ」が公開:平成29年度文化庁「コンテンツの権利情報集約化等に向けた実証事業」の一環

2018年2月1日、音楽関係団体等で構成する権利情報集約化等協議会が、音楽著作物の権利情報の一括検索サイト「音楽権利情報検索ナビ」を公開しました。

CDで発行されている音楽コンテンツに的を絞り、同協議会に参加する各団体・事業者が独自に保有するデータを統合して基本データベースが構築され、日本レコード協会が提供する製品及び収録曲データ、JASRACやNexToneが提供する作品データ、芸団協CPRAが提供する実演家データに加えて、これまでデータベース化されていなかったインディーズ系レーベルやボカロPなどネット系クリエーターの楽曲データも全て統合して検索することが可能となっています。

公開期間は2月1日から2月28日までで、利用には利用者登録が必要です。

音楽権利情報検索ナビの開設について(JASRAC,2018/2/1)
http://www.jasrac.or.jp/news/18/180201.html

オランダ視聴覚研究所、視聴覚資料の保存にかかる今後10年間の戦略的優先事項と専門家が取るべき共通行動をまとめたホワイトペーパーを公表

2018年1月12日、オランダ視聴覚研究所(Netherlands Institute for Sound & Vision)がホワイトペーパー“Towards a New Audiovisual Think Tank for Audiovisual Archivists and Cultural Heritage Professionals”を公表しています。

視聴覚資料の保存にかかる専門家が今後10年間の戦略的優先事項を把握することを支援し、また、それらの優先事項を決めるために必要な関係者による共通行動を定めたものです。

そして、体系化すべき行動・研究・開発・資源に関する戦略的優先事項として10項目をあげており、各々の項目には取るべき最初の共通行動などの行動計画表が付随しています。

@Beeld en Geluid(Twitter,2018/1/12)
https://twitter.com/BeeldenGeluid/status/952903620269346816

米国大学・研究図書館協会(ACRL)、研究図書館でメディア資料を扱う際のガイドラインの改正案への意見を募集中

2018年1月11日、米国大学・研究図書館協会(ACRL)が、2012年に策定した研究図書館においてメディア資料の扱う際のガイドラインの改正案への意見募集を開始しました。

期限は2018年3月2日までです。

Guidelines for Media Resources in Academic Libraries Draft Revision Feedback(ACRL,2018/1/11)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/15102

国立国会図書館、歴史的音源約300点を、新たにインターネット公開

2017年12月21日、国立国会図書館は、歴史的音源(れきおん)で提供する音源のうち、著作権・著作隣接権の保護期間満了を確認した約300点を、新たにインターネット公開しました。

『ジョスランの子守唄』『ピアノ独奏: ラ・カムパネラ』『さくら変奏曲』『第七十九回帝國議曾 東鄕外務大臣外交方針演説』『精神教育資料 山本元帥の戰死を悼み日本國民各位に告ぐ』などが含まれます。

今回の公開により、インターネット上で公開する歴史的音源は約2,400点となりました。歴史的音源の全音源約5万点は、国内外の約270館の歴史的音源配信提供参加館で聴くことができます。

2017年12月21日 歴史的音源約300点を新たにインターネットで公開しました(国立国会図書館, 2017/12/21)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2017/171221_01.html

【イベント】草アーカイブ会議2「コミュニティ・アーカイブってなに?」(12/23-24・仙台)

2017年12月23日から24日かけて、せんだいメディアテークにおいて、3がつ11にちをわすれないためにセンター主催する、草アーカイブ会議2「コミュニティ・アーカイブってなに?」が実施されます。

専門家や地域に住むさまざまな立場の人々によって、草の根的に展開されている地道なアーカイブ活動の現場から、資料を「提示・表現」する、あるいは対象を「記録・収集」していくプロセスに着目し、「アーカイブ活動の創造性」に迫ることを目的としています。

1日目の12月23日は、「【提示・表現】ー「痕跡とアクチュアリティ~鉱山、通信所、終戦、ホーム~」」と題し、小岩勉氏(写真家)、坂田太郎氏(サイト・イン・レジデンス)、瀬尾夏美氏(画家・作家)、松本篤氏(NPO remo メンバー/AHA! 世話人)がスピーカーを、桂英史氏(東京藝術大学大学院映像学研究科教授)がモデレーターを務めます。

2日目の12月24日は、「【記録・収集】ー「土着の魂・旅人の目~カセットテープとインターネット~」」と題し、小野和子氏(民話採訪者)、川瀬慈氏(国立民族学博物館人類基礎理論研究部准教授)、ヴィンセント・ムーン氏(映像作家・サウンドアーティスト)がスピーカーを、佐藤知久氏(京都市立芸術大学芸術資源研究センター准教授)がモデレーターを務めます。

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